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「な・・何を・・・言っているんだねっ」
「じゃあ・・今お金をだそうとしている財布の中身を見せてよ
その前におじさんの名前を教えてよ」
「何でお前に教えなければならないんだよ」
「おじさん・・・嘘がどんどんでてきますね
このあたりで謝った方がいいんじゃない」
「・・・・・」
「・・・悪いんですけど、お名前を」
「・・・・・・」
「疚しい事がないのであれば」
「加賀鷹緒です」
「では加賀さん、財布を見せていただけませんか」
「・・・・」
無言のまま、駅員に財布を渡す。
「それでは中を拝見させていただきます」
と言い、財布の中身を見ると免許証が入っていて
取り出すと
「加賀さん、これはあなたのではないですね」
「・・・・」
「仕方がないですね、一緒に同行してもらえますか」と
言うと、男は急に暴れだし
「お前があの時に見なければ・・・」
と僕に襲い掛かる。
僕は腕を抑え・・・駅員が体を抑えこむ。
席から離れトイレがある所を行くと男は駅員を払い除け
「こんな事で捕まって・・・」
無我夢中だった、僕はそのまま巴投げで男を・・・。
そしてその男は、京都の駅で駅員に連れられていった。
京都駅を出発し、僕達は一息をつき
「なんだか先がおもいられる感じがするな」
「えっ」
「いや別にお前が見つけた事を言っているんじゃないんだが
そんな気がしたんで」
「・・・・・・」
「なんか急に気持ちが悪くなってきた」
「えっ・・・」
と、思ったら席を立っておりトイレに向っていく
僕と先輩は安達をずうっと眺めていた。
「先輩、さっきはどうもすいませんでした」
「えっ、あっ・・・・」
「僕が盗んだ所を見なければ・・」
「・・仕方がないんじゃないか、もし俺がお前の立場だった
としても同じ状態だったと思うよ・・・」
「反町さん・・・」
「まあ・・・そういうことだから、ちょっと
トイレに行ってくるな」
と言い先輩もトイレに向い僕は一人になり、外を眺めながら
昨日のメールの事を思い出し、事件と言うのはこの事なんだ
と考えていた。しかし5分過ぎても二人が戻ってこないので前方の
方を見ていたら横に気配を感じふと見ると知らない女性が立っていた。
「あのーどなたでしょうか」とおそるおそる聞く
「あなた、もっと大変な事件に巻き込まれるわよ」
「えっ・・・どういうことですか」
「その内君もわかるわ・・・」
「だから・・・」
「友達が帰ってきたわ」
と言い、女性は帰ってくる。
先輩が戻ってきて
「今の女性と話をしていなかったか」
「・・・いいえ」
「そうか・・・・それより美和がさ、吐きそうになっちゃった
みたいで少しすずんでいるから」
「そうなんですか・・・」
5分前に安達が帰ってきて、「だいぶよくなった」と話す
そして新大阪駅に着いた。
降りてからお土産やさんが目に入り
すぐさまその場所に・・・・。
僕はピカボンを探す。
だが、ピカボンはなかった。
先輩は・・・「本当にそんなのが存在するのか」
「だって・・・T新聞に載っていたんですよ
写真つきで」
「・・・とりあえずここだけがお土産やではないんだから」
「・・・そうですね」とひらきなおる。
「それよりもこれからどうする」と先輩が言うと
彼女が「とりあえず、ホテルを探したほうが、それからじゃないと
どこにも遊びにも行けないし」
「そうだな・・・じゃあ、ホテルを探すか」
「・・・・」
僕達はホテルを探す為駅から出てホテルを探す
どこのホテルがいいかわからない為本に書いてないか
バッグから取り出し調べた。
値段も見てここが妥当だと思いWホテルに泊まることになり
そのホテルへ向った。
着くと立派すぎて本当に本に書いてあった値段なのか
不安になりながら中へ入っていく。
入ってフロントの所に行き、一泊の値段がどのぐらい
かかるものなのか聞いた。
「あのー、すいません」
「はい、なんでしょうか」
