２つの脳を持つ息子
これはマイケルが４歳で、
プリスクールのジュニアクラスに通い始めて間もない頃。
学校から帰って来て
ガレージに車を入れるとマイケルが勢い良く車から降りて来て
私の前に立ちはだかった。
そして真面目な顔をして私に、
マイケル:「マミー、僕には脳が２つあるんだよ。」
私は一瞬何の事だか解からずに
マイケルに尋ねた。
私：「それってどういう事？？？」
するとマイケルは得意そうに
あごを少し上向き加減にしてこう言い放った。
マイケル：「一つはここ。（頭を指差す）」
私：「ふんふん。それで？」
マイケル：「もうひとつは、ここ！」
そう言ってマイケルは
自分の股間を
小さな可愛い手で
シッカと握っていたのだった。
私：「へ！？ 何だってぇ～～～！？」
目が点になった私。
私：「ちょ、ちょっと、それどこから覚えたの？
誰かから聞いたの？
それとも、テレビ？？？」
マイケル：「違うよ～～。
クラスの友達が言ってたし、僕もそう思うよー。」
私：「あ、っそ～～～～。」
何だかびっくりしたのと、無邪気で可愛らしかったから、
一人で笑ってしまったんだけど、
子供っていきなり何を言いだすか解からないね～～～。
その夜旦那が帰って来てその事を話すと
彼はニコニコして大きく頷きながら、
旦那：「良し！ （←何が良し！なんだか！？）
流石俺の子だ！
○○○○の血を受け継いでいる！」
＊○○○○は、家の苗字です。（笑）
私思いっ切りコケましたけどねー。
旦那や親戚の話によると、
旦那の父、祖父、共にプレイボーイで
かなりお盛んだったらしい。
怖すぎるなぁ～～～。
遺伝なんでしょうか？？？
その他にも
マイケルは小さい時から
“年上の女の人”が好きだった。
どうも年が近いのは興味が無いらしい。
スクールバスに乗る為に
バス停で他のお母さん達と待っている時、
そそくさとその辺に生えている
可愛い小さな花や、落ち葉を拾って来て、
マイケル：「These're for you.」（これ、貴方にです）
と言って、よその子のお母さんに手渡すの。
するとそのお母さんは感激しちゃって
「It's so lovely!」（まあ！素敵だわ～）みたいなことを言って
マイケルにチュー。
調子に乗って、その場に居る女性、皆に配り始めるのだった。
勿論私にもくれたけどね（笑）。
半月ほど前の親子面談で先生に
「He is so sweet!」（彼はとっても優しいのよ）
と言わしめた男、マイケル。
何と担任の先生＆エイド（助手）の先生にも
プレゼント攻撃をしていたらしい。
プレゼントと言っても
紙に先生と自分の絵を描いたものとか、
校庭の花、
家から黙って持って行った小物とか、（こら～～！）
５セントとかの小銭、
工作で作った物なんですけどね。
ところが、それだけではなかった！
彼は、
誰かの女房、又は彼女、の
お膝の上も大層お好きなのであった。
カップルの来客が来ると
いつの間にか
女性のひざの上にちゃっかりと座って
居心地よさそうに、頭や身体を撫で撫でしてもらっている。
これは同様に
ティファニーも殿方に
スリスリ攻撃をするんですけどね。
この調子で
女性に気に入られ
「今日はマイケルを持って帰ろうかしら！」
などと言われて、
一人ほくそ笑んで居るマイケル。
そうそう、お口の方でも
ちゃんと女性を褒める事もするんですよ～。
「You're so cute & beautiful ＆ sweet girl.」
って言葉を、一日に何回も私に言ってくれるんです。
姉達にも何か欲しい時に限って
言っているみたいですけど、
この台詞、
外でも大いに活用しているそうで
色々な方からの情報が入ってます。。
参っちゃいました～。
非常に先が思いやられるのです。（苦笑）
旦那曰く、
彼も小さい時そうだったらしい。
幼稚園で好きな女の子の手をずーっと握って離さない。
と言うので、
先生がお母さんに電話をして来たそうなんです。
旦那は、
「そうだマイケル！
この子は教えなくても、どうすれば女性が喜ぶか
ちゃんと知っているんだよ。
流石俺の子だ！
代々○○○○の血を受け継いでいるんだな～」（又始まった！）
なんて誇らし気（笑）
良いのか悪いのか
将来行き過ぎで、
女ったらしみたいにならなきゃ良いんだけどねぇ～～～。
こんなに小さいうちから
２つの脳を使い分けて良いものなんでしょうかねぇ～～（苦笑）
まさか下心なんてあるとは思えないんですけど
甘いでしょうか？？？
NEXT
© Rakuten Group, Inc.
