新大阪事件仮 1


僕はとある病院で働いており、たまたま休みが先輩と一緒になり
どこかに旅行しに行くかとなりどこに行くか先輩の家で
考えていた。
「反町さん、どこに行きます」
「どこって言われても別にどこでもいいんだけど
南雲はどこがいいんだよ」
「えっ・・・僕ですか、どこって言われても
困るんですけど」
こんな事をずうっと考え二時間が過ぎ困っている所
玄関のチャイムが鳴った。
「誰ですか」と南雲が言うと
「ああ・・多分彼女だな」と平然として言う。
「えっ」と驚くと
「入ってきていいよ」と大声を出すと
玄関のドアが開く。
すると・・・
「こんばんは・・・」と確かに女性の声が聞こえる。
僕は玄関の方を覗くと
「ああ・・なんだ安達じゃないですか」
とがっかりする
しかし・・・・
「言うの忘れたんだけど、つき合う事になったんだよ」
と反町さんが言う。
僕は信じられなくて「本当なの」と安達に聞くと
「うん」と頷く。
信じられなかった、まさか安達と反町さんがつきあうとは
全々思わなかったから口をポカーンと開けたまま硬直していた。
「まあ・・信じられないかもしれないけど、これは事実だからな」
とやや自慢げに言ってくる。
とりあえず安達はソファーに座り先輩がゲームしている所を
何も言わずぼーっと見ている。
「反町さん、彼女がいるんだったら・・・」
と言うと
「ああ・・大丈夫大丈夫、南雲が気にしないのなら
なんだけど三人で行きたいと思っているんだけど」
と言ってくる。
僕はそう言われてもどうすればいいのかわからないし
本当に一緒に行っていいものなのか不安になってきて
「本当に僕が言ってきていいんですか」と
引っ込みじあんぎみに言う。
「だから今も言ったけど・・」
「ああ、わかりました、本当にいいの」と
安達に聞くと
「私は、別に南雲さんと行くのは問題ないですよ」と
笑顔で答えてくる。
「それならいいんですけど、じゃあ安達にどこに行きたいか
聞いてみた方がいいんじゃないか」と先輩に言うと
「そうだな、美和、どこに行きたい」
「う・・・・・ん、私、飛行機で大阪に行きたいな」
と言うと急に表情が変わり
「駄目だっ、絶対に駄目だっ、飛行機だったら
今回の旅行は中止だ」と少し怒ってきている様子。
「何で・・飛行機だと駄目なの」と聞くと
「駄目なものは駄目なんだ」と徐々に顔に汗がでてくる。
なんでだろうと不思議になった安達は困ってしまい僕の方を
見てくる。
僕の方を見ても困るのにと思いながらも
「実は、先輩、飛行機が嫌いなんだよ」
「えっ、何でですか」
「僕もよくわからないけど、鉄の塊が空を飛んでいる事が
変だっ、なんて言って、よくわからないけど、そういうこと
らしいんだよ」
「ふーーーん、じゃあ仕方がないねっ、新幹線だったら言いの」と
聞くと
「新幹線だったらどこでもokだよ」
と顔に明るさが戻ってくる。
と言う事で場所は大阪に決まった。
行く日までの間、彼女は本を買ってきていろいろと調べたり
先輩と一緒に決めたりしていた。
僕の方は先輩の所に行かない間、行くのを止める事を
少しずつ考えていた。でも一人でも観光巡りがしたくて
半々の気持ちで仕事をしたり友達と遊んだりしていた。
旅行に行く前日、仕事で病院で勤務していたら携帯にメールが
入ってきた。何気なく見ると、先輩からだった、内容は

明日の事だけど、出発する時間は俺の部屋に10時までに集合
それから東京駅まで行き、それからは・・・

で、メールは切れていた。

とりあえず明日の10時だと頭にいれ勤務を続けていた。
時間は今21時23分。

一緒に夜勤をしている人が仮眠に入り、僕はマンガ本を読みながら
経過していたら、またメールが入ってきた。
見ると奇妙な事を書いてあった。

明日の旅行、事件が起きる・・・・・と

最初はなんだこの文章はと不思議に思っていたが
単なる嫌がらせだと思い忘れることにした。

時間は23時47分。

2時に仮眠から起きてきて交代し僕はそのまま眠りに入った
眠っている間、夢を見ていたらしくそして目覚めると
顔面が汗だく状態だった。
起きて、洗面所で顔を洗いナースルームにタオルを置いていたので
拭きに行き、夢の事を考えていた。
だが夢の事を思いだそうともなかなか思いだせなくて少し
いら立ちが増していた。

仕事が終わり、ドクターに申し送りをして更衣室で着替え
先輩の所に行く。
時間9時31分。
先輩の所に行きチャイムを鳴らすもなかなか起きてドアを
開けようとせず、その時僕は携帯に入ってきたメールの事を
思い出していた。
「まさかっ」と心の中で思いドアを激しく叩く。
何度か叩いていると急に扉が開きだし
「何だよっ、うるさいな・・・」
と言いまた中へ入っていく。
僕もそのまま一緒に入って行き、ソファーに座りだす
先輩はまた布団の中に入り込み目をつぶる。
「今日は行かないんですか」と聞くと
「行くよ」とすんなり答える。
「でももう9時40分ですよ」
「う・・・ん」
「彼女は・・・」
「お前がここにきたら電話をかけるようになっているから」
とだるそうな声で言う。
「どうしたんですか、そんなだるそうな声なんか
だしちゃって」
「あ・・・ああ・・あんまり寝てないんだよ」
「えっ・・何時に寝たんですか」
「5時だよ・・5時・・・・」
「5時何ですか・・彼女と話をしていたんですか」
「いや・・・」
「何をしていたんですか」
「ずうっとゲームをしていた」
「えっ」と少し呆れる
「しょうがないだろっ、眠れなかったんだから」
何も言えない僕であった。
「・・・それじゃあ、準備をしたら一度電話をかけますよ」
「ああ、わかった、それじゃあまた寝るわ」
と眠りに入っていく。
僕は先輩の部屋から出て車の方へ向い、自分の家へ帰った
帰ってから準備をして一段落してから先輩の所に電話をかけた。
「もしもし・・」
「南雲ですけど」
「おぅ・・・」
「これから行きますけど・・・」
「ああ・・・いいよ」
「それじゃあ、今から行きますねっ」
と電話を切り、バッグとパソコンを持ち先輩の所に向う。
着くと、まだ彼女は来ていなくて
「彼女はどうしたんですか」と聞くと
「今電話かけるから・・・」と言い受話器を持ち番号を押す。
プルルル・・・

「もしもし俺だけど、部屋に来てくれる」
「うん・・・わかった今から行きます」と言い
電話を切る。
「今から来るから」と言い着替え始める。
「・・・眠くはないんですか」
「眠いから、新幹線で眠るから後はまかせた」
「えっ、僕だって今日は明けなんですよ」
「わかっているけど頼む・・・」
とその時チャイムが鳴りドアが開く。
すると彼女で中へ入っていく。
彼女は何もいわないまま黙って先輩の所を見ている
それに気がついた先輩はあわてて準備をしはじめる。
僕はやっぱりいてはいけない感じを受けていた。


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