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2023.01.15
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カテゴリ: 考察
水星の魔女 12話 テンペスト

※12話までのネタバレ注意含まれていますご注意ください!

前提としてスレミオが最終的に結ばれるもしくはスレミオエンドになると思っているのですが
ほんの少しの希望も込めてグエスレの可能性残しておきたいです!!


⚫プロスペラ

・12年かけた復讐と4歳で失踪した娘と16歳で入学したスレッタで空白期の年数が合う事

復讐からの許しと呪いからの解放で終わるシェイクスピアの遺作が「テンペスト」
テンペストが元ネタ(モチーフ)としてあるなら水星の魔女もハッピーエンドになる希望はまだありますね

最終的にプロスペローはローブを脱いで復讐を終わらせているのでプロスペラも仮面を外すことで復讐を終わらせるのでしょうか?



⚫スレッタ



・キャリバンは魔女の子、化け物と罵られている事
・名前は 「人喰い (Cannibal)」のアナグラムである事
・最初にプロスペローを信じてしまったために全てを奪われる事

スレッタはキャリバンである可能性があります



⚫テンペスト

テンペストはハッピーエンドなのでこれからどうもっていくのでしょう

個人的にスレッタとミオリネが重い友情の百合物語にはならなさそうですが…
テンペストの最後のプロスペローの娘と王子は結婚します


⚫グエルとラウダ

グエルとラウダは今後、ナポリ王(アロンゾー)とセバスチアンのようになっていく可能性がありますね

テンペストから水星の魔女を読み解くとすごく複雑な役の重なりがあります



・その弟はそれを見て今こそ王位を簒奪するチャンスだと考えてかつてミラノ公プロスペローの公位を奪う

・アントーニオと共謀しようと企むもプロスペローの命令を受けたエーリアルがナポリ王を眠らせて二人は好機が到来したと思いナポリ王を弑逆しようとする

・そこへ再びエーリアルが現れプロスペローの計画の遂行の妨げとならないようにナポリ王を覚醒させてナポリ王はことなきを得る

・テンペストの物語の中でラウダの立ち位置がまだ確立されてなかった

・ナポリ王を担っていたうちの一人であるヴィムが死亡したことによりここに来てグエルがナポリ王となってラウダがセバスチャンに躍り出てきた


ナポリ王とファーディナンドは再会してお互いが生きていたことを喜ぶ

水星の魔女では再会するがグエルはヴィムを望まぬ形で殺してしまう
ここからナポリ王の役割が息子・グエルに受け継がれる流れになるのかな?

・ファーディナンド王子はナポリ王が死んだと思って放浪している間「父が死んで自分がナポリ王になってしまった」と思い込んで悲しむ

・ナポリ王の死は嘘だったけれど水星の魔女ではこの死は真実となりグエルがナポリ王の継承することになり
ラウダが兄弟という共通点からセバスチャンになる


・ただ水星の魔女でのラウダは兄の賛美者の名前を持っており兄の地位を簒奪する気はない

しかしナポリ王(グエル)が息子の死(父親の死)に悲嘆に暮れることになりラウダが知らぬ間に望まないままジェターク社を継ぐことになる

・そしてプロスペローの使い魔・エーリアルがグエルに魔法をかけてラウダがグエルを殺す誘惑に駆られる

〇水星女関連
〇父or兄の愛をめぐる確執
〇アーシアンをめぐる立場の違いか
〇グエルもラウダもダリルバルデorディランザに乗って戦うことにことになる

個人的にはジェターク社はガンダムを使用しないで欲しい気持ちもある



⚫グエルまわりの描写で強く感じ始めた
「結婚してくれ」、 「お前のことなんか全然好きじゃないんだからな」には男女ロマンスを期待するけどスレッタの気持ちはグエルにはない

そしてグエルの思いは空回り続けている

しかしグエルの気持ちには誠実さがあることが分かる
グエルのスレッタへの気持ちには見返りを求める下心が全くない
「スレッタと仲良くなれたら」 「好 きな子の前ではいい恰好したいな」などの欲求もない

6話辺りからスレッタは強固な絆をミオリネ&グエルと築いて誰とも結ばれないエンドを迎えそうですね


⚫グエルとミオリネはテンペストのヒロイン・ミランダと結婚するファーディナンド王子になってますね

テンペストではミランダとファーディナンドはよく知りもしない相手と一目で恋におちてあっという間に結婚します
そして恋が成就することによってプロスペローは心をやわらげ復讐を中断するというストーリーです


水星の魔女に当て嵌めるとこの物語を乗り越えるためにはまずファーディナンド王子であるミオリネとグエルは二人とも旧式のやりかたでスレッタに求婚します
しかしスレッタはミランダではないのでどちらも断っています

水星の魔女は求婚が失敗するところか ら始まります
求婚の失敗の先にミオリネとグエルがそれぞれスレッタという人間と一個人として向き合って関係性を築いていくと思います

⚫グエル

彼は王子としての持ち物をどんどん失ってスレッタとの接点も失います
しかし彼はスレッタと関わる気持ちは捨てていない
彼は王子なのでミランダと結ばれたい と思い続け行動してきた
そして思考を介在させない選択の結果、大事な父を失ってしまう

⚫ミオリネ

彼女はスレッタの気持ちはないものの形式上の婚約関係は続けています
ファーディナンド王子であるミオリネは「花婿」をスレッタに求め自分は「花嫁」であることにこだわる
ミオリネはスレッタに懸命に関わり続け真心を尽くします

ミオリネの求愛が功を奏しスレッタは表面上は「花婿」を選んだように見える
しかしスレッタ自身が思考して選んだのではなくスレッタがミオリネと対等な関係性を築いた中で選んだ結果ではない
スレッタという「魔女」


テンペストに魔女は過去にしか存在していない

⚫イギリスの 戯曲 「ソフォニスバ、驚くべき女人」にてエリクトという魔女は登場している 

この作品の中でエリクトは悪役の「恋 人」に化けさせられて最終的には殺されてしまう
・スレッタは誰かの代わりをさせられている
・何かの役割をさせられる

ミオリネは知らないうちにこの役割を強化させた

⚫戯曲の世界から離れてストーリーにおけるスレッタの「役にならなくては」という呪いは彼女の育ちの中で生まれる

母子で過酷な状況と水星という特殊なコミュニティで生き抜かなければならないことがスレッタにこの呪いをかけた


⚫ありのままを愛される


・女主人公なら地位のある男性から頑張ってるねと認められる
・立場が上の男性からお前はそのままでいいと言われるみたいな

しかしスレッタが抱える「ありのまま愛されない」、「私には価値がない」という苦しみ
自己肯定感の低さからくるこの苦しみはかなり長期に渡って続きます

⚫スレッタの人格の確立とか成長とか心理的な飢餓感を救う解決手段ではない
それを描くためのグエルの挫折と12話のミオリネとの関係性の破綻

・グエルが王子としての地位、名誉、お金、家柄を全て失う

・一見スレッタとの関係性を順調に進めてきたミオリネが「花婿」「花嫁」の関係にこだわったことで関係性が壊れた


・スレッタとミオリネの関係性

・スレッタとグエルの関係性

今回トラウマを与えられたミオリネにはスレッタを救えない

心の傷を負った当事者が傷を与えた相手を単純に肯定して赦すという解決にはならない
最終的にはミオリネはスレッタと関係性を再構築していく

この後正気に戻ってどん底に落ちるだろうスレッタを肯定することはなくむしろ拒否しそう


スレッタをどん底から引き上げるのは当事者ではない人間
これをグエルが担うのではないでしょうか?

⚫スレッタはグエルは 「わけわか んない」人
何も与えていない相手が下心なく 「そのままのお前でいいよ」と肯定してくれる
スレッタがグエルにしたように

そしてミオリネとの関係性の再構築のためにスレッタを発破かけると思う

スレッタはミオリネとともに歩む関係性に
グエルもスレッタを支えられるような関係性になる

そんな若い世代を見てエルノラは「プロスペラ」の仮面を外して復讐を中断する
これが令和の「テンペスト」の終着点でしょう


⚫スレッタは彼に何も与えていないしグエルはスレッタと関わったことで全部失っている

その彼がスレッタが何を与えたかでもなくスレッタがどんな罪を犯したかも関係なく
大事な時にスレッタと関わらなかったからこそ
「逃げることも必要」とか「お前はそれでいいよ」とかがスレッタに届くと思ってます



