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2006.02.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
電車を待っているとき、目の前にいる女性のロングヘアに顔を突っ込み、鼻息でその髪を散らしてみたいという欲求に駆られましたこんばんはマオフイです。



今回はちょっと真面目なお話。




仕事の話なんだけど。




ご存知の方はご存知の通り、私は人事の仕事をしています。
人事っていっても、主に採用・教育の範囲で。
今年もすでに2007年度卒学生の、採用活動が始まっています。



景気の回復に伴う求人倍率の上昇。
2007年問題といわれる、団塊の世代の大量退職による労働者人口の減少。
それとは逆に、卒業しても定職につかない学生無業化の増加。




だから、来年卒の学生はほんといまが頑張り時だと思います。
数年前までだったら採らなかった学生も、いまは内定者確保のために内定を出す、という企業の話もいくつか聞きました。
いま、相当力をいれて就職活動頑張れば、数年前の学生達に比べて内定は取りやすいはず。
転職がそれほど珍しい時代ではなくなったとはいえ、やはり最初の会社選びは大事。
慎重に、けれど精力的に学生の皆さんには頑張って欲しいと思います。




さてさて、自社、というか私はと言いますと。




実は採用活動にはトラウマがあるんですね。
おっきなトラウマが。



これもご存知の方はご存知かと思いますが、ウチの会社は離職率が非常に高い。
「3年3割」と言われているいまの時代、新卒で入社した会社、3年以内に3割の人が辞めてしまうらしい。
しかし、そういう時代だからといえないほどウチの会社の離職率は高くて。

そのうちの1人は「しょうがないかな」という理由だったのだけど、他の3人はやる気もあって真面目で、私たち人事も非常に期待していた新人達だった。






その子達が辞めた原因は、どう考えてもウチの会社にある。






悪いのだけれど、どうしようもなくて。
6月は毎日飲んでいた。
泣きながら電車に乗る日もあった。







と呪詛を撒き散らしながら、自分も辞めてやろうかと考えた事がある。
けれどそれは何とか思い留まって。




それ以来、100%採用頑張ろうという気持ちが薄くなってしまった。





一生懸命採用活動しても、結局また不幸な人を増やしてしまうのではないか。
また失望させて、社会人として大事な時期を無駄にさせてしまうのではないか。




そんな風に考えている人が、会社の採用をしてはいけない。




「私はこの会社に人を入れたくはありません。だけどそれが私の仕事である限り、その仕事をしたくないならば、結局私はこの会社にいてはいけないんです」






泣きながら上司に訴えたこともあった。







どれだけ人を財として見ているかどうかで、これから先、企業は変わってくると思う。
国際化の流れの中で、知的資産経営開示は進んでいるらしい。
その無形資産の中に、従業員満足度、社内改善提案制度、改善実施件数といった組織知・チームワークが含まれる。
つまり、「その企業がどれだけ従業員を大切にしているか」がその企業の資産に換算されるわけである。
ヨーロッパでは金融市場に対する各企業の人的資本の価値が報告されることが一般化するらしい。
イギリスでは、各企業は無形資産のなかに人的資本の価値を含めて報告するよう義務づけられたと言う。
つまりこれからは、人は資産として見られ、数値化される。
そうした中で、最初から資産価値のある人財を採用できれば問題はないが、そういう人というのは大抵どこの企業でも欲しい。
そうなると、如何に自社の中にすでにいる「人」を、「人財」にまで育てるかが課題となる。
また、そうして時間とお金をかけて育てた人財を、簡単に外に流出させないことである。
どちらにしても、やはり基本、「どれだけその会社が人を大切にしているか」に掛かってくるのだと思う。




聞いたのは、「2000年のフォーチュン誌『働きやすい会社ベスト100』にランクインした企業は、過去3年間、株価が平均37%伸びた」ということだ。
ランクインしていない企業とどれくらいの差があったのか、というデータがないために鵜呑みにできないところもあるけど、それにしても単純に考えればそれは当たり前だと思う。




誰だって環境のいいところで働きたい。
優秀であれ凡人であれ、それは同じ。





自然と優秀な人材が集まれば、業績は上がるだろうし、それを見越した株価の伸びであろう。
ウチのように日本のちっちゃい企業であって、「フォーチュン誌にランクインするくらい『働きやすい』企業にしよう!」と言うのは、馬鹿げたことなのかもしれない。
だけど少なくとも私はそうであってほしいと思うし、人事はそうしたところの組織作り、仕組作りをしていく部門でなければいけないと思っている。





だけど。





つくづく思うのは、特に中小のオーナー企業というのは、よくも悪くも社長の夢を叶えるボックスであって、その夢に共感できる人にとっては楽しい職場となるであろう。
しかしその夢に付き合えない、理念に共感できないと思ったら、これ以上いづらい環境はない。
中小企業というのは合理的、論理的、というよりは、社長の直感は感覚で物事が進む事が多いから。




ゆえに社長との相性は非常に大事である(ある程度大きい会社でもそうだとは思うんだけど)。
また、しっかりした役員が右、左、と両脇を固めていれば、例えば「それは夢の見すぎですよ」と時に社長を止めたり、また社長の夢をかなえるために自らが東西奔走し、その姿を見て下が従う事もあるだろうが、全くの独壇場になってしまうと、その会社の未来は長くはない。



ウチの場合は社長の夢が見えない。
社長がどんな夢を描いているのかが見えない。
そう周囲が思っている事に、気づいてほしいんだけど。
気づかせられないこっちも悪いのかな。
もしかして気づいているけど、気づかないふりをしているのかな。
この二年、本や、様々な人との出会いで「働く」ってことを色々考えてきました。




本から得られる知識も面白いけど、人との出会いは本当に面白い。
それについて続きを書きたいと思います。


まず結論が見えなくて申し訳ない。





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Last updated  2006.02.10 00:34:32
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