HINA HOUSE

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守護霊さん?3話



ゆかちん・なっちゃんが幼稚園のころの夏休み
昼間はエアコンを使ってるけど夕方は一時止めて窓という窓を開け放し玄関もオープンにして風を通すと気持ちがいい♪

私の嫁ぎ先の義母はずぅーーーっと昔からお夕飯は7時って決めてるらしく
同居してからはとにかく子供が小さかろうが何だろうが7時にしかご飯を出せなかった。

その日も私は台所でお夕飯の支度に台所でトントンご飯作りをしてたんです。
娘等の二人で遊ぶ可愛い声をききながら♪

義母は毎晩晩酌をする人でその日ビールが切れてた事に気づき
「ひなちゃん、酒屋さんに行ってくるわね」
「はぁい」
私の後ろを通って玄関を出ていった

ほんのちょっとした時私の視界に人の気配がしたんだけど包丁を使う手を休めずに
気配の方に神経を集中させてみた

とっても背の低い和服姿で髪を後ろでまとめたお婆ちゃんが私の右肩から3分の2位出てる!!
一瞬義母かと思ったけど全く別人。
私は身長163有るから大きい方だけどそのお婆さんは私の頭一つ分小さい人なの。(義母も小さめ。でも和服は着てない)

怖さは全く無かったけど、私の体から出てたのが怖かったよ(汗)

このお婆さん・・・
私の体から出て来る前に「夢」に出て来た人だっ☆

根拠は無いんだけどこの人は私の守護霊さんだって普通に感じたんです。
夢の中でも私は同じ感情になってたからきっと守護霊さんです♪
しかも私の母方のご先祖様♪・・・そんな気がしてならない出来事でした。



★同じ頃・・・

さっきも書いたけど私の夢にこのお婆さん出て来たっていったでしょ?
実は
①私がダンプカーで跳ね飛ばされて死にそう
②息を引き取る瞬間
③私の葬儀
と3夜連続で夢を見たんですよ!
すごいでしょ?連続テレビ小説みたいで(笑)
残念ながらNHKの朝の連ドラには負けちゃいますが←バカだよ当たり前じゃん!

①で跳ねられた瞬間にこのお婆さんが出て来てその時私は心から安心して
当たり前の様に「やっぱり貴方が私の守護霊さんだったんですね~」って思ったもんです。
お婆さんは手帳を手にして私にこう言ったんです
「今日私が案内をしなければならないんですが・・・体調が悪くて連れて行けないからもう一人の人と行ってください」
私は本当に安心・信頼してたんでとってもガッカリ・・・心細かった・・・

おばあさんが連れてってくれた場所は、どこかの劇場っぽい場所で
私から離れて少し前の座席に座ってる芸術家風の中年の男の人に何か交渉をしてる様だった。

お婆さんよりは親しみは薄いけど、私は「この人も私の守護霊さんなんだね?!」って悟ったから安堵した

②は自宅の寝具で自分はもうダメだと知って横たわってる
ゆかちん・なっちゃんの幼なじみにお母さんで私も仲良くして頂いてた友達が
私に会いに来てくれた場面の夢。
私は彼女に「私が居なくなったあと、ゆかちん、なっちゃんがお世話になる事が有ると思いますが、その時は大変申し訳ないけれど宜しくお願いします・泣」
と言い終えて、いよいよ死ぬと知り自分で白い布を顔に掛けた(几帳面な私・爆)

③は私の葬儀で火葬場。
肉体を焼かれてるらしい私を待ってる参列者をガラス窓の外から私が見てる。
パパは首をうなだれて下を向いてる(パパ元気出して!娘達を頼みます)
パパの隣りにちょこんとなっちゃん。椅子に座ってる足が床に届かずブラブラと揺すってる(可愛いっ!愛しい・・・抱きしめたい)
パパの後ろに義母(凛としてる。先に逝ってしまってご迷惑を・・・)
義母の隣りでゆかちん。(事態を感じてる。ごめんね。抱きしめたい)

皆なわたしの遺影に向かってジッとしてて無口だ・・・
本当にごめんなさい・・・。

最後にゆかちん・なっちゃんの傍に行きたくて、抱きしめたくて近くに行こうとしたら、幽霊になった筈の私なのに行けなかった。悲しかった

例のお婆さんに説得されて諦めた私はその場に居ると離れられなくなると悟り
仕方ないから一人でその辺を歩きだしたの
不思議な風景!
あの世とこの世の両方が一遍に見えてたんですよ

鮮明に覚えてる「夢」の話だよ。嘘じゃないよっ!本当の事なのよ

現在ゆかちん・なっちゃんは成人したし、オマケにその直後ひーちゃんがお腹に入ったし♪不思議な連続ものだったけど、お婆さんはやっぱり私の守護霊さんだって確認がとれた夢だったと思ってます。

★逝きかけた・12月30日早朝

ひーちゃんがお腹に入る前に本当は妊娠した事があるの。
初診で妊娠が判明して2週間後が12月30日

年末だったから私は早めに大掃除を始めてて前日の日中は最後の仕上げで
玄関のタイルをブラシで洗ったりしてた
パパはレコード店で仕事してた為お正月休みは元旦しかなかったから翌日も出勤
私は朝ごはんの支度をしてたんだけど、つわりが激しく何度かトイレに通いながら
ご飯を作り終えた。
パパにご飯を出して食べてもらってる間に吐き気再び・・・

リバースした瞬間に急にお腹が痛くなると同時に目の前がどんどん暗くなって
気が付いたら気絶してた
救急車が来てゆかちん・なっちゃんが泣き叫んでる・・・
意識が朦朧で気絶したり気がついたり(子宮外妊娠だった)

緊急手術になっちゃった(汗)

多分手術中・・・
私は一つも明かりがない真っ暗な中で不思議な音と苦しさの中に居た
(紐の端を持って円を書く様に振り回す状態を想像してもらうと分かりやすいかなぁ・・・私はその「紐」にされてるみたいにぐるぐる振り回されてとにかく苦しかった)
「もう・・・どっちにでもいいから、明るくて息の出きる方に投げて下さい」と必死に願ってた。
すると3人の男の人が相談してるのか声が響いてる
「どっちでもいいんです!早く!」←必死

すると体が手術台のベットの位置まで下がって落ちた。
「○○さーん!!○○さーん!!お部屋に帰りましょうね」看護婦さんが声を掛けてくれて目をさました。

「ありがとうございました。」妙に親しみ深く懐かしい声が耳に入ってきたけど誰だろう?

ストレッチャーで運ばれてる時にぼんやり思い出してた・・・
「この世では私は○○で、この声は私の旦那様?子供がないてた・・・」

「この世では・・・」そういう言葉が何の不思議もなく素直に頭をよぎったのはなんでだろう???
あのまま反対方向に投げられてたら・・・死んでたんだろうって気がしてる。



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