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2007.08.01
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カテゴリ: 恋愛
お店の外に出る。




「お泊りする」と言ってたけど、飄々さんはどうするのだろう。



お店から出て右は駅。
どちらに向かうのかと、飄々さんを見ていると。



飄「実は最近仕事が落ち着いたんで。今日はゆっくりしようとホテルをとったんです。マオフイさんはもう帰りますか?」



「マオフイさんは帰りますか」と、いまさらながらに私に選択肢が残されていることにビックリした。



私「仕事が落ち着くと泊まるんですか!?」


飄「そうですね・・・。たまに」





飄「ゆっくりできますね。というか、明日はお休みを取りました」




な、なななななんと。
お休みを取ったの?





飄「マオフイさんは、明日仕事早いんですか」


私「早いというか、通常通りにありますよ」




どうしちゃったんだ、飄々さん。
お泊りするだなんて。
お休みとるだなんて。




そんな中、私が帰れるわけないじゃんか。




だけど。
素直になれず。








と言って。
飄々さんにとりあえずついて行くことにした。



本当は、飄々さんに「どうするか」なんて選択肢、与えられたくなかったんだけど。






駅より更に離れたホテルに向かう。
途中、飄々さんに「それは何ですか?」と、私が持っていた紙袋を指差して尋ねられた。




お泊り用の洗面道具がいろいろ入っていたのだけど。
もともと私が泊まる気だったことを知られたくなくて。


私「これですか?これはお弁当箱ですよ」


と嘘をついた。



飄「お弁当ですか・・・(笑)」



なんだか、すべてを見透かされているようだ。




私「そうです。お弁当を持っていったんです」



さっき飲んでいるときに。
「最近、炊事は数ヶ月していません」と正直に告白したばかりだったけど。
やはりバレてしもうていたでしょうか。




しばらく歩くと、飄々さんが予約したというビジネスホテルに着いた。




飄「ここです。マオフイさんはどうしますか?」」





「どうしますか?」なんて、聞かず、「部屋でお水でもいかがですか?」とか何とか言ってくれればいいのに。



私「ちゃんと、飄々さんがお部屋に入るまで見届けます」



そう言って。
ちゃっかり中までついていった。




けっこう時間が早かったので、まだしばらく帰りの電車がある。
そのことが、私に少し余裕を持たせた。



それでも。
その頃になって。
飲んだワインと焼酎が手に手を取り合って。
私を酔っ払いに仕立て上げる。




のんびり、CNNのニュースや「空飛ぶグータン」や、民放のニュースを観た。
その間も、「大丈夫。まだ電車ありますから」と余裕ぶいた発言をしていた。



私は飄々さんに言ってほしかったのだ。
何を、というわけではないけれど。
私にここにいてほしいという言葉を、どんな形でもいいから飄々さんの口から聞きたかった。








折りしも。
安部内閣と赤城農水省の話題がニュースでやっていて。



いつの間にか、私の脳内では


安部総理 = 飄々さん

赤城農水相 = 私


という構図が出来上がっていた。
なぜだか(笑)。




私「ねえ、こちらの(と言って飄々さんを指差して)安部総理はどうするんですか?」


飄「どうするって?」


私「赤城農水相を更迭するんですか?」


飄「・・・・(苦笑)」


私「更迭する気なら、赤木農水相はこれにて帰らせていただきます。赤城農水相はこれでも頑張ったんですよ。安部総理が農水相にしたんじゃないですか。それなのに、いまさら更迭だなんてかわいそう・・・」




この間までニュース見ながら、「領収書出せや、コラ」などと言っていたことは頭から零れ落ち。
いまや安部総理から捨てられそうなかわいそうな人としか、私の目には写らなかった。



私「赤城農水相は皮膚をただれさせてもがんばったんですよ。あんなにバッシングを受けても、はっきり回答しなかったのは安部政権を守るためでもあったんじゃないんですか?どうするんですか?安部総理!」



その後も、ぶつぶつ私は飄々さんを「安部総理」と呼びながら、安部総理の非情さを訴えた。



私「どうしますか?内閣改造しますか?そして赤城農水相を更迭しますか?安部総理~~」


飄「・・・・続投かな」





ぎゃふん!
ごろごろごろごろごろごろーーーーーーーー!
ごつんこごつんこ。

「続投」だってぇ。
安部総理は、引き続き赤城農水相で内閣を続けるんだ!


