寝室デスクのチェア選び。

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2015.07.16

カテゴリ：家具

現在の寝室です。

少し前にも触れましたが、、、

この部屋のデスクチェアについて

真剣に悩むこと数ヶ月・・・

我が家のセブンはラッカーの白。

ここには元々

アーム付きの黒いリリー（エイトチェア）

を置いていたんですが、

アームをデスクにぶつけてしまうことが多く

隣の元ゲストルームにもワークスペースを作った為

そちらに移動させていて、

現在の寝室ではダイニングから持ってきた

白いセブンチェアを使っています。

でもこの白セブンをダイニングに戻したい・・・

では寝室用のチェアをどうするか。

えーと、今日の記事は

後々自分で見返すことを踏まえて

チェアが決まるまでの過程を全部書いているので

いつも以上にすごーく長いです。笑

よろしければお付き合いくださると嬉しいです（＾＾＊

色々とチェアの座り比べをしていたのですが、

お店では座り心地が良いと感じても

デスクとの高さの相性など

実際に使ってみないとわからないことも多いと思うので、

可愛いなぁと惹かれつつも、

寝室のデスクチェアは長時間使うことを考え

やはり座り心地に満足しているセブンかリリーがいいなと

早い段階で絞られまして。

まずは青山にあるフリッツハンセンのショールームに

行ってきました♪

フリッツハンセン自転車が目印です。

かわいい（＾m＾＊

ショールームはこんな様子で

名作家具や照明がズラリ。

セブンチェアは全色揃っているそうで

実際の色を見比べることができます。

ここでお話しを伺ったところ、

候補にしていたリリー（アーム無し）については

座面の高さが北欧基準の46.5cmしか無く

選択肢から外れることに。

セブンなどの人気チェアは

座面高が44cm、もしくは46.5cmの

2択から選べるようになっているのですが

（靴を脱いで生活する日本では

　低い方が主流になっているのだそう）

リリーは 46.5cm 1択のみ。

ショールームに両方の高さのチェアがあったので

実際に座り比べてみましたが

46.5cmだと身長高めの私でも（168cm）

かかとが少し浮いてしまう。

ここに来て、リリーが候補から外れてしまったので

やっぱり我が家の場合はセブンチェアしかない

という結論に。

ただ、セブンは既にダイニング用として4脚あるので

新たに増やすならちょっと雰囲気の違うセブンを

お迎えしたいなぁと。

そこで、寝室のデスクチェアは

セブンの布張りにすることにしました。

フロントパディング（前面張り）と

フルパディング（両面張り）から選べるので

背中側から見ることが多い寝室用なら

やはり両面がいいかなー

別の日。

今度は北欧のファブリックメーカー

クヴァドラ社のショールームに行ってきました

こちらはプロユースのショールームですが

ご縁があってお邪魔させてもらうことに♪

クヴァドラは、

フリッツハンセン、HAY、MUUTOなどなど、

数々の北欧ブランドが

絶大なる信頼を寄せているファブリックメーカーで

日本だとアクタスの家具やマルニ木工、

haltaのヴィンテージ家具張り替え生地などにも

使われたりしているそうです。

北欧家具にはかなりの確率で使われている

クヴァドラのファブリック。

フリッツハンセンのショールームでも

クヴァドラの生地サンプルを見ることはできるのですが、

生地メーカーならではの専門的なお話を聞くことができて

商品背景を知りたい私としては

たまらない経験に

ちょっとこれは蛍光色っぽく写ってしまったけれど

寝室のネイビーのカーテンに合わせて

ブルー系も有り？

とか・・・

見比べてみると

寝室デスクには濃い色のチェアの方が

しっくりくる気もしていたので、

セブンチェアに使用することのできる生地の中から

素材感を目でも楽しめる

「ハリンダル65」という生地の3色が候補に。

ハリンダルは1965年にナナディッツェルが発表し、

かれこれ半世紀、クヴァドラ社の歴史とともにある生地なのだそう。

ざっくりしたウールがメインなので少しちくちくするのと

冬は良さそうだけど夏向きではない？

というイメージもあり、ちょこっと悩みましたが・・・

こちらはハリンダルの新品と経年後の比較サンプルです。

見た目は同じですが

触り比べてみると全然違う！

ちくちく感は使われている繊維の太さと方向によるもので

使っていくうちに繊維が寝て滑らかな感触になるとのこと。

なるほど〜！

これでちくちく不安が解消。

そのほかにもウール素材は、

・多くの繊維の中でも群を抜いて汚れにくい

・室温に適応しやすい

・吸湿性だけでなく放湿性にも優れている

などなど、意外と日本の夏にも向いている特性があることを知って、

私の中の悩みポイントが全て解決。

そういえば我が家は

ウールのルームシューズを一年中愛用しているではないか。

表面はいつもサラサラでべたつかず夏でも快適

ということを身近で感じていたんだっけ。

そして、

このマーティンデールという摩耗耐性を表す数値が

生地の丈夫さを知る目安になるのだそうで、

（数値が大きいほど丈夫で

　公共の場所で使われるファブリックでも

　2万5千ぐらいのものが使われているみたいです）

10万という驚異的な数値のハリンダルは

クヴァドラ社の生地の中でも

特に耐久性に優れていることが解り。

PCC0015 (2).jpg

そんなこんなで最終的に、

ハリンダルの、カラーは166

という生地に決定したのであります。

離れて見るとこんな色です。

右奥に青いシャツの男性がちらっと写っていますが

偶然にも世界各国のクヴァドラ支社をまわっている

ファブリックとコーディネートのスペシャリストの方がいらっしゃって

我が家の寝室写真を見ながら

「このカラーが一番グラフィカルだし部屋にも合うよ！」

↑ 通訳してもらった。笑

とアドバイスいただけたことが

最後の決め手となりました。

たくさんの方に相談にのってもらい

ようやく決まった寝室用のデスクチェア。

ではお披露目〜！

としたいところですが

オーダーから4ヶ月〜4ヶ月半かかる為

手元に届くのは冬の予定です。

ダイニング用の白セブンとは

ひと味もふた味も違ったチェアになりそうで

今から完成品を見るのが楽しみでなりません。

ついでに見せてもらったラグのサンプル。

kinnasand というスウェーデンのブランドのもので

これから日本でも展開されていくそうです。

このグラデーションになったラグが

ものすごく好みー！！

でもお値段が現実的じゃなかったので

目の保養だけ。笑

※ フリッツハンセン、クヴァドラショールームの

　写真撮影とブログ掲載許可いただいております。

クヴァドラでいただいたテキスタイルガイド。

生地の糸から織りまでの説明や

素材の特性、それぞれのお手入れ方法などが

詳しく載っています。

家電の取扱説明書はできれば読みたくないけど

こういうのは大好物。笑

ファブリックの奥深さもほんの少し知ることができ

悩んでいる間も本当に楽しかった今回のチェア選び。

クリスマスの準備をしている頃には届くかな？

冬がますます待ち遠しくなりました。

というわけで、

すっかり長くなってしまいましたが

ここまで読んでくださった皆様

お付合いくださり、ありがとうございました（＾＾！

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