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鶴岡!!!!いきなり鶴岡が猛打爆発!!3安打5打点!!鳥谷、福留は相変わらず好調良太と大和にもタイムリーが出たのが良かった!!日ハムのエラーを、見事に得点につなげました!!そして、交流戦最初の勝利の岩田が、今日は完投!!最後は、豪雨で点を取られたのもあるけど、見事な完投勝利でした!!!!1回表 【西川】 空振り三振 【中島卓】 ショートゴロ 【田中】 セカンドゴロ1回裏 【鳥谷】 セカンドゴロ 【柴田】 空振り三振 【福留】 センターヒット 【ゴメス】 ショートゴロ2回表 【中田】 ショートゴロ 【近藤】 センターフライ 【岡】 フォアボール ランナー岡が二盗(ディレードスチール) 【杉谷】 レフトフライ2回裏 【マートン】 セカンドゴロ 【今成】 フォアボール 【上本】 レフト線ツーベース 【鶴岡】 ライト2点タイムリーヒット T2-0F 【岩田】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 レフト線タイムリーツーベース T3-0F 【柴田】 ライトファウルフライ3回表 【レアード】 ライトフライ 【有原】 空振り三振 【西川】 セカンドゴロ3回裏 【福留】 左中間ツーベース 【ゴメス】 ライトフライ 【マートン】 ショートゴロ 【今成】 フォアボール 【上本】 ライトフライ4回表 【中島卓】 セカンドヒット 【田中】 レフトヒット 【中田】 ショート併殺打 【近藤】 ショートゴロ T3-1F4回裏 【鶴岡】 フォアボール 【岩田】 キャッチャーゴロ(エラー) (投手交代)有原 → ガラテ 【鳥谷】 フォアボール 【代打・新井】 センター2点タイムリーヒット (代走)大和 【福留】 センターヒット T5-1F (投手交代)ガラテ → 白村 【ゴメス】 ファーストファウルフライ 【マートン】 ピッチャーゴロ(エラー) 【今成】 見逃し三振 T7-1F 【上本】 フォアボール 【鶴岡】 左中間3点タイムリーツーベース T10-1F 【岩田】 ショートゴロ5回表 【岡】 空振り三振 【杉谷】 セカンドゴロ 【レアード】 センターヒット 【代打・石川慎】 フォアボール 【西川】 ショートフライ5回裏 (投手交代)白村 → クロッタ 【鳥谷】 センターヒット 【大和】 セカンドゴロ(エラー) 【福留】 セカンド併殺打 【ゴメス】 サードゴロ6回表 【中島卓】 ピッチャーゴロ 【田中】 セカンドゴロ 【中田】 セカンドフライ6回裏 【マートン】 空振り三振 【今成】 サードゴロ 【上本】 ショートゴロ7回表 【近藤】 レフトフライ 【岡】 デッドボール 【杉谷】 サードライナー 【レアード】 サードゴロ7回裏 (投手交代)クロッタ → 斎藤佑 (守備交代)石川亮 キャッチャー 【鶴岡】 ライトヒット 【岩田】 キャッチャー犠打 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【大和】 センタータイムリーヒット T11-1F 【福留】 セカンドゴロ8回表 【石川亮】 ライトフライ 【西川】 レフトオーバーツーベース 【中島卓】 セカンドゴロ 【田中】 センタータイムリーヒット T11-2F 【中田】 レフトフライ8回裏 (守備交代)淺間 ライト 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 ショートフライ 【今成】 センターフライ9回表 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 ファースト 【代打・矢野】 ライトヒット (代走)谷口 【岡】 レフト線ツーベース 【杉谷】 右中間タイムリーツーベース T11-3F 【レアード】 ショートゴロ T11-4F 【石川亮】 見逃し三振 【西川】 見逃し三振■2015/6/16 試合結果対日ハム 3回戦 甲子園日|000 100 012|4神|030 700 10x|11勝:岩田5勝3敗0S敗:有原3勝2敗0S日:有原-ガラテ-白村-クロッタ-斎藤佑神:岩田選手コメント鶴岡選手 4回裏 左中間3点タイムリーツーベースヒット打ったのはフォーク。うえぽん(上本選手)があれだけ粘ってフォアボールを取ってつないでくれたチャンスだったので、それを無駄にせず、ランナーをかえすバッティングができてよかったです。あとは岩田と協力して、相手打線を抑えられるように頑張ります。新井選手 4回裏 センターへ2点タイムリーヒット打ったのはストレート。うしろにクリーンナップが控えているところでの代打だったので、自分としてはうしろへつないでいこうという意識で打席に入りました。同級生のミノル(岩田選手)が投げているときに打ててよかったです。鳥谷選手 2回裏 レフト線タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。チャンスだったのでランナーをかえすバッティングをすることだけを心掛けていました。しっかりととらえられました。鶴岡選手 2回裏 ライト先制2点タイムリーヒット打ったのはストレート。2球で追い込まれてしまいましたけれども、なんとか粘って粘って、ヒットゾーンに打ち返せたらと思っていました。岩田に援護点を取れてよかったです。11得点の快勝。2つの貯金で交流戦を終える交流戦ラストゲームは、今季最多となる11点を奪っての快勝だった。8、9回に3点を取られたのは余計だったが、それでも交流戦を締めくくるにはいい勝ち方だったといえる。各打者が積極的に打ちに行った。これまで、どちらかというと慎重にボールを見ていくバッターが多く、ソフトバンク打線などに比べると物足りなさを感じたものだが、きょうはファーストストライクを見逃す打者がほとんどいなかった。かといって、無茶振りするわけでもなく、粘るところはファウルで粘って、次につなぐ姿勢も見せていた。先制点は鶴岡のバットから生まれた。2回一死二、三塁のチャンスに、日本ハム先発・有原の外角直球をとらえて右翼線へ落とす。2人の走者を迎え入れ、バッテリーを組んだ岩田に早々に援護点をプレゼントした。この打席、鶴岡は初球をファウル、2球目を見逃して簡単に追い込まれたが、そこから8球粘って適時打を放った。「その(ヒットを打つ)前に外の真っすぐをファウルしたとき、低めに伸びてきていた。そこをマークしつつではあったかな。いろんなことが考えられる状況で、監督が打てと。なかなか期待に応えられなかったから、あそこで1本出たのはよかった。追い込まれてもファウルで粘ることができれば、必ず甘い球が来るから」鶴岡は4回に2度、回ってきた打席に四球と二塁打、7回の打席にヒットと、3安打猛打賞を記録。4回二死満塁からの左中間への二塁打は走者一掃の適時打で、プロ初の5打点をマークした。「それはみんなが塁にいたから」と鶴岡は謙そんしたが、チャンスに勝負強い打撃をしたからこそだ。これで交流戦は10勝8敗。勝ち越したのはセ・リーグで阪神だけで、首位・巨人との差は2ゲームに縮まった。「交流戦をいい形で終われた。休み明けは(ヤクルト、広島と)2戦、2戦だから、しっかり取っていきたいね」と平田ヘッドコーチ。きょうの勝利を土曜日からのリーグ戦につなげたい。
Jun 16, 2015
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博多大好き弾!阪神・鳥谷、今岡超え通算123号千金2ラン (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)軸のぶれない、美しいフォロースルーで快音を響かせた。白球は一直線に右翼席へズドン。何点でもほしい試合で、鳥谷がチームを活気づけるアーチを放った。 「何とか走者を進められたらいいと思っていました。いい感触でとらえられました。インサイドのボールをうまくさばけました」 3-1の五回無死一塁。引っ張って右方向への進塁打も意識していたところに、内角直球だ。外角を狙った中田の失投を逃さなかった。体を回転させてジャストミートすると、ポール際へのライナー。15試合ぶりの3号2ランでソフトバンクを突き放した。相手の力を考えれば、2点リードではまだ寂しいところ。完璧な一撃で、勝利へ大きく前進した。 鷹の豪打が目立つヤフオクドームだが、虎の背番号1も負けていない。昨季、この球場では7打数5安打(打率・714)と大暴れ。このカードでも4試合で14打数8安打(同・571)の好相性は、今季も健在だ。前夜に続く2試合連続安打が貴重な一発。三回も一死から四球で勝ち越しの好機を作るなど、十分に存在感を示した。 通算123本目の本塁打は、今岡誠氏(現野球評論家)を抜いて球団史上単独15位。1672安打も同5位の真弓明信氏(前監督)にあと「2」と迫った。 タテジマの球史に名を残す男は、プレー以外でも欠かせない存在だ。借金生活に沈んだ5月は、積極的に仲間に気を配った。上本が併殺の送球練習をしているのを見ると、普段は守らない二塁へ。一緒にノックを受け、実演を踏まえながら守備の相談に乗った。同じ早大出身の後輩は、度々食事にも連れ出す仲。グラウンド内外で周囲に目を向けながら、チームを支えている。 「まぐれです」 自分は主役ではない。そんな淡々とした表情で引き揚げた主将だが、中押し弾の価値は誰もが認めるところ。チームリーダーは、やはり頼もしい。虎・鳥谷、球団通算本塁打数単独15位に 1位は掛布氏の349本 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)軸のぶれない、美しいフォロースルーで快音を響かせた。白球は一直線に右翼席へズドン。何点でもほしい試合で、鳥谷がチームを活気づけるアーチを放った。 鳥谷は今岡誠の122本塁打を抜き、球団通算本塁打数単独15位となる123本塁打。球団通算の歴代1位は掛布雅之の349本塁打。助っ人外国人最多はバースの202本塁打虎に光照らす一撃や!ゴメス、テラス席フェンス直撃V二塁打 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)あっ、捕られる…。昨年までのヤフオクドームなら右飛だったかもしれないゴメスの打球は、フェンスにぶつかって跳ね返った。完全に追いつかれるタイミングだっただけに、ラッキー!? 4番の2点二塁打は、鷹を突き放す号砲となった。 「しっかり振り抜けていたし、フェンスも近くなっているからね」 1-1の三回二死一、二塁。先発・中田の外角低め直球を豪快に振り抜いた。舞い上った打球を右翼・福田は追って足を止めたが、ボールはフェンス上段ラバーを直撃。一気に二者が生還して、二塁に到達した主砲は雄たけびをあげた。今季、新設されたホームランテラス席に助けられた。 「練習から、コースに逆らわずに打っているだけだよ。(テラス席が新設されたことは)意識はしていない」 試合前練習で、和田監督がG砲のフリー打撃をじっくりと見つめ、終了後に声をかけた。そのことを報道陣に質問されると「アドバイスをもらったよ。秘密だけどね。去年と同じような話さ」とニヤリ。来日1年目にして109打点をたたき出し、打点王を獲得した昨季は、指揮官から何度もストライクゾーンの見極めや、軸を残してトップをしっかり作るように指導された。原点回帰で放った一打だった。 今季、背番号「5」が2打点以上を挙げた試合は7勝2敗。チームの勝敗を握る鍵は、やはり頼れるこの男といえる。ホームランテラス ヤフオクDの右中間と左中間部分に今季から新設された観客席で、外野手の迫力あふれるプレーを間近で感じることができる。従来のフェンスは12球団の本拠地球場で最も高い5・8メートルだったが、前方に新設されたフェンスは高さ4・2メートル。本塁から両翼100メートル、中堅122メートルの距離は変わらないが、右中間、左中間の部分は最大で約5メートル狭くなった虎・ゴメスが吠えた!勝ち越し2点二塁打「すぐに取り返せたのは大きい」 (セ・パ交流戦、ソフトバンク-阪神、2回戦、10日、ヤフオクドーム)阪神は1-1の三回、2四球などで二死一、二塁の好機に4番のマウロ・ゴメス内野手(30)が、中田から右翼・福田の頭上を越えるフェンス直撃の2点適時二塁打を放ち、勝ち越した。打ったゴメスは二塁塁上で吠えた。 ゴメスは「しっかりととらえられた感触はあったけれども、ライトが捕れそうな感じだったのでフライアウトになってしまうかなと思っていたよ」と振り返ると、「二回裏にすぐに同点に追いつかれてしまったけど、こうしてすぐに点を取り返せたのはチームとしては大きいね」と喜んだ。テラス席無用ダ~ン♪阪神・福留、豪快先制7号ソロ! (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)こちらはホームランテラスなんて関係なし! 0-0の二回先頭。高めに浮いた中田のフォークを、5番・福留が豪快に右翼席へたたき込んだ。 「1球で仕留められたのでよかった。コンパクトに振り抜こうという意識だった」 前夜は大隣に4安打完封負けを喫した。悪夢の連続を危惧するファンも多い中、中日時代の2006年以来、実に9年ぶりとなる博多での一発で早々と「1」を刻んだ。 藤浪が先発した5月27日の楽天戦(甲子園)で延長十一回にサヨナラ2ランを放って以来となる11試合ぶりの7号。この日、5月度「スカパー! サヨナラ賞」の受賞会見に臨んだばかりの男が、その1時間後に再び藤浪を援護した。 巨人、DeNAが連敗を脱出できず、首位とは1・5差となった。「こういう状況でも(勝率)5割でいれる。だから、もっと上にいける。まずは落ち着いて、自分たちの普段通りの野球をしたい」。徳俵に足を乗せながらも踏ん張れている。もどかしい思いは確かにある。それと同時に、勝負の夏への上積みを感じている。 六回先頭では右中間に三塁打。得点にこそつながらなかったが、激走で元気モリモリの38歳だ。 「疲れたよ。勝つって大変だね」と、気持ちよさそうに汗をぬぐった。“サヨナラ男”阪神・福留が先制弾「上手く打つことができた」 (セ・パ交流戦、ソフトバンク-阪神、2回戦、10日、ヤフオクドーム)この日、5月度「スカパー!サヨナラ賞」を受けた阪神・福留孝介外野手(38)が二回、先頭で打席に立つと先発・中田の5球目、内角やや高めの133キロの変化球を捉えた。 打球はぐんぐんと伸びて右翼スタンドへ飛び込む先制の7号ソロ。福留はベンチ前で藤浪とハイタッチ。「2ストライクとなったので、コンパクトに振り抜こうという意識でした。上手く打つことができました」と淡々と話した。阪神・柴田、決勝打つなげた!「自分の役割できた」 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)柴田が「2番・中堅」で今季2度目のスタメン出場し、渋い働きをした。一回一死で中田から左前打。三回一死一塁ではヒットエンドランの指示に二ゴロも、鳥谷を二進させ、ゴメスの決勝打につなげた。「自分の役割はできたのではないかと思います」と、勝利の喜びをかみしめた。
Jun 10, 2015
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藤浪が雄叫び粘投4勝!阪神、貯金1で首位Gに1・5差 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)粘った、しのいだ、踏ん張った! 阪神は藤浪晋太郎投手(21)が、交流戦勝率1位をひた走るソフトバンクの強力打線を相手に7回4失点で4勝目。再び貯金を1として、最大7差あったセ・リーグ首位(現在は巨人)とは1・5差まで縮まった。2013年以来となる2年ぶり5回目の交流戦負け越しなしも確定。あとは上がっていくだけや! 打たれても打たれても粘って、しのいだ。藤浪が7回4失点で今季4勝目。まずは5得点の援護射撃に感謝した。 「なんとか最後まで粘れればなと思って、マウンドに上がりました。きょうは打線のみなさんに、野手のみなさんに感謝したいと思います」 苦しんで手に入れた勝利だった。1点を先制した直後、二回一死から151キロの直球を李大浩にとらえられ、今季から新設されたホームランテラスに同点ソロを被弾。5-1の五回には、一死から松田にカットボールを左翼席に運ばれた。1年目の2013年9月7日の巨人戦以来となるプロ2度目の1試合2被弾。3割打者を5人も擁し、試合開始前で71得点は交流戦トップ、打率・298は同トップタイ。強力鷹打線に詰め寄られ、苦しい投球が続いた。 それでも六回二死一、二塁で再び訪れた松田との対決では、フルカウントから前の打席で打たれたカットボールで空振り三振。「より厳しくいった」。雄たけびをあげ、ガッツポーズで感情をむき出しにした。 「内容としては情けないピッチング。ヒーローに呼んでもらうのも、恥ずかしいぐらいだった」 素直には喜べない。ただ、“七回の壁”は乗り越えた。前回3日のロッテ戦は七回につかまり、自責0ながら1イニング6失点で途中降板。中継ぎ陣も打たれ、8点差を追いつかれた。自身の連続無失点も32回で途切れた。だが、この日は大崩れせず、最低限の仕事を果たした。さらに同じヤフオクドームで行われた昨年の日本シリーズ第3戦、六回途中3失点KOのリベンジにもなった。 手ごわい打線と分かっていたので、試合直前まで女房役の鶴岡と議論を交わした。試合前練習では、2人並んで相手のフリー打撃を熱心に観察。「どういう対策をしようか話していました」と藤浪。互いに気づいたことをその場で話し合った。成果は試合で出た。3番・柳田を2打数無安打。4番・内川は直球主体で攻め、3打数無安打2三振と封じ込めた。 粘りを見せた藤浪を、和田監督は「そういうところが、(藤浪)晋太郎が目指している勝てる投手」と評価した。力でねじ伏せる投球もいいが、打たれても大量失点せず、試合を作る投手が背番号「19」の理想像だ。 日程上、次回登板まで間隔があくため、11日に抹消予定。ただ、1軍には引き続き帯同する。「これからしっかり首位を目指してやっていきたい」。チームは再び貯金1で、首位巨人とは1・5差。5月25日に首位(当時はDeNA)と最大7差あったが、完全に射程圏内に入れた。21歳が呼んだ上昇気流に乗り、逆転を狙う。 データBOX 阪神は交流戦9勝4敗、勝率・692。残り5試合を残して勝率・500以上が確定した。交流戦の負け越しなしは2013年以来、2年ぶり5回目。内容と順位は2005年は21勝13敗2分け(勝率・618)、06年は21勝15敗(勝率・583)でともに3位。08年は15勝9敗(勝率・625)で2位。13年は12勝11敗1分け(勝率・522)で7位。阪神・藤浪、リベンジ登板で白星も「ヒーローに呼ばれるのも恥ずかしい」 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)昨年の日本シリーズ第3戦で六回途中3失点でKOを食らった敵地、ヤフオクドームで阪神・藤浪晋太郎投手(21)が、リベンジ登板。7回を投げ2被弾を含む5安打4失点で降板。味方が点を奪っては、直後に失点する展開ながら、中継ぎ陣の踏ん張りもあり、4勝目(4敗)を手にした。 藤浪は1-0の二回、李大浩に右翼へ同点ソロを浴びた。三回にゴメスの2点二塁打、五回に鳥谷の2ランで4点のリードをもらった右腕は、五回、一死から松田に左越えソロ、今宮には適時二塁打で2点差まで詰め寄られた。 さらに七回、中村晃に中前適時打を浴び1点差とされ、この回限りで降板。八回から福原、九回に守護神・呉昇桓が無失点で抑え、藤浪は5月20日の巨人戦(甲子園)以来の白星を飾った。 藤浪は「ホークスは強いですし、最後まで粘れれば」と意気込んだマウンド。「(球場が)狭くなっているので1発はあると覚悟していた」と振り返りながら、点を奪っては奪われる展開に「野手のみなさんに感謝したい」と申し訳なさげ。巨人が敗れ1・5差に迫ったが、「チームとして状態がいい感じというわけではないと思う。でも僅差の試合を取っているので、首位を目指して頑張っていきたい」と宣言。自らのリベンジ登板には「情けないピッチング内容だったので、ヒーローに呼ばれるのも恥ずかしいぐらい」としながら、あす登板予定の岩貞について「地元・九州出身なので期待して」とファンに呼びかけた。鳥谷(五回に3号2ラン)「いい感触で捉えられた。インサイドのボールをうまくさばけた」呉昇桓(1点差を守って18セーブ目)「1点差だったので、できるだけ走者を出さずに抑えることを意識した」阪神・藤浪、岩貞にエール!「みなさん期待していてください」 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)阪神は藤浪晋太郎投手(21)が、交流戦勝率1位をひた走るソフトバンクの強力打線を相手に7回4失点で4勝目。 藤浪は試合後のヒーローインタビューで、11日に先発する岩貞に言及。「九州出身ですし、抑えてくれると思います。みなさん期待していてください」。2013年のドラ1が昨年のドラ1にエール。5月20日の巨人戦で完封勝利を挙げたお立ち台でも、翌21日にプロ初登板初先発する今年のドラ1・横山に同様の発言を行い、7回1失点の好投を呼んでいた。今回も藤浪のパワーが届くかも!?阪神・福原、7試合連続無失点!「先頭をしっかり抑えようと」 (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)セットアッパーの福原が仕事を果たした。1点リードの八回に登板。二死一、二塁のピンチを背負ったが、福田を144キロの高め直球で遊飛にねじ伏せた。「先頭をしっかり抑えようというのはあった(三振)。3人で終われれば、よかったんだけどね」。7戦連続無失点中で防御率は0・92と抜群の安定感。今季14ホールド目で通算95Hとした。大台到達へ、カウントダウンに入った。阪神・呉昇桓リベンジ18S!日本Sサヨナラ被弾の中村晃斬り (セ・パ交流戦、ソフトバンク4-5阪神、2回戦、1勝1敗、10日、ヤフオクドーム)昨秋の借りを返した。ハラハラドキドキの熱戦に終止符を打った。呉昇桓(オ・スンファン)が落ち着いて、1イニングをピシャリ。今季18セーブ目を刻み、歓喜の輪に加わった。 「そういう(日本シリーズの相手という)のは関係なかった。いつも通り、普段通り、マウンドに上がることを考えた」 当事者は無心を強調した。それでも、皆の記憶に新しい昨年10月末の日本シリーズ第4戦の幕切れ。虎の絶対的守護神が中村晃にサヨナラ3ランを浴びたのが、このヤフオクドームだった。くしくもこの日、リベンジの舞台が用意された。 出番は1点を守る九回だった。先頭の今宮をカウント3-0から粘って、空振り三振。代打・江川は2球で左飛に仕留めた。そして、打席に中村晃を迎えた。 「1点差だったので、走者を出さないように抑えることを意識した」 140キロ後半の自慢の石直球で攻めると、最後は今季から使い始めたフォークで遊ゴロ斬り。これで4試合連続三者凡退だ。チームの上昇とともに、右腕の状態も上がっている。 燃える材料もあった。今カードは韓国を代表する李大浩(イ・デホ)との直接対決。母国のメディアが多数訪れ、親交のある有名コメディアンも観戦に訪れた。試合はライブ中継され、普段は故郷でインターネットなどで活躍をチェックしてくれている家族にも、雄姿を届けることができた。 「3ボールになったことは反省すべきこと。四球を与えなかったことはよかった」 勝ってかぶとの緒を締めた背番号「22」。リードを保ってクローザーにつなげば、勝利はもらったも同然だ。
