JINさんの陽蜂農遠日記

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2025.11.06
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カテゴリ: 海外旅行
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Albert Memorial・アルバート記念碑を後にして、
Kensington Gardens (ケンジントン・ガーデンズ)を歩き、Kensington Palace
(ケンジントン宮殿)方向に進む

写真の並木は、ハート形の鋸歯のある葉・こんもりした樹形から見てリンデン(ボダイジュ/lime tree)、とくに セイヨウボダイジュ(Tilia × europaea, common lime)の並木であっただろう。



ケンジントン宮殿(Kensington Palace) が右手斜め前方に現れた。
ケンジントン・ガーデンズの中にある赤レンガの宮殿で、17〜18世紀にかけてクリストファー
・レンらが増改築しました。かつてウィリアム3世&メアリー2世、ジョージ1世・2世、
そしてヴィクトリア女王が幼少期を過ごした王宮として知られ、現在は公開エリア
(ステート・アパートメントや企画展)と王室関係者の居住・事務スペースが同居しています。
宮殿の外壁の一部が保守工事用の足場とシートで覆われ、手前にはケンジントン・ガーデンズの
草地(ワイルドフラワー・メドウ)が広がっていた。見えている翼は宮殿本体の外観の一部で、
見学者が入る公開エリアはこの建物群の反対側の入口側から入場するのだと。



この案内板は ケンジントン宮殿(Kensington Palace) のウェルカムボード。
WELCOME TO
KENSINGTON PALACE
Public palace Family home
Welcome to Kensington Palace, home
to Britain's young royals for 300 years

DISCOVER
300 years of Royal History
Take a glimpse into the private lives of the Stuart
monarchs, the glittering court of the Georgians
and Queen Victoria's extraordinary childhood.

EXPLORE
The palace is open all year
Travel back in time and walk in the footsteps of
kings, queens and courtiers discovering history
where it happened.

ENJOY
The taste of luxury
Relax with coffee in our café or afternoon tea
in beautiful surroundings and treat yourself
to an exclusive souvenir from our gift shop.
Entry ticket not required

Summer:
10:00 to 18:00
Winter: 10:00 to 16:00
(last admission 1 hour before closing)
Please check website for details

HISTORIC ROYAL PALACES
We are a team of people who love and look after six of the
most wonderful palacesin the world. We create space for spirits to stir and be stirred.
We want everyone tofeel welcome and accepted. We tell stories about the monarchs
you know, and thelives you don’t. We let people explore and we set minds racing.
We are a charity, andyour support gives the palaces a future, for everyone.To find out
more visit
hrp.org.uk

SPACE TO STIR AND BE STIRRED
TOWER OF LONDON . HAMPTON COURT PALACE . BANQUETING HOUSE
KENSINGTON PALACE . KEW PALACE . HILLSBOROUGH CASTLE AND GARDENS」

ケンジントン宮殿へようこそ
公共の宮殿、家族の住まい
ケンジントン宮殿へようこそ。ここは、イギリスの若い王族たちが300年間暮らしてきた住まいです。

DISCOVER(発見)
300年の王室の歴史
スチュアート王朝の私生活、ジョージ王朝のきらびやかな宮廷、そしてヴィクトリア女王の特別な
幼少期を垣間見ることができます。

EXPLORE(探検)
宮殿は一年中公開されています
時をさかのぼり、王や女王、廷臣たちが歩んだ足跡をたどりながら、歴史が実際に起こった場所を
探索できます。

ENJOY(楽しむ)
贅沢なひとときを
カフェでコーヒーやアフタヌーンティーを楽しみ、美しい環境の中でくつろぎながら、
ギフトショップで限定のお土産をどうぞ。
※入場券は不要です。

開館時間
夏季:10:00~18:00
冬季:10:00~16:00
(最終入場は閉館の1時間前まで)
詳細は公式サイトをご確認ください。

HISTORIC ROYAL PALACES
ヒストリック・ロイヤル・パレス
私たちは、世界で最も素晴らしい宮殿のうち六つを愛し、守り、世話をしているチームです。
心が動き、また心を揺り動かされる場をつくります。誰もが歓迎され、受け入れられていると
感じられることを願っています。皆さんが知っている君主たちの物語も、あまり知られて
いない人生の物語も語ります。人々が自由に探検できるようにし、想像力をかき立てます。
私たちは慈善団体であり、皆さまのご支援が、すべての人のために宮殿の未来を支えます。
詳しくは hrp.org.uk へ。

心を揺さぶり、また揺さぶられる場所
ロンドン塔 ・ ハンプトン・コート宮殿 ・ バンケット・ハウケンジントン宮殿 ・ キュー宮殿 ・
ヒルズボロー城と庭園・ロンドン塔】


ケンジントン宮殿(Kensington Palace) の正面
中央に見えるのは ウィリアム3世(William III, 1650–1702) の銅像
・ウィリアム3世とその妃メアリー2世が、もともと「ノッティンガム伯の邸宅」であったこの
建物を購入し、1690年代に「ケンジントン宮殿」として拡張しました。
・彼らの時代以降、ケンジントン宮殿はイギリス王室の重要な居所となり、ヴィクトリア女王も
ここで生まれ育ちました。
背景の赤レンガ造の建物は、クリストファー・レン卿の設計による増築部分で、シンプルながら
王室の威厳を感じさせる「オランダ風クラシック様式」の外観


ウィリアム3世(William III, 1650–1702)
・オレンジ公としても知られる。
・1689年にイングランド王位に即位し、妻メアリー2世(Mary II)と共同統治。
・いわゆる「名誉革命(Glorious Revolution, 1688)」を経て王位につき、立憲君主制の
 基盤を築いた。
・彼の治世は、イングランド銀行の設立や議会政治の強化など、近代的国家体制の形成に
 大きな影響を与えた。」  
台座の銘文(碑文)
WILLIAM III
OF ORANGE
KING OF GREAT BRITAIN
AND IRELAND 1689–1702
PRESENTED BY WILLIAM II
GERMAN EMPEROR AND
KING OF PRUSSIA TO
KING EDWARD VII FOR
THE BRITISH NATION
1907」