テンペストのあらすじ

主人公はかつてのミラノ公、プロスペロという男

プロスペロは政治よりも魔法にかまけていたある日、弟のアントーニオーに公位を奪われ領地から追い出されてしまいます

幼い娘ミランダと共に逃げ延びたプロスペロは命からがら人の世界から隔てられた絶海の孤島にたどり着きます

そこで彼は魔女の息子キャリバンと風の妖精エーリアルを使役しつつ弟アントーニオーと弟を支持するナポリ王アロンゾーへの復讐の機会をうかがいながら暮らします

数年経ったある日、プロスペロはついに復讐の機会を得ます

仇敵・弟アントーニオーとナポリ王アロンゾー、ナポリ王子のファーディナンド、ナポリ王弟セバスチャンらの乗った船が航海していたのです

そこでプロスペロはエーリアルの魔法で嵐を起こし船を遭難させて彼らを孤島に漂着させます

ナポリ王子ファーディナンドは父ナポリ王とはぐれ一人、島をさまよいます

そのうち彼はエーリアルに導かれてミランダと出逢い二人は一目で互いに恋に落ちます

ファーディナンドはプロスペロにミランダとの結婚の許可を求めますが復讐の計画を実行したいプロスペロはこれを拒絶します

そしてナポリ王子を捕らえ丸太運びをさせるなどこき使います

一方でナポリ王アロンゾーははぐれた息子ファーディナンド王子が死んだものと思い込み深い悲しみに沈んでいました

世継ぎを失ったと嘆き悲しむ王に王弟セバスチャンとミラノ公アントーニオーは不満を募らせます

そこへエーリアルが現れて魔法の力でナポリ王やその忠臣たちを眠らせます

アントーニオーは王弟セバスチャンに「今の隙に王を殺して王位を奪ってしまおう」と唆します

セバスチャンは戸惑いながらもしばらくは他の後継者の存在を理由に抵抗します
しかし状況的にファーディナンド王子の命は絶望的だと考え、ナポリ王を殺す決意をします

ところがナポリ王を殺そうと剣を振り上げた時、再びエーリアルが現れます

ナポリ王が死んでしまってはプロスペロの計画が水の泡になるからです
エーリアルはナポリ王らを目覚めさせます

目覚めた王や臣下らは剣を振り上げている二人の不自然さについて疑問を投げかけます
セバスチャンらは「獅子か牡牛かの音をきいて」とごまかしその場はことなきを得ます

またプロスペロの「魔法の衣装」を盗もうと企む酔漢の賄方ステファノーと道化トリンキュロー、キャリバンの悪だくみなども同時に進行してきます

プロスペロはこれらの悪事を魔法の力で見通し挫きます

そして仇敵達を「幻の宴」を催しておびき寄せ狂気に陥れる復讐を実行します

しかし既にファーディナンド王子とミランダの二人の愛に心を動かされていた彼はナポリ王の忠臣ゴンザーローの忠誠心に心を打たれついに復讐をやめてナポリ王らと和解に至るのでした



⚪またプロスペロが幼い娘と共に絶海の孤島に逃げ延びて復讐を企むといったストーリーは水星の魔女のプロローグそのものです

○水星の魔女がこの作品を題材にしているのは疑いないと思います

1期では「テンペスト」の物語の構造を一定、維持しています

水星の魔女の主要キャラクターはそのほとんどが一人でテンペストの登場人物を二人以上兼任しています

そのため各キャラクターのストーリーがテンペストの複数の場面で同時に進行することがあります

また水星の魔女のキャラクターにテンペストの二人の登場人物の物語が同時に重ね合わされることもあります

また水星の魔女の独自の物語の構造からガンダムSEED、Gガンダム、OOなどの他の作品の物語の構造も採り入れているのでキャラクターの動向の決着が異なる展開を迎えます


○テンペストの物語をストレートになぞっているわけではないです

大まかなストーリーの構造としてテンペストを未だ維持しています

いくつかのキャラクターは「テンペスト」の登場人物の運命を一定、忠実にたどっています


○シャディク=酔漢の賄方ステファノー、道化トリンキュロー

しかもグエルはこの時点で唯一主要キャラの中で他の役は兼任していません

明らかにラウダは1期では彼の動向が継続的に丁寧に追いかけられています

ラウダはヴィムの死という条件を満たしたことで「テンペスト」の表舞台に出てきました

ヴィムの死によってラウダがナポリ王弟セバスチャンになった
この役割の置き換えが成り立つならばもう一つ「簒奪者の弟」という項目でプロスペロの弟ミラノ公アントーニオーもラウダに振られた役割であると考えられます

