◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

アメリカ生活:私の失敗談 1




罪を素直に認める


そこには言い訳も、“BUT”も無い。


潔く(いさぎよく)、罪を認め謝罪をする。



これって日本人にとっては美徳じゃないですか?


学校でもそう習ったし、

勿論日本の親は、子供達にそう云う教育を施して来たわけです。


私もその筋金入りの精神を引っさげて


アメリカに渡って来ました。



が、しかぁ~し!



私はこの筋金入り精神のお陰で、

ひょんな事でバカを見る羽目になってしまった。



例えば、


長男を妊娠中の事。



ニューヨークのとある小学校へ毎朝子供達を

学校へ送って行かなくてはならなかったんです。


妊娠も後期に入り、かなり大きなお腹で無理やり車に乗りこみ


子供達を降ろして、いざ帰路に着こうと車を走らせていた時、



妊娠中って特に後期になって来ると、

頭がボーッとすることが多いんですよね。


おまけに大きなお腹を抱えて安眠熟睡なんて出来るわけも無く、


私は毎日寝不足もあってその日は特に


頭の中が未だ夢の中だったんですね。



アクセルを踏んでから、前を向いて目に入ったのは

黄色いあの、スクールバス!



そしてあの


“STOP”サインもバスからしっかり出ていました。


(*STPOサインが出ていたら道幅に関係無く、

車両は対向車線の車も、必ず一時停止して待たなければならない。*)



「あ!」と思って


慌ててブレーキを踏もうとしたけど、


そうするにはあまりにも近すぎて


急ブレーキを踏む事になると判断した私は、


バスの周りを素早く見渡してそのまま通過してしまいました。


すると運悪く、朝の通学時をパトロール中だったお巡りさんに

捕まってしまったんです。



私:「ヤヴァイなぁ~~!」

そう呟いてから、

バックミラー越しにお巡りさんが近ずいて来たのが見えました。


アメリカ人ならここでお愛想笑いの1つでもするか



「何かあったんですか?」などと、すっとぼけたりもしたでしょう。


所が私はお巡りさんに見逃してもらおうと

逆の事をしちゃったんです。


お巡りさん:「おはよう。所で何で止められたのかは判っているよね。」


私:「はい。判っています。(非常に素直に)」


お巡りさん:「これは貴方の車?   免許証と車の保険証を見せてください。」


お巡りさんは紙に色々書きながら私に聞いてきます。


お巡りさん:「スクールバスが停まっている時のルールは知っているよね。」


私:「はい。ちゃんと覚えてます。(ここですっとぼければ良かった!)」


お巡りさん:「どうして違反しちゃったの?」


私:「さあー?  とにかくごめんなさい!」

って、ひたすら謝りました。



お巡りさん結構しつこく


お巡りさん:「ルールは本当に知っていたの?」って繰り返して聞くんです。


私もここでピンと来て、



「あ~~、いいえ、忘れちゃってました!」

等と言えばば良かったものを、


バカ正直に


私:「ですから、ちゃんと知っていました。」

を繰り返してしまったんです。


仕舞いにお巡りさん、


「どこかよそ見をしちゃったとか?」


同乗していたNicoleを指差して

「彼女に気を取られちゃったとか?」



今考えれば、お巡りさん助けようとしてくれてたんですよね。


そんな事も考えずに唯ひたすら謝り続けた私。



心の中では、



こんなに素直に謝ってんだから

いい加減許してくれよ~~~~!



お巡りさん、ちょっと困った顔をして


お巡りさん:「それじゃー、違反切符を切ることになるいけどいいの?」


私:「えー、仕方ないです。」(何でダメです!っていえなかったのか!)


お巡りさん:「本当に良いんだね?」


私:「はぁ~~。    はい。」(困ります!って言えば良かった!)



お巡りさんに切符を切られ、


未だボーとしている頭で帰宅。


後でこの事を旦那に話したら、


「ばかだなぁ~!!!  

お巡りさんがこんなにチャンスを与えてくれていたのに!

何で私は今妊娠後期でどうの、こうのって説明しないんだよ!」


と、呆れられてしまいました。



私は小さくなって



「だって~、素直に謝って逆らわず良い子にしていれば

許してもらえると思ったんだもん。」


一度日本に居た時に原チャリのスピード違反で捕まった時に

日本のお巡りさんから


「いちいち言いわけするんじゃない!
そんな態度じゃー許してやる気も失せる!」

って言われた事があるんです。



その事も旦那に言ったら


「それは日本では通用しても、ここではこういう場合

ちゃんとお巡りさんに自分の状況なんかを

食い下がってでも説明するべきだったんだ。

お巡りさんだってそう思って何度も君に

チャンスを与えるような質問を繰り返していたじゃないか。」




え~~!そんな事思いも付かなかった。


あーだこーだ言いわけすれば、

かえってムカつかれちゃうんじゃないかって思ってた。


結局新年早々息子が誕生してから


裁判に出ないといけないと言われて


行って来ました。



今回はきっちりと説明をして、


何とか“方向指示器を出さなかった”と言う

軽い物に変えてもらって罰金を払って帰って来ました。


だけど、


よく交通事故にあった場合にむやみに謝るなとは言いますよね。


でも、まさかお巡りさんにまで

色々言い訳しようなんて、考えも及びませんでした。



でも良く考えたら、アメリカの子供達って

交渉や、ディスカッション、ディベートが得意ですよね。


プリスクール時代から

“Show&Tell”

(テーマに沿った物を学校へ持って行き、その事についてクラスで発表する。)を繰り返し行ない、


鍛えられて来たアメリカの子供達。



近所の子供達(我が子供達も然り)の口の上手い事、

断わってもなかなか諦めずに食い下がる精神、には

いつも感心することばかり。




そして、融通が色々な場面で利くアメリカ。



やっぱり何事にも


あたって砕けろ、ダメ元でTRYするべきなのでしょうかね?


私が子供の頃アメリカでも


初代大統領のジョージ・ワシントンが

幼少時代に桜の木を折ってしまって

素直に罪を認めて謝罪した。



“何て素晴らしいんでしょう!”


と言う美談を聞いた記憶があったんだけど


あれは一体



どこへ行ってしまったの?



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