【ウィリアム3世
オレンジ公
グレートブリテンおよびアイルランド王(1689–1702)
この像は、ドイツ皇帝・プロイセン王ウィルヘルム2世より、
英国王エドワード7世と英国民へ贈られたもの
1907年 】 


ウィリアム3世(William III, 1650–1702) の像にズームして。
🔹 特徴からの識別ポイント
・17世紀後半のオランダ風の服装(膝丈の上衣・マント・大きな帽子)。
・威厳のある立ち姿で、片手は腰に当て、もう片手には杖(司令杖のようなもの)を
 持っています。
・像は1713年に彫刻家 ジョン・マイケル・リスブラック(John Michael Rysbrack) に
 よって制作されました。
🔹 歴史的背景
・ウィリアム3世とメアリー2世が、ロンドン郊外の館を購入・拡張して現在の
 ケンジントン宮殿 としました。
・宮殿を王室の居所にした功績から、彼を称えるためにこの像が設置されています。
・像は1713年に鋳造され、オランダから輸入された青銅を用いています。



1.衣装
・17世紀末の軍装・王侯風の衣装をまとっています。 
・肩章・胸の飾り帯・長い外套は王としての威厳を示しています。
2.帽子
・羽飾り付きの広つば帽を被っています。 
・これはオランダ出身の彼の個性を強調するとともに、当時の騎士的
・軍人的イメージを象徴。
3.姿勢

 持っています。  
・これは彼の軍事的指導力と王権の象徴です。

William III statue - W8 : London Remembers, Aiming to capture all memorials  in London

ケンジントン宮殿(Kensington Palace)正面の金飾りの鉄製ゲート(ゴールド・ゲート)
越しに宮殿を望む景観。
🔹ゲートについて
・名称: 一般的に「Kensington Palace Gates」または「Golden Gates
    (ゴールデン・ゲート)」と呼ばれる装飾門。
・特徴:
 ・黒い鉄製の門に、金箔で飾られたスクロール文様や王冠、植物装飾が施されている。
 ・バロック様式のきらびやかな意匠は、17世紀末から18世紀にかけての王宮装飾の典型。
 ・特に中央の門には王室紋章や百合・蔦をモチーフとした金装飾が集中しています。
🔹背後の建物
 ・奥に見えるのは ケンジントン宮殿の南面(South Front)
 ・赤レンガ造りのシンプルなファサードは、ウィリアム3世とメアリー2世の時代に
  建てられたオランダ風クラシック様式。
 ・宮殿の正面中央には、先ほどご覧いただいたウィリアム3世像が配置されており、
  このゲート越しに真正面に見えるよう設計されています。



ケンジントン宮殿(Kensington Palace)正面玄関(西正面 / West Front)
1.中央の玄関ポーチ
 ・半円形の車寄せ(ポルチコ)付き玄関があり、ここが公式な来客用の出入口。
 ・現在も王族の住居として使われるため、儀式や特別な訪問の際に利用されます。
2.建物の構造
 ・赤レンガ造りのジョージアン様式。
 ・中央に三角破風のペディメントがあり、そこに大きな窓と装飾が配置。
 ・左手は工事用の足場で覆われています(改修中)。
3.前庭(Forecourt Garden)
 ・整然と刈り込まれた円錐形の植木が並び、バロック的なシンメトリーを形成。
 ・正面の芝生広場は「到着の場(Arrival Court)」としての性格を持ちます。



ヴィクトリア女王像(Statue of Queen Victoria)。

Kensington Palace tour – Visit Kensington palace – Ceetiz


1.即位時の若きヴィクトリア女王
 ・ケンジントン宮殿で生まれ、1837年に女王となったことを記念して制作。
 ・若く清楚な姿で描かれており、他の「晩年の厳格なヴィクトリア像」とは対照的。
2.服装と装飾
 ・王冠を戴き、左手に宝珠(sovereign’s orb)、右手に笏(sceptre)を持ち、  
  戴冠式の姿を表現。
 ・儀礼的な荘厳さの中にも、娘であるルイーズによる柔和で親しみやすい造形が感じられます。
3.設置の意義
 ・ヴィクトリア女王が生まれ育ったケンジントン宮殿と、その治世を記念するために設置。
 ・宮殿を訪れる人々に「ここがヴィクトリア女王の生誕地である」という象徴を示しています。



横から。



ケンジントン宮殿(Kensington Palace)の西正面入口 を見る。
・中央部分: 大きな三角破風(ペディメント)を持つ正面玄関。
・玄関上部: 大きなアーチ窓があり、その下に3つの長窓が並んでいます。
・玄関入口: 緑色のガラス製キャノピー(庇)が取り付けられ、来訪者を迎える入口と
       なっています。
 ・両翼部分: 赤レンガ造りで、長い窓列が左右に伸びています。



ケンジントン宮殿(Kensington Palace)の
メインエントランス正面 (西側正門から入った中央玄関部) をクローズアップ。
1.ペディメント(三角破風)
 ・典型的なジョージアン建築の要素。
 ・宮殿の正面性を強調し、格式を示しています。
2.大窓(中央のアーチ窓)
 ・上部に半円形のアーチを持つ大窓が設けられています。
 ・小さなコラム(柱)で装飾され、威厳を持たせています。
3.赤レンガと白い石の組み合わせ
 ・イギリス王宮建築の伝統的手法で、ジョージアン様式らしい端正さを見せます。
 ・窓枠の上には白い石の「キーストーン」風装飾が施されています。
4.玄関のキャノピー(庇)
 ・緑色の鉄とガラス製の大きな庇が設置され、訪問者を迎える構造になっています。
 ・19世紀ヴィクトリア時代に加えられたもので、機能性と優雅さを兼ね備えています。