Jun 10, 2015
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前回の登板で、いきなり崩れた藤浪!今回も、大量得点差ができて、同じようになったらいやだなと思ってみてましたが打たれつつも、粘って逃げ切りました!!福留の先制ホームラン!ゴメスのフェンス直撃の2点タイムリーツーベース!!鳥谷のツーランホームラン!!打線が好調で、昨日のリベンジ!しかし、ピッチャー代わって、森になってから、敵ながらあっぱれ!の7者連続三振!!藤浪もピンチで、ホームランを打たれた松田からフォークで三振!!藤浪吼えた!!しかし、森が勢いを作って、ねばるソフトバンク。。。藤浪も、急にボールが浮き出し、フォアボールに、送りバント、そして、ワイルドピッチ。。。とうとう昨年の最多安打中村がセンター前にタイムリーを打たれて1点差ここで崩れるか、交代かと思われましたが、高田をショートライナーに抑えて7回を投げきりました!!上本が森から粘った後にヒットを打ち、ソフトバンクの勢いを、すこし弱めたあと福原が内川にヒットを打たれましたが、代走川島の盗塁を鶴岡が刺しました!!!これで、阪神に勢いが戻りましたが、さらに李大浩のフォアボールに松田のライト前ヒット代走を出してなかったため、ランナーはセカンドにストップやっと代走を出すものの、ショートフライに打ち取りました!!最後は呉昇桓が三人で打ち取り、ソフトバンクの連勝を止めました!!交流戦順位はソフトバンクと0.5差五連敗の巨人と1.5ゲーム、六連敗のDeNAと1ゲーム差!!!!明日も絶対に勝利して、交流戦首位に!!!!1回表 【鳥谷】 センターフライ 【柴田】 レフトヒット 【マートン】 ショートゴロ 【ゴメス】 ライトフライ1回裏 【中村晃】 サードゴロ 【高田】 セカンドゴロ 【柳田】 セカンドゴロ2回表 【福留】 ライトソロホームラン H0-1T 【上本】 サードフライ 【今成】 空振り三振 【鶴岡】 見逃し三振2回裏 【内川】 見逃し三振 【李大浩】 右中間ソロホームラン H1-1T 【松田】 ショートゴロ 【福田】 ショートゴロ3回表 【荒木】 セカンドゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【柴田】 セカンドゴロ 【マートン】 フォアボール H1-1T 【ゴメス】 ライトオーバー2点タイムリーツーベース H1-3T 【福留】 空振り三振3回裏 【今宮】 見逃し三振 【高谷】 ショートゴロ 【中村晃】 サードゴロ4回表 【上本】 レフトフライ 【今成】 ファーストゴロ 【鶴岡】 ショートゴロ4回裏 【高田】 見逃し三振 【柳田】 ライトフライ 【内川】 空振り三振5回表 【荒木】 ライトヒット 【鳥谷】 ライト2ランホームラン H1-5T 【柴田】 キャッチャーファウルフライ 【マートン】 ショートゴロ 【ゴメス】 ライトフライ5回裏 【李大浩】 ライトフライ H1-5T 【松田】 レフトソロホームラン H2-5T 【福田】 ファーストヒット 【今宮】 左中間タイムリーツーベース H3-5T 【代打・明石】 見逃し三振 【中村晃】 ファーストライナー6回表 (守備交代)細山田 キャッチャー 【福留】 右中間スリーベース 【上本】 サードゴロ (投手交代)中田 → 嘉弥真 【今成】 デッドボール (投手交代)嘉弥真 → 森 【鶴岡】 空振り三振 【荒木】 空振り三振6回裏 【高田】 セカンドゴロ 【柳田】 フォアボール 【内川】 センターフライ ランナー柳田が二盗 【李大浩】 フォアボール 【松田】 空振り三振7回表 【鳥谷】 空振り三振 【柴田】 空振り三振 【マートン】 空振り三振7回裏 【福田】 空振り三振 【今宮】 フォアボール 【細山田】 キャッチャー犠打 ワイルドピッチ 【中村晃】 センタータイムリーヒット H4-5T 【高田】 ショートライナー8回表 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 空振り三振 【上本】 レフトヒット 【今成】 ショートゴロ8回裏 (投手交代)藤浪 → 福原 【柳田】 空振り三振 【内川】 センターヒット (代走)川島 ランナー川島が二盗アウト 【李大浩】 フォアボール 【松田】 ライトヒット (代走)牧原 【福田】 ショートフライ9回表 (投手交代)森 → 二保 【代打・坂】 フォアボール 【荒木】 キャッチャー併殺打 【鳥谷】 ファーストゴロ9回裏 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)大和 センター (守備交代)藤井 キャッチャー (投手交代)福原 → 呉昇桓 【今宮】 空振り三振 【代打・江川】 レフトフライ 【中村晃】 ショートゴロ■2015/6/10 試合結果対ソフトバンク 2回戦 ヤフオクドーム神|012 020 000|5ソ|010 020 100|4勝:藤浪4勝4敗0SS:呉昇桓2勝1敗18S敗:中田4勝3敗0SHR:福留ソロ7号、鳥谷ツーラン3号、李大浩ソロ16号、松田ソロ15号神:藤浪-福原-呉昇桓ソ:中田-嘉弥真-森-二保6/11の予告先発神:岩貞 祐太ソ:武田 翔太鳥谷選手 5回表 ライトスタンドへ第3号ツーランホームラン打ったのはストレート。いい感触でとらえられました。インサイドのボールを上手く捌けました。ゴメス選手 3回表 ライトオーバー2点タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。しっかりととらえられた感触はあったけれども、ライトが捕れそうな感じだったのでフライアウトになってしまうかなと思っていたよ。2回裏にすぐに同点に追いつかれてしまったけれども、こうしてすぐに点を取り返せたのはチームとしては大きいね。福留選手 2回表 ライトスタンドへ第7号ソロホームラン打ったのはフォーク。2ストライクとなったので、コンパクトに振り抜こうという意識でした。上手く打つことができました。猛追に耐え薄氷の勝利強打を誇るソフトバンクの猛追を必死のリレーで凌いだ阪神が、辛うじて逃げ切った。福岡ソフトバンク 先発・中田に対する阪神は2番に柴田、9番ファーストで荒木を起用する。2回表先頭の5番 福留がカウント2-2からの甘いフォークをライトへ運ぶ7号ソロ本塁打を放ち、阪神が1点を先制した。「2ストライクとなったので、コンパクトに振り抜こうという意識だった」福留孝介外野手の技あり一本!である。阪神先発・藤浪は初回を3者凡退で滑り出したが、2回裏 5番 李 大浩に右中間への16号ソロアーチを浴びて たちまち同点とされる。それでも直後の3回表二死1・2塁から4番ゴメスが低め直球を弾き返し、右越え2点適時二塁打。再び阪神がリードを奪った。「しっかりと捉えられた感触はあったけど、ライトが捕れそうな感じだったのでフライアウトになってしまうかなと思っていたよ。すぐに点を取り返せたのはチームとしては大きいね」。マウロ・ゴメス内野手が振り返っている。5回表には無死1塁にヒットの荒木を置いて1番 鳥谷が右越えの3号2点本塁打を放ち、4点差をつける。「打ったのはストレート。イイ感触で捉えられた。インサイドのボールを上手く捌けた」と鳥谷 敬内野手には納得の一発だったようである。しかし、その裏 藤浪は6番 松田に変化球を打たれ、レフトへ連夜のアーチとなる15号ソロ。更に福田の一ゴロへのベースカバーが遅れ内野安打で出塁を許すと8番 今宮にも左越え適時二塁打を浴びて5対3と追い上げられた。6回の二死1・2塁は松田を空振り三振に仕留めたが、7回裏二死3塁から1番 中村に中前適時安打を許して、1点差になる。阪神は6回表 福留の右越え三塁打で無死3塁とするが、ソフトバンクは一死後 中田から嘉弥真~森と細かい投手リレーで凌ぎ、その後も3人目・森が回を跨ぐ7者連続の三振奪取ショーで流れを引き寄せた。1点差に迫られた阪神は、8回から必勝リレーに入る。2番手・福原は一死後 4番 内川にヒットを許すが、捕手・鶴岡が代走・川島の盗塁を阻止。このあと李 大浩・四球、松田・ヒットで1・2塁となるも、福田を遊飛に打ち取った。9回表には無死1塁から荒木のバントが併殺となるミスはあったものの、呉 昇桓が最後を締めて5対4で阪神が辛くも逃げ切り、ソフトバンクの連勝を6で止めた。7回(113球)5安打7三振3四球の4失点ながら4勝目を上げた藤浪晋太郎投手だが、「情けない投球。ヒーロー(インタビュー)に呼ばれるには少し恥ずかしい内容」に苦笑い。「(ヤフオクドームは今季ホームランテラス設置で)狭くなってるので、一発はある程度覚悟しながら東京ドームのような感じで投げていた。今日は野手の皆さんに感謝したい」と話した。「(藤浪は)初回から飛ばして、最後はちょっとバテたな」。和田 豊監督が冷や汗の勝利を振り返る。「(昨夜 無得点の)打線が追いつかれた後も先に点を取れたのが大きい。(ただ)ここでは4点差はセーフティリードじゃない。もう1点取れるところで取れなかったのが苦戦の原因。(鶴岡の盗塁阻止も)大きかった」と反省点も盛り込みながら総括していた。
Jun 10, 2015
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虎・能見、通算77勝目!小林繁氏に並ぶも反省「制球も良くなかった」 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)お立ち台を譲って、ベンチを後にした。阪神・能見が制球が定まらないなかで、6回5安打1失点。粘って試合を作った。 「あまり調子はよくなかった。藤井さんが配球を選んでうまくリードしてくれた」 2度も先頭打者を許したが、ピンチを未然に摘み取った。1点差の二回無死一塁では近藤を遊ゴロ併殺。直後、岡に高めのチェンジアップを左翼スタンドへ運ばれたが…。四回無死一塁でも田中を1-4-3の併殺に仕留めた。 この日最速142キロどまり。「制球も良くなかった」と反省を口にしたが、スライダーとチェンジアップでしのいだ。 六回までで、球数は86。あと1イニングの予定だったが、その裏の攻撃で代打・狩野が送られた。中継ぎ陣がリードを守り、今季4勝目。通算77勝目とし、16位の小林繁に並んだ。 5月は1勝4敗。前回5月31日の西武戦(西武プリンスD)は試合途中に指を痛め、七回途中で降板。代わった安藤が逆転3ランを浴びた。次回の試合に影響しかねない指の損傷。中6日の調整期間中に山口投手コーチは「大丈夫」と万全を強調していた。 6月は白星発進。和田監督は「悪いなりによく抑えていた」と及第点を与えた。日曜日にチームが勝つのは4月26日の広島戦(マツダ)以来。「(勝利を)しっかり続けていかないといけないね」。連勝にやる気をみなぎらせた。 阪神・安藤、3人でピシャリ「能見さんの勝ち投手の権利守れた」 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)2番手で七回のマウンドに上がった阪神・安藤は3人でピシャリと抑えた。5月31日の西武戦でも能見の後を任されたが、中村に逆転3ランを浴びた苦い思い出が脳裏をよぎったという。「前回は打たれたので、能見さんの勝ち投手の権利を守れて良かったです」。試合後は安どの表情だった。阪神・高宮、連打浴びるも八回しのいだ!「何とか勝てて良かった」 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)八回を任されたのは阪神・高宮だった。代打・谷口、代打・渡辺は連続三振に仕留めたが、続く西川、中島には連打を浴びてピンチに。最後は田中を投ゴロで何とかしのいだ。「最近、左翼方向にヒットを打たれます。何とか勝てて良かったです」。ベンチは走者がたまって中田に回れば福原投入を考えていただけに、その前で切ってベテランを休ませることができたことは収穫だった。虎・呉昇桓、5戦連投も心配なし!2戦連続3人締め17S (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)付け入る隙すら与えない、無敵の呉昇桓がそこにいた。九回のマウンドに上がると、中田をカットボールで二ゴロ。近藤は147キロで空を切らせると、最後の岡は“石直球”も不要と言わんばかりにカットボール3連投で空振り三振。走者を許すことが多かった今季の守護神だが、この2試合は連続して3人締めだ。 「試合に勝つことが一番大事」 いつも通り、顔色も変えずに振り返った。これで屈辱の逆転満塁弾を浴びた2日のロッテ戦から5戦連投。痛恨の今季初黒星で心配されたが、状態は上昇カーブを描いている。 「5戦連投といっても、試合のない日があったから…」 影響は全く感じさせない。17セーブ目はリーグトップの山崎(DeNA)に1差の2位タイ。昨季のセーブ王が定位置に躍り出るのも時間の問題だ。データBOX 呉昇桓の5連投は昨年9月26日の広島戦(甲子園)から昨季最終戦となる10月1日の広島戦(マツダ)以来。来日1年目の昨季は7月2日のヤクルト戦(甲子園)から同9日の広島戦(甲子園)の6連投が最多だった。 昨年の公式戦は10月11日のクライマックスシリーズ第1ステージの広島第1戦(甲子園)から同25日のソフトバンクとの日本シリーズ初戦(甲子園)まで7連投しており、ポストシーズンを含めると12連投。
Jun 7, 2015
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「新助っ人獲り」待った!マートン、発奮V撃で虎4連勝で貯金や (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)4連勝や! 阪神のマット・マートン外野手(33)が五回に勝ち越し打、七回にもダメ押しの適時二塁打を放ち、試合を決めた。不振にあえぐ助っ人の3安打2打点の活躍で、チームは約2カ月ぶりの貯金「1」。リーグ首位の巨人とも2・5ゲーム差。昨季の首位打者が打てば、虎はもっと勝てる! チームの勝利を心底喜べたのは、おそらく今季初めてだろう。満員のスタンドからのエールに両手を上げて応える。マートンのバットが、4連勝&4月6日以来となる貯金生活へと導いた。 「(調子は)ボチボチでんな」-。まずは勝利のお立ち台で、お決まりのフレーズで虎党を喜ばせると、「自分としてはよくなっていると思う。きょうのように勝利に貢献する打撃をみせたい」と力を込めた。 1-1の五回だ。二死一、二塁から日本ハムの左腕、吉川のカットボールをすくい上げると左前へポトリと落ちた。技ありの勝ち越し打に、「能見さんがいい投球をしていたから自分も打席での感覚がよくなった」とニヤリ。 一回二死からは右前打。続くゴメスの右中間を破る打球で、先制のホームを踏み、七回には四球で出塁した上本が二盗を決めた直後に、左中間を破るダメ押しの二塁打。猛打賞は、5月26日の楽天戦(甲子園)以来、今季4度目なら1試合2打点は、4月29日のヤクルト戦(甲子園)までさかのぼる。 快音が響く兆候はあった。試合前の打撃練習で左翼席へ“アーチ”を連発。並んで打っていたゴメスも打球を目で追うほどだった。和田監督も「練習では左方向にもいっているんだけど、ゲームになると、試行錯誤という打席が続いていた。きょうの3本で吹っ切れてくれたらいいんだけどね」と期待を込めた。 必死だった。5月中旬の名古屋遠征中。球団関係者が午前10時ごろ、相手投手のビデオなどを置くために用意していた部屋をのぞくと、マートンが1人でいた。理由を聞くと「昨年の調子のいいときの映像を見ているんです」。 いっこうに復調の兆しが見られない助っ人に、業を煮やしたフロントも第6の助っ人として、前広島のキラ・カアイフエ内野手(31)や前日本ハムのファン・ミランダ外野手(32)らの獲得調査に乗り出すことも判明。当然、耳にも入ってくる-。 「なかなか(相手投手が)ストライクゾーンに投げてこず、守りに入ってしまうこともあった。これからも(この日のように)攻撃的にやっていけたら結果が出ると思う」と、チャンスで凡打を繰り返し、審判の判定にイライラをぶつけたことを猛省した。 今季初の2カード連続勝ち越しで、待望の貯金1。ソフトバンクに敗れたリーグ首位の巨人に2・5差と迫った。 「まだシーズンは長いし、チームは優勝を目指して頑張っている。まだまだチャンスはあるので、1試合1試合、頑張っていきたい」 残りは、まだ86試合。昨季首位打者のM砲の完全復活とともに虎の快進撃が始まる。 データBOX ◎…阪神の4連勝は今季3回目。交流戦開幕の5月26日の楽天戦(甲子園)から、29日の西武戦(西武プリンスD)で記録して以来。5連勝は今季なし。 ◎…2カード連続の勝ち越しは今季初。昨季は6度(1試合のみを含めると7度)。貯金1は4月6日以来。首位巨人と2・5ゲーム差となるのは5月1日以来。 ◎…マートンは今季4度目の猛打賞で、西岡に並んでチームトップタイ。通算では87度目。昨季は15度で2010年の24度が来日最多。 ◎…1試合2打点以上は今季3度目(56試合)。昨季は21度(142試合)。阪神・マートン、3安打2打点に「ボチボチでんな」 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)阪神は2点リードの七回、マット・マートン外野手(33)が適時打を放ち、試合を決めた。頼れる助っ人の3安打2打点の活躍で、チームは交流戦で2度目の4連勝。貯金を1とした。 阪神は2点リードの七回、先頭の上本が四球で出塁すると、すかさず二盗に成功。チャンスを広げると、打席にはマートン。日本ハムの2番手・白村の5球目、内角146キロの直球を弾き返し中越適時二塁打。貴重な追加点を入れた。 3安打2打点の活躍を見せたマートンはお立ち台で「いつも(自分を)信じてるね、ガンバリマース」と日本語で陽気にあいさつ。七回の貴重な一打には「ボチボチでんな」と関西弁で答えて笑いを誘った。打率は2割台中盤と、まだまだ本調子ではないが「自分としても、いい形を続けていきたい。シーズン前から良い準備を続けてきたので、チームの勝利に貢献する働きをしたい」と復調気配を感じさせた。和田監督(マートンに)「ここまで苦しんでいたマートンが打って勝ったのは非常に大きい。3本の安打で吹っ切れてくれたらいい」“神様の代役”虎・狩野、千金タイムリー!「初球からいこうと」 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)ひと振りでヒーローになった。マートンとともに上がった甲子園のお立ち台。阪神・狩野が超満員のスタンドをまぶしそうに眺めた。 「(景色は)いいですね。追加点がほしいところで、初球から甘かったらいこうと思っていた。それが僕のいいところなので、思い切っていきました」 2-1とリードした六回だ。二死一、二塁のチャンスに代打で登場すると、初球から迷わずにバットを振った。吉川の内角スライダーをとらえた鋭い打球は、三遊間を抜けて左前へ。「次につなげようという気持ちが強かった。結果が出てよかった」。代打では4月21日のDeNA戦(横浜)以来16打席ぶりのHランプ。二走・江越がかえり、貴重な3点目をたたき出した。 指揮官の積極的な采配が実った。6回86球で1失点に抑えていた先発・能見に代わる狩野の起用。和田監督は「残り3回を守るというより、もう1点を取りにいった。得点圏のチャンスで打順が回ったので、勝負に出た。能見はもう少し余力があったと思うが、スパッと代えたところでのタイムリーは大きかった」と振り返った。 「能見さんがよく投げていたし、勝ちがついてよかった」。エース左腕をまた援護した。能見が登板した試合での狩野の代打成績は5打数3安打。「能見さんとは普段からよくその話をするんですよ」。相性がいいことは、2人が一番よく分かっている。 “代打の神様”関本が左脇腹痛で離脱中。狩野には“代役”として期待がかかる。「大事なところで狩野がいく場面が多くなってきたので、そういうところに慣れていかないといけない」。指揮官は今後も勝負どころで打席に送るつもりだ。 「けが人が多いのでチームプレーで勝たないといけない。残りの交流戦を全部勝てるように、チーム一丸となって戦っていきたい」 15年目のベテランは出番は限られているが、いつでも準備はできている。チームの勝利のため、これからもその一打にかける。 虎・ゴメス、先制パンチ!GM砲アベック打点で7勝3敗 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)球場の大半を埋める虎党が先に沸いた。豪快な長打での1点は、まさに4番の仕事。阪神・ゴメスが先制パンチを浴びせた。 「(吉川は)本当にいい投手だね。キレもあるし、タイミングも取りにくかった。だから、先に点が取れてよかったよ」 一回二死からマートンの右前打で、打席がまわった。2球目のフォークを右中間へ打ち返し、飛びついた右翼・杉谷のグラブを弾いた。3試合ぶりの安打は先制二塁打。日本ハムの先発は5勝の吉川だ。前日6日の大谷に続く好投手との対戦で、先制点は重要。簡単に二死を奪われた後、主軸のバットでタテジマが波に乗った。 「外角の球が多いからね。無理矢理ではなく、素直に打てているね」 3日のロッテ戦(甲子園)の5号2ランと同じ右方向への快音だ。昨季からG砲の好調の証。最近5試合の5安打のうち4本が長打と、主砲らしい打撃が目立つようになってきた。 「投手がずっと頑張ってくれているから。3、4番の自分たちが何とか打ちたいと思っているよ。マートンも調子を上げてきたし、自分も続けていきたいね」 相方とそろって活躍できたことも喜ばしい。決勝打など猛打賞のM砲に負けていられない。残りの3打席は凡退も、貴重な先制打で十分に貢献した。GMアベック打点は、これで7勝3敗だ。 交流戦に入ってから、左手に蛍光イエローのリストバンドが光る。左脇腹痛で離脱している関本からもらった。使用と同時に調子は上向いてきた。「プレゼントさ。使い続けるよ」。ラッキーアイテムにニヤリ。助っ人のご機嫌はチームの好調とイコールだ。阪神・江越、貴重な追加点演出!「思い切っていきました」 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)2試合ぶりにスタメンのルーキーが貴重な1安打でアピールした。六回、二死からドラフト3位の阪神・江越大賀外野手(駒大)が中前打。大きな追加点に直結した。 「カウントもボール先行だったので、思い切っていきました」 2ボールから吉川の直球を狙い打ち。鋭いライナーで運んだ。二進後、代打・狩野の左前打で俊足を飛ばして生還した。 「(吉川に)嫌なイメージはなかったので、食らいつきました」 四回二死二塁では三ゴロも、11球粘った。フルカウントから5連続ファウル。好投手の内外角の直球、変化球をことごとく当てた。次の打席で、期待を結果に変えた。 1軍に昇格した4日のロッテ戦(甲子園)の決勝三塁打に続き、得点に絡む活躍だ。すでに2度の2軍落ちを経験。「練習から試合だと思って集中しています。少しずつでもアピールしたい」と力を込めた。阪神・藤井、走攻守でアシスト!二塁から激走し∨生還 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)阪神・藤井が、本調子ではなかった能見の4勝目を走攻守でアシストした。緩急を使った配球で、二回、四回の無死一塁の場面では、ともに併殺に仕留め、6回を本塁打による1失点しか許さなかった。五回には左前打で出塁。マートンの左前打で二塁から激走し、勝ち越しのホームを踏むなど、体を張って左腕を盛り上げた。阪神・上本、今季10盗塁!2出塁で勝利に貢献 (セ・パ交流戦、阪神4-1日本ハム、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)トドメの1点は、阪神・上本の足から。3-1の七回先頭で四球を選ぶと、今季10個目の盗塁で好機を作った。2打数無安打。5試合ぶりに快音こそなかったが、三回には死球もあって2出塁だ。前日は「6番」で大谷から決勝打。「2番」に戻ったこの日も、しっかり役目を果たした。ヒーローの翌日、渋い活躍で勝利に貢献した。