その言葉は嬉しかった。
だけど。
なんだか物足りなかった。



だから、飄々さんが「こっちへいらっしゃいよ」と両手を広げている(珍しく!)にも関わらず、私はまだ「民意に反してる」「それだから民主党に半分以上も議席を持っていかれているんだよ!」と、熊のように部屋を右往左往した。



酔っ払いは酔っ払いらしく。
いままでずっと聞いてみたかったことも聞いてみることにした。



私「なんで、いままで、二年も相手にしなかったのに、いまさら相手してくれるようになったんですか?」


飄「それは、時期にもよりますね」


私「時期ってなんですか」


飄「盛り上がりの時期というか・・」



結局飄々とあしらわれた。
そして、飄々さんは、私に釘を刺すのも忘れない。



飄「マオフイさんは彼氏いないんですか?」


私「いないですよ」


飄「好きな人はいないんですか」


私「・・・いないですよ」


飄「彼氏、作りなさいよ」


私「作りますよ」


飄「あ、作るんだ(笑)」


私「はい。ガンガン作ります」




ウソではない。
作れるか否かは別として。
作る気は満々です。


その後も「夏なんだから彼氏作りなさい」と再度釘を刺された。




そんなに刺さなくたって、わかってるやい!
わかってるの中身は「私が彼氏を作らなければいけない」ということではなく。
決して踏み込んではいけない領域までは踏み込まない、ということなんだけど。



しかし。
そうは言っても。
この日の飄々さんは、これまでの飄々さんと少し違ったように思えた。
以前よりも少し態度が柔らかくなったというか・・・。




酔っ払った私は。
普段と少し違って、態度が柔らかくなった飄々さんに気をよくして。





モノマネなんかも披露してみたんだけど。
やっぱり苦笑いだった。





私は他人と一緒に寝ると、あんまりよく眠れない。
この日も、何度も何度も目が覚めた。
うつらうつら夢も何度も見た。
全ての夢が、飄々さんとの夢だった。
今日の現実の続きの夢だった。




ほとんどいい夢ではなく。
嫌なことがあって、ハッと目が覚めて。
「やっぱり飄々さんに会わなきゃよかった。家に帰ればよかった」と思うような夢なのだけど。
目が覚めて、隣でグースカ寝ている飄々さんを見て。
こっちが現実なのだとわかるとホッとした。



本当に眠りが浅く。
明け方4時近くに、雨が窓にぶつかる音でも目が覚めた。



雨を見て、呆然。
洗濯物が外に干してあるのに・・・。


その雨を見て。
今すぐ帰りたくなった。


だけど。
もうしばらくぐずぐずいて。



6時過ぎに、ホテルを後にした。
飄々さんはよく眠っていらっしゃったので起こさず。
結局雨が降っているから、タクシーで帰った。



家に帰ると。
いつもよりキレイな我が家で、ちょっとビックリ。



そうだ。
飄々さんが来ることを想定して、部屋を片付けたんだ。




なんだか笑える。



その日は結局午前休を取って。
ゆっくり家で寝直したのでした。



(午後出社したあとは、「二日酔い」と疑われるのはキャラ的にお約束)




飄々さんの態度軟化は珍しいことだったんだけど。
さらに珍しいことは続き。
いままで会った直後に飄々さんから連絡があったことはなかったんだけど。



飄々さんの携帯から私の携帯にメールが来た。









相変わらず単調なメールだけど。
これまで飄々さんの携帯のメアド知らなかったから(メールのやり取りは全て会社のPC)。
「携帯メアド」ゲットに喜び。





そして思わず調子ののって
「別れたばかりなのにもう会いたいです」と言いたくなったけど。


ここはあえてテンションを抑えて








と返すに止めておきました。





特に次に会う約束はしていないけど。
これからどうなるのだろうか。





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Last updated  2007.08.06 01:58:23
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