WELCOME TO KENSINGTON PALACE
Public palace Family homeWelcome to Kensington Palace, home to Britain’s young
royals for 300 years DISCOVER 300 years of Royal HistoryTake a glimpse into the
private lives of the Stuart monarchs, the glinting court of theGeorgians and Queen
Victoria’s extraordinary childhood. EXPLORE The palace is open all yearTravel back
in time, and walk in the footsteps of kings, queens and courtiers discovering history
where it happened. ENJOY The taste of luxuryRelax with coffee in our café or afternoon
tea in beautiful surroundings and treatyourself to an exclusive souvenir from our
giftshop. Entry ticket not required.
Summer: 10.00 to 18.00 (last entry 17.00)
Winter: 10.00 to 16.00 (last entry 15.00)」 

HISTORIC ROYAL PALACES
We are a team of people who love and look after six of the most wonderful palaces
in the world. We create space for spirits to stir and be stirred. We want everyone to
feel welcome and accepted. We tell stories about the monarchs you know, and the
lives you don’t. We let people explore and we set minds racing.
We are a charity, and your support gives the palaces a future, for everyone.
To find out more visit hrp.org.uk

SPACE TO STIR AND BE STIRRED
TOWER OF LONDON · HAMPTON COURT PALACE · BANQUETING HOUSE
KENSINGTON PALACE · KEW PALACE · HILLSBOROUGH CASTLE AND GARDENS」
ケンジントン宮殿へようこそ
公共の宮殿、そして王族の家ケンジントン宮殿へようこそ。ここは300年間、英国の若い
王族たちの住まいでした。
発見する(DISCOVER)
王室の歴史300年ステュアート朝の君主たちの私生活、ジョージアン時代の華やかな宮廷、
そしてヴィクトリア女王の特別な子供時代を垣間見ることができます。

探検する(EXPLORE) 宮殿は一年中公開されています時をさかのぼり、王や女王、
廷臣たちの足跡をたどりながら、歴史が実際に起こった場所を歩きましょう。

楽しむ(ENJOY) 贅沢なひとときをカフェでコーヒーやアフタヌーンティーを楽しみ、
美しい環境の中でくつろぎませんか。ギフトショップで特別なお土産を探すのもおすすめです。
入場券は不要です。

開館時間 
・夏期:10時~18時(最終入場17時) 
・冬期:10時~16時(最終入場15時)】

ヒストリック・ロイヤル・パレス
私たちは、世界で最も素晴らしい宮殿のうち六つを愛し、守り、世話をしているチームです。
心が動き、また心を揺り動かされる場をつくります。誰もが歓迎され、受け入れられていると
感じられることを願っています。皆さんが知っている君主たちの物語も、あまり知られて
いない人生の物語も語ります。人々が自由に探検できるようにし、想像力をかき立てます。
私たちは慈善団体であり、皆さまのご支援が、すべての人のために宮殿の未来を支えます。
詳しくは へ。

心を揺さぶり、また揺さぶられる場所
ロンドン塔 ・ ハンプトン・コート宮殿 ・ バンケット・ハウスケンジントン宮殿 ・
キュー宮殿 ・ ヒルズボロー城と庭園



ロンドンの ハイド・パーク内にある「サーペンタイン(The Serpentine)」湖。
場所: ハイド・パークとケンジントン・ガーデンズの間に位置し、18世紀に造られた人工湖。
由来: 「サーペンタイン」という名は、湖が蛇のように曲がりくねった形をしていることに
   由来します
特徴:
 ・湖の一部は「ザ・ロング・ウォーター」と呼ばれ、ケンジントン宮殿の近くまで
  続いています。
 ・夏には湖でスイミングやボート遊びができ、白鳥やカモなどの水鳥も多く生息。
 ・湖畔にはカフェやギャラリー(Serpentine Gallery)があり、散歩や休憩の名所と
  なっています。

サーペンタイン湖について
・場所: ハイド・パークとケンジントン・ガーデンズの間に位置し、18世紀に造られた人工湖。
・由来:
「サーペンタイン」という名は、湖が蛇のように曲がりくねった形をしていることに
    由来します。
・特徴:
  ・湖の一部は「ザ・ロング・ウォーター」と呼ばれ、ケンジントン宮殿の近くまで
   続いています。
  ・夏には湖でスイミングやボート遊びができ、白鳥やカモなどの水鳥も多く生息。
  ・湖畔にはカフェやギャラリー(Serpentine Gallery)があり、散歩や休憩の名所と
   なっています。


・前景:
湖畔の遊歩道が写り、すぐ近くの水面にカモ類(水鳥)が泳いでいます。
・湖面: 赤いブイが浮かんでおり、湖の区切りやボート利用エリアの目印になっています。
・背景: 木々が生い茂る緑豊かな湖畔。都会の中心とは思えない自然環境です。
・遠景: 木々の間から高層ビルが見え、ハイドパークが大都会ロンドンの真ん中にあることを
    実感させます。
サーペンタイン湖の特徴
・人工湖: 1730年にジョージ2世の妃・キャロライン王妃の命で造成。
・形状: 蛇(サーペント)のように曲がりくねっているため「サーペンタイン」と命名。
・利用:
 ・夏はボート遊びや水泳(指定区域のみ)。
 ・水鳥(白鳥、カモ、カナダグースなど)の観察も人気。
・周辺施設:
 ・湖の東側には「サーペンタイン・ギャラリー」や「サーペンタイン・ブリッジ」があり、
  文化と自然が融合。



湖面に大きな 白鳥(Mute Swan:コブハクチョウ) が悠々と泳いでいる姿が。


1. 白い大きな鳥(2羽)
・コブハクチョウ(Mute Swan)
 ・白く大きな体、オレンジ色のくちばし、黒いコブ(基部)が特徴。
 ・イギリスを代表する水鳥で、ハイドパークやケンジントン・ガーデンズでは特に多く
  見られます。
2. 灰褐色のガチョウ(3羽)
・マガンに似たカリガネではなく、グレイラググース(Greylag Goose:ハイイロガン)
 ・体は灰褐色で、白い尾羽。
 ・くちばしがオレンジ色で太め



ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens) 内から、
視線の正面奥に見えるのは ヴィクトリア女王の白い大理石像(Queen Victoria Statue )。


引き返すと、 リスの姿 が。
イギリスの都市公園でよく見られる ハイイロリス(Grey Squirrel, Sciurus carolinensis)??



逃げない!!ハイイロリスは北アメリカ原産で、19世紀にイギリスへ持ち込まれた 外来種  と。



Alan Rickman Memorial Bench(アラン・リックマン記念ベンチ)


・Alan Rickman (1946–2016)
 英国の俳優で、『ハリー・ポッター』シリーズのセブルス・スネイプ役や、 
 『ダイ・ハード』のハンス・ グルーバー役などで世界的に有名です。
 舞台俳優としても長いキャリアを持ち、英国演劇界に多大な貢献をしました。
・記念ベンチの設置
 ロンドンの ケンジントン・ガーデンズ 内に設置されたベンチは、リックマンを偲ぶファンや
 友人、関係者による寄贈の一つです。
 多くのロンドン公園のベンチと同様に、故人を記念して献辞(dedication plaque)が
 取り付けられており、訪れる人が座って彼の思い出に浸ることができます。
 このベンチに付けられている献辞プレートの文言は、次のようなものと報じられています。

 「“It would be wonderful to think that the futureis unknown and sort of surprising”  
  ~ Alan Rickman」 
 【「未来が未知で、ちょっと驚きに満ちていると考えられたら素敵だろう」 
  ~ アラン・リックマン】と。


・場所の意味
 ケンジントン・ガーデンズはロンドン中心部の美しい庭園で、アラン・リックマンが生前に
 好んで訪れたとされる場所のひとつ。
 静かな環境と緑の中で、彼の温かい人柄や芸術的な遺産を思い起こす場所になっています。



再び、ロンドンのケンジントン・ガーデンズにある「 アルバート記念碑(Albert Memorial) 」、
そして奥に見える円形の大きな建物は「 ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall) 」 。



THE MAGIC OF KENSINGTON GARDENS
This area dates back to the 1700s, when nearby Kensington Palace was occupied by
King George II (1683–1760) and his wife Queen Caroline (1683–1737).
The Queen’s role transformed a rural countryside landscape into a formal pleasure
garden. Under the influence of Queen Caroline, Kensington Gardens were separated
from Hyde Park and developed into the royal gardens you see today. They became a
fashionable place for Londoners to stroll, take the air, and display the latest fashions.
KENSINGTON GARDENS IN LITERATURE
The beauty of Kensington Gardens has inspired generations of authors and poets.
J. M. Barrie
Barrie’s famous play Peter Pan (1904) and novel Peter Pan in Kensington Gardens
(1906) were both inspired by Kensington Gardens. He often walked here and noted
the sense of magic in the air.
Thomas Tickell
Poet and satirist Tickell (1685–1740) wrote Kensington Gardens (1722), a long poem
describing the gardens as a place of mythology and imagination.
Matthew Arnold
Poet and cultural critic Arnold (1822–1888) used Kensington Gardens as a backdrop
for his reflective poetry, connecting nature and human experience.
Virginia Woolf
Woolf (1882–1941), one of the foremost modernist writers, drew inspiration from the atmosphere of Kensington Gardens, which features in her essays and novels.
She observed how the gardens represented both the continuity of tradition and
the fleeting moments of modern life.
DELVE A LITTLE DEEPER
Scan the QR code for audio trails and more information on the history of Kensington
Gardens.
A REVOLVING SUMMERHOUSE
A man-made hill known as The Mount once stood close to here. On top of this hill
stood a revolving summerhouse.」 

ケンジントン・ガーデンズの魔法
この地域の歴史は1700年代にさかのぼります。当時、近くのケンジントン宮殿には、
国王ジョージ2世(1683〜1760)とその妃キャロライン王妃(1683〜1737)が住んでいました。
女王の影響:新しい風景の創造
キャロライン王妃は園芸に造詣が深く、彼女の依頼で造園家チャールズ・ブリッジマンが
ケンジントン・ガーデンズを新しい形式の公園に作り替えました。
整然とした並木道や広大な芝生を、自然な植栽と組み合わせたこの設計は、のちに
「ケイパビリティ・ブラウン」として知られる造園家に影響を与えました。
文学に描かれたケンジントン・ガーデンズ
ケンジントン・ガーデンズの美しさは、数多くの作家や詩人たちに創作のインスピレーションを
与えてきました。
J.M. バリー
『ピーター・パン』の生みの親であるJ.M.バリーは、1902年の小説『小さな白い鳥』の中で
初めてピーター・パンというキャラクターを登場させました。
この作品ではケンジントン・ガーデンズが生き生きと描かれており、現在ロング・ウォーターの
ほとりにはピーター・パン像が立っています。
トマス・ティッケル
ティッケルの詩『ケンジントン・ガーデンズ』(1722)は、公園に住む妖精や精霊たちの物語を
語っています。
この詩は、18世紀初頭の人々が神話と風景を融合させることに魅了されていた様子を反映
しています。
マシュー・アーノルド
詩人であり評論家のマシュー・アーノルド(1822〜1888)は、瞑想的な詩『ケンジントン・
ガーデンズにて』(1852)で、この庭園を歩く自身の心情を描きました。
ヴァージニア・ウルフ
小説家ヴァージニア・ウルフ(1882〜1941)はこの近くに住み、しばしば庭園を散歩しました。
代表作『ダロウェイ夫人』(1925)では、登場人物たちがロンドンの生活を描く一場面として
ケンジントン・ガーデンズを通ります。
さらに深く知る
QRコードをスキャンすると、ケンジントン・ガーデンズの歴史についてさらに詳しく
知ることができます。
回転するサマーハウス
この近くにはかつて「ザ・マウント」と呼ばれる人工の丘があり、その頂上には回転式の
サマーハウス(夏の休憩小屋)が建っていました。】



Kenjinton Roadからロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)を再び見る。
ロンドンを代表するコンサートホール で、1871年に開館し、クラシック音楽から
ロックコンサート、プロムス(BBC Proms)など多彩な公演が行われる会場です。
上部にはギリシャ風の装飾帯(フリーズ)がぐるりと巡り、人類の芸術と科学の偉業を
描いていた。
左手に見える赤レンガの建物群は、アルバートホール周辺にある19世紀の住宅や施設で、
ロンドン特有の赤レンガ建築が並んでいます。 このエリアは サウス・ケンジントン
(South Kensington) に属し 、周囲にはロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックや、
アルバート・メモリアル、さらに少し歩けば ヴィクトリア&アルバート博物館や
自然史博物館
もあるのであった。



こちらは、エキシビジョン ロード沿いにあった
末日聖徒イエス・キリスト教会(The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints,
通称モルモン教会 ) の礼拝堂、」
塔の上に伸びる金色の尖塔(スパイア)が特徴的 で、モダニズム建築の要素を持つデザインと
なっています。正面入口上部には英語で
" THE CHURCH OF JESUS CHRIST OF LATTER-DAY SAINTS "
と表記されています。
この建物は ロンドン・ハイドパーク支部(London Hyde Park Chapel) として知られ、
住所は 64-68 Exhibition Road, South Kensington にあります。
ヴィクトリア&アルバート博物館や自然史博物館の近くであった。

・両腕を広げて人々を迎え入れる姿のキリスト像。
・胸には磔刑の傷跡が刻まれており、復活した救い主としての姿を示しています。
・世界中の末日聖徒イエス・キリスト教会の礼拝堂や来客センターに複製像が設置されており、 
 このロンドンのハイドパーク礼拝堂のガラスケース内の像もその一つです。



サイエンス・ミュージアム(Science Museum)
サイエンス・ミュージアム概要
・設立: 1857年
・場所: Exhibition Road, South Kensington
・展示内容: 科学技術の歴史と発展をテーマに、産業革命の蒸気機関から宇宙探査、医療、通信、
      エネルギー、コンピュータ技術など幅広い分野を網羅。
・特徴:
 ・ワットの蒸気機関(18世紀)
 ・初期の飛行機や自動車
 ・アポロ月着陸に関連する宇宙探査展示
 ・子ども向けのインタラクティブ展示や体験型展示が多い
・付属施設: IMAXシアター(大画面で科学映画を上映)



自然史博物館(Natural History Museum, South Kensington )内部展示。
地球ホール(Earth Hall / Earth Galleries) の入口付近。
・写真奥に見える大きな球体( 地球をイメージしたモニュメント )は、このホールのシンボル。 
 エスカレーターでその内部を通って上階に上がる仕組みになっていた。
・手前に見えるのは ステゴサウルス(Stegosaurus) の化石骨格
・自然史博物館が所蔵するステゴサウルスの標本は、世界でも保存状態が非常に良いとされ、 
 2014年に公開が始まったもの。
・背中の大きな骨板や尾のスパイク(「サグマイザー」と呼ばれる)が特徴的。



ステゴサウルス(Stegosaurus stenops) の化石標本 に近づいて。
・種:Stegosaurus stenops
・時代:ジュラ紀後期(約 1億5,500万年前)
・産地:アメリカ・コロラド州モリソン層
・全長:約5.6メートル
・保存状態:
 ・世界で最も保存状態が良いステゴサウルス標本の一つ。
 ・約90%がオリジナルの骨で構成されており、背中の板や尾のスパイク  
  (通称「サグマイザー」)もほぼ完全。
 ・2014年に博物館に導入されて以来、人気の展示物となっている。



「touch a piece of the moon today
SPACE
Could Life Exist Beyond Earth?
Members and patrons go free
Visit today in the Green Zone」 

【今日は月のかけらに触れてみよう
宇宙
地球以外に生命は存在するのか?
メンバーと後援者は無料
本日、グリーンゾーンで見学できます】


自然史博物館(Natural History Museum, South Kensington) 内部、
「地球ホール(Earth Hall / Earth Galleries)」にある 象徴的なエスカレーター
奥に見える巨大な球体は「地球」をモチーフにしたモニュメント で、割れた岩盤のような
 デザインになっていた。
・訪問者は、 地球の内部(マントルや核)に突入していくような感覚 で、このエスカレーターを
 使って上階に移動する。
・壁面には星座の図や天体のイラストが描かれており、宇宙と地球科学をつなぐ演出が
 されていた。
赤い照明が加わることで「地球内部のマグマ」や「宇宙的スケールの迫力」を体感 できる
 空間デザインに。

Natural History Museum London: Dinosaurier, Dramen und die liebe Zeit - Die  bunte Christine

VOLCANOES AND EARTHQUAKES(火山と地震) 」ギャラリー の入口サイン。
ギャラリー概要
・テーマ: 地球のダイナミックな活動 ― 火山噴火と地震
展示内容:
・世界各地の火山噴火の映像や火山岩・火山灰の標本
・地震を引き起こすプレートテクトニクスの仕組み
・日本の地震多発地域に関する解説
・有名な地震災害(例:1995年阪神・淡路大震災、2011年東日本大震災など)を紹介する資料

Volcanoes and earthquakes display in museum. photo – Free London Image on  Unsplash

「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリーに展示されている 世界地図パネル
展示の内容
・世界地図上に赤い点が示されており、これは 火山活動や地震の多発地域 を表しています。
・特に以下の地域が強調されています:
 ・環太平洋火山帯(Ring of Fire)
 ・日本、フィリピン、インドネシア、ニュージーランド、太平洋沿岸のアメリカ大陸  
  (アラスカ~南米アンデス山脈まで)
 ・大西洋中央海嶺
  アイスランドを含む大西洋の中央を縦断する海底山脈帯
 ・地中海地域
  イタリア(エトナ山、ベスビオ山)、ギリシャなど
 ・ヒマラヤ山脈周辺
  インドとユーラシア大陸のプレート衝突帯



VOLCANOES
When a volcano erupts things change. For many, an eruption brings fear, death and
destruction, altering the course of lives and civilisations. For others it can inspire art,
religion and science. In some parts of the world eruptions are a constant threat,
but here in Britain we haven’t had one for 55 million years.
Not all volcanoes are the same. By studying them around the world scientists know t
hat some have violent and explosive eruptions, while others have gently flowing ones.
Both offer a glimpse of the dramatic forces deep beneath our feet and both shape the
changing face of our planet.」

火山 火山が噴火すると、あらゆるものが変わります。多くの場合、噴火は恐怖・死・破壊を
もたらし、人々や文明の運命を変えてきました。一方で、それは芸術・宗教・科学をも刺激する
こともあります。世界のいくつかの地域では噴火が常に脅威であり続けていますが、ここ
イギリスでは5,500万年間噴火は起きていません。
すべての火山が同じというわけではありません。世界中の火山を研究することで、科学者たちは、
あるものは激しく爆発的に噴火する一方、別のものは穏やかに溶岩を流すことを知っています。
どちらも私たちの足下深くにある劇的な力を垣間見せ、そして地球の姿を変化させ
続けています。】 



Volcanoes and Earthquakes(火山と地震) 」ギャラリー内の展示の一部
写真中央にある縦長のパネルは、火山噴火の映像インスタレーション を再現したもの。
炎や火山弾、マグマの赤い輝きがスクリーンに投影され、火口から吹き上がるマグマや
火山灰の迫力を体感できる仕掛けになっていた。
訪問者はこの映像を通じて、火山噴火の「爆発的なエネルギー」と「視覚的なインパクト」を
直感的に感じられるようになっていたのであった。



「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリーの解説パネルで、
ハワイ火山に由来する溶岩と噴火産物 を紹介

「Pāhoehoe lava
Pāhoehoe lava (pronounced pa-hoy-hoy) flows down the volcano in shiny sheets
called toes.As the surface begins to cool and dry the lava underneath continuesto flow,
causing thefolded appearance.
Pele’s hair
This beautiful material is called Pele’s hair, after the Hawaiian goddess of volcanoes.
The golden strands form when tiny pieces of lava are thrown in the air and spun
by the wind into volcanic glass.
‘A‘ā lava
‘A‘ā (pronounced ah-ah) is a Hawaiian word that volcanologists use to describe
thiskind of lava flow.

‘A‘ā forms as the surface of a lava flow cools and hardens while the inner partcontinues
to flow, breaking it into sharp and jagged clinkers.」

【パホイホイ溶岩(Pāhoehoe lava)
「パホイホイ溶岩」(発音:パホイホイ)は、光沢のあるシート状の流れとして火山を下ります。
表面が冷えて乾くと、内部の溶岩が流れ続けるため、波打ったような折り重なった模様が生じます。
ペレの髪(Pele’s hair)
「ペレの髪」と呼ばれる美しい物質で、ハワイの火山の女神ペレにちなんで名付けられています。
黄金色の繊維は、微小な溶岩片が空中に投げ出され、風に吹かれて引き延ばされ、火山ガラス
として形成されたものです。
アア溶岩(‘A‘ā lava)
「アア溶岩」(発音:アア)は、火山学者が特定の溶岩流を表すのに使うハワイ語です。
流れの表面が冷えて固まり始める一方、内部はまだ流れ続けるため、表面が割れて鋭く
ゴツゴツした岩塊(クリンカー)になります。】

「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリーにある、
マグマチャンバーと火山噴火の仕組み を解説する展示
(上部パネル)
How and when a volcano will erupt depends on if there is any rising magma,
what type of magma it is and the amount of gas it contains.The pressure and
temperature in a magma chamber are immense. Magma can reach more than 1,000°C.

(下部パネル)
Geologists propose the magma chamber beneath a volcano could look like this.
More magma chambers are deeper beneath the volcano, but they don’t connect up.
Eruptions may happen nearer the surface and magma must have a route through to
the volcano’s opening to escape.

(上部パネル) 火山がどのように、いつ噴火するかは、上昇するマグマがあるかどうか、
その種類、そして含まれるガスの量に左右されます。マグマ溜まり(マグマチャンバー)の
圧力と温度は非常に高く、マグマは1,000℃以上に達することがあります。

(下部パネル)
地質学者たちは、火山の下のマグマチャンバーはこのような構造をしていると考えています。
多くのマグマチャンバーは火山の下のより深い場所にあり、互いに必ずしもつながっている
わけではありません。噴火は地表近くで起こることもあり、マグマが火口へと到達するための
通路が必要です。】



「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリーの展示の一部で、
プレートテクトニクスと地球のダイナミズム を説明するコーナー

Dynamic Earth
The world’s continents and ocean floors are covered with features marking
where tectonic processes have shaped the surface.
On the sea floor, underwater vents pass 50 times more magma into closerto the
surface. Mid-ocean ridges are plate boundaries where ocean crust is being made
and deep-sea trenches mark where plates are destroyed as they are forced back
down into the mantle.
On land, huge rifts scar the landscapes where continents are splitting while mountains
rise up where plates collide.
Volcanic eruptions and earthquakes occur around the world as the planet reshapes itself.」 

ダイナミック・アース(動き続ける地球)
世界の大陸や海底には、プレート運動が地表を形作ってきた痕跡が刻まれています。
海底では、海底火山の噴出口から地表近くへ50倍ものマグマが送り込まれます。
中央海嶺は海洋地殻が生み出されるプレート境界であり、深海の海溝はプレートがマントルへ
沈み込み、破壊される場所を示しています。
陸上では、大地溝帯のように大陸が裂ける場所に巨大な裂け目が走り、プレートが衝突する
ところでは山脈が隆起します。

火山噴火や地震は、地球が自らの姿を作り変える過程で世界中に起こるのです。】



EARTHQUAKES
Earthquakes can happen without warning, causing death and destruction on
a massive scale. When they strike we feel a sudden, violent shaking of the ground;
but they are caused by slowly moving plates on Earth’s surface. As these plates move,
pressure builds up until it finally gives way.
Throughout history, earthquakes have shattered communities across the world.
But we’re slowly learning how to cope with them. By understanding how and where
they happen, science can help us prepare for future earthquakes, and limit the
damage they cause.」 

地震
地震は予告なしに発生し、大規模な死と破壊をもたらすことがあります。発生時には地面が
突然激しく揺れるのを感じますが、これは地球表面でゆっくりと動くプレートによって
引き起こされます。プレートが動くにつれて圧力が蓄積し、最終的に限界を超えた時に
放出されるのです。
歴史を通じて、地震は世界中の共同体を破壊してきました。しかし私たちは少しずつ、
その影響に対処する方法を学んできています。地震がどのように、そしてどこで起こるのかを
理解することで、科学は将来の地震に備え、その被害を軽減する助けとなるのです。】



自然史博物館(Natural History Museum) の「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリーにある 地震シミュレーター展示(日本のスーパーを再現したコーナー)
天井から吊られている赤いバナーには、1995年1月17日の 阪神・淡路大震災 に関する新聞風の
見出しが書かれていた。
・左のバナー:
"Quake delivers devastating wake-up call
 January 17 1995"
(地震が壊滅的な目覚めの警鐘を鳴らす
   1995年1月17日)
右のバナー:
"'Safe' area of Japan ill-prepared
  January 17 1995"
(「安全」と思われていた日本の地域、備え不十分
1995年1月17日)
下には日本のスーパーを模した陳列棚(食品や生活用品のパッケージ)が並んでおり、
中央には「BIG QUAKE PHASE ONE」と書かれたモニターが設置されていた。



地震シミュレーター展示の入口。 KOBE SUPERMARKET
神戸スーパーマーケット


地震シミュレーター「Kobe Supermarket(神戸スーパーマーケット)」 の内部。
・日本のスーパーマーケットの店内 を忠実に再現。
・棚にはインスタントラーメン、醤油、調味料、乾物、缶詰など、日本の商品パッケージが
 並んでいます。
・壁には昭和〜平成初期を思わせる広告ポスター(焼酎や日用品の宣伝)が貼られ、
 リアルな生活空間を演出。
・壁の一部が「ひび割れた」状態で再現され、地震の被害を視覚的に示しています。
・買い物カートが複数置かれ、来館者は実際にその場に立って体験します。

Beyond the dinos: 10 best Things to see at the Natural History Museum -  Daily Mumtra

・阪神・淡路大震災(1995年1月17日, M7.3) をモデルにした地震体験。
・シミュレーション中、部屋全体が大きく揺れ、棚の商品が落ちそうになるような臨場感を演出。
・音響(地鳴りや崩れる音)、照明効果も加わり、来館者は実際に被災したかのような体感を。
・壁の右側は「ひび割れ」風に造形されており、地震の被害を演出しています。
・天井からは、赤いパネルに「震災に関する新聞見出し」が掲げられています 
 (例:「Quake delivers devastating wake-up call」など)。



「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリー の展示の一部で、
テーマは 「 地震後の二次的な危険(Dangers After the Quake) 」。
・大見出し
「DANGERS AFTER THE QUAKE(地震後の危険)」
「THERE MIGHT BE WORSE TO COME(さらに悪いことが起きるかもしれない)」
・映像スクリーン
 5つの映像が映し出されており、地震やその後の被害の実例を紹介。
 ・津波の映像
 ・地すべりや土砂崩れ
 ・液状化の様子
 ・都市の瓦礫と破壊された街並み
・解説パネル
 左側には立体的な地形模型図があり、地震後の地盤変化や地形のリスクについて説明。



「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリー にある展示の一部で、
東日本大震災(2011年3月11日)の記録映像を紹介
5つの映像
1.Initial earthquake 14:46(最初の地震発生 14:46)
・店舗内(衣料品売り場)で揺れが始まる映像。
・買い物中の人々が混乱する様子を示している。
2.Tsunami approach 14:46–15:00(津波接近 14:46~15:00)
・沿岸部のカメラが捉えた津波の接近。
・海面が盛り上がり、黒い波が内陸に迫る様子が見える。
3.Tsunami impact 14:46–15:30(津波襲来 14:46~15:30)
・自動車や建物が飲み込まれていく映像。
・港湾や道路が津波に覆われる瞬間を記録。
4.Destruction of Minamisanriku 15:20(南三陸町の破壊 15:20)
・宮城県南三陸町の全景。
・津波により住宅や公共施設が壊滅的な被害を受けている。
5.Aftermath and recovery(被害と復興)
・津波後の街並み。
・瓦礫に覆われた町と、復興への長い道のりを示唆。



2011年 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) を取り上げたマルチスクリーン映像の
別バージョン。
5つの場面
1.Initial earthquake 14:46(最初の地震発生 14:46)
・シャンデリアが激しく揺れている映像。
・建物内での地震の恐怖を表現。
2.Tsunami approach 14:46–15:00(津波接近 14:46~15:00)
・船のデッキから海を捉えた映像。
・海面が不自然に盛り上がり、津波が迫る様子を示している。
3.Tsunami impact 14:46–15:30(津波襲来 14:46~15:30)
・人々が津波から必死に逃れる映像。
・水流と共に濁流に巻き込まれる恐怖を伝えるシーン。
4.Destruction of Minamisanriku 15:20(南三陸町の破壊 15:20)
・津波により壊滅した宮城県南三陸町の様子。
・町全体が瓦礫と化し、建物が消え去っている。
5.Aftermath and recovery(被害と復興)
・泥にまみれたアナログ時計が写されている。



「Volcanoes and Earthquakes(火山と地震)」ギャラリー 内の展示の一部。
テーマは 「地震の仕組みと体験」
1.大見出し
・「MAKE YOUR OWN EARTHQUAKE(自分で地震をつくろう)」
・「HOW DO EARTHQUAKES HAPPEN?(地震はどのように起こるのか?)」
・サブタイトル:「LIKE CLICKING YOUR FINGERS(指を鳴らすように)」
 → 地震の発生を「パチンと指を鳴らすような瞬間的な力の解放」として説明。
2.展示写真・イラスト
・倒壊した建物の写真 → 地震の破壊力を強調。
・地図や地層断面のイラスト → プレート境界の動きを示す解説資料。
3.体験型展示
・「MAKE YOUR OWN EARTHQUAKE」とあることから、来館者が自分でスイッチを押したり 
 装置を操作して、小さな「人工地震」を起こし、その波形や揺れの影響を学ぶインタラクティブ
 展示になっていた。



自然史博物館(Natural History Museum, South Kensington) にある
地球のホール(Earth Hall) 」の象徴的な展示空間を再び。
・中央に巨大な 「地球の球体」 が配置されている。
 → 鉱石や岩石のような断片で覆われており、地球の外殻(地殻プレートや大地の象徴)を表現。
・赤い光で照らされた エスカレーター が球体の中へと突き抜けている。
 → 来館者は「地球の内部に入っていく」ような体験を味わえる。
・両側の壁には 星座図や惑星名(Neptuneなど) が描かれており、地球科学と宇宙のつながりを
 示唆している。



地球科学ゾーン(Earth Hall / Volcanoes and Earthquakes gallery) にある
導入部の壁面パネル。
「The Earth is a restless planet.
Powerful forces shape and reshape its surface in continuous cycles of change.
This exhibition explores the processes of surface change, and investigates how
we detect these actions in the rocks.」 

【地球は落ち着くことのない惑星です。
強大な力がその表面を形作り、そして絶え間ない変化のサイクルの中で再び作り変えていきます。
この展示では、地表が変化するプロセスを探り、その痕跡を岩石の中からどのように見出す
のかを解き明かします。】



鳥類展示(Bird Gallery) の一角。
・中央に非常に大きな ダチョウ(Ostrich, Struthio camelus)の剥製標本。
 → 世界最大の鳥であり、飛べない鳥(Ratite, 平胸類)の代表。
・周囲の壁面には、小型から中型の鳥類の剥製が数多く展示されており、分類・生態に応じて
 並べられている。
・右下にはシラサギ(Heron/Egret)と思われる水鳥。
・中央部の壁には、鳥を描いた肖像画が額縁に収められて展示されており、
 「鳥の文化史的な位置づけ」も補足している。
・それぞれの標本には小さなラベルが付いており、種名や学名が示されている。


ロンドン自然史博物館(Natural History Museum, London) の正面ホール

通称 Hintze Hall(ヒントツェ・ホール) を。
・天井から吊るされている巨大な骨格標本
 → これは シロナガスクジラ(Blue Whale, Balaenoptera musculus)の骨格 で、 
 愛称は 「Hope(ホープ)」。
 2017年にホール中央に展示され、博物館の新しい象徴的存在となっています。
 以前はここに恐竜の「ディプロドクス(Dippy)」のレプリカ骨格がありましたが、
 現在はHopeに置き換えられました。
・建築様式
 → 赤レンガとテラコッタによる壮大なロマネスク様式の建物。
 → 建築家アルフレッド・ウォーターハウス設計、1881年開館。
 → 内装には動植物や地質をモチーフとした装飾が随所に施されています。
・中央の大階段
 → 2階へと続き、かつてはダーウィン像が中央に置かれていました 
 (現在は上階のバルコニー部分に移設)。



マンモスの骨格標本
・長い湾曲した牙(tusks)
 → この大きく前方へ湾曲する牙が、マンモス類やマストドン類の最大の特徴です。
・頭骨の大きな空洞
 → 象に近い仲間で、鼻(長い鼻=象鼻)の付け根部分の空洞が目立ちます。
・体格
 → 現代のアジアゾウやアフリカゾウよりも骨格がややがっしりしています。
マンモス(Mammuthus primigenius)は氷河時代(更新世)に生きていた象の仲間 で、
 ヨーロッパ、アジア、北アメリカなど広い範囲に分布しました。
・厳しい寒冷地に適応しており、長い毛に覆われ、脂肪層を持っていました。
・氷河時代の終わり(約1万年前)に大部分が絶滅しましたが、 一部はシベリアの孤島で
 約4000年前まで生き残っていた
ことが分かっています。


                                   ・・・もどる・・・



                   ・・・つづく・・・


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Last updated  2025.11.06 06:46:59
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Re:アイルランド・ロンドンへの旅(その131):                          ロンドン散策記・アルバート記念碑(Albert Memorial)-2(11/06)  
私はイスラム教徒です さん
神神は言った: コーランで

『 (21) 人々よ、あなた方の主のみを崇めよ。なぜならかれはあなた方、そしてあなた方以前の人々を創造し、あなた方がかれの命令に従い、禁じることを遠ざけることにより、あなた方が苦痛から救済されるようにしたためである。

(22) かれこそは地上をあなた方の前に敷物のように延べ広げ、空をあなた方の上に打ち立てたお方である。またかれのご慈悲から、あなた方への糧として、種々の果実を実らす雨が降らされる。それゆえ、アッラーのみが崇拝に値すると知りながら、かれに同位の者がいるとみなしてはならない。

(23) 人々よ、もしクルアーンがムハンマドに啓示されたことを疑うのであれば、同様の章句をひとつでも創ってみなさい。そしてもし(その創られた章句で)真実を語っているのなら、あなた方の援助者を呼んでみなさい。

(24) もしそうすることができないのなら、いや、絶対にできるはずもないのだが、懲罰に値する人間と、かれらが崇めていた種々の石を燃料とする業火を恐れなさい。それは不信仰者のために用意されている。


(25) ここまでの警告は不信仰者たちに対してのものであるが、善行に励む信仰者たちへは吉報を伝えるよう、預言者は命じられる。楽園において、かれらの宮殿や木々の下には川が流れ、望むがまま果実を食する。それらは地上の果実と似通っている為、かれらはこう言及する。「これは以前、私たちが与えられていたものと似ている。」かれらは生前の果物と同様の名と形をしたものを与えられ、それらを認知し欲するが、それらの味わいは異なる。そして楽園において、かれらには純潔な伴侶がつくが、地上の人間が持つような不快な特徴は一切ない。そこでは地上のような儚い幸せとは無縁な、途切れることのない永久なる至福のなかにかれらは暮らす。』 (2025.11.06 08:30:05)

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