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2023.03.09
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カテゴリ: 考察
水星の魔女とテンペスト



○テンペストのあらすじ

主人公はかつてのミラノ公、プロスペロという男

プロスペロは政治よりも魔法にかまけていたある日、弟のアントーニオーに公位を奪われ領地から追い出されてしまいます

幼い娘ミランダと共に逃げ延びたプロスペロは命からがら人の世界から隔てられた絶海の孤島にたどり着きます

そこで彼は魔女の息子キャリバンと風の妖精エーリアルを使役しつつ弟アントーニオーと弟を支持するナポリ王アロンゾーへの復讐の機会をうかがいながら暮らします

数年経ったある日、プロスペロはついに復讐の機会を得ます

仇敵・弟アントーニオーとナポリ王アロンゾー、ナポリ王子のファーディナンド、ナポリ王弟セバスチャンらの乗った船が航海していたのです

そこでプロスペロはエーリアルの魔法で嵐を起こし船を遭難させて彼らを孤島に漂着させます



そのうち彼はエーリアルに導かれてミランダと出逢い二人は一目で互いに恋に落ちます

ファーディナンドはプロスペロにミランダとの結婚の許可を求めますが復讐の計画を実行したいプロスペロはこれを拒絶します

そしてナポリ王子を捕らえ丸太運びをさせるなどこき使います

一方でナポリ王アロンゾーははぐれた息子ファーディナンド王子が死んだものと思い込み深い悲しみに沈んでいました

世継ぎを失ったと嘆き悲しむ王に王弟セバスチャンとミラノ公アントーニオーは不満を募らせます

そこへエーリアルが現れて魔法の力でナポリ王やその忠臣たちを眠らせます

アントーニオーは王弟セバスチャンに「今の隙に王を殺して王位を奪ってしまおう」と唆します

セバスチャンは戸惑いながらもしばらくは他の後継者の存在を理由に抵抗します
しかし状況的にファーディナンド王子の命は絶望的だと考え、ナポリ王を殺す決意をします

ところがナポリ王を殺そうと剣を振り上げた時、再びエーリアルが現れます

ナポリ王が死んでしまってはプロスペロの計画が水の泡になるからです


目覚めた王や臣下らは剣を振り上げている二人の不自然さについて疑問を投げかけます
セバスチャンらは「獅子か牡牛かの音をきいて」とごまかしその場はことなきを得ます

またプロスペロの「魔法の衣装」を盗もうと企む酔漢の賄方ステファノーと道化トリンキュロー、キャリバンの悪だくみなども同時に進行してきます

プロスペロはこれらの悪事を魔法の力で見通し挫きます

そして仇敵達を「幻の宴」を催しておびき寄せ狂気に陥れる復讐を実行します





○水星の魔女に当てはめていくと

○ペロスペロー=プロスペラ
○妖精エーリアル=エアリアル

またプロスペロが幼い娘と共に絶海の孤島に逃げ延びて復讐を企むといったストーリーは水星の魔女のプロローグそのものです

○水星の魔女がこの作品を題材にしているのは疑いないと思います

1期では「テンペスト」の物語の構造を一定、維持しています

水星の魔女の主要キャラクターはそのほとんどが一人でテンペストの登場人物を二人以上兼任しています

そのため各キャラクターのストーリーがテンペストの複数の場面で同時に進行することがあります

また水星の魔女のキャラクターにテンペストの二人の登場人物の物語が同時に重ね合わされることもあります

また水星の魔女の独自の物語の構造からガンダムSEED、Gガンダム、OOなどの他の作品の物語の構造も採り入れているのでキャラクターの動向の決着が異なる展開を迎えます


○テンペストの物語をストレートになぞっているわけではないです

大まかなストーリーの構造としてテンペストを未だ維持しています

いくつかのキャラクターは「テンペスト」の登場人物の運命を一定、忠実にたどっています


○シャディク=酔漢の賄方ステファノー、道化トリンキュロー

しかもグエルはこの時点で唯一主要キャラの中で他の役は兼任していません

明らかにラウダは1期では彼の動向が継続的に丁寧に追いかけられています

ラウダはヴィムの死という条件を満たしたことで「テンペスト」の表舞台に出てきました

ヴィムの死によってラウダがナポリ王弟セバスチャンになった
この役割の置き換えが成り立つならばもう一つ「簒奪者の弟」という項目でプロスペロの弟ミラノ公アントーニオーもラウダに振られた役割であると考えられます