またラウダ自身が既にナポリ王であると解釈することもできます


○ナポリ王アロンゾーははぐれた息子ファーディナンド王子が死んだものと思い込み深い悲しみに沈んでいました

世継ぎを失ったと嘆き悲しむ王にナポリ王弟セバスチャンとミラノ公アントーニオーは不満を募らせます

折しもそこへエーリアルが現れ魔法の力でナポリ王やその忠臣たちを眠らせてしまいます

アントーニオーは王弟セバスチャンに「今の隙に王を殺して王位を奪ってしまおう」と唆します

セバスチャンは戸惑ってしばらくは他の後継者の存在を理由に抵抗したものの状況的にファーディナンド王子の命は絶望的だと考えて結局はナポリ王を殺す決意をします

しかしナポリ王を殺そうと剣を振り上げた時、再びエーリアルが現れます

ナポリ王が死んでしまってはプロスペロの計画が水の泡になります
エーリアルのおかげでナポリ王や臣下たちはを目覚めさまします

剣を振り上げている二人の不自然さについて疑問を投げかけます
セバスチャンらは「獅子か牡牛かの音をきいて」とごまかしことなきを得ます


○ナポリ王をヴィム、ファーディナンド王子をグエル


★「ナポリ王は、はぐれた息子ファーディナンド王子が死んだものと思い込み深い悲しみに沈んでいました

水星の魔女ではヴィムは家出したグエルを心配していしていました

★ナポリ王であるヴィムが死亡したのでグエルがナポリ王に繰り上がってナポリ王になる

★ナポリ王が息子を失った悲嘆はグエルが父を失った悲嘆となります
またラウダが兄を失った悲嘆にもなると考えられます

そしてグエルはナポリ王であると同時にファーディナンド王子でもあります

エーリアルの魔法にかかる状態というのは魔女スレッタにグエルが魅了されている状態=恋している状態です

★ラウダは父・ヴィムと兄・グエルの失踪を心配し悲しんでいる
さらにラウダは自分がジェタークの後継者にふさわしいとは考えておらず兄が後継者になるべきだと考えている

しかし父も兄も帰ってこないし父の生存は絶望視されている

兄がなぜ帰ってこないかはわからないが死んでいる可能性も考え始めた時、思わぬ形で兄と再会を果たす

★しかしグエルはラウダがこれまで知る兄とは全く別人のようになっています

そこへプロスペラに操られたスレッタとエアリアルがやって来ます

兄がスレッタの味方をしようとするのを見てラウダはスレッタへの憎悪が増す

★ガンダム・シュバルゼッテ(魔法の力)に乗ったラウダはスレッタだけでなく彼女を庇う兄に対する殺意も搔き立てられるようになる

兄に襲いかかったラウダは兄を殺しそうになるもスレッタとエアリアルに阻止されます

正気に戻ったラウダはその理由を獅子と牡牛の魔力のせいだと感じる



セバスチャンも初めのうちは王位の簒奪には消極的ですがラウダは自分が王位の簒奪者になることに拒否的なのが違う所ですね

ラウダはグエルが在寮していた時からシャディクに敬語を使っていたのは兄を立てていたから
グエル退寮後には決闘委員会のメンバーに「挨拶は不要です」と言い放ち一線を引こうとしています

グエルが戻ってくることを想定して「飽くまで自分は代理なのだ」と言いたかったのでしょう

グエルに任されなければ寮長になるつもりはないでしょう

ラウダは自分が後継者にふさわしくないと考えていますね

兄の地位を横盗りする気は微塵もないし望んいない形で兄の地位を脅かしています

肝心のラウダ自身は王位を全く求めていないという捻れています




↓リンク貼っていますので一度読んでみてください ^_^‪


シェイクスピア全集(8) テンペスト (ちくま文庫) [ ウィリアム・シェイクス...





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最終更新日  2023.03.31 20:05:06


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