「お聞きたい事があるのですが一泊の値段は
どのぐらいかかるのでしょうか」
「お一人様ですか、それとも・・・」
「シングルとツインの値段を・・・」
「はい、かしこまりました」
「値段は・・・」
僕達は鍵をもらい各部屋に行った。
二人はツインの部屋に行き、僕はシングルの部屋に行き
鞄を置き、ベッドで横たわった。
右腕で顔を隠しぼーっとしていたら脳裏に考え事が・・・。
その時メールの着信音が流れた。
携帯を手に取りメールを見ると「楽しんでいただけましたか」と
入ってきた、僕はどういう意味なのかよくわからなかったが
ふと、名古屋駅で起きた事件の事が浮かんだ
「まさか!!、でも・・・よくわからないぞ、どういうことだ」
と考えていた。もし名古屋の事件がある者の仕業だとしても
犯人は捕まったんだから、楽しむようなことではないはずなのに
やはり・・・僕の考え過ぎ・・・
「んっ」またメールの着信音が鳴った、見ると「次はどうしたら
あなたが喜んでもらえるかな」と書いてあった。
僕はメールを見ながら固まり震えがきて怖くなってきて
先輩に相談をしようと・・・。
「ドンドンッ」と扉を叩いてくる。
僕はびっくりして少し顔面に汗を出しながらドアの方へ
ゆっくりと向い小窓をそーっと覗くと先輩達が立っていた
一安心してドアを開ける。
「何をやっているんだよ」と先輩達が中へ入ってくる。
「うわー、シングルってこんな感じになっているんだ」
と安達が部屋の中を見渡す。
「ツインの部屋はどうなっているんですか」と
聞くと、「広いですよ、ベッドだってダブルベッドよりも
大きい感じがしましたよ」
「そうなんだよ、だから二人して寝ても余裕なんだよ」
「うん、だからゆっくり眠れるの」
「二人して何の話をしているんですか」
「えっ」
「えっ・・」
「じゃあ、どうなっているか見せて下さいよ」
「いいよ、多分びっくりすると思うぞ」
「本当ですか」と怪しい目で言う。
僕の部屋を出て先輩達の部屋に向った、中へ入ると最初は
狭いかなと思ったが奥の方へ行くと、びっくりっ
まさかこんなに部屋が広いとは思ってはおらず
そしてなにより二人が言っていたベッドが確かに大きくて
びっくりしていた、
「先輩、汚いじゃないですか、テレビは大きいし
椅子は二つもあるし・・・」とうらやましい感じで言う。
「だろっ、そんな事より、これからどうする、時間は」と言うと
彼女(安達)が「時間は16時24分だから・・・通天閣の夜の
ライトアップが見たいから、今から見に行けばきれいだと
思うんだけど」と話す。
「そうだね・・・じゃあ行きましょうか」
と先輩達はコート羽織り三人で出かけた。
新大阪駅の地下鉄で動物園駅前まで向った。
電車に乗っている間、三人で話をしていたが
僕は心の中では、先程きたメールの事が気になっていた
「楽しんでいただけましたか」「次はどうしたらあなたが
喜んでもらえるかな」いったい何を考えているんだろう・・・
僕にメールを送ってきている人は確実に自分の側にいるのは
確かだということはわかった、でも目的がわからない、
恨まれるような事はしてはいないと思うし、それなのに。
「南雲さん、着きましたよ」と安達が言ってくる。
我に返り「はっ、あっ、そう・・・」と言い一緒に降りた。
降りて早々にどこに通天閣があるかわからず困っていたが
上を見渡すと「あっ、あった」と安達が言う。
どれどれと僕と先輩は空を見渡す。
「反町さん、ありましたよ、あそこですよ」
「おお、あったあった、下ばかり見たってわかるわけないよな」
「そうですね・・でもこんなに早く見つかるとは思わなかった」
「ああ・・・」と三人は通天閣が見える方向に向う。
向っている途中、安達が「あっ」と叫ぶ。
「どしたのかな」と安達を見ていると
「ねぇ、ここって私が行きたいと言っていた所じゃない」と
先輩に話しかけている。


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