ベランダで育てるTillandsias

ベランダで育てるTillandsias

2004温室プセド作成記録



1.大工仕事

増えすぎたチランジアを部屋に取り入れることが出来なくなり、
近づいてくる冬を前に、思い切って温室を自宅ベランダに、
構築することにしました。以下は、その図面です。

温室図面

フレームは、 ヤザキのイレクター を使用することにしました。

イレクターは鉄パイプにプラスチックをコーティングしたもので、
近くのホームセンターで売っていたものです。
上記の図面から数量を拾い、購入代金は、フレーム・ジョイント代で13,000円程度でした。(その後の買い足し等で15,000円程度か。)

ホームセンターで販売されている長さにしたため、2000mm,900mmの寸法が大部分となりましたが、
おかげでパイプカッターの必要はありませんでした。

パイプをジョイントに差し込むだけでしっかり止まるのだと思っていましたが、
実際には、ジョイントの穴はかなり大きいので、
専用の接着材を購入する必要があります。

しかし、完全に接着していまうと、万一の場合、解体が出来ませんので、
私は、一部、ビニールテープを巻いて、そのテープの厚さでジョイントとパイプを止めました。(^_^)v
とりあえず、こんな感じです。

温室

2.温室作成の危機

物干しざおは他にあるでしょ。。(^_^;)

洗濯物

3.ビニル張り

 さあ、いよいよビニル張りです。材料は、近くのホームセンターで買ってきた農業用のビニルです。

ビニル

一人で苦心しながら、小一時間かかって、ようやく、2/3程度張り終えました。
なんだか、めちゃくちゃ、簡単。結構、才能あるかも。。

温室完成間近


えっ。


えっ。 。。っ。


これって、どこから入るの?


後日、「温室のビニルの音がうるさいよ。」って、うちの奥さんからお叱りを受けた。

入り口も出口もない温室なんだから、温室の中には風が入らないのだ。

物理的に入るわけないのだ。

そんなはずなかろう、と見てみた。

そんなはずがあった!

しっ、 下がすいてる。


下すき


ビニルカットしすぎた。┌(;・_・)┘

何だか、めちゃくちゃ不安になってきた。こんなことで、ほんとに、冬が越せるのか??

2004/11/14 温室用暖房器具・度計付き温度計湿・投光器を温室にセット。
◎パネルヒーター(サーモ付)NS-250 AC 100V 250W


4.ビニル張り再考


 昨日(2004年11月16日)は、この冬一番の冷え込みで、非常に風が強かった。

 温室プセドの状況はというと、温室の中にまで風が入り込み、パネルヒーターの頑張りにも

 かかわらず、温室内の気温は下がる一方であった。(17度くらいの設定で最終は10度前後まで下がったのだろうか。)

 この原因を考えた。

温室びにる張り

 上図が温室のビニルを張った順序および方向である。

 この張り方だと、2と3の方向に縦目地が出来、ここから、風が入り込むのである。

 「風は横に吹く」

 こんな単純なこともやってみないと案外分からないことだった。

 今週末、また、補強をしよう。

 しかし、横方向に巻くと、ホントに出入りが出来なくなるんだがなぁ。。

 どうしよう。。

2004.11.20

まず、今日行った補強の内容。

 1.上で述べた縦目地部分を両面テープで接着。接着箇所は、なるべく目立たないように、

  フレーム位置で接着するようにした。

 2.そのうえで、前回のビニルより1ランク薄い0.05mのビニルを横方向にぐるりと巻いた。

 3.ホットカーペットの下に敷く銀色の保温マット1畳分を温室の中に敷いた。


 以上の補強でかなり保温性が向上した、と思う。たぶん。


 しかし、これまでは、中央付近の縦目地をのれん式に開けて、出入りしていたのだが、

 それが出来なくなった。

 全く、入り口が無くなったのだ。(^^;)



 「入り口がなければ、出口もない」

 そんな村上春樹の小説的な非実用的温室もどきが誕生した。

 しばらく、これでやってみることにする。


 しかし、入り口・出入り口問題は、両面テープ&マジックテープを利用して
 何とかなったかも知れないと、今になって思った。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: