私の死に掛け体験 １
ちょっと前に、今はもう楽天ではなく他でＨＰを持っている
紅緒さんの書きこみにチラッと書いたんだけど、
今日は私の“死に掛け体験”を書こうと思う。
私の死に掛け体験は、生まれてから今までで２回ある。
一度目はまだ４歳位の時。
何にでも好奇心旺盛（過ぎた）だった私は
何度かおいたをして叱られたものでした。
「○○をしてはいけませんよ。」と言われると、
益々見てみたくなる、
やりたくなってしまう
という、アマノジャクの性格もあったのでしょう。
マッチで遊んで危うく火事になりかけた事もありました。
当時両親が共働きだった為に、
私はお婆ちゃんに面倒をみてもらっていました。
それはもう可愛い可愛いと大層甘やかされ、
随分居心地の良い思いをしたのを
子供心にも覚えている。
だから私はお爺ちゃん、お婆ちゃんが大好きだった。
そんなある日の午後。
私はお婆ちゃんのお出かけ用の新品の草履を履いて、
お爺ちゃんがいつも釣りをするのを見ていたせいか、
木の枝を拾ってきてそれを釣り竿に見立てて、
５００ｍ位離れた近所の庭の小さな池の前に居た。
“ここは危ないから、絶対に一人で来ちゃいけませんよ！”
池の前を通る度に言われた魔法の言葉。
そして、
“この草履はお婆ちゃんの大事なお出かけ用の草履だから
さわっったら駄目よ！”
この 絶対にいけませんよ！
何て魅力的な言葉なんでしょう！
私は池の事が頭から離れず、
いつも池の前を通る度に、小さな心は興味と好奇心で
心臓が高鳴ったものでした。
そして、ついに私は “禁断の池”の前に居るのです。
それも、
さわっちゃイケナイ
お婆ちゃんの大事な一張羅の草履を履いて。。。。
私は心躍らせながら,池の前にウンチングスタイルで座り、
ゆっくりと木の枝を水面に近ずけた。
良く見ると、コケだらけのその池には沢山の小さな金魚が泳いでいます。
私は嬉しくなって無我夢中で金魚を追い、
枝を池の中でかき回しました。
赤い金魚の尾ひれに、いつしか私の神経は集中してしまいました。
ついつい前屈みになり過ぎて、
ドッボォ～～～ン！
と、
私の身体は池の中へ頭から落ちてしまったのです。
当時の私は泳ぎなど出来るわけもありません。
慌てて池の淵に手を掛けて這い上がろうとするけど、
池の側面は、今思えば多分コケの為なのでしょう、
ツルツルと滑ってしまって、
未だ腕力の無い幼い私は自力で這い上がることが出来ずに
、
水をガブガブ飲んで、
生死を彷徨う結果となってしまったのです。
この時の記憶は、今でもはっきりと覚えています。
苦しくて苦しくて、唯ひたすらもがいていました。
どの位もがいていたのかは判りませんが、
力尽きて、目の前の光景が全て水面下になってしまった時、
偶然にも、池の家の奥さんが買いものから帰って来たのが
うっすらと見えました。
奥さんは持っていた買い物籠を宙に放り投げ、池に駆け寄ると
力任せに私を引きずり上げてくれたのです。
水面下から引き上げられるまでの
“音声”の記憶は全く無いのですが、
奥さんが放り投げた買い物籠から
大根が宙をゆっくりと舞っているのだけは
私の脳裏にハッキリと焼きついています。
奥さんは私を抱き抱えると大声で、
「ひとみちゃ～～ん！ ひとみちゃ～～ん！」
と悲鳴の様な声で泣きながら、私を自宅へと連れて行き
バスタオルで身体を包んでくれました。
私は何が何だか訳が判らず、
奥さんの矢次早な質問を、唯呆然と聞き流していました。
少しして奥さんにおんぶをされてお婆ちゃんの家へ行くと、
私のずぶ濡れになった姿を見たお婆ちゃんも
私を抱きしめて大声で泣きました。
「お婆ちゃん。。。。。
お婆ちゃんの大事な草履、無くなっちゃった。。。」
私はいけませんと言われていた事を
あえて無視してやってしまった結果の、その事の大きさに、
罪悪感で一杯でした。
お婆ちゃんは、
「草履なんてどうでも良い！」と言って泣き続けました。
母が仕事から帰って来て、事件の全容を聞いた後
もちろんおしおきをされました。
その後母と手をつないで、
池の主の命の恩人であるあの奥さんの元へと
謝罪に行きました。
「ひとみちゃん、もうちょっとで死んじゃう所だったんだよ。
これからはちゃんと大人の言う事を聞かないと駄目よ！」
私は母の陰に隠れながら、
その言葉の重みをかみ締めたのでした。
Ｐａｒｔ ２ は、次回に書きますね。
皆さんも死に掛け体験があったら、是非聞かせて下さい！
そして今、
命がある事に皆で感謝しましょう！！！
バンザ～～～～イ！
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今日のエクササイズ
キックボクシング ＆ 縄とび（９０分）
リスト・ウェイト左右各 ２lbs.
太極拳（１５分）
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