ほぼ年刊、『しんじワールドの別荘』>>祝!ログイン成功。

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虎穴に入らずんば虎児を得ず。



というわけで、なんのことかというと、拙者のメールアドレスは10年以上もネット上に公開してあったせいもありジャンクメールが半端な量でなく舞い込む。いくらフィルターをかけようが手を変え品を換え送ってくる。一年ほど前からは国内外が逆転し、国内が7割以上になっている。

以前は海外のファイナンス系や薬物系が主流だったが、昨今はほとんどがアダルト・出会い系への誘導メールなので、ここはひとつ現状をみてやろうといっぺんに10数か所のサイトに登録してみた。

ひとつには出会い系サイトがきっかけでの犯罪の多発ということもあり、どうなってんだということと、仕組みを見てやろうという好奇心だ。

そのむかし、ダイヤルQ2での2ショットサービスや今ものこっているテレフォンクラブなども出来た頃は面白半分ちょっかいだしていた悪戯好きなので、これだけ広まっている出会い系サイトのことを知らないというのも納まりがわるいというだけだ。

ひまにあかせた2週間ほどのアクセスで解ったのだが予想通りの悪質サイトのオンパレードだ。

ほとんどのところがクリックひとつで課金する方式を堂々ととっており中にはサイトにアクセスしただけで自動的に99,000円也の振込請求メールが舞い込むところもある。振込先をしらべると一業者がいくつものサイトを運営していたりもする。一般的なのはメール送信やアドレス、電話番号の交換に課金する方式でメール閲覧だけで50~300円などというところや良心的(?)なところではメール無料などというあんばい。しかし送信には必ず料金が発生する仕組みだ。そこでメールをさせようとあの手この手のお誘いメールが舞い込むというわけだ。まぁ、このサクラというかインチキメンバーのメールはちょっと読むだけでお里がしれる変なものだが、ひょっとして文面を1000種類くらい用意して自動送信しているとしたらたいしたものだ。面白いのは写メールばやり現在、自画像をアップしてあるプロフィールが多いのだが皆とってつけたようにビジンで可愛らしい。ホントならなにが悲しくてこんなサイトでお相手探しするの?ってな感じである。

聞くところによるとこの手のサイトの収益は大変なものらしい。なるほど、さすれば電車などで一様にメールを一心不乱に見ている方々はひょっとしてこんなサイトで遊んでいるのだろうか。

結論は舞い込むメールのほとんどがうそメールといった感じ、だいたいプロフィール見て「一目ぼれ」なんて考えられる?

やはり文明の利器が発達するということはこういったつまんないことが広まるということなのだなぁとつくづく実感した次第であった。

といいつつ、何を隠そう、拙者が一番そういうつまんないことに興味を示すおばかさんということなのですがこれは「何でも見てやろう」を信条にしている以上止むを得ない。

こんなこと告白しちゃっていいのかな~。まぁ、メールと同じでバーチャルでのことだから何も真実はないのだからかまやしないさ。

んなことしている矢先、ひょんなことからその手のシゴトに従事している内側のスタッフの実情を聞くことができた。ライブ・チャット(もちろん有料サイト)でコスチュームをまとい日に10時間近くも自宅でパソコンのまえで客の相手をするのだという。そしてその収入は月に60~70万円ほどになるらしい。職業はと聞かれると「インターネット関係」の派遣だと答えるらしいが、どう考えても世間一般でいうまっとうな職業とは思えないが当人はあっけらかんとしたもんで、それはそれで良いのだがやはり風俗営業の範疇なのだろうね。けっこうなアクセス数で相当な売上のようだ。拙者はこういう商売を否定するわけでなく、たぶん多くのしとの息抜きになっているんだろうなとその価値は十分に認めるのだ。繁華街なんかもそうだよなぁ。

しかしながら、若いもんに言っておきたいのはそれは「苦界」に属する世界なのだということ、色眼鏡をかけて見られる立場になるのだ。覚悟の上でやっている方々は、個人的に好きなんだよなぁ、なぜか。憧れさえ覚えてしまう。


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