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2013.10.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類


享年95歳
来月の15日で誕生日を迎えるとこだった。

今朝、親父がいつも通り朝食を食べさせに行き

親父「誰か解かるか?」

そう祖母に問かける

祖母「お父さんや」

これまたいつも通りの会話があったそうだ

親父「ご飯やぞ」

祖母「あぃ…」

親父がスプーンで朝食であるゼリーを食べさせてた。
少し食べ食べなくなり
何か様子がおかしく
ほほを叩いて声をかけても反応がない
看護師さん呼びすぐに来て
先生も来て心臓マッサージなどしたそうだが
脈拍が弱まりそのまま静かに眠るように旅立った。
大好きな自分の息子に見守られて旅立ったので幸せでしたでしょう…。

腸のがんが見つかり
薬と数日間の点滴治療で様子をみる予定が
薬も体質的に合わずに抗がん剤治療を中止
3.4日の入院の予定が
体調悪くなりそのままずっと入院することに
結局、1年2か月の入院生活でした。

入院当初は、

「家に帰りたい」
「お父さんが大変やし、もう参らせてもらい(死に)たい」

祖母は、そんなことばかり言ってた。
その度に励ましたりした。

入院中は感謝を忘れずに
いつも看護師さんや掃除のおばさん達に必ず

「ありがとう」

と感謝の礼を言うので評判はとても良かった。
だからか、食事と食後の薬の世話(3食食べさせて薬も飲ます)を
家族が行ってて看護師の手間が少し軽減されてたからか
何度かそろそろ退院か施設に移ることを検討してほしいと
言われたこともあったが最後まで病院にいられた。
通常は、3か月ほどしか入院出来ない。

ここ数か月(8月頃から)、また食欲がなくなり
ほとんど食べなくなった。
その頃から尿は管入れるようになった。

いろいろ食事も量を少なくするなど変更され
最近は、朝は小さいカップのゼリーとヤクルト1本

昼は、お粥(5分がゆ)とおかずはミキサーにかけられ
ペースト状になった物

夜は、小さいカップのゼリー1個

あとずーっと栄養の点滴

ここ1週間ほどのどにたんが詰まるようになり
日によっては、何度もたんの吸引を行った。
辛くて脂汗が止まらないほど
辛さを堪えて下唇を噛んで少し出血もあった。

顔がかなりひどいむくみがあり
首とあごがわからないほど
左足は、もっと前からすごくむくんでた

17日頃の夜、血圧や脈拍など測定の際
酸素の数値が低いので
鼻にから酸素吸入開始
その前にたん吸引
ほとんどたんなかったようだが
たんが絡むような呼吸が
酸素つけてから少し落ち着いた

月曜日(21日)の夜8時前
いつも通り心臓の貼り薬を貼るために祖母の元へ
たんが絡むような呼吸で辛くて汗がびっしより
こちらの呼びかけにも答えられない
あまりにも辛そう…
ちょうど来た看護師さんに

自分「たんが絡んで辛そうなんですが」

看護師「さっきとりました! 」
「辛い時は、無理して食事食べさせなくてもいいです。」

そう言って夕食のゼリーを下げた
近くの病室に人工呼吸器つけてるお爺さんがいて
そちらの容態が変わったのか
看護師達はそちらの処置に追われ
とてもバタバタと忙しなく慌ただしかった。

少しして先ほどの看護師と担当医が来て
看護師が「今日は尿の出が2-300ml少ない」など
医師に説明してた。
なにか専門用語(薬の名前?)など
看護師が先生に話てた。
2人とも病室から去っていき
すぐなにか薬の処置があるかと思ったが
辛そうな祖母をそのままに…

どう見ても舌が上あごにくっついてて
気管を塞いでいるようだ
せめて口の中をたん拭いて
舌を下せば少しは楽になるかもと
素人考えでウエットティッシュを指に巻き付け
祖母の口に突っ込みなるべくのどの奥まで
口の中のたんも少し取れたようだ
2・3回繰り返したら呼吸も落ち着いて
一言二言会話も出来るようになった。

22日
この日は、朝から調子は悪くなかったらしい
夜も呼吸は荒いけど呼吸のリズムはしっかりしてた
話も少しだけ出来た。

自分「誰か解かるか?」

祖母「解からん」

自分「『お』から始まる名前」

祖母「お…?」

もう少しヒントを出したら答えられた

「また明日来るからね。おやすみー」

祖母「おやすみなさい」

それが自分と祖母の最後の会話となった…

まさか翌朝こんなことになるとは…
朝、父から電話で亡くなったことを告げられ
冗談かと思いたかった…

今日一日、祖母が家に戻ってから
親族などがひっきりなしに出入りして
とても慌ただしい日でした。

今晩はお香などの火を絶やすわけにはいかないので
親父が祖母の傍で仮眠をとることになった。

葬儀の予定は、通常なら翌日お通夜でその翌日に葬式だが
火葬場の都合とお坊さんの都合など合わず
1日ずらすことになった。

明日(24日)は、身内だけのお通夜
25日にお通夜
26日の午前中に葬式・火葬
27日にお寺に納骨

苦しんだけど最後はとても安らかに
祖母は旅立てられて
それがせめてもの救いだ
自分も最後はそうありたいものだ…





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最終更新日  2013.10.24 01:51:37
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