宇宙は本の箱

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六次元講義(26) 幸せの黄色い鳥



梅田を歩いていたら、私の目のまん前にポトンと小鳥が落ちてきた。
鳥ですよ、鳥!
鳥が落ちて来るって・・・翼がダメになっちゃったんだ。。。
どこで??

都会の真ん中。
なぜか私しか歩いていない。
拾う。
飛べないのだから大人しい。
手でつかんだまま書類袋の上に載せると羽をわずかに広げた。
小さな黄色い綺麗な鳥だった。
めじろかな?私は鳥の名を知らない。
きっと幸せを運んで来たんだ。
そう思うことにした。

私は使いはしないけどヒーラーの免許を持っている。
そして何より先生の弟子だ。
治れ治れ!!翼よ!はばたけ!!
道ゆきながら念じる。こういう時は一心不乱。信号無視。
治れ!治れ!
鳥は翼はひろげてもとてもまだ飛べそうにはなく、
私はあえなく会議室のあるビルへ着く。

しようがなく表の花壇の水を含んだ草の上に、掃除婦さんに断りながら置く。
二時間たってもまだいたら連れて帰って飼おうかしらん、
これが鶯なら何十万かの拾いものかもしれないぞーなんて不遜なことを考えた。



昼過ぎ・・・
花壇には鳥の姿はなかった。
あちらにもこちらにも・・・。
何十万が飛んでいったような気分の、昼下がりの街を歩く。







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