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「それにメールができると言う事を知っているとなると
かなりしぼれる事になるんじゃないですか」
「成程、南雲今日は冴えているな」
「余計なお世話です」
「それはすまん・・・」
中扉が開き、「どうしたの二人して」と安達がタオルで
髪を拭きながら奥へ入ってくる。
「いやーそのー」と言っていると何か外がざわめいている音が
聴こえてくる。
「どうしたんだ」
「さあ・・・でて見ます」と聞くと
「そうだな」と思い、出ると警察とかがいっぱい居た。
僕はどうしたのかと思い、一人の警察官に聞いた。
「何があったんですか」
「あなた方の隣で女性が手首を切ったみたいで瀕死状態と
いうことですよ、それとベッドの上では男性が包丁で何箇所か
刺され即死です、多分後で事情調査にくると思いますので
それでは」と警官は隣の部屋に入っていく。
僕達はドアを閉めて椅子に座り
「反町さん・・・」
「ああ・・・事件は起きてしまった」
「でも、こんなに早く事件が起きるのは何か変だよ」
「確かに・・・どうやら俺達が知っている友達じゃなさそうだな」
「そうかもしれない・・・」
「じゃあ、いったい・・・・
「誰かはわからないが、気をつけなければならないようだ」
「そうですね・・・」
「ねえ・・いったい何の話をしているのっ、それに何が
あったの」と安達が言ってくる。
「実は・・・隣の部屋で女性が手首を・・・そして男性は
刺殺で亡くなったそうだ」と真剣な顔で反町は言う。
「えっ、そんな事があったの」と驚く。
「だから、後で警察の人が来るというから早く着替えを
したほうがいいぞっ」
「・・・・・うん、わかった」と言い風呂場の方に行き
着替える。
「反町さん、もし、もしもですよ、隣で起きた事件が
犯人の仕業だったら」
「そ、そんな馬鹿な・・・ありえるわけが」
「だって僕の所に来たメールの事を思い出してくださいよ
どうしても繋げてしまうのが普通じゃないですか」
「確かにそうだが・・・」
ドアをたたく音が聞こえる。
「誰だろっ」と反町は言う。
「多分警察の方じゃないですか」
「そうだな」とドアの方へ向かう。
「どなたですか」と言うと
「警察の者ですけど」と微かに聞こえる。
その言葉に安心してドアを開ける。
開けると警察の人が中に入り、「ちょっといいですか」と言う
「はい、奥の方へどうぞ」と言うと
奥へ入って来て椅子の所に座るよう言い用件を聞いた。
「何のご用ですか」
「知っているとは思うのですが隣の部屋でカップル二人が
心中しようとし、彼女が手首を、そして彼の方が心臓に包丁が
刺さっていました、それで二三聞きたいと思いまして」
「はい、何でも聞いて下さい」
「では早速ですけど、あなた達三人は事件当時どこにいたか
教えてもらいたいのですが」
「僕は自分の部屋にいたのですが、用事がありここにいる
先輩が来て会話して間もなくに先輩の部屋に」
「時間は・・・わかりますか」
「えーっと、あの時だから、22時50分くらいだったと
思いますけど」
「では二人は、その後この部屋にずうっと居たということですね」
「はい・・・」と二人は揃えて言う。
「ではあなたは・・・」と安達に話かける。
「私は・・・お風呂に入ってましたけど」
「本当ですか」
「本当ですよ、刑事さん。
俺が先に風呂に入りその後に美和が入ったのを確認し
その後用事があってこいつの所に行ったんですから」
「・・・・そうですか、ところで話を聞いていると三人で
旅行しに来たのになぜ別々なんですか」
「それは・・・もともと二人で行くはずだったのですが
僕が勝手についてきたという感じですかね、だから部屋が
別々なんですけど」
「・・・・そうですか、わかりました
またお話しを聞かせてもらうかもしれません」
「刑事さんに聞きたい事があるんですけど」と
僕は勇気を振り絞って聞く。
「なんでしょうか」
「今話を聞いて思った事があるんですけど
その二人はなぜ心中するというのに、別々で行動を
したと思います?」
「それは・・」
「心中をする人達が別々でしているのは」
「確かに・・・」
「それともしかしたらなんですけど女性の写真なんか
あったら見せてもらいたいのですが」
「ああ・・・いいよ」と内ポケットから写真を取り出す
すると僕はまさかこんなことが・・・と驚いていた。
刑事さんは僕の表情を見て
「見覚えがありますか」
「はい・・・」
「でも、名前とかは全々知らないのですが」
「まさかっ」と先輩が口ずさむ。
「知らないのですが・・どうしたんですか」
「実は僕達今日大阪に来て難波の所でこの女性が話かけて
きたんです」
「どういう事を・・・」
「話をかけられた時というのは、人違いだったみたいのですが
その後、何かの縁ですからと引き留められたのですがすぐに
反町さんの・・・先輩達の所に走って向かったんですけど」
「他何か言っては・・・・」
「別に言っては・・・ただ」
「ただ・・・」
「先程も言ったのですが、僕の事を安藤さんと人違いを
していましたけど」
「安藤・・・ですか」
「どうかしましたか」
「安藤というのが刺殺された人なんです」
「えっ・・・ちょっと待ってくださいよ、それじゃあ僕に
話かけたのはどういう事なんですか、はっ、フロントで
チェックインした時二人だったんですか」
「それが二人でチェックインしてたとフロントの人が
言っていたよ、でも妙な話になってくるな」
「そうですね・・・でも確かにこの写真の人と話をしたんですよ
そして反町さんに話をしたんですから」
「確かに聞きましたよ」
「ええ・・・それで私が、逆ナンされて怖いと思ったら
駄目じゃんと話をしていたのでよく覚えていますよ」
と安達がかばうかのように言ってくる。
「では・・・一応参考に」
「私達が言っている事を信用できないんですか」
「そういうわけでは」
「安達、警察は全部を信用してては大変な事になるから
仕方がないんだから、とりあえず何かわかったら教えて
もらえませんか、もしかしたらいい忘れた事もあるかも
しれないので」
「はい、わかりました、私は大阪県県警の畑沢吉成と申します
それでは何かあったら」と言い部屋から去っていく。
「いいのか、あの事を言わなくて」
「言おうかなと思ったんだけど、もう少し様子を
見ようかなと思って」
「そんな事言ってて何かあったらどうするんだよ」
「そういわれても・・・」
「とりあえずこっちの事は心配しなくていいから・・」
「・・・・何かあったら絶対に携帯にかけてくださいよ」
「わかっているよ、それよりも自分の事を」
「は・・・い、それじゃあ」と僕は自分の部屋に。
部屋に着いた僕は、このままだとまずいような気がしてきた

「ねぇ、隣で起きた事件、南雲さんと関係が・・」
「ああ、でも南雲が殺したわけでもないし、それに
女性が助かっているから、意識が戻ったらはっきりするんじゃ
ないかなあと思うんだけど」
「・・・・そ、そうよね」
「美和、怖いか、」
「ちょっ、ちょっとは」
「なあに、大丈夫だって俺がいるんだから」
「ちょっと頼りない感じがあるけど」
「そんな・・・」
「じょ・冗談よっ」
「・・・・・」

僕はこのままだとまずいと思い、パソコンに今までの出来事を
打っていった。そして何か隠されてはいないかじっと見ていたが
探偵ごとの真似なんかしたってわかるはずでもない
しかしこんなことでもしてないと自分が気が変になりそうで
しかたなかった。
時間は過ぎ、いつの間にか椅子に座ったまま眠っていた
ふと目覚め、時計を見ると、時間は2時46分だった
パソコンを見ると画面は暗くてスクリーンセーバーが
動きだしていた。


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