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2012.12.22
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カテゴリ: 90's
77Live



そのニュースを知った(確か『ミュージック・マガジン』の小さな記事であったと思います)時には、当時私が住んでいた大阪市内の、インディーズ系を扱っている主要なレコード・ショップでも既に軒並み売り切れ状態で、どこに問い合わせても在庫もないし入荷予定もない、とけんもほろろの対応。諦めきれずダメ元で発売元に問い合わせたところ "'67-'69 STUDIO et LIVE" とこのライヴ盤は何枚かある、とのことでなんとか手に入れることが出来たのでした。

「公式」とは言いつつそもそも発売を目的にして録音されたものではなかったのでしょう、音質はブートレッグ並み。強烈なフィード・バックと過剰に施されたヴォーカルのディレイ効果、更にはその荒々しく毛羽立った様な劣悪な音質のお陰で(?)、輪郭が不鮮明で掴めそうで掴み切れない、常にはぐらかされているようなもどかしさは抱えつつも、聴き手である私たちのイマジネーションは自由奔放に轟音の中を飛び回れる、そんな印象を持ちます。そう言う意味合いにおいて 1 曲 1 曲を取り上げてああだこうだと評するのは野暮と言うものでしょう。一夜のライヴの全貌は 2 枚のディスクに分割され、1 曲毎のクレジットもありますが、これは「ひとつ」のものとして聴くのが一番良いのかな、と思います。

最後に余談。

かつてあがた森魚は 8 年もの歳月を掛けてアナログ盤 3 枚組の大作 "永遠の遠国" を産み落としました。また、PANTA は一度ならずも挫折した「水晶の夜」をテーマにした作品を構想から 10 年後に "クリスタル・ナハト" と言うアルバムに結実させました。或いは、Beatles の "Let It Be" や Rolling Stones の "Tattoo You" と言った作品は、当のアーティスト本人が匙を投げた素材を、外部のプロデューサーの手に委ねることで「アルバム」としての実体を持つに至ったものでした。意志あるところに道あり。いろいろと意見はあろうかと思いますが、ことラリーズ、水谷孝と言う人に関しては「(再生芸術としての?)作品を生み出す」と言う意志が希薄であったのだろうか、と残念に思う今日この頃。

まあ(消息はわかりませんが)「引退」したと言う話は未だ聞かないので、今後なんらかの形で新しいなにかが出てくる可能性、淡い期待は持ち続けはしますが(笑)。

【Track Listings】
- Disque 1 -
01. Enter The Mirror

03. 氷の炎
04. 記憶は遠い

- Disque 2 -
01. 夜より深く
02. 夜の収穫者たち
03. The Last One





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Last updated  2012.12.22 18:54:07
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