*My Angel’s Room*

*My Angel’s Room*

3度目の妊娠~流産

3度目の妊娠そして流産




H14年12月
11月9日結婚 後一日も早く子供が欲しかった私達は先生の許可を得て解禁した。
私は排卵痛があるので比較的排卵日が分かりやすいのですが今回はきちんと基礎体温を付けてみました。

12月に入り生理の予定日が近づくとドキドキと不安で一杯になった。
予定日を3日過ぎた時我慢できずに市販の検査薬を試してみた。
うっすらではあるものの 陽性反応 はやる気持ちを抑え1週間後に2回目にお世話になった総合病院へ受診した。
この時なぜ個人医にしなかったのかというと正直「お金」の問題でした。総合病院の方が安いのです。

受診結果は 3度目の妊娠 でした。
赤ちゃんが育つための「タイノウ」が確認できました。
1週間後もう一度受診ということでしたが毎日不安で不安でどうしようもなかったです。
しかもこの時は暮れ。お正月も挟むので本当に不安でした。

又これと同時に 初めてのたまごクラブ という本を購入し色々自分なりに勉強しました。
2度の流産後無事に出産された方のお話を励みに頑張りました。

そんな中主人のお兄さんが帰ってきました。
お兄さんは遠くへ転勤になりこっちにはいません。
実はお兄さん、8月の夏休みに帰ってきた時に突然「結婚する」と言っていたそうです。
奥さんになる方とは10月に1度お会いしました。
主人と同じ歳で年下の義姉になるんだ・・・なんて思っていました。
そして今回・・・お兄さん一人での帰省だったのですが、義母と
「まさかお兄ちゃんできちゃったなんて言ってこないわよね・・・」なんて話をしていました。
それがそのまさかだったんです。
「実はお腹にいるんだ。予定日は5月の終わり。結婚式は向こうで3月にやるから」
全員驚きでした・・・
それと同時に私は前回の妊娠を思い出してしまいました。
同じ位の時に妊娠したんだ・・・5月に生まれるんだ・・・
私も本当なら・・・と・・・

そんな事もありましたがお正月はみんなで毎年恒例らしい「善光寺参り」に行きました。
正直私は妊娠初期だし前回の事もあるしなにより寒い。
できれば行きたくないと主人に言ったものの結局行かされました。

数日後今回は腹痛も出血もなく2回目の受診が受けられました。
しかし・・・内診した先生が 「あ~。こりゃあ又だめかもな」 と心無い一言を・・・
私は愕然とし涙が溢れてきました。
先生のお話なんてまともに聞けませんでした。
「どうにかならないんですか?お薬とか・・・」 涙ながらに訴えた私に対し先生は
「この時期は何もできないんだよ。赤ちゃんの生命力にかけるしかないんだよね・・・」
と・・・そして来週もう一度ということになりました。
今回はタイノウは見えるのに赤ちゃんの姿が見えてこない。
つまり 赤ちゃんが育っていない 状況でした。

1週間後再受診するものの状況は変わっていませんでした。
このままではいけないので翌日「処置」することになりました。
私の中にまだ赤ちゃんいるかもしれないのに・・・
なんで?どうしてだめなの?

そればかり考えていました。

翌日朝から処置に入りました。前回同様全身麻酔でした。
私が気がついた時隣に母がいました。
母も泣いていました。
私は麻酔が効きすぎたようでぼーっとしていました・・・
でも赤ちゃんはもういないんだ・・・
ということは分かりただただ泣きました。
母も義母もこの日は実家に泊まればいいと言ってくれましたが
私は少しでも早く主人との家に帰りたくて仕方ありませんでした。

実家にいたらきっと一人で殻に閉じこもってしまいそうだったから・・・
妹達にも心配かけたくなかったし・・・



戻る 次


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: