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2006.09.07
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カテゴリ: 友人・お知り合い
会社で仕事をしていると、高校時代の親友から携帯にメールが来た。




お母さんの訃報のお知らせだった。




彼女自身は東京で働いていてよく遊ぶ中なのだが、以前からお母さんの体調が思わしくなく、最近体調が悪化としたということで仕事を休んで最近実家新潟に帰っていた。





体調が悪いということは聞いていたのだけど、まさかの知らせに驚いた。




彼女のお母さんとはもう何年も会ってなく、しかも会ったのも数えるほどでしかなかったが、そのメールを見た瞬間、ブワーーッと走馬灯のように昔のことを思い出した。
彼女のお母さんの顔ではなく、彼女のお母さんが作ったお弁当だ。




そのお母さんは、とても料理が上手だった。




「仕事しているから、料理に手がかけられないのよ。栄養がバランスよく取れればいいの」
と、食事=栄養摂取と考えているうちの母とは違い、その友人が持ってくるお弁当は大変魅力的で、隙あらば「トレード」を申し出たくなるくらいのハイスペックな品揃えだった。









おにぎりも、「飯のあいだに具を入れて握り、海苔を巻くだけ」という不変のレシピにおいて、やはり彼女の家のものと我が家のものとは一味も二味も違った。




彼女の家に遊びに行って、ご飯をごちそうになったこともある。




おかしな話だけど。



友人からメールをもらって思い出したのは、そんなシーンばかりだった。






美味しいお料理の数々に。
それを美味しそうに食べる友人の顔。
それをうらやましそう見ている私視点で。




そんなシーンを回想していたら。
帰らずにはいられなくなった。






「わざわざ来てもらうのは悪いから、遠くから母の冥福を祈ってください」






という友人からのメールだったが。







翌日は早々に仕事を切り上げて新潟にばびゅんと帰った。





我が家に着いたのが18時半。
交通の便が悪い、新潟。
セレモニーホールまで母の車で送ってももらった。





「もし人手が足りなかったら遠慮なく言ってね」




いざ私が会場にたどり着いたのはもうお通夜が始まってからだった。




大変多くの参列者が来ていて、私も会場からはみ出したところでご焼香の順番を待つ。




さぞかし気落ちしているのではないかと心配した友人は、まったく気丈な様子でホッとしたものの。
それでももっとも身近な身内を失った気持ちを思うといたたまれない。






お母さんの写真の前では、彼女を産んでくれた感謝とご冥福を祈って手を合わせた。








友人との出会いを本当に感謝しているから。
彼女のお母さんに。
最期にご挨拶をさせてもらえてよかった。





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Last updated  2006.09.10 21:54:41
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