またラウダ自身が既にナポリ王であると解釈することもできます


○ナポリ王アロンゾーははぐれた息子ファーディナンド王子が死んだものと思い込み深い悲しみに沈んでいました

世継ぎを失ったと嘆き悲しむ王にナポリ王弟セバスチャンとミラノ公アントーニオーは不満を募らせます

折しもそこへエーリアルが現れ魔法の力でナポリ王やその忠臣たちを眠らせてしまいます

アントーニオーは王弟セバスチャンに「今の隙に王を殺して王位を奪ってしまおう」と唆します

セバスチャンは戸惑ってしばらくは他の後継者の存在を理由に抵抗したものの状況的にファーディナンド王子の命は絶望的だと考えて結局はナポリ王を殺す決意をします

しかしナポリ王を殺そうと剣を振り上げた時、再びエーリアルが現れます

ナポリ王が死んでしまってはプロスペロの計画が水の泡になります
エーリアルのおかげでナポリ王や臣下たちはを目覚めさまします

剣を振り上げている二人の不自然さについて疑問を投げかけます
セバスチャンらは「獅子か牡牛かの音をきいて」とごまかしことなきを得ます


○ナポリ王をヴィム、ファーディナンド王子をグエル


★「ナポリ王は、はぐれた息子ファーディナンド王子が死んだものと思い込み深い悲しみに沈んでいました

水星の魔女ではヴィムは家出したグエルを心配していしていました

★ナポリ王であるヴィムが死亡したのでグエルがナポリ王に繰り上がってナポリ王になる

★ナポリ王が息子を失った悲嘆はグエルが父を失った悲嘆となります
またラウダが兄を失った悲嘆にもなると考えられます

そしてグエルはナポリ王であると同時にファーディナンド王子でもあります

エーリアルの魔法にかかる状態というのは魔女スレッタにグエルが魅了されている状態=恋している状態です

★ラウダは父・ヴィムと兄・グエルの失踪を心配し悲しんでいる
さらにラウダは自分がジェタークの後継者にふさわしいとは考えておらず兄が後継者になるべきだと考えている

しかし父も兄も帰ってこないし父の生存は絶望視されている

兄がなぜ帰ってこないかはわからないが死んでいる可能性も考え始めた時、思わぬ形で兄と再会を果たす

★しかしグエルはラウダがこれまで知る兄とは全く別人のようになっています

そこへプロスペラに操られたスレッタとエアリアルがやって来ます

兄がスレッタの味方をしようとするのを見てラウダはスレッタへの憎悪が増す

★ガンダム・シュバルゼッテ(魔法の力)に乗ったラウダはスレッタだけでなく彼女を庇う兄に対する殺意も搔き立てられるようになる

兄に襲いかかったラウダは兄を殺しそうになるもスレッタとエアリアルに阻止されます

正気に戻ったラウダはその理由を獅子と牡牛の魔力のせいだと感じる



セバスチャンも初めのうちは王位の簒奪には消極的ですがラウダは自分が王位の簒奪者になることに拒否的なのが違う所ですね

ラウダはグエルが在寮していた時からシャディクに敬語を使っていたのは兄を立てていたから
グエル退寮後には決闘委員会のメンバーに「挨拶は不要です」と言い放ち一線を引こうとしています

グエルが戻ってくることを想定して「飽くまで自分は代理なのだ」と言いたかったのでしょう

グエルに任されなければ寮長になるつもりはないでしょう

ラウダは自分が後継者にふさわしくないと考えていますね

兄の地位を横盗りする気は微塵もないし望んいない形で兄の地位を脅かしています

肝心のラウダ自身は王位を全く求めていないという捻れています





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最終更新日  2023.03.27 17:10:26


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