Jun 7, 2015
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ゴメスが右中間真っ二つ!!先制!!能見は、ホームランで1点を失ったものの要所をしめて6回を0点で抑えました!!5回裏マートンの勝ち越しタイムリー!!6回裏能見の代打狩野タイムリー!!7回 安藤が好投!その裏、上本がフォアボールの後、盗塁!そしてマートンがまたもやタイムリー!!左中間真っ二つのツーベース!!8回 高宮が連続三振のあと打ち取ったあたりが、ヒットに。。。連打でピンチになるも、田中を投手ゴロ!9回 呉昇桓!中田を打ち取った後、2連続三振!!阪神四連勝!!!1回表 【西川】 ファーストゴロ 【中島卓】 見逃し三振 【田中】 セカンドゴロ1回裏 【鳥谷】 センターフライ 【上本】 サードゴロ 【マートン】 ライトヒット 【ゴメス】 右中間タイムリーツーベース T1-0F 【福留】 空振り三振2回表 【中田】 フォアボール 【近藤】 セカンド併殺打 【岡】 レフトソロホームラン T1-1F 【杉谷】 サードゴロ2回裏 【今成】 空振り三振 【江越】 ショートゴロ 【藤井】 ファーストゴロ3回表 【レアード】 センターフライ 【吉川】 ファーストゴロ 【西川】 ライトフライ3回裏 【能見】 空振り三振 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【上本】 デッドボール 【マートン】 ショートゴロ4回表 【中島卓】 センターヒット 【田中】 ピッチャー併殺打 【中田】 ショートヒット 【近藤】 ライトヒット 【岡】 空振り三振4回裏 【ゴメス】 センターフライ 【福留】 ショートゴロ 【今成】 キャッチャーヒット 【江越】 サードゴロ5回表 【杉谷】 空振り三振 【レアード】 ショートフライ 【吉川】 レフトフライ5回裏 【藤井】 レフトヒット 【能見】 スリーバント失敗 【鳥谷】 フォアボール 【上本】 空振り三振 【マートン】 レフトタイムリーヒット T2-1F 【ゴメス】 ピッチャーゴロ6回表 【西川】 ファーストゴロ 【中島卓】 センターフライ 【田中】 ライトヒット 【中田】 サードゴロ6回裏 【福留】 センターフライ 【今成】 ショートゴロ 【江越】 センターヒット 【藤井】 フォアボール 【代打・狩野】 レフトタイムリーヒット T3-1F 【鳥谷】 ショートゴロ7回表 (投手交代)能見 → 安藤 【近藤】 ファーストゴロ 【岡】 セカンドファウルフライ 【杉谷】 セカンドゴロ (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 ファースト (投手交代)高宮 → 呉昇桓7回裏 (投手交代)吉川 → 白村 【上本】 フォアボール ランナー上本が二盗 【マートン】 左中間タイムリーツーベース T4-1F 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 空振り三振 【今成】 空振り三振8回表 (投手交代)安藤 → 高宮 【代打・谷口】 見逃し三振 【代打・渡邉】 空振り三振 【西川】 レフトヒット 【中島卓】 レフトヒット 【田中】 ピッチャーゴロ8回裏 (投手交代)白村 → ガラテ 【江越】 空振り三振 【藤井】 センターフライ 【代打・大和】 センターフライ9回表 (投手交代)高宮 → 呉昇桓 【中田】 セカンドゴロ 【近藤】 空振り三振 【岡】 空振り三振■2015/6/7 試合結果対日ハム 2回戦 甲子園日|010 000 000|1神|100 011 10x|4勝:能見4勝6敗0SS:呉昇桓2勝1敗17S敗:吉川5勝3敗0SHR:岡ソロ4号日:吉川-白村-ガラテ神:能見-安藤-高宮-呉昇桓6/8の予告先発日:メンドーサ神:横山 雄哉先発能見投手 6回 1失点今日はあまり調子がよくなかったのですが、藤井さんが配球を上手く選んでリードしてくれました。6イニングを投げた中で、6回のピッチングが一番バランスよく投げられたと思います。この感覚を続けていけるようにしていきたいです。狩野選手 6回裏 レフトタイムリーヒット打ったのはカットボール。必死です。能見さんが必死で投げていましたし、他のメンバーも必死でプレーしている中で、自分もどうにかチームの役に立てるようにと思って必死で打ちました。チャンスの場面で代打でしたし、前のバッターの藤井さんがフォアボールということもあったので、甘いところに来たら打ちにいこうと、ストライクが来る可能性が高いところを攻めの気持ちを忘れずにいきました。ヒットを打ててよかったです。マートン選手 5回裏 レフト勝ち越しタイムリーヒット打ったのはカットボール。あの場面で自分の果たすべき仕事はランナーをかえすこと。それができた打席だったね。ゴメス選手 1回裏 右中間タイムリーツーベースヒット打ったのはフォーク。ライトに捕られるかなと思ったんだけど、タイムリーヒットになってくれてよかったよ。
Jun 7, 2015
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虎・メッセ、二刀流封じ!8回無失点&大谷から3連続K (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)お立ち台の上からバックネット裏の家族に向けて、充実感いっぱいの笑顔を見せた。メッセンジャーが大谷との投げ合いを制して、8回2安打無失点で4勝目。打者・大谷も3三振に斬り捨て、二刀流を封じ込んだ。 「最高ですね! 1-0の緊迫した場面で、ファンの声援が後押しになった。いいプレーをしてくれた、野手のみなさんに感謝です」 対日本ハムは過去4戦で0勝2敗。相手は投げればMAX162キロ、バットを持てば一発もある注目のスーパーエースだ。だが、こちらも昨季の最多勝&最多奪三振の右腕。20歳の若武者相手に、底力を見せつけた。 「ダルビッシュと対戦したこともある。(大谷も)好投手だけど、そこは意識しないよ」 初顔合わせは三回。緩急をつけて追い込むと、フォークで空振り三振。五回にはカーブで空を切らせ、八回も空振りに仕留め、3打数3三振。手も足も出させなかった。 最速151キロの直球にカーブ、フォークが要所で決まった。四回一死一、二塁と五回無死一、二塁の危機も切り抜け、128球を投げ切った。文句のつけようのない内容で4勝目を手にした。 つかの間の2軍生活が原点を思い出させた。来日1年目の2010年4月15日、巨人戦(東京D)。先発はケーシー・フォッサム。1点差の七回途中から救援したものの満塁弾を浴びて炎上、チームは逆転負け。同期の来日初勝利を消してしまった。怒ったのはフォッサム夫人。メッセ夫人のベネッサさんの前でチクリと言ったことをきっかけに、奥様同士の口論に発展した。 二度と、仕事で家族に迷惑はかけたくない。5月11日の2軍落ち後、短い時間ながらマイホームパパとして家族と過ごすなかで、改めてその思いを強くした。この日もバックネット裏には夫人と子供らの姿があった。毎回、甲子園で声援を送るファミリーの前で、大黒柱の威厳をみせた。 リーグトップのチーム8完封目を挙げた助っ人に、和田監督は「飛ばしていた。最後まで力を振り絞って、投げてくれました」とうなずく。2軍降格を経て、5月29日の西武戦(西武プリンスD)から15イニング連続無失点と復活。「こんな内容なら、いつでも投げたいね」。頼もしい言葉で締めくくった。 (柏村翔)メッセンジャーについて阪神・中西投手コーチ 「真っすぐの制球もカーブ、スライダーのコンビネーションもよかった。(八回で降板させたのは)投げたら(球数が)150球近くいくから」データBOX ◎…メッセンジャーは6日の日本ハム戦で8回無失点で5月29日(西武戦、7回)から、これで15イニング連続無失点。15イニング以上は昨年5月11日(巨人戦、9回)、17日(DeNA戦、9回)、23日(ソフトバンク戦、5回)の「23」以来。ちなみに同記録は来日後、自己最高。今季は藤浪が「32」を記録。球団記録は藤川の「472/3」(2006年)。先発では小山の「47」(1962年)。虎メッセ、大谷に投げ勝つ8回2安打無失点「今度こそ貯金生活」 (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が今季2度目のスライド先発し、8回128球を投げ2安打8奪三振で無失点。四回に上本の適時打で奪った1点を、守護神・呉昇桓とのリレーで守りきり、4勝目(5敗)を挙げた。チームは3連勝で勝率5割に戻した。 開幕7連勝中の大谷との投げ合い。気合の入ったメッセンジャーは一回、3者凡退で立ち上がると、二回、三回も3人斬り。四回一死から安打と四球で一、二塁とされたが、リーグトップ18本塁打の中田を高めの直球で三ゴロ併殺に仕留め、ピンチを脱した。五回にも安打と失策で無死一、二塁を背負ったが、大谷、レアードを連続三振に斬るなど、後続をピシャリ。六回から八回までは、一人の走者も許さず、呉昇桓につないだ。 お立ち台で「アリガトウ、アリガトウ」とファンにお辞儀をした右腕は、「とにかく自分としては、マウンドに上がる以上は長いイニングを投げて、チームに勝つチャンスを与えたかった」と振り返った。そして、隣に立つ打のヒーロー・上本に「おかげで勝てた。よかったです」と感謝した。 日本ハムの強力打線をわずか2安打に抑えたメッセンジャーは「ゴメスのダイビングキャッチや、鳥谷、上本の難しいプレー。野手の方に助けていただきました。チーム全体で勝ち取った勝利です」とさらに感謝。勝率5割に戻したチームに「今度こそ、借金ではなく貯金生活に進めるようにがんばります」と高らかに宣言すると、虎党から温かい声援が送られた。呉昇桓、KKK斬りで16S!虎通算55Sでチーム歴代単独4位に (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)文句なしの16球だった。守護神の呉昇桓(オ・スンファン)が日本ハムの上位打線をきりきり舞いにさせた。圧巻の3者連続三振でしびれる投手戦を締めくくり、今季16セーブ目を挙げた。 「1点差だし、走者を出さないことが大事。そこに集中して投げた」 定位置の九回にバトンを託された。1番の西川から分の悪い左打者(試合前で52打数19安打、被打率・365)が3人並んでも、動じない。最速149キロを計測した直球とフォークを丁寧に低めに投げて、最後はメジャー帰りの田中を3球三振に仕留めた。阪神通算55セーブとし、田村勤を抜いて、チーム歴代単独4位となった。 「きのう(5日)休んだ分、いい結果につながった」 前日5日は雨天中止。3連投中の右腕には、恵みの雨だった。さらに、今年から滞在先を移した大阪市内の高級ホテルには大好きなサウナが完備されていて、リフレッシュ環境もバッチリ。きっと、つかの間の休息を生かして、心地いい汗を流したことだろう。英気を養い、フル回転が予想される9連戦で好発進を決めた。 「(対戦経験の少ない相手でも)基本的に打者(の攻め方)は同じだと考えている。捕手のサイン通りに投げられれば、大丈夫だと信じている」 2日のロッテ戦(甲子園)で食らった逆転満塁弾の“後遺症”はない。借金を完済したチームの再進撃に、韓流クローザーの力は必要不可欠だ。 (小松真也)データBOX ◎…呉昇桓が今季16セーブ目をマーク。来日2年目で通算セーブ数を55とし、田村を抜き球団歴代セーブ数の単独4位に浮上 ◎…呉昇桓は昨季チーム56試合目で14セーブだった。今季、このペースでセーブを挙げると、昨季の39を上回る40セーブに到達する2015年交流戦レギュレーション ★方式 試合数が昨季までの各チーム24試合から18試合に減り、両リーグが所属球団の合計勝利数を争う。勝ち越したリーグにドラフト会議でウエーバー順となる2巡目以降の指名優先権が与えられる ★優勝球団なし 各カードとも本拠地と敵地での3試合を隔年で行うため、優勝チームは決めず、通算勝利数で勝ち越したリーグの6球団と最高勝率球団に賞金を贈呈。最高勝率チームには500万円。勝ち越したリーグの球団には順位に応じて100万円から1000万円 ★試合に関する取り決め サスペンデッドゲームは採用しない。予告先発を採用し、指名打者制はパ・リーグ球団の主催試合で導入する阪神、今季4度目1-0勝利 完封勝利は8度目 (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)阪神・上本博紀内野手(28)が四回二死一、三塁、中前適時打を放ち、今季開幕から7連勝中だった日本ハム・大谷翔平投手(20)から白星をあげた。チームは3連勝で勝率5割復帰。ゲーム差3と、2強の背中も見えてきた。 阪神の完封勝利は今季8度目。1-0での勝利は5月29日の西武戦(西武プリンスD)以来今季4度目。交流戦では今季10試合中、5試合が完封勝利で、過去最高だった2005年の記録に並んだ。 阪神の3連勝は5月26日から28日の楽天戦以来(最高4連勝)で、今季5度目。
Jun 6, 2015
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大谷止めた!上本必死V撃で阪神3連勝&勝率5割復帰 (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)大谷を止めたでぇ~! 阪神・上本博紀内野手(28)が四回二死一、三塁、中前適時打を放ち、今季開幕から7連勝中だった日本ハム・大谷翔平投手(20)から白星をあげた。守っては六回に鮮やかなグラブトスで追撃ムードを作らせず、1点を争う緊迫したゲームで存在感を発揮。チームは3連勝で勝率5割復帰。ゲーム差3と、2強の背中も見えてきた。 今季最多4万6786人が、沸いた。開幕7連勝中の大谷から、先制点を奪った。スコアボードに得点が刻まれた後も、どよめきは止まらない。喜びと驚きの主役は上本だ。必死で出した選手会長のバットが、球界屈指の好投手をつかまえた。 「まぐれです。ああいう投手なので、無我夢中で食らいつきました」 四回、柴田の中前打から始まった無死一、三塁の好機は、ゴメスと福留の連続三振であっさり二死へ。やはり打ち崩せないのか-。そんな嫌な予感を振り払った。甘く入った3球目のフォークを中前へ、待望の先制打。5試合ぶりに6番に入った男が大仕事をした。 昨年の対戦では8回1安打の難敵に、チームとしてできる準備はした。試合前の打撃練習で通常はマウンドの2メートル前から投げる打撃投手を、さらに1・5メートル前へ出して160キロの速球対策。ミーティングでは追い込まれる前に早いカウントで勝負することを徹底した。 7回までに11三振を奪われたものの、積極的に打つ作戦で打率・234、169得点ともに両リーグワーストの打線が“不沈艦”に土をつけた。和田監督は「上本が本当にしぶとく返してくれた。きょうはあの1点で勝つしかない。あのチャンスだけだった」と、ヒーローをたたえた。 球界No.1の剛球だろうと、背番号4がひるむはずはない。キャンプではバットを長く持つ打法にも挑戦した。「去年は短く持ちすぎた」ため、死球6。短く持ってベース寄りに立つことは、リスクが大きい。しかし、最終的には「長く持てたら理想だけど、そのときにいいと思うことを」と、力強くスイングできる従来の持ち方に。5月24日のDeNA戦(横浜)では頭部死球を受け、倒れながら内角をよける姿も目立つ。それでも危険と真っ向勝負する姿勢は、談話にも表れた。 「細かいことは考えすぎず、食らいつくだけだと思って打ちました」 守りでも光った。六回一死、中島の二ゴロがイレギュラーで一塁側に変化したが、一直線に駆け寄ってグラブトス。持ち替えていればセーフだったかもしれない。ギリギリの勝負を制するにふさわしい美技も披露して、お立ち台に呼ばれた。 「きょうみたいな全員野球で、あしたもがんばります」 自身も4試合連続安打と上昇中なら、チームも勝率5割に復帰。難攻不落の相手を倒した底力が本物であることを、これからのゲームで証明してみせる。阪神・上本、7連勝中の日本ハム・大谷から先制打「とにかく食らいつくだけ」 (セ・パ交流戦、阪神-日本ハム、1回戦、6日、甲子園)阪神は、上本博紀内野手(28)が四回、開幕8連勝を狙う日本ハム先発・大谷から中前適時打を放ち、先制した。 阪神はメッセンジャーが四回まで日本ハム打線を1安打に抑える好投を見せると、その裏、それまで1安打4三振と大谷の前に抑え込まれていた虎が奮起。先頭・柴田がこの日2本目の安打で出塁すると、マートンが右前打で続き無死一、三塁の好機をつくった。ゴメス、福留の主軸が空振り三振で二死後、打席には上本。大谷の真ん中に入ってきたボールを見逃さず中前適時打を放ち、先制した。 ベンチで上本は「打ったのはフォーク。大谷選手はストレートも変化球もすごいボールを持っているので、細かいことは考えすぎず、とにかく食らいつくだけだと思って打ちました。ランディがいいピッチングをしていますし、早く点を取りたいという気持ちでした。いいところで打ててよかった」と喜んだ。虎将采配ズバリ!「対大谷」特命の柴田が昇格“即攻”マルチ (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)大卒7年目、28歳の柴田が大仕事。昇格即「2番・中堅」で今季初スタメンを果たすと、四回先頭で中前打をはなち、貴重な虎の子の1点への口火を切った。 「最初のストライクを積極的にいこうと思っていました。2ストライクまでは真っすぐを狙っていました。1、2打席目で仕留められたのは大きかったです」 大谷から変化球を2球続けられた後、真ん中低めの150キロを弾き返した。三進後、上本の中前適時打で先制のホームを踏むと、ナインからの手荒い祝福に、1軍で活躍する喜びをかみしめた。 初打席の一回一死でも初球を逃さず、三遊間を突破。殊勲は適時打の上本に譲ったが、おぜん立てをしたのは柴田だ。 試合前のフリー打撃が始まる前に、スタメンを告げられた。「お前、もう緊張しているんか」。山脇外野守備走塁コーチから“ヤジ”を飛ばされた。「顔が引きつっていたらしくて…」。照れ笑いを浮かべながら、打撃投手の球を大谷の剛球と重ね合わせた。「速い球に負けないように」と心に誓った。 和田監督は「対大谷というところで」と、起用の意図を明かした。実は速球派にめっぽう強い。「球の縫い目が見える」と語るほどの動体視力の持ち主でもある。首脳陣はその特技を生かし、4日のロッテ戦(甲子園)で昇格即適時打で応えたD3位・江越大賀外野手(駒大)のような新風を期待。それに対して、見事に一発回答を出した。 「(2軍では)掛布DCからも『継続だぞ』といわれていました」 ウエスタンでの最近3試合は打率・462、1本塁打、1打点。パの好投手を打ち、絶好調を改めて証明した。今後もチームをさらに浮上させるキーマンとなりそうだ。 虎・マートン、大谷の速球はじき返し好機拡大「ゼッコウチョー」 (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)虎の子の1点が入った四回。無死一塁から右前打で一、三塁と好機を拡大したのがマートンだった。大谷の152キロ速球を逆らわずにはじき返した。大谷からは昨年の球宴で右翼線適時打を放った“実績”もある。試合後はベンチからの通路を猛ダッシュ。「アリガトウ」、「ゼッコウチョー」と言い残して、ロッカーへ消えた。阪神・今成、守備で貢献「前に積極的に出られたのがよかった」 (セ・パ交流戦、阪神1-0日本ハム、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)今成が好守で先発・メッセンジャーをもり立てた。両軍無得点の四回一死一、二塁のピンチで中田の三ゴロを華麗なグラブさばきで併殺に。難しいハーフバウンドだったが「前に積極的に出られたのがよかった」と笑顔をみせた。ただ、七回の打席では一塁に向かって走る最中に顔をゆがめ、足を引きずる素振りも。「大丈夫です。大丈夫です」と問題なしを強調したが、心配だ。
Jun 6, 2015
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メッセンジャーが復帰から二試合連続の無失点!!無敗7連勝中の大谷との投げ合い!!対大谷への秘密兵器柴田が二打席連続のヒット!!マートンも続き1-3塁ゴメス、福留連続三振の後、上本が先制タイムリーヒット!!!メッセンジャーは、ピンチを作るも好守にも助けられて、無失点!!とくに、怖い一番西川、四番中田は無安打、普段クリーンナップの七番大谷は3連続三振!!最後、呉昇桓は三連続三振!!!これで、阪神は三連勝で五割!!交流戦首位に並びました!!!!1回表 【西川】 空振り三振 【中島卓】 セカンドゴロ 【田中】 センターフライ1回裏 【鳥谷】 ショートゴロ 【柴田】 レフトヒット 【マートン】 サードゴロ 【ゴメス】 空振り三振2回表 【中田】 ショートゴロ 【ハーミッダ】 フォアボール 【岡】 ファーストライナー2回裏 【福留】 空振り三振 【上本】 空振り三振 【今成】 空振り三振3回表 【大谷】 空振り三振 【レアード】 サードゴロ 【大野】 空振り三振3回裏 【藤井】 セカンドゴロ 【メッセンジャー】 セカンドゴロ 【鳥谷】 フォアボール ランナー鳥谷が二盗アウト 【柴田】 途中終了4回表 【西川】 ピッチャーゴロ 【中島卓】 レフトヒット 【田中】 フォアボール 【中田】 サード併殺打4回裏 【柴田】 センターヒット 【マートン】 ライトヒット 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 空振り三振 【上本】 センタータイムリーヒット T1-0F 【今成】 見逃し三振5回表 【ハーミッダ】 センターヒット 【岡】 ピッチャー犠打(エラー) 【大谷】 空振り三振 【レアード】 空振り三振 【大野】 センターフライ5回裏 (守備交代)谷口 ライト 【藤井】 キャッチャーファウルフライ 【メッセンジャー】 ショートゴロ 【鳥谷】 見逃し三振6回表 【西川】 空振り三振 【中島卓】 セカンドゴロ 【田中】 センターフライ6回裏 【柴田】 ショートゴロ 【マートン】 ピッチャーゴロ 【ゴメス】 フォアボール 【福留】 フォアボール 【上本】 空振り三振7回表 【中田】 サードゴロ 【谷口】 見逃し三振 【岡】 ショートゴロ7回裏 【今成】 ファーストゴロ 【藤井】 見逃し三振 【メッセンジャー】 見逃し三振8回表 【大谷】 空振り三振 【代打・近藤】 センターフライ 【代打・杉谷】 センターフライ8回裏 (投手交代)大谷 → 石井 【鳥谷】 ピッチャーヒット 【柴田】 ピッチャー犠打 (投手交代)石井 → 白村 【マートン】 ショートゴロ 【ゴメス】 ライトフライ9回表 (守備交代)大和 センター (守備交代)坂 ファースト (投手交代)メッセンジャー → 呉昇桓 【西川】 空振り三振 【中島卓】 見逃し三振 【田中】 空振り三振上本選手 4回裏 センター先制タイムリーヒット打ったのはフォーク。大谷選手はストレートも変化球もすごいボールを持っているので、細かいことは考えすぎず、とにかく食らいつくだけだと思って打ちました。ランディがいいピッチングをしていますし、早く点を取りたいという気持ちでした。いいところで打ててよかったです。
Jun 6, 2015
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ドでかい仕事!虎・大賀、昇格即V三塁打「風に乗ってくれました」 (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)甲子園に“大賀”が帰ってきた!! わずか数センチスタンドには届かなかったが、江越の先制三塁打はインパクト大。大歓声で祝福を送った虎党の脳裏にしっかりと焼き付いた。 「打った瞬間、感触は悪くなかったんですけど、センターが捕球体勢に入っていたのでどうかな…と。風に乗ってくれました。少し力が足りなかったですかね」 二回二死一塁。カウント2-1からロッテ・植松の低め直球を一閃。打球は高々と上がったが、中堅・清田の足が止まり万事休す-。多くの虎党が諦めかけたとき、甲子園が22歳の若虎に味方した。風の力を受けた白球は中堅フェンスの上段に直撃し、芝生を転々。一走が一気に生還し、先発・岩貞をアシストする貴重な先制打に。この日1軍に昇格したばかりで、プロ初の三塁打というおまけ付きだ。 4月28日のヤクルト戦(甲子園)でプロ初本塁打を放ったが、その後2試合で6打数無安打。5月6日に抹消となった。同4日の中日戦以来となるマンモスに「すごい歓声で、甲子園は特別だと思う。プレーしていて鳥肌が立ちました」と目を輝かせた。 この舞台に戻ってくるまで、約1カ月かかった。開幕1軍をつかみながら、2度目の降格にショックを隠しきれなかった。それ以降、何度もLINEの通知音がスマホを鳴らした。電話も鳴った。母・照江さん(48)からだった。 「練習せんといかんばい」 遠く長崎から息子を見守る母の精いっぱいのエールだった。 「下ばかり見ていても仕方がない。(1軍の)目標ができたので、目指して頑張りたい」 たとえファームの試合でも常に1軍の投手を想定。トップで左肩が内に入りすぎる打撃フォームも修正した。 「2打席目のチャンスで1球で仕留められなかった。次こそ打てるように頑張っていきたい」 反省もしっかりと忘れない。挫折を味わったからこそ声援が身にしみた。今度こそ甲子園を自分の“庭”にしてみせる。阪神・江越、フェンス直撃の先制三塁打「どうかなと思いながら走った」 (セ・パ交流戦、阪神-ロッテ、3回戦、4日、甲子園)阪神はドラフト3位・江越大賀外野手(22)=駒大=が「7番・中堅」で先発。二回に適時三塁打を放ち、先制点を挙げた。 この日、1軍に昇格した江越はニ回、二死一塁からの第1打席。ロッテ・植松の低めのストレートを捉えると、打球は中堅手・清田の頭上を越え甲子園のフェンス最上段を直撃して跳ね返る適時三塁打で、まだ今季勝ち星のない先発・岩貞に先制点をプレゼントした。 江越は「打った瞬間の感触は良かったのですが、高く上がりすぎてしまったので、センターに捕られるか、フェンスを越えてくれるか、どうかなと思いながら走っていました」と振り返った。「ファームでは積極的な気持ちを持って、自分のタイミングでスイングすることを心掛けて取り組んできました。それはできた打席だったと思います。まだ1打席目が終わっただけなので、2打席目以降も打てるように頑張ります」と意気込んだ。阪神・上本、千金のトドメ2点打!和田監督「好機を回したのでね」 (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)景気よく放り投げたバットと打球の角度で、場内はダメ押し点を確信した。3日間に渡る緊張感から虎が脱出。上本のひと振りで、大きく虎が前に出た。 「いつもと一緒です。何も意識せずに」 1-0の七回二死一、二塁。上野のスライダーを完璧にとらえた。前進守備の左中間を真っ二つ。フェンス直撃の2点二塁打で突き放した。 前日は8点差を追いつかれた。2日は九回に逆転負け。怖いロッテ打線に対して、1点差と3点差では大違いだ。二死から生まれた好機での一打を、和田監督は「二死から大和(左前打)、鳥谷(四球)がつないで好機を回したのでね」と、喜んだ。 個人的にも貴重な1本だ。今季は打順も上位と下位を行ったり来たり。29日の西武戦(西武プリンスD)ではスタメン落ちも味わった。だが、復調の気配を感じた首脳陣は、このカードで2番に戻した。前夜は4安打。この日も2本目のHランプが、ほしい場面で光った。指揮官は「ここ何試合か、やっと上本らしい打撃ができるようになってきた。あの打席は非常に大きい」と、言葉に力を込めた。 試合後のお立ち台には、岩貞と江越の若手が上がった。その裏で、上本は球団関係者から「2人にしたけど、よかったよな」と、声をかけられた。ヒーローになっていもおかしくない活躍。選手会長のバットが本来の輝きを取り戻した。
Jun 4, 2015
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ビックリ0封1勝!阪神・岩貞、甲子園初星&初お立ち台 (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)仰天ゼロ封や! 阪神・岩貞祐太投手(23)が6回2/3を5安打無失点に抑え、今季初勝利を挙げた。前夜に8点差を追いついた強力打線をねじ伏せ、291日ぶりのプロ2勝目。昨年のドラフト1位左腕が、背水のマウンドで意地の投球や! 銀傘で響く大歓声が胸に染みた。初めてお立ち台から眺める甲子園のスタンドが、歓喜の黄色に揺れる。昨年8月17日のDeNA戦(横浜)以来、291日ぶりに味わうプロ2勝目。岩貞が背水のマウンドにかけた熱い思いを激白した。 「この登板でいいピッチングをしなければ今シーズンはもうチャンスはないと思っていた」 相手は第1戦で呉昇桓から逆転満塁弾を放ち、前夜は8点差を追いついた強力ロッテ打線。連夜の大荒れムードが残る中、しかも先発の谷間だった。祈るように見つめる虎党の期待以上に、強気のピッチングで攻めた。 一回、いきなり2安打で一死一、二塁とされたが「走者を背負うのは想定内」と動じず、直球で今江を右飛に。クルーズには内角を突き、最後はワンバウンドの変化球で空振り三振に斬った。 六回無死一塁では、今江のファウルチップが右手に当たった藤井が治療のため、一時中断となったが、集中力は途切れない。今江からはロージンバッグをしきりに使うことにクレームを付けられたが、「使ってはいけないルールはないんで関係ない」。三ゴロ併殺に仕留めてみせた。 1点リードの七回二死から四球と単打で一、二塁とされたところで中継ぎ陣にバトンを渡したが、無失点での降板はプロ8戦目で初。ドラフト1位左腕がガムシャラに腕を振り、重苦しい空気を一掃してみせた。 前回5月24日のDeNA戦(横浜)は2回1/3を4失点でKO。翌日、2軍落ちとなった。「フォームを一からやり直すつもりだった」。上半身主導となっていた投球フォームを、下半身主導を意識することでリリースポイントが安定。制球難を克服し、キレとテンポが戻った。6戦未勝利の長いトンネルを抜けた。 寮の引き出しには支えがある。横浜商大時代から書き始めた野球ノートだ。大学2年時の日米野球の代表合宿で、同部屋だった九州共立大の大瀬良(現広島)に触発されて始めた習慣だ。ブルペンで1球1球に魂を込める姿を見て「漠然とプロになりたいと思っていたけど、考えが甘かった。野球に真剣に向き合うようになった」。プロ入り後も寮に持ち込んで書きためた。今では十数冊にもなったノートが成長の証だ。進化した姿に、和田監督も「岩貞らしくないというくらいまとまっていたね」と、ジョーク交じりでたたえた。 「これをいいきっかけにしたい。(次も)負けないように1球1球に気合を入れたい」 ようやく甲子園初勝利を手にしたドラ1左腕。ここから逆襲が始まる。 (柏村翔)★阪神-ロッテ大荒れ第1、2戦VTR 第1戦は1点リードの九回二死走者なしから、呉昇桓が角中に来日初となる逆転満塁弾を浴びて、3連敗。第2戦は六回まで8-0と大きくリードしていたが、七回に守備の乱れや、今江の3ランなどで一気に8失点。藤浪の連続無失点記録も32イニングでストップした。延長十回に鳥谷の犠飛でサヨナラ勝ちしたことが救いだった。データBOX 阪神の完封勝利は5月29日の西武戦(西武プリンスD)以来今季7度目。そのうち完封リレーは4度目。交流戦では今季9試合中4試合が完封勝利で、うち完封リレーは3度。岩貞祐太(いわさだ・ゆうた) 投手。1991(平成3)年9月5日生まれ、23歳。熊本県出身。必由館高から横浜商大に進み、2年時に日米大学野球に出場。2年春、4年秋に最優秀投手賞。2014年D1位で阪神入団。1メートル83、81キロ。左投げ左打ち。年俸1650万円。背番号「17」阪神・岩貞、七回途中無失点で今季初勝利!「強い気持ちで投げた」 (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)阪神・岩貞祐太投手(24)が2試合目の先発登板で6回2/3を99球、5安打無失点に抑える好投。チームは3-0で勝ち、今季初勝利(1敗)を挙げた。 岩貞は一回、先頭の清田にいきなり安打を許すなどニ死一、二塁のピンチを迎えるが、クルーズを変化球で空振り三振に斬りピンチをしのいだ。二回を三者凡退に抑えて立ち直ると、三回以降は140キロ台のストレートに変化球を交えロッテ打線を無失点に抑えた。1-0で迎えた七回、簡単に二死を取るも吉田に四球を献上。続く植松の代打・ハフマンに左前打で、一、二塁とされたところで2番手の安藤にマウンドを譲った。 阪神は七回に上本の適時二塁打で2点を追加。守っては救援陣が得点を許さず、3-0で勝利した。 ヒーローの岩貞は「ここでいいピッチングをしないと、と強い気持ちで投げました」ときっぱり。「落ち着いて投げられたことが一番良かった。藤井さんのリードのおかげで良い投球ができました」と感謝した。今季初勝利が甲子園でのマウンドとなり「最高に気持ちいいです」と笑顔を見せると、早くも次戦へ「今回と同様に気持ちで負けないよう、1球1球に思いを込めて投げていきたい」と好投を誓った。和田監督(岩貞に)「ストライクが先行する時はきょうぐらいの投球ができる投手。一球一球しっかり腕を振って投げてくれた」上本(七回に2点二塁打で貴重な追加点)「(打席での心境は)特に何も意識せず、いつもと一緒でした」阪神・中西投手コーチ(岩貞に)「ストライク先行に持っていけた。軸がぶれずにしっかり投げられていた」阪神・岩貞の母、多恵子さん「今回はジッとテレビで見ていました」 (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)阪神・岩貞祐太投手(23)が6回2/3を5安打無失点に抑え、今季初勝利を挙げた。 岩貞の母、多恵子さん(49)は熊本市内の自宅で、テレビ観戦で甲子園の勝利を知った。「この前横浜に見にいって、そのときのこともあったので、今回はジッとテレビで見ていました。それまでは電話もしていたし、メールのやり取りもありましたけど、そこからは電話も出ないし、メールの返信もなかったですね。不安でしたけど、悔しかったから電話がないんだと思っていました」。初勝利のウイニングボールは年末に帰郷した時に持ち帰ったという。阪神・安藤、火消し成功で前回登板のリベンジ「反省こめて」 (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)安藤が七回二死一、二塁のピンチで先発・岩貞からマウンドを譲り受け、パ・リーグ首位打者の清田を中飛に斬って火消しに成功した。「コントロールだけ気をつけた。いい球が投げられました」。前回登板の5月31日の西武戦では中村に逆転3ランを許したが、すぐさまリベンジ。「その反省もこめて投げました」と力をこめた。阪神・呉、今季4度目3連投!ゼロ封リレー3人斬りで締めた (セ・パ交流戦、阪神3-0ロッテ、3回戦、阪神2勝1敗、4日、甲子園)相手に一度も流れを渡さなかった。投手陣がゼロ封リレー。試合を締めくくったのは、もちろん呉昇桓(オ・スンファン)だ。 「3人でピシャリと抑えられてよかった」 九回、先頭・クルーズを空振り三振。続く井口には145キロの直球をフェンス際まで運ばれたが、右飛に打ち取った。ファンの「あと一人コール」の中、中村の打球が二塁・上本のグラブに収まると、スタンドからは一斉にジェット風船が舞い上がった。 早くも昨季に並ぶ今季4度目の3連投も、「連投は問題ないと思っている」と涼しい顔だ。2日は九回に逆転満塁弾を浴び、勝利投手となった前日は2回を投げた。それぞれ32球、29球を要したが、この日はわずか10球の省エネピッチ。「きょうが一番球数が少なくて一番よかった」と納得の表情を浮かべた。 先発・岩貞の好投に中継ぎ陣が応えた。七回途中から安藤、高宮、福原がバトンをつなぎ、最後は絶対的守護神がピシャリ。5月29日の西武戦以来の完封リレーに、和田監督は「この何試合かつかまっていたのでね。きょうも苦しい場面での登板だったけど、スンファンによくつないでくれた」と話した。 「ロッテだけじゃなく、どのチームも終盤は集中して粘ってくる。それ以上に自分も集中しないといけない」と呉昇桓。これで今季15セーブ。疲れなんて関係ない。いつでも準備はできている。(白石大地)データBOX 呉昇桓の3連投は今季4度目。3連投の合計投球数最多は、3月27-29日中日戦(京セラD)の78球。昨季は4度しており最多は、9月29日のDeNA戦(甲子園)から10月1日の広島戦(マツダ)の62球。
Jun 4, 2015
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岩貞投手 6回2/3 無失点!!打てそうで打てない、強烈なロッテ打線の調子を狂わせた感じで、安藤-高宮-福原-呉昇桓と完封リレー!!同じくルーキーの江越がセンターオーバー!フェンスの上に当たるタイムリースリーベース!!ほんと、おしかった!!!上本の追加点もあって、やっと、いい雰囲気での勝利です!!いやな雰囲気を若虎二人がぶっとばしてくれました!!!1回表 【清田】 レフトヒット 【鈴木】 ショートフライ 【角中】 レフトヒット 【今江】 ライトフライ 【クルーズ】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 ショートゴロ 【上本】 センターヒット 【マートン】 ショート併殺打2回表 【井口】 サードゴロ 【サブロー】 キャッチャーファウルフライ 【吉田】 ショートゴロ2回裏 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 センターフライ 【今成】 フォアボール 【江越】 センターオーバータイムリースリーベース T1-0M 【藤井】 フォアボール 【岩貞】 見逃し三振3回表 【植松】 ピッチャーゴロ 【清田】 フォアボール 【鈴木】 ライトヒット 【角中】 ファーストゴロ 【今江】 ファーストフライ3回裏 【鳥谷】 フォアボール 【上本】 空振り三振 【マートン】 ショート併殺打4回表 【クルーズ】 サードファウルフライ 【井口】 空振り三振 【サブロー】 ライトヒット 【吉田】 サードゴロ4回裏 【ゴメス】 フォアボール 【福留】 フォアボール 【今成】 キャッチャー併殺打 【江越】 サードゴロ5回表 【植松】 空振り三振 【清田】 空振り三振 【鈴木】 ファーストゴロ5回裏 【藤井】 センターフライ 【岩貞】 空振り三振 【鳥谷】 センターヒット 【上本】 見逃し三振6回表 【角中】 フォアボール 【今江】 サード併殺打 【クルーズ】 サードゴロ6回裏 【マートン】 レフトフライ 【ゴメス】 ショートライナー 【福留】 ライトエンタイトルツーベース 【今成】 空振り三振7回表 【井口】 ライトフライ 【サブロー】 ショートゴロ 【吉田】 フォアボール 【代打・ハフマン】 レフトヒット (投手交代)岩貞 → 安藤 【清田】 センターフライ7回裏 (守備交代)中村 レフト (投手交代)植松 → 上野 【江越】 空振り三振 【藤井】 センターフライ 【代打・大和】 レフトヒット 【鳥谷】 フォアボール 【上本】 左中間2点タイムリーツーベース T3-0M 【マートン】 ライトフライ8回表 (投手交代)安藤 → 高宮 (守備交代)俊介 レフト 【鈴木】 レフトヒット 【角中】 見逃し三振 (投手交代)高宮 → 福原 【今江】 ショート併殺打 (投手交代)上野 → 香月良8回裏 【ゴメス】 ライトフライ 【福留】 レフトフライ 【今成】 ライトヒット 【俊介】 セカンドゴロ9回表 (守備交代)坂 ファースト (投手交代)福原 → 呉昇桓 【クルーズ】 空振り三振 【井口】 ライトフライ 【中村】 セカンドフライ先発岩貞投手 6回2/3 無失点藤井さんの配球通り、腕を振って投げることができました。7回2アウトランナーなしからフォアボールを出してしまい、勝負球で決めきれなかったことが課題です。ランナーを残した状態で安藤さんにバトンを渡してしまい、申し訳なかったです。ピンチを切り抜けてくださり、感謝です。江越選手 2回裏 センターオーバー先制タイムリースリーベースヒット打ったのはストレート。打った瞬間の感触は良かったのですが、高く上がりすぎてしまったので、センターに捕られるか、フェンスを越えてくれるか、どうかなと思いながら走っていました。ファームでは積極的な気持ちを持って、自分のタイミングでスイングすることを心掛けて取り組んできました。それはできた打席だったと思います。まだ1打席目が終わっただけなので、2打席目以降も打てるように頑張ります。若虎の活躍でカード勝ち越し今季2度目の先発となった2年目の岩貞が、7回二死まで5安打1失点の好投を見せれば、打っては一軍に戻ってきたばかりのルーキー・江越が、2回二死一塁から先制&決勝適時三塁打。若虎2人の活躍で、今カードの勝ち越しを決めた。試合前から緊張しまくっていたという岩貞は、「ピッチャー陣にイジられていました。能見さんや福原さんに『誰でも緊張するんだよ』と声を掛けてもらって、マウンドでは大丈夫でした」という初々しさ。プロ初勝利は1年目の昨季、すでに挙げているが、前回登板でふがいないピッチングをし、翌日ファーム行きを命じられただけに、「きょうダメなら今シーズンはもう一軍に上がれない」と、自分にプレッシャーを掛け過ぎていたようだ。マウンドでは藤井のアドバイス通りに腕を振り、好調ロッテ打線を手玉に取った。6回、先頭の角中に粘られ、四球を与えたときは危なかったが、「(ボールを)操れた中でのフォアボールで、抜けたフォアボールではなかった」と冷静に対処し、併殺という最高の形で切り抜けた。そんな岩貞を最初に援護したのは江越だ。きのうの試合で左手親指を負傷した伊藤隼に代わって、きょう一軍に再々昇格。即スタメン起用してくれたベンチの期待に、1打席で応えてみせた。ゴメス、福留が倒れて簡単に二死となった2回の攻撃。今成が四球で出塁すると、続く江越はプロ初登板のロッテ先発・植松のストレートをフルスイング。打球はグングン伸びてセンターのフェンスを直撃し、これが先制&決勝適時三塁打となった。「打った瞬間の感触は悪くなかったですけど、センターが捕球体勢に入ったので、上がり過ぎたかなと。風に乗ってくれました」江越は謙遜ぎみに言ったが、振り切っていなければ、あそこまで飛ばない。「振るからこそフェンスまで行く。当てるだけだと、いくらフォローの風でも行かない。スイングが速いのは魅力だよね。ファームで結果を残していたし、きょうの練習でもよかったんだよ」平田ヘッドコーチも絶賛した江越の打撃。ただ、「空気を一変させる力があるのでは」という報道陣の問いには、「それはまだまだ。1本打ったからって、すぐそういうことを言うんだから」と、褒め過ぎないように釘を差していた。初戦、2戦目と大味な試合で1勝1敗となっていただけに、引き締まった試合をモノにした、きょうのカード勝ち越しは大きい。
Jun 4, 2015
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今日は何も言うことないですが普段控えの俊介、狩野、坂この三人に助けられました。1回表 【清田】 センターヒット 【鈴木】 フォアボール ランナー清田が三盗アウト 【角中】 空振り三振 【今江】 デッドボール 【クルーズ】 空振り三振 ランナー清田が三盗アウト1回裏 【鳥谷】 ショートライナー 【上本】 ライトヒット 【マートン】 ファーストゴロ 【ゴメス】 右中間2ランホームラン T2-0M 【福留】 空振り三振2回表 【根元】 レフトフライ 【ハフマン】 ファーストファウルフライ 【田村】 ショートゴロ2回裏 【今成】 セカンドゴロ 【伊藤隼】 左中間ツーベース 【鶴岡】 ピッチャーゴロ 【藤浪】 センタータイムリーヒット T3-0M 【鳥谷】 ファーストゴロ3回表 【イ・デウン】 見逃し三振 【清田】 ライトフライ 【鈴木】 見逃し三振3回裏 【上本】 ショートヒット ランナー上本が二盗 【マートン】 見逃し三振 【ゴメス】 ショートゴロ 【福留】 ライトオーバータイムリーツーベース 【今成】 空振り三振 【今成】 空振り三振 T4-0M4回表 【角中】 空振り三振 【今江】 センターオーバーツーベース 【クルーズ】 サードフライ 【根元】 空振り三振4回裏 (守備交代)吉田 キャッチャー (投手交代)イ・デウン → 香月良 【伊藤隼】 ライト線ツーベース 【鶴岡】 ファーストゴロ 【藤浪】 見逃し三振 【鳥谷】 レフトフライ5回表 【ハフマン】 空振り三振 【吉田】 サードゴロ 【代打・大嶺翔】 空振り三振5回裏 (投手交代)香月良 → 益田 【上本】 センターフライ 【マートン】 センターヒット ワイルドピッチ ワイルドピッチ 【ゴメス】 フォアボール 【福留】 レフトタイムリーヒット T5-0M 【今成】 ライトヒット 【伊藤隼】 ライト2点タイムリーヒット T7-0M 【鶴岡】 セカンドゴロ6回表 【清田】 見逃し三振 【鈴木】 見逃し三振 【角中】 ファーストゴロ6回裏 (守備交代)中村 レフト (投手交代)益田 → 金森 【藤浪】 見逃し三振 【鳥谷】 ショートゴロ 【上本】 右中間ツーベース 【マートン】 センタータイムリーヒット T8-0M 【ゴメス】 レフト線ツーベース 【福留】 キャッチャーファウルフライ7回裏 (投手交代)金森 → 大谷 【今成】 ピッチャーゴロ 【俊介】 空振り三振 【鶴岡】 ライトフライ8回表 (投手交代)松田 → 福原 【中村】 センターフライ 【吉田】 ピッチャーゴロ 【井口】 空振り三振8回裏 【代打・坂】 空振り三振 【鳥谷】 センターフライ 【上本】 レフトヒット ランナー上本が二盗アウト 【マートン】 途中終了9回表 (投手交代)福原 → 呉昇桓 【清田】 レフトヒット 【鈴木】 ピッチャー犠打 【角中】 ライトフライ 【今江】 レフトフライ9回裏 (投手交代)大谷 → 西野 【マートン】 空振り三振 【ゴメス】 空振り三振 【大和】 ショートゴロ10回表 【クルーズ】 ショートゴロ 【代打・福浦】 レフトヒット (代走)岡田 【中村】 空振り三振 【吉田】 空振り三振10回裏 (投手交代)西野 → カルロス・ロサ 【今成】 見逃し三振 【俊介】 左中間ツーベース 【代打・狩野】 フォアボール 【坂】 レフトヒット 【鳥谷】 レフト犠牲フライ T9-8M■2015/6/3 試合結果対ロッテ 2回戦 甲子園ロ|000 000 800 0|8神|211 031 000 1x|9勝:呉昇桓2勝1敗14S敗:カルロス・ロサ1勝2敗0SHR:ゴメス ツーラン5号、今江スリーラン1号ロ:イ・デウン-香月良-益田-金森-大谷-西野-カルロス・ロサ神:藤浪-高宮-松田-福原-呉昇桓6/4の予告先発ロ:植松 優友神:岩貞 祐太伊藤隼選手 5回裏 ライト2点タイムリーヒット打ったのはシンカー。低めへ沈むボールに上手く合わせられました。マートンから連打が続いていましたし、その流れに乗せてもらいました。福留選手 5回裏 レフトタイムリーヒット打ったのはストレート。チャンスだったのでランナーをかえせるようにという考えで打席に入りました。上手くあいだを抜ける打球になってくれました。あと、マートンの好走塁があったので、ランナーが3塁にいるということで気持ちを楽にして打ちにいけたのも、いいように影響してくれたと思います。福留選手 3回裏 ライトオーバータイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。(カウント3-0だったので)思い切っていきました。ノーアウトから出たランナーで作ったチャンスでしたし、次の1点を取りにいくところでもあったので、ランナーをかえすバッティングができてよかったです。藤浪選手 2回裏 センタータイムリーヒット打ったのはフォーク。前に飛ばせば何かあると、三振はしないようにと思ってバットを振ったら、上手いことボールに当たってくれました。ゴメス選手 1回裏 右中間へ第5号先制ツーランホームラン打ったのはストレート。自分の打てるボールを待って、それを自分のスイングでとらえることができたね。右中間の深いところだったからホームランになるかわからなかったけれども、スタンドまで届いてくれてよかったよ。キャプテンの犠飛で薄氷の勝利キャプテンのひと振りがチームを救った。8点差を追い付かれ、まさかの延長戦に突入。きのうの悪夢がよぎったファンも多かっただろう。しかし、10回一死満塁から鳥谷がレフトへ犠牲フライを放ち、4時間25分の長い試合にピリオドを打った。「どんな試合でも、最終的に勝てればいい。逆転されていたら別ですけど、裏の攻撃ですし、同点ならと思っていました。塁が埋まっていましたし、楽に打席に立たせてもらいました」決して“楽”ではないはずだ。きのうの負け方が負け方だっただけに、きょうも逆転負けを喫していたら、いや、たとえ引き分けていても、チームの雰囲気は悪くなっていたに違いない。やはり、キャプテンは頼りになる。ヒーローは鳥谷だけではない。10回一死からチャンスを作ったのは、途中出場の俊介だった。ロッテの7番手、カルロス・ロサからセンター左へ二塁打。初球を空振り、ボールを挟んで3球目をとらえた一打だった。「きのうもきょう(の最初の打席)も打てていなかったので、早めに仕掛けて、自分のスイングをしようと思いました」続く代打・狩野は四球を選び、俊介と同じく途中出場していた坂が、三遊間をコロコロと抜けるヒットでつないだ。「いいところに転がったので、何とかなるかなと思った。よかったです」みんなの思いがつながって、鳥谷の犠飛が生まれた。ただ、手放しで喜べるゲームではない。何しろ8点差を追いつかれたのだ。「反省点が多い。これが野球というか、これも野球というか。絶対にスキを見せてはいけないと、教訓にしていかないといけない」和田監督は勝利後のインタビューとは思えない表情で話した。これで1勝1敗。あしたは安心して見ていられる試合をしてほしいものだ。
Jun 3, 2015
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May.31.2014本町サムズさんで呑んで。。。夜中でも、カラオケ全開でやってる居酒屋とか、その隣の、あやしそうなスナックとか特急に乗ってなぜか、気がついたら、萱島、最終で降ろされました。。。どれだけの間、京阪往復してたんでしょうね。。。普通、しつこいほど起こされるはずですが。。。で、はじめての萱島最終ぐるぐる回って、とにかく、猫ちゃん多かったので、遊びまくってまして。。。でも、何もなくて、数時間散策、猫ちゃんと遊んだ後、タクシーの運ちゃんに相談して、寝屋川に寝屋川で、朝まですごしてまた、始発に乗ったはずなのに2,3時間、往復して、やっと帰って来れました。。。。。。タンク外して、ガソリン抜いて、井上製作所さんに持って行ってます。弁償は、いまだに認めてくれません。。。そして、山田先生といっしょにコストコへで、一通り見終って、あまりにも喉が渇いててホットドックセットを。。。と、ついでにピザも。。。山田先生は、昼飯に中華たっぷり食べられたそうですが、ピザもホットドックもぺろりと私は、昨晩から何も食べてなかったのですが、ピザは、数口食べただけで腹いっぱいなんとか、ホットドックは食べましたが、ピザは持ち帰りに。。。ALTOくんの作業が終わったと連絡来てましたね2年前May.31.2013 ALTOくんのバキュームスイッチ取りに行ってますそして、フォグハーネスを注文したいけどって在庫確認と金額調べてもらおうと。。。そのときに、整備士さんに、フォグとかウインカーがおかしいってのを相談して、あれやこれや話ししてましたそれが、先週末みてたときよりひどくなってて。。。スモールは大丈夫だったのが、ウインカーつけると、スモールも点滅してて。。。こりゃ、本格的に、グランドか??フォグハーネス交換で治るか?メインのほうかなぁ。。。と話していたら、整備士さんが、あっ、ここのアースポイントが緩んでる。。。って、締めたら、なんと治りました!!!HDMI-コンポジット変換購入してますね。先日購入したのと同じやつです。3年前May.31.2012 ブラがサヨナラ打!藤井彰も一発、虎5割復帰 4年前May.31.2011 スーパーヘイトこと、平井伸和さんが急性硬膜下血腫という事件がありました。。。田中稔はMAZADAはかなり前に復帰したけど、TARUはこの前、長与さんとかと電流爆破してましたね。2013.02.06スーパー・ヘイトこと平井伸和の回復状況について日刊サイゾーが報じる。プロレスへの復帰意志もってのがありましたが、その後どうなんでしょう5年前May.31.2010 朝から出張。。。そして打ち合わせさらに、遅くまで仕事。。。毎日死んでましたでも、そのなかで、キミスタにはまってますね6年前May.31.2009 V100のシート交換して、ちょっと走りに出てますね。淀川沿いで、たこ焼き食べながら、まったりしてました。。。3333,3kmだったんですね、その後、ストレートさんの10周年記念で、色々と買い捲ってました。。。アストロさんが近くにできて、最近、あんまり行かないなぁ。。。7年前May.31.2008 8年前May.31.2007 新井が200号を打ってましたね。。。6年前May.31.2007 逆転スリーランの鳥谷とヒーローインタビューヤスが、また一軍に上がって、活躍してくれると信じていたんですけどね。。。
May 31, 2015
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阪神、借金ゼロで“新世界”スタート!和田監督「明日がまた大事」 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)2試合連続サヨナラ勝利後から失速という、4月の二の舞だけは避けたかった。最大借金「5」をやっとの思いで完済した。投打の歯車がかみ合ったとはいえないが、接戦をモノにできたのが、大きい。和田監督は勝ってかぶとの緒を締めた。 「(借金)ゼロになると違う世界が見えてくると思う。ただゼロにしたことで返したんじゃなくて、プラス1、プラス2にして、初めて返したという気持ちでいる。(勝敗数が)タイになったらタイになったで、明日がまた大事になってくる」 独特の言い回しで、30日以降の戦いに挑む気持ちを表現した。 確かに打線は西武先発のサブマリン・牧田の前に苦戦した。得点は三回の1点のみ。敵失とマートンの三ゴロの間に大和の足でもぎとったものだ。本塁打も適時打も犠飛もなしで勝ったのは、関本の押し出し四球の1点を守りきった2012年9月19日のDeNA戦(甲子園)以来。指揮官は「1点では物足りない感はかなりあるけど」と前置きはしたものの、「ただ今年はもう当たらない投手だから、一発勝負でどれだけ取れるか」とした。昨季まで1カード2試合のホーム&アウェー制だった交流戦が今季から1カード3試合のみに変わった。もう牧田との再戦はない。だから価値がある。 虎将は「寝れないんだよな、いいときほど…。悪いときは起きていても、いいことがないから寝るんだけど」と話す。前夜は延長十一回、4時間44分の死闘だった。翌朝、大阪から所沢に移動してのナイター。明日はデーゲーム…。今季2度目の4連勝。しばらく落ち着くことはできないが、いい表情になってきた。 データBOX ◎…阪神が交流戦で1-0で勝利するのは2012年6月11日のソフトバンク戦(甲子園)以来4度目で、敵地では初。ちなみに今季、1-0での勝利試合は5月20日の巨人戦(甲子園)以来3度目 ◎…阪神は借金「1」から今季3度目の挑戦で「0」に戻した。過去2度の挑戦は5勝6敗で迎えた4月9日のDeNA戦(甲子園、●1-2)。前回は13勝14敗で迎えた5月2日の巨人戦(東京D、●0-1)。勝率5割は4月7日以来“虎の子”1点や!大和、ロケットスタート絶妙ホームイン! (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)セーフになってくれと願いながら本塁へ滑り込んだ。無安打で挙げた虎の子の1点-。チームを勝利へと導いたのは、三走・大和のロケットスタートだ。 「弱い打球だったのでセーフになれるかな、という感じで走りました」 両軍無得点の三回。大和は遊ゴロでアウトと思いきや、金子侑の一塁悪送球で二進。鳥谷の四球後、荒木の犠打で一死二、三塁とした。ここでマートンはボテボテの三ゴロだったが、大和は本塁めがけて走り出していた。「当たったらゴー(走れ)だったので、スタートは切りやすかったです」。三塁手の中村が捕球したとき、大和はすでにホームベース近くへ到達しており、本塁送球を断念せざるをえなかった。 和田監督も「きょうの攻撃に関しては、あれがすべて。1点しか取れなかったわけだから、勝負をかけた。(大和は)いいスタートを切ってくれたよね」と笑いが止まらなかった。 大和は七回に好投の牧田から右前打。「9番・中堅」で3試合ぶりに先発出場し、いぶし銀の男が存在感をアピールした。 阪神・今成、復帰即先発H!「スイングはしっかりできた」 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)右脇腹と左太もも裏を痛めていた今成が「6番・三塁」で今季初スタメン。「早く1軍に復帰したいと思っていた。スイングはしっかりできたし、やっと九回まで守れた」。4月2日のヤクルト戦(神宮)以来の1軍復帰。二回には今季初安打となる中前打を放ち、1度の守備機会でも軽やかな動きをみせた。チームで貴重な左打者として、期待を背負う。阪神・今成、復帰戦で快音「やっと9回を守れた」 (セ・パ交流戦、西武-阪神、1回戦、29日、西武プリンスドーム)右肋軟骨損傷で登録を外れていた阪神の今成が復帰戦で快音を響かせた。「6番・三塁」で先発すると二回の第1打席で今季初安打となる中前打を放つなど、フル出場し「早く復帰したかった。やっと9回を守れた」と胸をなで下ろした。 三塁を守ってきた西岡と新井が負傷で離脱しているだけに今成の復帰はチームにとっても大きい。昨年9月や、今春のキャンプでも右脇腹を痛め、故障に悩まされてきたが「振ることもしっかりできている。これからも試合に出られるように頑張るだけ」と頼もしかった。(共同)
May 29, 2015
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メッセ、復活11Kや!0封星や!阪神4連勝で勝率5割復帰 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)こんなメッセを待っていた。阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が19日ぶりの1軍マウンドで西武打線を7回無失点に封じ、1カ月ぶりとなる復活の白星を手にした。1-0で勝利した虎は借金を返済し、52日ぶりに勝率5割に復帰。交流戦は開幕から4連勝だ。この勢いでドンドン行くで! 傷ついたプライドを取り戻した。1球1球に気合が自然と入る。これぞエース!! これぞ開幕投手!! 帰ってきたメッセンジャーが完全復活ピッチを披露した。 「ゼロを7つ並べられてよかったし、興奮したよ。どの球種もよかったというか、普通に戻れた」 19日ぶりの1軍マウンドは、序盤からアクセル全開だった。一回二死三塁で4番中村をカーブで空振り三振に。六回は二塁・荒木の失策で走者を背負ったが、3番浅村から3者連続三振を奪った。「チームが最初(三回)に点を取ってくれたので、なんとか守りきろうと思った」。12球団2位の45本塁打を誇る西武打線が相手だったが、1点の援護で十分だった。7回無失点で毎回の11奪三振。来日6年目で通算803奪三振とし、バッキーが持っていた球団の外国人記録(799個)を塗り替えた。「(バッキーは)偉大な方だし、本当に素晴しい数字を残された方。超えることはうれしい。どんどん積み重ねていきたい」。球団通算5001勝目を挙げた阪神の歴史に名を刻んだ。 「一日でも早く(1軍に)帰ってきて投げたかったんだ」 今季は冷静さを欠くことがあり、無気力なプレーをみせたこともあった。5月4日の中日戦(甲子園)で4回6失点、10日の広島戦(甲子園)は6回5失点と2試合連続の大乱調で、先発転向後では初の2軍落ち。この屈辱が自らを見つめ直す、いい機会となった。 キャッチボールをする際には背後からビデオ撮影してもらい、最多勝のタイトルを獲った昨季と今季開幕時の映像を見比べながら研究。左足を高く上げ、踏み込みを強くすることで、投球後に一塁側に流れていたフォームも安定してきた。 「ファームでは基本に戻ろうと思ってやっていた」。下半身強化にも取り組んだ。鳴尾浜の外周を1時間かけて黙々とランニング。「日焼けしました」とおどけたが、一から鍛え直したことが、この日の好投につながった。和田監督も「今季で一番いい投球だったと思うし、こういう投球を毎週見たいね」とさらなる期待を寄せた。 「久しぶりに勝ててうれしいし、もっと勝てるように頑張るよ」 交流戦開幕4連勝のチームは4月7日以来、52日ぶりに勝率5割復帰を果たし、助っ人エースは3勝目を挙げた。心配させたが、もう大丈夫。ここから白星を量産していく。 メッセンジャーについて阪神・中西投手コーチ 「立ち上がりから真っすぐに力があった。気合も入っていたしな。(118球で交代は)初回から飛ばしていたし、いい感じで終わる方がいいから」メッセンジャーのこれまでの経緯 ★4月22日 雨中のDeNA戦で6回7失点で敗戦投手。打席でも無気力な見逃し三振、送りバントのサインを見逃すなど落ち着きを欠いた ★28日 ヤクルト戦で7回1失点に抑え、2勝目を挙げた ★5月4日 中日戦で4回6失点KO。谷繁に被弾すると薄笑いを浮かべた ★10日 広島戦で6回5失点KO。5敗目を喫した ★11日 出場選手登録を抹消される ★13日 鳴尾浜で2軍の練習に合流 ★15日 2軍降格後、初のブルペン投球で69球を投げた ★23日 2軍交流戦・楽天戦で先発。直球で押す本来の投球スタイルで、5回2安打1失点に抑えた阪神、完封リレーで交流戦4連勝! メッセ、毎回11Kで3勝 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)阪神は先発したランディ・メッセンジャー投手(34)が、11奪三振の力投で7回4安打無失点に抑え、4月28日のヤクルト戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりの今季3勝目(5敗)を挙げた。助っ人右腕の好投でチームは交流戦開幕から4連勝とし、勝率を5割に戻した。 メッセンジャーが西武打線の前に仁王立ちだ。一回、先頭・秋山の二塁打と犠打で、いきなり一死三塁のピンチを背負った。しかしここで3番・浅村を高めの変化球で左飛、4番・中村は直球中心の攻めで追い込み最後はカーブで空振り三振。大阪桐蔭コンビを凡打に仕留め、ピンチを切り抜けた。その後は力強い直球とスライダーを軸に、強力西武打線から毎回三振を奪う熱投。援護は三回の1点のみだったが、散発4安打で7回を無失点に抑えた。その後、八回は高宮と福原で無失点。九回を抑えの呉昇桓(オ・スンファン)が圧巻の3者連続空振り三振に仕留め、完封リレーで試合を締めくくった。 お立ち台に上がったメッセンジャーは「ちょっとお休みをいただいていました」と、茶目っ気たっぷりにあいさつ。5月10日以来の1軍マウンドだったが、万全の姿で戻ってきた。2軍での再調整にも「とにかく早く帰って投げたかった」と、気持ちは切らさなかった。1カ月ぶりの白星に「藤井さんがいいリードをしてくれましたし、味方が早回で点を取ってくれたのが大きかった」と、チームメートに感謝していた。和田監督「(メッセンジャーは)すべてが全力投球で、今季一番のピッチングだった。(借金が)ゼロになると、また違う世界が見えてくる」藤井(バント処理で好守を見せるなどメッセンジャーを引っ張り)「投手に負担はかけられない。絶対にゼロでいかないといけないと思った」大和(三回のマートンの三ゴロで生還)「スタートが良かった。弱い当たりだったので、セーフになれると思った」阪神・メッセ、“恩人”久保2軍投手チーフCと4年ぶりに再会 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が19日ぶりの1軍マウンドで西武打線を7回無失点に封じ、1カ月ぶりとなる復活の白星を手にした。 不振で2軍降格したメッセンジャーは2010年の来日1年目から2年間お世話になった久保2軍投手チーフコーチと4年ぶりに鳴尾浜で再会した。「久保さんは良い時と悪い時の自分を知ってくれている。助かっている」。入団当初、中継ぎとして結果を残せず、退団の可能性もあった中で先発としての才能を見抜いてくれた恩人だ。同コーチは「一流に成長したな」と目を細めていた。メッセ救った!虎・藤井“男前”守備連発「絶対にゼロに」 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)名作には名脇役あり。好守と懸命のリードで、捕手の藤井が完封リレーを演出した。 「(打球が)自分の周りにきたら、すぐにいこうと思った」 終盤の危機は女房役が阻止した。七回無死一塁でセラテリのバントが捕手後方への小飛球になると機敏に反応し、倒れ込みながらもミットの先でつかむファインプレー。次は八回無死一塁だ。栗山の送りバントが今度は目の前のゴロに。ワンバウンドになったが、すばやい二塁送球で併殺を奪った。どちらも先頭打者に四球を与えた後の嫌な空気を消した。 先発は1軍復帰のメッセンジャーだ。右腕が2軍に降格する直前にバッテリーを組んだのは自身。責任感たっぷりでマスクをかぶった。 「ブルペンからメチャメチャ速かった。気合が伝わってきた。絶対にゼロに抑えないとアカンと思った。カーブもフォークも、真っすぐも走っていた」 持ち球をフル活用し、何度もフォークを体で止めた。五回には秋山の二盗を阻止。今季16度のうち1度しか盗塁を刺していなかった男が、大事な試合で意地を見せた。 「(盗塁阻止は)投手との共同作業だけど、投手に負担をかけれないので。刺せなくても、切り替えてやっていた」 常にそう。気持ちのコントロールができなければプロで17年も飯は食えない。今季は移籍5年目で初めて2軍でキャンプを迎えた。高知・安芸の球場から宿舎まで約15分、あえて歩いた。「裏道を探したり、『こんな建物があるんや』とか、いろいろ発見があって。気分転換にもなったよ」。落ち着く瞬間があるからこそ、出番には絶対に平常心で臨む。他の捕手と出場機会を分け合う毎日だが、打っては3打数1安打。存在感は健在だ。 「(西武は)怖いよ。本塁打になるし。ただ、初回(無死二塁)を抑えることができたので」 中村、メヒア、森…。どこから一発が生まれてもおかしくない打線を、4投手でのシャットアウトに導いた。38歳の“縁の下の力持ち”が光った。 データBOX ◎…藤井とメッセンジャーのバッテリーは今季5度目で、その際のチーム成績は2勝3敗。メッセンジャーはほかに梅野とのバッテリーが4度あり、チーム成績は2勝2敗阪神・呉昇桓、圧巻14S!3者連続三振&5戦連続無失点 (セ・パ交流戦、西武0-1阪神、1回戦、阪神1勝、29日、西武プリンスドーム)スピンの効いた剛球は1-0の緊迫感もねじ伏せた。3者連続三振。呉昇桓が危なげなく僅差を守りきった。 「結果もよかった。いい感じで投げられていたし、チームがいい流れできているので、1-0で締めくくることができてよかった」 最速149キロ以上に感触はよかった。メヒア、森と長距離打者にも直球で勝負した。1度もバットにかすらせずに連続三振を奪うと、最後はセラテリも高めの147キロで斬った。5試合連続無失点で、14セーブ目を挙げた。 3連投で、前日28日の楽天戦(甲子園)は2回を投げていた。ナイターで4時間44分の熱闘の後、早朝の新幹線で移動。「いつもは少し夜更かしするけど、昨日はすぐに寝たよ」。今季は6連戦が続く交流戦もタフなストッパーは大丈夫。昨季は防御率4・15と苦戦したパ・リーグに雪辱だ。データBOX ◎…呉昇桓が三者凡退で抑えたのは4月30日のヤクルト戦(甲子園)以来、今季4度目。そのうち、三者三振は4月16日の中日戦(ナゴヤD)でナニータ、高橋周、大島から奪って以来
May 29, 2015
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メッセンジャーが、ちょこちょこ危ないところはありましたが要所を閉め、11奪三振で強打西部打線を0点に抑えました!!そして、高浜、福原、呉昇桓で完封リレー!!内野ゴロの間の1点を守り抜きました!!!これで、交流戦四連勝で交流戦トップ!!借金も0となりました!!!今成も復帰したし、明日こそ打ちまくってくれ!!!!1回表 【鳥谷】 フォアボール 【荒木】 セカンドライナー 【マートン】 フォアボール 【ゴメス】 レフトヒット 【福留】 セカンドゴロ1回裏 【秋山】 右中間ツーベース 【栗山】 ピッチャー犠打 【浅村】 レフトフライ 【中村】 空振り三振2回表 【今成】 センターヒット ランナー今成が二盗アウト 【伊藤隼】 空振り三振 【藤井】 ショートゴロ2回裏 【メヒア】 空振り三振 【森】 セカンドライナー 【セラテリ】 サードヒット 【炭谷】 空振り三振3回表 【大和】 ショートゴロ(エラー) 【鳥谷】 フォアボール 【荒木】 ピッチャー犠打 【マートン】 サードゴロ L0-1T 【ゴメス】 センターフライ3回裏 【金子侑】 空振り三振 【秋山】 セカンドゴロ 【栗山】 フォアボール 【浅村】 ピッチャーゴロ4回表 【福留】 空振り三振 【今成】 サードゴロ 【伊藤隼】 ライトヒット 【藤井】 レフトヒット 【大和】 ショートゴロ4回裏 【中村】 レフトヒット 【メヒア】 センターフライ 【森】 空振り三振 【セラテリ】 見逃し三振5回表 【鳥谷】 センターフライ 【荒木】 ピッチャーゴロ 【マートン】 セカンドゴロ5回裏 【炭谷】 ピッチャーゴロ 【金子侑】 空振り三振 【秋山】 レフトヒット ランナー秋山が二盗アウト 【栗山】 途中終了6回表 【ゴメス】 センターフライ 【福留】 センターフライ 【今成】 フォアボール 【伊藤隼】 レフトフライ6回裏 【栗山】 セカンドライナー(エラー) 【浅村】 空振り三振 【中村】 空振り三振 【メヒア】 見逃し三振7回表 【藤井】 サードファウルフライ 【大和】 ライトヒット 【鳥谷】 センターフライ ランナー大和が二盗アウト 【荒木】 途中終了7回裏 【森】 フォアボール 【セラテリ】 キャッチャーファウルフライ 【代打・脇谷】 センターフライ 【金子侑】 空振り三振8回表 (守備交代)岡田 キャッチャー 【荒木】 レフトフライ 【マートン】 ショートゴロ 【ゴメス】 ショートゴロ8回裏 (守備交代)森越 セカンド (守備交代)俊介 レフト (投手交代)メッセンジャー → 高宮 【秋山】 フォアボール 【栗山】 キャッチャー併殺打 (投手交代)高宮 → 福原 【浅村】 フォアボール 【中村】 レフトフライ9回表 (投手交代)牧田 → 武隈 【福留】 ショートゴロ 【今成】 レフトフライ 【伊藤隼】 空振り三振9回裏 (守備交代)関本 ファースト (投手交代)福原 → 呉昇桓 【メヒア】 空振り三振 【森】 空振り三振 【セラテリ】 空振り三振先発メッセンジャー投手 7回 無失点いいボールを投げても粘られて、簡単ではなかったけれども、藤井さんと一緒に粘り強く投げることができ、久々の登板でいい仕事が出来たと思います。■2015/5/29 試合結果対西武 1回戦 西武プリンス神|001 000 000|1西|000 000 000|0勝:メッセンジャー3勝5敗0SS:呉昇桓1勝0敗14S敗:牧田4勝3敗0S神:メッセンジャー-高宮-福原-呉昇桓西:牧田-武隈5/30の予告先発神:横山 雄哉西:菊池 雄星
May 29, 2015
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虎・呉、気合のイニングまたぎ!サヨナラ呼んだ4投手ゼロ封リレー (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)粘り抜いた。ブルペンスタッフの執念がサヨナラ劇を呼び込んだ。4投手で6イニングをゼロ封リレー。象徴的だったのは、守護神・呉昇桓(オ・スンファン)のリミッター解除だ。2イニングに渡り、甲子園の中心で仁王立ちした。 「きょうは長いゲームだったけど、勝ててよかった。それ(リリーフ陣の踏ん張り)があったから、追加点をとられずにいけた」 出番は同点の九回から。仲間が懸命につないできたバトンにアドレナリンは大爆発だ。まずは15球でスコアボードに「0」刻むと、延長十回もマウンドへ。安打と敬遠気味の2四球で二死満塁のピンチを背負ったが、鋼のハートは動じない。代打・伊志嶺の3球目は打ち取ったかに見られたファウルゾーンへの飛球を女房役の小宮山が目測を誤り、捕球できなかったが、ポーカーフェースは崩さない-。「絶対に抑えようと思っていた」 カウント2-2からの勝負球。内角にズバッと147キロの直球を投げ込み、バットに空を切らせた。土壇場で踏みとどまり、4月19日の巨人戦(甲子園)以来、今季2度目のイニングまたぎを見事にこなした。 和田監督が「どうしてもとりたいゲームだったから」と最敬礼すれば、中西投手コーチも「こういう展開だから行くつもりだった」とねぎらった。 右腕は23、24日のDeNA戦(横浜)では体調不良を訴え、ホテルで静養した。それでも、前日27日に戦列復帰後初登板で勝ち星をつかみ、立て続けに勝利に貢献だ。後をつないだベテラン福原も十一回の二死三塁の窮地を乗り切って、劇勝の呼び水に。38歳と投手陣最年長は自身3勝目をゲットし、冗談交じりに笑った。 「みんなよかった。明日も(朝が)早いので」 リリーバーの安定感は増してきた。強固な中継ぎ陣が鉄壁クローザーにつないでいければ、おのずと虎は頂上に近づく。 阪神・高宮、「つなげられてよかった」5戦連続無失点 (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)松田に続いて、八回から登板した高宮が1回を三者凡退に抑えた。「1点差だったので、まだどうなるかわらかない。つなげられてよかった」。5試合ぶりのマウンドで、枡田、中川、後藤をわずか12球で料理する完璧リレー。これで5試合連続無失点。33歳のベテラン左腕がしぶい活躍をみせた。
May 28, 2015
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連夜のサヨナラや!虎通算5000勝、交流戦3連勝でセ3位浮上 (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)連夜のサヨナラや! 阪神は延長十一回、前夜にサヨナラ弾を放った福留孝介外野手(38)が押し出し四球でケリをつけた。全6打席出塁した荒木郁也内野手(27)が最後もチャンスメーク。初の交流戦開幕3連勝で、借金も「1」。交流戦単独首位で、リーグ3位に浮上。通算5000勝を劇的に決めた。 聖地が連夜の劇勝に揺れた。劇的な幕切れはまたも延長十一回。野球は二死からをまさに体現し、球団通算5000勝を達成した。立役者はお立ち台に上がった福留&荒木だった。 「恥ずかしいですね。できれば(前の打者に)決めてほしいと思っていました」 2試合連続でのお立ち台で福留はおどけてみせた。3-3で迎えた延長十一回。戸村にあっさりと二死を献上したが、そこから粘り腰をみせた。荒木が右前打、マートン、ゴメスが連続四球で満塁に。受け取ったバトンをゴールに届けたのは昨夜のヒーローだった。制球が定まらない相手にどっしりと構えた。最後はフルカウントから内角低めの球を見極め、押し出しの四球。2戦連続のサヨナラ打点は、球団では1985年9月15、16日の中日戦の岡田彰布以来、30年ぶりだ。 3点ビハインドの六回にも勝負強さを発揮していた。1点をかえし、なお二死一塁で先発・菊池から右翼線を破る適時二塁打。6試合連続の打点を挙げると、2-3の八回には一死後、福山から右中間に二塁打を放ち、伊藤隼の同点打につなげた。 劇勝を演出したのが5年目の荒木だ。6打席連続出塁にプロ初の猛打賞。2盗塁を決めると、サヨナラのホームも踏んだ。故障離脱の西岡、新井に代わり「2番・三塁」で2戦連続出場。「代役には到底なれないですけど、迷惑をかけないように」。 今春キャンプで、内野全ポジションを守れる器用さやシュアな打撃で評価を上げたが、2月28日に「右腹斜筋筋挫傷」で離脱。リハビリに耐え、19日に今季2度目の昇格を果たしたばかりだった。 和田監督も両者に賛辞を惜しまなかった。福留について「最後は、選球眼が勝った1球だったね」とほめれば、荒木についても「最後だけでなく全打席出塁して、クリーンアップにつないだ。2番として最高の仕事をした」と最上級の言葉をおくった。 運命に導かれるようにこの2人が同時にお立ち台に上がった。今春の1軍キャンプ。福留は日々のキャッチボールの相手に荒木を指名。「荒木は必ず今年出てきますよ」と関係者に話すほど、期待を寄せていた。その“先見の明”が確かだったことも証明された。 交流戦開幕3連勝は虎史上初。借金もついに1とし、3位に浮上した。勝利に飢えた和田阪神の勢いはまだまだ加速する。 データBOX ◎…阪神が球団創設以来、通算5000勝目を挙げた。公式戦初戦の1936年4月29日、金鯱戦(甲子園)で3-0と勝利。5000勝は巨人(5666勝)に続き、2球団目。ここまでの阪神の通算は9975試合(4674敗301分) ◎…阪神が交流戦の開幕から3連勝するのは初めて。交流戦開幕からの最多連勝は2007年日本ハムの「12」。 ◎…福留の6試合連続打点は中日時代の9月19日から同26日以来。この期間に8試合連続打点を挙げている。 ◎…福留は前日の楽天戦でもサヨナラ2ラン。2試合連続のサヨナラ打点は、球団では1985年9月15、16日の中日戦の岡田彰布以来、30年ぶり。阪神、2夜連続サヨナラで球団通算5000勝!福留が押し出し四球選ぶ (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天=延長十一回、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)阪神は同点の延長十一回、福留孝介外野手(38)が、満塁からサヨナラの押し出し四球を選び、3連勝。2日連続のサヨナラ勝ちで球団通算5000勝を達成した。 阪神は二死から安打と2四球で満塁とすると、打席には福留。制球の定まらない楽天の5番手・戸村に対しフルカウントから内角低めの球をしっかりと見極め、押し出し四球。27日にサヨナラ本塁打を打ったのとは対照的に一度もバットを振らずに試合を決めた。 2日連続でお立ち台に立った福留は「(押し出しでのヒーローインタビューは)難しいですね。できれば(他の打者に)決めて欲しかった」と少し照れくさそうに話すと「(隣にいる)荒木に聞いてやってください」と、二死からサヨナラの走者として出塁した後輩にスポットライトを譲った。荒木(3安打を含む全6打席で出塁)「自分が出塁してクリーンアップに回すことだけ考えていた」北條(代打でプロ初出場。一邪飛)「体に力が入っていた気がする。当てにいくバッティングだけはしないようにと思っていたので、まだ良かった」伊藤隼(八回に同点打)「詰まらされたのでいい当たりではなかったが、いい結果になって良かった」お見事!虎・隼太、「自分のスタイル」で八回二死三塁の同点打 (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)カクテル光線に照らされた打球がグリーンの芝生の上に跳ねると、聖地は大きな歓声につつまれた。伊藤隼が値千金の同点打。サヨナラ勝ちの陰に、執念のタイムリーがあった。 「最後まで勝ちたいと思っていた」 1点を追う八回二死三塁のチャンスで出番が回ってきた。「積極的な気持ちで打席に入った」と楽天のセットアッパー福山の1球目、144キロの真っすぐを振り抜き、右前へ。2試合ぶりの打点は土壇場で試合を振りだしに戻す、価値ある一打となった。 「詰まらされたのでいい当たりではなかったですが、いい結果になってよかったです」 積極打法が最良の結果をもたらした。1打席には初球を中飛。逆に2打席目は6球粘り遊飛に倒れていた。タイミングを探りながら、試合の中で微調整している。 「何でもかんでもいくわけではないですけど、(早打ちは)自分のスタイルなので」 左のスラッガーとして大きな期待を背負う。この日のレギュラーで左打者は他に鳥谷、福留、荒木。両打ちの西岡も離脱し、昇格する今成は故障明け。ベンチの野手陣で左打者は手薄で、さらなる奮起が求められる。 鳴り物入りで加入してプロ4年目。「勝ちたい」と決意をにじませ打席に立つ。阪神・北條、1軍初出場「体に力が入りました」 (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)3年目の北條が1軍初出場を果たした。26日に今季初昇格。五回二死から、代打で登場し、一邪飛に終わった。「体に力が入りました。当てに行くバッティングをしなかったのはよかったです。(次も)しっかりスイングします」。結果は出なかったが、将来的には「ポスト鳥谷」として期待のかかる20歳が、確かな一歩を踏み出した。阪神・鳥谷、けん引!2安打1四球で7試合連続安打 (セ・パ交流戦、阪神4x-3楽天、3回戦、阪神3勝、28日、甲子園)鳥谷が反撃のノロシをあげた。3点を追う六回先頭で、菊池からチーム初安打となる左前打を放った。荒木の中前打で三進すると、マートンの右犠飛で生還した。七回にも二塁内野安打を放つなど、2安打1四球。7試合連続安打で1番打者として十分な働きでチームを引っ張っている。
May 28, 2015
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荒木が、一人爆発してました!!三安打、三四死球の全打席出塁!二盗塁!延長11回のヒットと盗塁で、楽天バッテリーに昨夜のサヨナラをよぎらせましたねそして、マートン、ゴメスのフォアボール戸村は、福留に対して、昨夜のホームランもあっての、ボール先行。。。それでも、フルカウントまできましたが、最後が外れて、二夜連続の福留サヨナラ劇!!福留は、今日も調子良かったですね。勝負強さもあって、一番怖い打者でしょう。とにかく、荒木が西岡、良太が抜けて、北条、今成が来るというところでこれ以上ないくらい頑張りました!!昨年の上本のように、このまま、強気でいってほしいです!!!1回表 【福田】 サードゴロ 【藤田】 センターヒット 【松井稼】 センターヒット 【枡田】 レフトフライ 【中川】 レフトタイムリーヒット T0-1E 【後藤】 レフトタイムリーヒット T0-2E 【ウィーラー】 サードゴロ1回裏 【鳥谷】 セカンドゴロ 【荒木】 デッドボール ランナー荒木が二盗 【マートン】 空振り三振 【ゴメス】 空振り三振2回表 【嶋】 フォアボール 【菊池】 ピッチャー犠打 【福田】 サードゴロ 【藤田】 レフトフライ2回裏 【福留】 センターフライ 【上本】 センターフライ 【伊藤隼】 センターフライ3回表 【松井稼】 レフトヒット 【枡田】 センターフライ 【中川】 サードゴロ 【後藤】 ファーストゴロ3回裏 【鶴岡】 セカンドフライ 【サンティアゴ】 見逃し三振 【鳥谷】 フォアボール 【荒木】 フォアボール 【マートン】 ライトフライ4回表 【ウィーラー】 ショートゴロ 【嶋】 ファーストゴロ 【菊池】 センターヒット 【福田】 レフトフライ4回裏 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 空振り三振 【上本】 ライトフライ5回表 【藤田】 サードフライ 【松井稼】 セカンドゴロ 【枡田】 センターソロホームラン T0-3E 【中川】 レフトヒット 【後藤】 センターフライ5回裏 【伊藤隼】 ショートフライ 【鶴岡】 ショートゴロ 【代打・北條】 ファーストファウルフライ6回表 (投手交代)サンティアゴ → 松田 【ウィーラー】 見逃し三振 【嶋】 ファーストファウルフライ 【菊池】 空振り三振6回裏 【鳥谷】 レフトヒット 【荒木】 センターヒット 【マートン】 ライト犠牲フライ T1-3E 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 ライト線タイムリーツーベース T2-3E 【上本】 ショートゴロ7回表 【福田】 ショートゴロ 【藤田】 セカンドゴロ 【松井稼】 センターフライ7回裏 (投手交代)菊池 → 武藤 【伊藤隼】 ライトフライ 【代打・狩野】 サードゴロ 【代打・俊介】 センターヒット 【鳥谷】 セカンドヒット 【荒木】 フォアボール 【マートン】 ファーストゴロ8回表 (投手交代)松田 → 高宮 (守備交代)小宮山 キャッチャー 【枡田】 空振り三振 【中川】 セカンドフライ 【後藤】 ライトフライ8回裏 (守備交代)岩崎 ファースト (投手交代)武藤 → 福山 (守備交代)牧田 レフト 【ゴメス】 ショートゴロ 【福留】 右中間ツーベース 【上本】 ショートゴロ 【伊藤隼】 ライトタイムリーヒット T3-3E 【代打・大和】 ライトヒット 【小宮山】 空振り三振9回表 (投手交代)高宮 → 呉昇桓 【ウィーラー】 サードファウルフライ 【嶋】 ライトフライ 【牧田】 レフトヒット 【福田】 空振り三振9回裏 (守備交代)西田 サード (投手交代)福山 → 松井裕 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【荒木】 センターヒット 【マートン】 フォアボール 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 センターフライ10回表 【藤田】 ライトヒット 【松井稼】 ピッチャー犠打 【代打・ペーニャ】 フォアボール 【西田】 セカンドゴロ 【後藤】 フォアボール 【代打・伊志嶺】 空振り三振10回裏 (投手交代)松井裕 → 戸村 【上本】 見逃し三振 【代打・森越】 ショートフライ 【大和】 空振り三振11回表 (投手交代)呉昇桓 → 福原 【嶋】 セカンドライナー 【牧田】 フォアボール (代走)森山 【福田】 ピッチャーゴロ パスボール 【藤田】 ショートゴロ11回裏 【小宮山】 ショートゴロ 【鳥谷】 見逃し三振 【荒木】 ライトヒット ランナー荒木が二盗 【マートン】 フォアボール 【ゴメス】 フォアボール 【福留】 フォアボール T4-3E■2015/5/28 試合結果対楽天 3回戦 甲子園楽|200 010 000 00|3神|000 002 010 01x|4勝:福原3勝1敗1S敗:戸村2勝5敗0SHR:枡田ソロ2号楽:菊池-武藤-福山-松井裕-戸村神:サンティアゴ-松田-高宮-呉昇桓-福原5/29の予告先発神:メッセンジャー西:牧田 和久球団通算5000勝をサヨナラ勝ちで飾る誰がヒーローか、よく分からない。全員で勝ち取った勝利だった。投手陣は先発・サンティアゴが何とか5回3失点で踏みとどまったし、2番手・松田からのリリーフ4人は延長11回まで0を並べた。野手は一番・鳥谷が7打席連続ヒットで反撃ののろしを上げ、二番・荒木は3安打猛打賞に3四死球で全6打席出塁。2盗塁まで決めて、サヨナラのホームも踏んだ。三番・マートンはチーム初得点となる犠飛を放ち、四番・ゴメスは5打席凡退の後、最後の最後に貴重な四球。五番・福留は1点差に迫る適時二塁打と、サヨナラ押し出し四球で連夜のお立ち台に上がった。六番・上本は好守で盛り立て、七番・伊藤隼は値千金の同点打。八番・鶴岡は捕手として不安定なサンティアゴを引っ張り、6、7回を任された松田の好投も引き出して、流れを完全には渡さなかった。福留のサヨナラ本塁打で決着した昨夜のような派手さはなかったけれど、2試合連続のサヨナラ勝ちで、球団通算5000勝に花を添えた。しかも、交流戦開幕3連勝は11年目で初。あしたは埼玉西武との移動ゲームで、翌日はデーゲームという過酷な遠征が待っているが、疲れは半分になるに違いない。ヒーローを1人に絞るのは難しいと書いたが、あえて言うなら二番・荒木だろう。昨年まで一軍でのヒットは1本だけ。今月19日の巨人戦でようやく2安打目を放った男が、きょう1日で3本も打った。6回は無死一塁から中前打を放ち、マートンの犠飛と福留の適時二塁打を呼んだ。9回の中前打は得点につながらなかったが、延長11回二死から右前打で出塁すると、続くマートンへの4球目にきょう2個目の盗塁。三塁で進んだ後、福留の押し出し四球でサヨナラのホームを踏んだ。ほかの3打席も四死球で出塁した荒木は、「とにかく自分が出塁して、クリーンアップに回すことだけを考えて打席に入りました」とコメント。西岡と新井良の故障離脱により巡ってきたチャンスだが、「代役には到底なれないので、自分にできることを、場面場面でしっかりやることが大事」と足元を見つめてプレーした。また、一軍で三塁を守るのは2試合目だったが、「取れるアウトをしっかり。ピッチャーに迷惑をかけないように」と堅実な守備を披露。自慢の俊足も存分に発揮した。和田監督も「特に荒木が二番でいい仕事をしてくれた。(11回は)走って得点圏に行けたことで、(相手に)相当なプレッシャーになったと思うし、それがコントロールミスになったと思う。最後だけじゃなく、全打席出塁してクリーンアップにつないで、二番として最高の仕事をした」とべた褒めしたきょうの活躍。これから出番が増えそうだ。
May 28, 2015
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福の神や!阪神・福留、サヨナラアーチ「風に助けられました」 (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)甲子園全体が一心に打球の行方を追った。祈りが届いたかのように吹いた“神風”。福留はスタンドインを確認すると、右手の人さし指を天にかざした。サヨナラ男がまたも大仕事をやってのけた。 「有利なカウントだったし、なるようになれと。感触はよかったけど、左中間よりの深い所でどうかなと思ったけど、甲子園の風に助けられました」 両者無得点で迎えた十一回。二死一塁で打席を迎えた。2ボールから5番手・戸村の外角直球をすくい上げずにたたいた。回転のかけられた打球は中堅左方向へグングンと伸びる。最後のもうひと伸びは風の助けを借りて。無事、勝利を願う虎党のもとに届いた。チームトップの6号2ラン。歓喜の輪にもみくちゃにされながらも喜びをかみしめた。日頃から浜風と慣れ親しんでいるからこそ、生まれた一発かもしれない。狩野、江越ら鳴尾浜で汗を流した外野手が1軍に昇格すると開かれるのが“福留塾”だ。ともにダッシュやノックをこなしながら、甲子園の守り方をレクチャーする。 「風で打球がよく変わるから。だから、一歩目を大事にしろよ」 先発・藤浪が10回を無失点の熱投をみせていた。試合後、奮闘した21歳に声をかけた。「なかなか野手が点をとれないなか、ゼロで頑張ってた。『スマンかったな』と。次は助けられるようにしてやりたい」。次回こそ白星をつける援護射撃を誓った。 これで5試合連続打点だが、サヨナラアーチは昨年7月22日の巨人戦(甲子園)以来。阪神に入団してからは4度目のサヨナラ打も今季初めて。久しぶりの美酒だが、勝負強さは今季も健在だ。勝利打点を挙げた回数はチームトップの5度目なら、25打点も主砲・ゴメスと並ぶ1位。打率・261の数字以上に、快音を残す福留の姿が虎党の記憶には刻まれているはず。 勝負強さの極意を問われると「秘けつもなにもない。ただ、ああだこうだいろいろ考えないこと」と無心の教えを説いた。「せっかく2つ勝ったので、いい流れをまた明日、グラウンドで出せるように頑張ります」 これでチームは交流戦開幕から2連勝。借金も「2」まで減らした。潮目は変わった。背番号「8」のバットがこれからも虎を救う。虎・福留サヨナラ打あらかると ★2013年4月19日・ヤクルト戦(甲子園) 3-3で迎えた延長十二回二死満塁で打席に入り、左翼方向へ打ち上げた飛球がポールを直撃。満塁弾でのサヨナラ勝利は1996年5月1日のグレン以来だった。 ★14年7月22日・巨人戦(甲子園) 2-2の延長十二回二死走者なしの場面で、マシソンの直球を右翼ポール際へたたき込んだ。 ★同年8月1日・DeNA戦(甲子園) 4-4で迎えた延長十回一死一、三塁。左腕・大原の外寄りのスライダーにバットを伸ばし、白球は遊撃の頭を越え、緑の芝生で弾み、サヨナラ勝利。甲子園誕生90周年に白星を贈った。阪神・福留がサヨナラ弾!勝負強さ「知りません」の珍回答も (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)2日続けて福留が決めた! 0-0で迎えた延長十一回、今季6号となるサヨナラ2ランで試合に終止符を打った。チームは2006年以来の交流戦2連勝。 先発・藤浪から代わった守護神・呉昇桓が延長十一回を無失点で抑えると、その裏、相手は松井裕に代わって戸村がマウンドに上がった。二死から4番・ゴメスが右前打を放つと、続く福留がカウント2-0から外角よりの真っすぐを捉えた。打球はぐんぐん伸びバックスクリーン左、最前列に飛び込むサヨナラ2ランだ。大喜びでベンチから飛び出すナインとともに、先発で十回まで無失点に抑えた藤浪も飛び跳ねた。 チームに今季4試合目となるサヨナラ勝利をもたらした福留は、スタンドのファンから大歓声で迎えられると「2アウトですし、有利なカウントだったので『なるようになれ』と思っていきました」と喜んだ。続けて「感触は良かったんですけど、飛んだ方向がすこし左中間よりだったので、どうかなっと。甲子園の風に助けられました」と振り返った。前日の試合でも先制適時打を放った福留。インタビュアーから勝負強さについて問われると「知りません!」ときっぱり。「そう言わず…」と困ったインタビュアーに「何も考えないことじゃないですかね」といたずらっぽく答えた。 10回無失点と好投した藤浪に「なかなか点を取れなくて、本当に晋太郎にはすごく申し訳ないことをした。晋太郎ががんばってくれたので、こういうゲームができたんじゃないか」と称えると、交流戦を連勝としたチームに「いい流れをそのまま、またあしたこのグラウンドで出せるように頑張ります」と誓った。阪神・ゴメス、劇的サヨナラ勝ちお膳立て「勝てて良かった」 (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)劇的サヨナラ勝ちのお膳立てをしたのは4番・ゴメス。延長十一回二死から右前打を放ち、代走・俊介が送られた直後に福留の劇弾が飛び出した。「毎打席、打てるように集中している。藤浪がいい投球をしているから、勝てて良かった」。前夜(26日)の2ランに続いてこの夜は2安打。得点力不足の打線の中で助っ人は奮闘している。阪神・伊藤隼、3の1も反省「ランナーかえしたかった」 (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)「7番・中堅」でスタメンの伊藤隼が二回に美馬から右中間を破る二塁打を放つなど3打数1安打。「うまいこと打てました」。それでも、四回一死一、三塁の先制機に遊飛に倒れ、「あそこで打ってこそ、使ってもらっている意味がある。どういう形でもランナーをかえしたかった」と唇をかんだ。阪神・大和、14打席ぶりH「塁に出ることだけを考えていた」 (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)八回から守備固めで出場した大和がバットでも魅せた。同点の延長十回先頭で楽天の松井裕と対峙。直球で追い込まれた4球目、チェンジアップに上手く対応し、左前へ弾き返した。 「塁に出ることだけを考えていた。追い込まれてから打てて良かった」 この回は得点にはならなかったものの、14打席ぶりの一打。復調の足がかりにしたいところだ。
May 27, 2015
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26回連続0封!虎・藤浪、福留サヨナラ弾で報われた魂の131球 (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)藤浪熱投! サヨナラ劇呼んだ!! 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が楽天戦で自己最長の十回まで投げ、4安打無失点。自己最多タイの13奪三振に、ここ3試合で26回連続無失点の快投を披露し、大器が完全覚醒だ。4勝目はならなかったが、延長十一回の福留のサヨナラ2ランを呼び込み、9年ぶりの交流戦連勝発進に貢献した。 入ってくれ!! 祈るように中堅方向への放物線を目で追った。福留の打球がスタンドに消えると、笑顔でベンチを飛び出した。サヨナラ劇を呼び込む131球。勝ち投手になれなくても、ファンは勝利の立役者が誰か分かっている。藤浪がもうひとりのヒーローだ。 「自分に白星がつくにこしたことはないが、勝ち負けはどうこうできない。なにより、チームが勝ったのでよかった」 プロに入ってからはもちろん、人生初となる10イニングを投げ抜いた。「体力的には余裕があった。後半は力を入れて投げました」。最速155キロを計時した直球は尻上がりに球威を増した。終盤も150キロ超を連発し、九回から延長十回にかけて4者連続三振をマークするなど、自己最多タイとなる13奪三振。延長十回一死一塁で中川を併殺打に打ち取ると、グラブを叩いて力強く吠えた。 「いつか点が入ると思って見ていた」。だが、味方打線の援護がもらえない。八回先頭の打席では、中西投手コーチから「自分で本塁打を打つしかないぞ。一発を狙ってこい」と声をかけられた。結果は空振り三振となったが、本職の投球だけでなく、勝利への姿勢を前面に出した。 14日のヤクルト戦で今季初の完投勝ちを収めると、前回20日の巨人戦ではプロ初の完封勝利。そして、この日は10回無失点。3試合連続の完投勝利はならなかったが、ヤクルト戦の三回から26イニング連続ゼロ行進となった。今季は4月未勝利に終わるなど、苦しい日々が続いたが、ここにきて、覚醒を感じさせる投球だ。 縦振りの意識づけが好投につながっている。直球がシュート回転するなど今季序盤は制球がなかなか定まらず、不調の原因のひとつが横振りだった。そこで、練習では内野の守備に入ってノックを受け、三塁から一塁への送球を繰り返した。「上から叩くイメージ」。右腕を高い位置から振り下ろすことで角度がつき、相手打者がより打ちにくくなった。 「テークバックと体の軸がわかったのでは。何かをつかんだのかな」と中西投手コーチ。藤浪自身も「確信とまではいかないけど、つかみつつある」と“ニュー晋太郎”に手応えを感じている。 「こういう投球を続けていきたい」 チームは2006年以来となる交流戦連勝スタート。借金を「2」まで減らし、3位の中日とはゲーム差なしに縮まった。今季甲子園ワースト3万0566人の観衆も、21歳の熱投に歓声は鳴り止まなかった。猛虎の大エースへの道へ。藤浪が牙を研ぐ。 データBOX ◎…藤浪が26イニング連続無失点。完投勝利した5月14日のヤクルト戦(神宮)の二回に畠山に本塁打を浴びたのを最後に、同20日の巨人戦(甲子園)は完封。この日は延長十回まで無失点。球団記録は藤川球児の47回2/3(2006年)で、先発では小山正明の47回(1962年)。 ◎…藤浪は自己最多タイの13奪三振。2014年6月17日の日本ハム戦(甲子園)で八回を投げ、13奪三振。同7月15日の中日戦(ナゴヤD)も九回を投げ、13奪三振をマークしている。 ◎…交流戦開幕2連勝は2006年以来。そのときは2連勝でストップ。同年交流戦最終成績は3位(36試合21勝15敗)阪神・藤浪、自己最長の10回を投げ、最多タイの13Kでサヨナラ勝利呼ぶ (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)阪神・藤浪晋太郎投手(21)が楽天戦で今季交流戦初のマウンドに上がり、自己最長の10回を投げ、4安打無失点。打線の援護がなく4勝目はならなかったが、福留のサヨナラ本塁打を呼び込んだ。 3戦連続の完投勝利に向け、剛速球で楽天打線をねじ伏せた。ここまで両リーグ通じてトップの4完投を誇る右腕。前回20日の巨人戦(甲子園)では2安打に封じプロ3年目で初めて完封勝利を達成した。 この日も一回二死、枡田に左前打を浴び、続くペーニャに四球。一、二塁のピンチを背負ったが、後藤を153キロの真っすぐで空振り三振に仕留めた。二回には2者連続三振に斬るなど、三者凡退。三回には松井稼を四球で歩かせ、二盗を決められたが、後続を抑えた。十回に平然と155キロをマークするなど、球威は落ちず自己最多タイの13三振も奪った。阪神・中西投手コーチ(10回を投げた藤浪に)「八、九回と無難だった。その辺でばたばたしたら継投も考えたけど、余力があった」仙さん絶賛!阪神・藤浪は「わたしが見た中で最高の投球」 (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)楽天の星野仙一シニアアドバイザー(68)が27日、阪神-楽天(甲子園)でABCテレビの中継の解説を務めた。昨年限りで楽天監督を勇退してから初のテレビ解説では、古巣阪神に対しても熱い言葉を連発。特に藤浪を「わたしが見た中で最高の投球」と絶賛した。 「(球界のエースに)なれる。セの藤浪、パの大谷(日本ハム)というくらいの巨頭になっていくんじゃないか」。楽天での教え子、田中将大投手(現ヤンキース)を引き合いに“有言実行のススメ”も説いた。 一方で打線には「ちょっと情けない。この勝ち方で喜んでいてはダメ」と苦言を呈し、若手の台頭のなさを指摘。「若手を使うのを怖がっちゃいかん。勇気と覚悟をもって(育成と勝利)二兎を追わないと。江越らもどんどん使えばいい。(1軍に)上げたら冷蔵庫に入れちゃダメ。すぐ食べないと」と力説した。 解説終了後も「みんな(マスコミ)が勝て勝て言うから目先の勝ちにこだわっちゃうんだよ、俺以外の監督は」と和田監督に“奮起”を促し、球場を後にした。復帰の阪神・呉昇桓、藤浪の闘志受け取り今季初勝利! (セ・パ交流戦、阪神2x-0楽天=延長十一回、2回戦、阪神2勝、27日、甲子園)若きエースからバトンを受けたのは0-0の延長十一回だった。一死から藤田に左前打を許したが、後続を打ち取る。球威は十分。守護神・呉昇桓(オ・スンファン)は次のイニングも投げるのか!? ファンがやきもきし始めた時、福留の激弾が飛び出した。 「あの場面は点を取られてはいけないので、しっかり投げられてよかった」 じりじりするような両軍の0行進。十回まで4人の投手を使った楽天に対して、阪神は藤浪ひとりだったが、代打を送られる展開になって十回で降板。しかし、ここで勝負を決められず、あとはもう帰ってきた守護神に託すだけだった。 「迷惑をかけて申し訳なく思っていたよ」 23日のDeNA戦(横浜)を体調不良で欠場した。主力は誰が欠けても痛いが、ストッパー不在はより痛恨だ。急きょ、福原が抑えに回ったが、前日26日の岩田は9回完封。そして藤浪の10回0封…。先発陣の奮闘に応えるかのように、出番の回ってきたこの日は、きっちりといい仕事。サヨナラ勝ちで今季初勝利がついた。 ホテルで静養しているときもテレビ観戦は欠かさなかった。「試合は見ていたよ」と、ベンチには入れなかったがチームメートとともに戦っていた。投げ終えた後、藤浪と顔を合わせ、「ナイスピッチング」と声をかけ、力投をねぎらった。 和田監督も「もう大丈夫でしょう」と守護神の完全復活に太鼓判。韓国の至宝はこれから夏場に向けてフル回転する。
May 27, 2015
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また、福留がやってくれました!!!!何度、感動させれば気が済むのでしょう!!!!そして、今日のヒーローは、福留よりも10回0失点、13奪三振の藤浪!!ほんとうに、覚醒してからの藤浪は、3試合で1点しか取られていません。連続無失点回数は26イニングに伸ばしました!星野元監督も、矢野さんも、大絶賛していましたね!大谷よりもすごい!と3試合連続完投勝利、2試合連続完封勝ちをさせてあげたかった!!本当に、日本の宝となりました!!!!!1回表 【松井稼】 センターフライ 【藤田】 ショートフライ 【枡田】 レフトヒット 【ペーニャ】 フォアボール 【後藤】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 センターヒット 【荒木】 ピッチャー犠打 【マートン】 ファーストゴロ 【ゴメス】 センターフライ2回表 【嶋】 見逃し三振 【西田】 見逃し三振 【福田】 ライトファウルフライ2回裏 【福留】 見逃し三振 【上本】 ショートライナー 【伊藤隼】 右中間ツーベース 【鶴岡】 ショートゴロ3回表 【美馬】 空振り三振 【松井稼】 フォアボール 【藤田】 セカンドフライ ランナー松井稼が二盗 【枡田】 ピッチャーゴロ3回裏 【藤浪】 ショートヒット 【鳥谷】 キャッチャーゴロ 【荒木】 空振り三振 【マートン】 ショートゴロ4回表 【ペーニャ】 ショートゴロ 【後藤】 セカンドゴロ 【嶋】 ライトフライ4回裏 【ゴメス】 右中間ツーベース 【福留】 ライトフライ 【上本】 フォアボール 【伊藤隼】 ショートフライ 【鶴岡】 見逃し三振5回表 【西田】 レフト線ツーベース 【福田】 空振り三振 【美馬】 見逃し三振 【松井稼】 ファーストゴロ5回裏 【藤浪】 センターフライ 【鳥谷】 セカンドゴロ 【荒木】 見逃し三振 (投手交代)美馬 → 福山6回表 【藤田】 ファーストゴロ 【枡田】 フォアボール 【ペーニャ】 サードゴロ 【後藤】 センターヒット 【嶋】 見逃し三振6回裏 【マートン】 サードゴロ 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 ファーストゴロ7回表 【西田】 空振り三振 【福田】 空振り三振 【代打・伊志嶺】 ファーストゴロ7回裏 【上本】 ファーストゴロ 【伊藤隼】 空振り三振 【鶴岡】 センターフライ8回表 (守備交代)大和 センター 【松井稼】 レフトフライ 【藤田】 サードライナー 【枡田】 ショートフライ8回裏 (投手交代)福山 → 青山 【藤浪】 空振り三振 【鳥谷】 ショートゴロ 【荒木】 ショートゴロ9回表 【ペーニャ】 空振り三振 【後藤】 空振り三振 【嶋】 空振り三振9回裏 (投手交代)青山 → 松井裕 (守備交代)中川 ファースト 【マートン】 ファーストゴロ 【ゴメス】 サードゴロ 【福留】 センターヒット 【上本】 レフトフライ10回表 【西田】 空振り三振 【福田】 センターヒット 【中川】 サード併殺打10回裏 【大和】 レフトヒット 【鶴岡】 ピッチャー犠打 【代打・関本】 空振り三振 【鳥谷】 空振り三振11回表 (投手交代)藤浪 → 呉昇桓 【松井稼】 空振り三振 【藤田】 レフトヒット 【枡田】 ショートライナー 【代打・牧田】 セカンドライナー11回裏 (守備交代)森山 レフト (投手交代)松井裕 → 戸村 【荒木】 セカンドゴロ 【マートン】 セカンドゴロ 【ゴメス】 ライトヒット (代走)俊介 【福留】 センター2ランホームラン T2-0E■2015/5/27 試合結果対楽天 2回戦 甲子園楽|000 000 000 00|0神|000 000 000 02x|2勝:呉昇桓1勝0敗13S敗:戸村2勝4敗0SHR:福留ツーラン6号楽:美馬-福山-青山-松井裕-戸村神:藤浪-呉昇桓5/28の予告先発楽:菊池 保則神:サンティアゴ
May 27, 2015
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楽天にトドメ!虎・ゴメス、交流戦快幕号砲4号2ラン (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)甲子園の夜空を切り裂くド派手な花火をぶち上げた。ゴメスが7試合ぶりとなる4号2ランで、岩田の完封勝利を大きくアシストした。 「とにかくいい球がくれば、たたこうと思っていた。あの場面はいい感じで打球が伸びてくれたよ」 1点リードの五回だ。一死後、マートンが2安打目の右前打を放つと、G砲に出番が回ってきた。ボール球をしっかり見極め、フルカウントとした6球目。「変化球が多かったので『変化球かな』というのは頭にはあった」とフォークを狙い打ち。外角低めに太い両腕を伸ばし、強引にすくい上げた。高々と上がった打球は吸い込まれるように左中間スタンドへ。虎党の大歓声を浴びながら悠々とダイヤモンドを一周した。 昨季は交流戦で打率・233と苦しんだが、楽天戦に限れば、打率・357(14打数5安打)1本塁打3打点と好相性を誇るお得意様。交流戦は今季から対戦は3試合に。残り2試合だが、さらなる大暴れも期待できそうだ。 1、2打席目は四球を選んだけに、和田監督も「ゴメスの一発ですが、1、2打席目に低めを見極めができたことがつながった」と、打席で冷静に対応した主砲に賛辞を惜しまない。 この日の背番号「5」はひと味違った。「きょうはリラックスして打席のなかで、ボール球に手を出さないでいい球を打てた」とニッコリ。気分転換のワケは自身の登場曲にあった。この試合から母国・ドミニカ共和国のソロシンガー、Messiah Ft・Taliの「Commas(SpanishRemix)」に変更。ヒップホップ調の楽曲で「ことし3曲目だけど、好きな曲の内の一つだよ」と説明したが、実は、開幕3戦目の3月29日の中日戦(京セラD)にも登場曲を変更していた。その試合でも見事、ホームラン。「ただのラッキーだよ」と苦笑いしたが、大きなパワーになったことは間違いない。 「毎日、新しい1日という気持ちでこれからも毎試合臨んでいきたい」 これまで3勝6敗1分けだった交流戦の開幕試合をゴメスの一発で快勝。これからもガツンと重い一撃をお見舞いしていく。データBOX ◎…ゴメスの本塁打は5月17日の中日戦(ナゴヤD)で福谷から放って以来、7試合27打席ぶりの今季4号。甲子園では4月19日の巨人戦で高木勇から放って以来。昨季はチーム29試合目に4号を放っており、最終的には26本。今季は47試合目で、このままでいけばシーズン12本ペース。 ◎…交流戦での本塁打は昨年6月12日のロッテ戦(QVC)で涌井から放って以来。球団別では楽天2、オリックス、ソフトバンク、西武、ロッテから各1本を放っており、残るは日本ハムのみ。ちなみに昨季楽天戦は打率・357(14打数5安打)1本塁打3打点と好相性だった。犬鷲撃ちV打!福留、虎初4戦連続打点「うまく打球が抜けてくれた」 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)好調のバットがいきなり火を噴いた。福留が貴重な先制タイムリーで、チームに勢いをもたらした。 「うまく打球が抜けてくれた。振り切れたことがよかった」 一回二死一、二塁でカウント1-1から138キロの直球を打ち返した。打球は塩見のグラブの先をかすめて中前へ。「待っていても仕方ないので、振っていく中で、タイミングが合えばいいと思った」。初球はファウルとなったが、積極的に打ちにいく姿勢が好結果につながった。今季5号となるソロを放った22日のDeNA戦(横浜)から始まり、これで4試合連続打点をマーク。2013年の阪神移籍後では自己最長だ。 マートンが3番に移ったことで、福留は19日の巨人戦(甲子園)から再び5番に座っている。7試合で無安打に終わったのはわずか2試合。チャンスでの勝負強さが目立つ。23打点はゴメスの25打点に次ぎ、チーム2位。不動の4番の後を任された打者として、役割を十分に果たしてきている。今季チーム140得点のうち、48得点が2人で挙げたもの。この日も2試合連続のアベック打点で、3得点すべてをたたき出した。 「昔のことは忘れたよ」。試合後、先制タイムリーの第1打席を振り返る際、おどけてみせた38歳のベテラン。その笑顔が好調の証だ。データBOX ◎…福留の4試合連続打点は中日時代の2006年9月19日横浜戦(横浜)-28日横浜戦(ナゴヤD)の8試合連続以来、9年ぶり。自己最長は03年9月9日広島戦(尾道)-同19日横浜戦(横浜)10試合。プロ野球記録は86年バース(阪神)の13試合。 ◎…阪神のほか、巨人、中日、広島も交流戦開幕戦でパ・リーグ球団に勝利。交流戦開幕日にセ・リーグが勝ち越したのは2011年(3勝2敗1分け)以来4年ぶり。2勝差での勝ち越しはリーグ最多タイで、06年(4勝2敗)以来9年ぶり2度目虎・鳥谷、掛布超え球団単独6位1657安打「いい流れになった」 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)“掛布超え”で虎のレジェンドの仲間入りだ。鳥谷が一回、先発・塩見の内角ストレートを左前に流して通算1656本目のヒット。掛布雅之(GM付育成&打撃コーディネーター=DC)の通算安打数に並んだ。 「数字はとくに意識していなかった。勝てば、点が取れればいいんで。いい流れになった」 大和の投前犠打で二塁へ進み、福留の中前打で先制のホームを踏んだ。第2、3打席は三振に倒れたものの、先頭で迎えた七回の第4打席。初球だった。塩見の真ん中高めのスライダーをきれいにセンターに弾き返した。通算1657安打。かつてミスター・タイガースと呼ばれた男を一気に抜き去った。 球団単独6位。上にいる5人は和田豊を含めて、いずれも阪神の監督経験者だ。今季これで46安打。例年に比べると少しペースは遅いが、順調に行けば今季中にあと3つ順位を上げて3位にまで顔を出してきそうだ。 「鳥谷が少し元気になってきて当たりも出てきたので、そこが大きい。状態を上げてきて、打線を引っ張ってくれつつあるので、もっともっとやってほしい」 指揮官は鳥谷の状態アップを手放しで喜んだ。抜かれるのは大いに結構。いや、1日でも早く追い抜いてくれ-。そんな気持ちなのだ。 七回は一死一、二塁となって、ゴメスは左翼への大きなフライ。左翼・枡田が緩慢な動作で捕球態勢に入るのを見るや、二走・鳥谷は一気に三塁を陥れた。「相手は甲子園でそんなに試合もしてないし、大事に取ろうとしてたから」。得点にこそつながらなかったが、スキあらば…の姿勢の好走塁だった。 流れを変えるに格好の交流戦。これからも主将がぐいぐい引っ張る。阪神・関本、攻めて守ってグッジョブ「先発での出番は常に思ってるよ」 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)西岡が負傷リタイア。新井も今成もいない。お家の一大事に、ベテラン関本がきっちりグッジョブだ。「6番・三塁」で昨年8月14日の巨人戦(東京D)以来の先発。一回は一塁内野安打、三回は四球で出塁。守っては6つの三塁ゴロを無難にさばいた。「役割は十分果たせてる? それならいいけどね」。途中交代することなく九回までホットコーナーに陣取り、「疲れたわ、ひどく疲れた」と心地よい汗をぬぐった。「(西岡、新井の負傷と関係なく)先発での出番は常に思ってるよ」。これからも頼んまっせ!!阪神・マートン、5試合ぶり猛打賞 打率・258まで上昇 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)マートンが上り調子だ。5試合ぶりの猛打賞(3安打)でチームの勝利に貢献した。「きょうは(完封した)岩田がよかった。ナイスウィン!!」。三回、五回にはM砲らしい流し打ちを披露。一時は2割台前半まで沈んだ打率は4試合連続安打もあり、・25
May 26, 2015
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交流戦スッ斬り快幕や!虎・岩田、10奪三振4年ぶり完封4勝 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)虎快幕や! セ・パ交流戦が開幕し、阪神・岩田稔投手(31)が楽天戦で自身4年ぶりの完封勝利を挙げた。10奪三振を奪う快投。3年連続で交流戦初戦を落としていたチームに、これ以上ない勢いをもたらした。 最後の打者のフェンス際への飛球を中堅・大和がキャッチするのを見届けると、天を仰ぎ、両手でパンと叩いた。4年ぶりに味わう完封勝利。岩田の耳に、聖地の大歓声が心地よく響いた。 「懐かしいです。(最後の飛球は)越えんとってくれ。捕ってくれと思った」 最速143キロの重い直球を軸に、決め球のスライダーが冴えた。圧巻は四回。先頭の藤田を空振り三振に斬ると、松井を見逃し。4番・中川のバットも空を切らせ、3者連続三振に仕留めた。五回、七回と得点圏に走者を背負ったが、変幻自在の投球でチームトップの4勝目(2敗)を手にした。 「恥ずかしい投球はできなかった」。楽天先発・塩見は守口市立庭窪(にわくぼ)中学校出身の5学年下の後輩。試合前には地元の友人から「楽しみにしてるわ」とメールが来て、地元では「ちょっとしたフィーバーになっている」という注目の一戦だった。 現在も居を構える守口。1歩外に出れば、顔なじみの店が並ぶ。近隣には行きつけのラーメン店があり、時間を見つけては足しげく通っている。のれんには岩田のサインが書いてある。「岩田、頑張ってるよな!!」 それを見た近隣住民のエールが、さらなる力となる。甲子園で6連敗中だった楽天相手に3安打、10奪三振でシャットアウト。完封は2011年10月7日の横浜戦以来、1327日ぶり。2桁奪三振は12年7月11日の中日戦以来。地元の星が注目の守口ダービーを圧巻の投球で制し、地元を大いに盛り上げた。 前回19日の巨人戦(甲子園)は4回1/3を6失点で今季最短KO。オフから鍛えた臀部周辺の筋肉を利用し、体重を右足に乗せるフォームを理想としていたが、「前に乗り切れてなかった。しっかり乗れるように修正した」。ウオーミングアップ、キャッチボールから意識して下半身を使うことを徹底。フォームとともに、直球にも力強さが戻った。 129球の熱投は、チームにとっても大きい。守護神・呉昇桓が体調不良から復帰したばかりで、ベテラン福原と安藤もフル回転中と中継ぎの台所事情は厳しい。1人で最後まで投げ抜いた左腕に、和田監督は「それが大きいですね。1人で投げきってくれたので助かった」と最敬礼だ。 交流戦初戦勝利は4年ぶりで、和田阪神では初。「先制点を取ってもらえるまで、粘り続けたい」。交流戦は最高の形で幕開け。守口の星がここからチームを上昇気流に乗せる。 ★長男を野球好きに 岩田は7歳のサッカー党の長男を、野球に振り向かせるためにも奮闘している。オフに子どもとのキャッチボール専用グラブを作り、いつでも使えるようにキャンプ中から皮を柔らかくしていたが…。「ほとんどキャッチボールはできていないですね。サッカーが好きみたいで」。この日の熱投をみれば、長男は野球が大好きになるはずだ。虎・岩田、通算5度目2桁奪K 完封勝利も通算5度目 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)虎快幕や! セ・パ交流戦が開幕し、阪神・岩田稔投手(31)が楽天戦で自身4年ぶりの完封勝利を挙げた。10奪三振を奪う快投。3年連続で交流戦初戦を落としていたチームに、これ以上ない勢いをもたらした。 岩田が今季初となる2桁奪三振(10三振)。2桁奪三振は2012年7月11日の中日戦(甲子園)以来で自身通算5度目。自身最多は09年9月9日の中日戦(甲子園)の12三振。 岩田が今季初となる完封勝利。完封勝利は11年10月7日の横浜戦(現DeNA、横浜)以来で自身通算5度目。ちなみに完投は自身通算10度目。阪神・岩田が4年ぶり完封勝利!「抑えることしか考えていない」 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)交流戦1試合目の楽天戦に先発した岩田稔投手(31)は、4四球を与えながらも3安打10奪三振の完璧な投球で4年ぶりの完封勝利。4勝目(2敗)を挙げ、チームは交流戦を白星発進とした。 岩田は一回、二死から四球を出すも、4番・中川を三振に斬る上々の立ち上がりを見せると、四回まで無安打に抑える危なげないピッチング。五回に先頭の枡田に中前打で初ヒットを許すと、四球と三ゴロなどで二死一、三塁とこの日初めてのピンチを背負ったが、打者・塩見をフォークで空振り三振に仕留め、無失点で切り抜ける。七回に一死一、二塁の場面も嶋を見逃し三振、西田を三ゴロと落ち着いて対峙し、終わってみれば打者33人に129球を投げ3安打10奪三振で完封した。 お立ち台に上がった岩田は、4年ぶりの完封に「懐かしいですね」としみじみ。最後の打者・後藤の中飛を仕留めたシーンを「取ってくれっって感じでした」と笑顔で言うと、前回登板から「感覚は悪くなかった。自分の中で修正できた」と振り返った。この日の好投に「僕にしては三振を多く取れてよかった」と喜びながらも、ピンチについて「抑えることしか考えていないですよね」と淡々。最後は「きょうのように粘り続けて頑張ります」と宣言すると、ファンから熱い声援を受けた。和田監督(岩田に)「きょうはテンポが良かった。一人で投げきってくれたので、助かりました」阪神・中西投手コーチ(岩田に)「全球種が良かった。いろんな球をうまく使えていた」阪神・呉昇桓、体調もうOK「岩田が完封したのでよかった」 (セ・パ交流戦、阪神3-0楽天、1回戦、阪神1勝、26日、甲子園)23日に体調不良を訴え、離脱していた守護神・呉昇桓(オ・スンファン)が戦列復帰。3点リードのセーブ機会で九回を迎え、登板はなかったが「全然、体調は問題ない。きょうは岩田が完封したのでよかった」と笑った。クローザー不在の先週末の2試合は投手陣の起用法に制限がかかり、苦しい台所事情だっただけに、一安心だ。
May 26, 2015
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今日は鳥谷、マートン、ゴメスが良かったですね。ボールの見極めがしっかりできてましたけっこうラッキーな当りで、福留が先制!さらに、ゴメスがフォークを救い上げてツーランホームラン!!!今日の岩田は、すごく切れてました!!4回、2番、3番、4番を三連続三振!!!最後、無死のランナーもサードゴロと空振り三振!!サードファウルフライは、難しかったけど、関本届かず。。。その後のセンターへの大飛球!!!やばい入ったか??これをフェンス直前で大和が捕って試合終了!!!!今シーズン一番の安定感の岩田が、今期初完投!初完封!!!1回表 【福田】 空振り三振 【藤田】 ショートゴロ 【松井稼】 フォアボール 【中川】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 レフトヒット 【大和】 ピッチャー犠打 【マートン】 空振り三振 【ゴメス】 フォアボール 【福留】 センタータイムリーヒット T1-0E 【関本】 ファーストヒット 【上本】 ショートゴロ2回表 【枡田】 ショートフライ 【後藤】 センターフライ 【嶋】 セカンドゴロ2回裏 【鶴岡】 フォアボール 【岩田】 ピッチャーフライ 【鳥谷】 見逃し三振3回表 【西田】 サードゴロ 【塩見】 サードゴロ 【福田】 フォアボール ランナー福田が二盗アウト 【藤田】 途中終了3回裏 【大和】 ピッチャーゴロ 【マートン】 ライトヒット 【ゴメス】 フォアボール 【福留】 ファーストファウルフライ 【関本】 フォアボール 【上本】 空振り三振4回表 【藤田】 空振り三振 【松井稼】 見逃し三振 【中川】 空振り三振4回裏 【鶴岡】 ファーストファウルフライ 【岩田】 空振り三振 【鳥谷】 空振り三振5回表 【枡田】 センターヒット 【後藤】 センターフライ ランナー枡田が二盗 【嶋】 フォアボール 【西田】 サードゴロ 【塩見】 空振り三振5回裏 【大和】 センターフライ 【マートン】 ライトヒット 【ゴメス】 左中間2ランホームラン T3-0E 【福留】 見逃し三振 【関本】 見逃し三振6回表 【福田】 ショートゴロ 【藤田】 空振り三振 【松井稼】 空振り三振6回裏 【上本】 空振り三振 【鶴岡】 見逃し三振 【岩田】 見逃し三振7回表 【中川】 フォアボール 【枡田】 レフトフライ 【後藤】 ライトヒット 【嶋】 見逃し三振 【西田】 サードゴロ7回裏 【鳥谷】 センターヒット 【大和】 ピッチャー犠打 (投手交代)塩見 → 武藤 (守備交代)山崎 サード 【マートン】 サードヒット 【ゴメス】 レフトフライ 【福留】 サードファウルフライ8回表 【山崎】 サードゴロ 【福田】 ライトフライ 【藤田】 セカンドフライ8回裏 【関本】 セカンドゴロ 【上本】 センターヒット ランナー上本が二盗アウト 【鶴岡】 空振り三振9回表 【松井稼】 ライトヒット 【中川】 サードゴロ 【枡田】 空振り三振 【後藤】 センターフライ9回裏■2015/5/26 試合結果対楽天 1回戦 甲子園楽|000 000 000|0神|100 020 00x|3勝:岩田4勝2敗0S敗:塩見2勝2敗0SHR:ゴメス ツーラン4号楽:塩見-武藤神:岩田5/27の予告先発楽:美馬 学神:藤浪 晋太郎ゴメス選手 5回裏 左中間第4号ツーランホームラン打ったのはフォーク。初回以来、点を取れていなかったところで一発が打てたし、自分としても久々にホームランを打ててよかったよ。気分を変えて、打席に入るときの登場曲を変えてみたんだけど、それもいいように影響してくれたのかもしれないね。(今日から登場曲を変更しています。新しい登場曲はMessiah Ft. Tailの「Commas(Spanish Remix)」という曲です。)福留選手 1回裏 センター先制タイムリーヒット打ったのはストレート。いいところに抜けてくれました。
May 26, 2015
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呉昇桓の分まで!虎・能見、同点許すも9回投げきり1カ月ぶり3勝目 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)淡々と腕を振る姿に、アクシデントに動じる様子はなかった。苦しい試合での粘りはさすが。先発の能見が9回を投げきって、約1カ月ぶりの3勝目をつかんだ。 「自分の仕事をしっかりして、1人1人を抑えようと思っていました。とにかく勝ててよかったです」 抑えの呉昇桓を体調不良で欠く状況で、1点リードの九回もマウンドへ。先頭・筒香のゴロを一塁・荒木が後逸(記録は二塁打)。一死後にバルディリスに同点打を許したが、後続を打ち取って逆転は阻止した。直後に味方が勝ち越して勝利投手。9回6安打2失点、113球が報われた。 「マウンドにうまく合わせられなくて(捕手の)藤井さんも苦労した。八回くらいが一番よかった。力むとすぐに高めに浮くから気をつけないと」 今季初の横浜は昨季3試合で1勝0敗、防御率4・34。どちらかというと苦手な球場だ。それでも、中盤から対応した。中西投手コーチは「最初よくなかったけど、途中から直球主体にしてよくなった」。内角に積極的に直球を投げ込み、四回から八回は1安打に封じた。 試合後は首脳陣やチームメートが次々に口にした。「能見に勝ちがついてよかった」。自身の3連敗を止めて、4月26日の広島戦(マツダ)以来の白星。5敗と黒星先行も、同戦の完封などキラリと光る勝利は目立つ。和田監督は「粘ってね。それがあっての勝ち投手。勝ちがついたりつかなかったりしているけど、安定していい投球をしてくれている」と、労った。 ストッパー不在を救ったのは、紛れもなくベテラン左腕。今季はエースの座を自ら退いたが、頼もしさは健在だ。虎緊急事態…呉昇桓、体調不良で欠場 藤浪までがブルペン待機 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)阪神・呉昇桓投手(32)が体調不良を訴え、23日のDeNA戦を欠場した。ベンチ入りメンバーには登録されたが、試合前に横浜市内の病院で診察を受けた後、宿舎で静養。チームは終盤に競り勝ったものの、守護神不在の戦いに大きく苦戦した。 ウオーミングアップの開始直後にベンチ裏がざわついた。わずか数分で、絶対的ストッパーが動くのをやめた。呉昇桓が体調を崩して欠場。チームに緊張感が漂った。 「(呉は)投げられたら投げさせているよ。体調不良だな」 中西投手コーチは苦笑いした。勝ったからよかったものの、あわや大誤算だ。練習開始直後に異変を訴えた呉は、トレーナーとともにそのまま車で横浜市内の病院へ向かった。ベンチ入りメンバーには名を連ねたものの、実際にいたのは球場の外。締めを任せられる投手が不在のブルペンは、見た目以上に苦しかった。 1点リードの九回は、本来なら昨年のセーブ王で、今季リーグ3位の13セーブをあげているクローザーの出番だ。102球を投じていた能見が続投して同点に追いつかれた。延長十回に勝ち越したが、直後の守りも油断はできない。福原が三者凡退に抑えて事なきを得たが、9番の黒羽根から上位につながる打順。同コーチは「最後は3人くらい使ってもいいつもりだった」と振り返った。 終盤には登板予定のない藤浪までがブルペンに向かった。山口投手コーチは「7人目がいたら、6人を使えるから」と、説明。アクシデントに備え、通常は6人のリリーフをすべて投入することは難しい。ただ、この日は最悪の事態に備えてベンチ入りしていた先発右腕がバックアップ。それほど苦しい戦いになる可能性を残していた。 前日22日には、西岡が右肘を痛めて離脱したばかりとあって、不穏な空気が生まれるのは当然。和田監督は「大ごとではないけど、きょうは投げられなかったということ。あしたの朝の様子をみる」と話し、肩肘などの故障は否定。中西コーチも「あしたは大丈夫」と、すぐにでも復帰させるつもりだが、コンディショニングなど不安は残る。守護神もチームも“軽症”で済むことを祈るばかりだ。“代役”虎・福原、2年ぶりS「能見に勝ちがついて本当によかった」 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)呉昇桓の代役を務めた福原が延長十回に2点リードを守って、2年ぶりのセーブを挙げた。「能見に勝ちがついて本当によかった。それだけです」。前日のサヨナラ負けと同じ「9番・黒羽根」からの打順を三者凡退に抑えた。最後は代打・後藤から直球で空振り三振を奪ってガッツポーズ。前夜の雪辱を果たした。
May 23, 2015
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何もかも救った!阪神・福留、負の連鎖吹き飛ばす満塁V打 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)何もかも救った! 阪神・福留孝介外野手(38)がDeNA戦の延長十回二死満塁から、中前への2点打で試合にケリをつけた。前夜のサヨナラ負けの嫌な流れを断ち切り、力投をみせた能見篤史投手(35)に白星をプレゼント。頼れるベテランが一振りで重苦しいムードを吹き飛ばした。 38歳の福留がほえた。野獣のように感情をむき出しにした。スコアボードに「2」が刻まれると広げた両手をすくうようにぶつけ、ガッツポーズ。山脇コーチと激しいハイタッチを展開した。 「四球、四球でのチャンスだったから。向こうは苦しいだろうし、心理的にもストライクをとりたいだろうと。待つ必要はない。最初からどんどんいこうと思っていた」 勝利目前の九回に追いつかれ、嫌なムードが漂った延長十回。3走者(鳥谷、大和、荒木)すべて四球という、4番手右腕・安部の乱調に助けられての二死満塁の絶好機だった。初球の外角球を狙った。鋭い打球が中前に抜け、二走・大和も生還した。 「能見になんとか勝ちを付けたいという思いもありましたし。その前に、守備でも荒木がなんかあったりしたけど、そういうのも全部助けられたんで良かったです」 西岡が右肘の筋挫傷で登録を抹消され、呉昇桓は体調不良で試合前に病院直行。練習中には大ごとにはならなかったものの上本がノック中に右手を負傷し、ヒヤリとさせられるシーンもあった。守護神不在の中、粘投を続ける能見も九回に一塁・荒木の後逸(記録は二塁打)もあって同点に追いつかれた。十回一死三塁の好機で、俊介がスクイズ失敗。守備固めなどで、マートンもゴメスも既にベンチに…。そんな負の連鎖を、ベテランの一振りが吹き飛ばした。 今季は契約切れとなる3年目。左膝手術、鎖骨&肋骨骨折などツギハギだらけの虎人生を強いられたからこそ今、練習できる喜びを感じている。 甲子園でナイターが行われる日は、練習開始まで4時間以上もある午前10時すぎに球場入り。ビジターのときも宿舎で午前7時ごろには起床し「いろいろ、やるよ」とルーティンをこなす。松葉づえを手放せなかった2013年、せきをするたびに体に激しい痛みが走った昨年とは異なり、自らブレーキをかける必要はほぼない。 ヒーローインタビューで状態について問われると「ボチボチ」と笑ったが、12球団ワーストのチーム本塁打「19」の中で最多5発をマークする“本来の姿”を取り戻せたのは、やはり人一倍の練習量があるからに他ならない。 九回の一時勝ち越しの犠飛を含む3打点の活躍。前夜5点差を逆転され、サヨナラ負けを喫しただけに和田監督は「気持ちは入っとった!」とたたえた。そう、選手たちの心は折れていない。そんなヤワじゃない。福留も今の状況が悔しくて、もどかしくて仕方がない。だからいう。 「明日もしっかり勝てるように頑張ります」 第3戦は交流戦前の最終戦。妥協を許さぬ職人だからこそ、言葉に重みがある。★的確パパの助言 僕の長男・遥斗(4)が今月から幼稚園に通うことになった。その直前になって「ママとバイバイしないといけないからいきたくない」(パパといってくれないのが少し悲しいが…)とやはり言い出し、福留さんに相談した。 「『ハイ、いってらっしゃーい。バイバイ!』ってお前が送り出さないからや」。あれやこれやと選択肢を考えるのではなく、先輩パパからのアドバイスは的確の一言。その通りすると、子どもの順応力ってすごいものだ。初日から喜んで通っている。「な、いったやろ。そのうち『パパ、今度はいつ(家に)くるの?』っていうからさ」。若手、中堅が福留さんに教えを請うのが、ちょっぴりわかる気がする。鳥谷、延長十回V呼ぶ“鬼迫”ヘッド!虎将「非常にいい判断」 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)勝利を呼び込む“気迫”のヘッドスライディングだった。鳥谷が走塁で魅せた。本人は「気迫」ではなく、瞬時に判断した冷静なプレーだった-と強調したが、重苦しい虎ベンチを熱くさせたスライディングだった。 「距離もあったし、(捕手黒羽根の)ボールが浮いていたんで…。低くいけたらと」 2-2の延長十回一死から四球で出塁。続く俊介の1球目。4番手・安部のワンバウンド投球を黒羽根が捕球できず、ボールはバックネットに当たり、一塁ベンチ方向に転がった。これはいける-。二塁ベースを蹴り、三塁へ足からではなく頭から滑り込むと、このあと福留の一打で、勝ち越しのホームを踏んだ。「本当は、もっと早い回に(得点)できればいいと思ったが…。先発投手(能見)に勝ちをつけられてよかったと思う」 自分のことにはクールだったが、能見の話題になると声を弾ませた。呉昇桓が欠場し、9回を投げた能見に3勝目をプレゼントできたことのほうがうれしかった。 打のヒーローは福留だったが、和田監督も「走れる選手が1つでも前にという気持ちがね。非常にいい判断もして…。今は、簡単に点が取れないから、そういうことが大事になってくるね」と主将の“気迫”のヘッドスライディングをたたえた。 21日の巨人戦(甲子園)では決勝打、前日は本塁打を含む3安打、そして、この日は初回に左前打で先制をアシストするなど2得点。3試合連続で存在感を示した。西岡の離脱は痛いが、まもなく開幕から2カ月。主将が本来の姿を取り戻しつつある。虎にとって明るい材料だ。 阪神・荒木、九回好走塁も痛恨拙守「投手に申し訳ないです」 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)同点の九回に代走で出場した荒木が勝ち越しを呼んだ。「(盗塁は)『いけたらいけ』ということだったので。自分でいけると思いました」。先頭で四球を選んだゴメスに代わって登場。二盗で捕手・高城の悪送球も誘って三塁へ。福留の犠飛で生還した。ただ、一塁守備に入って九回先頭の筒香のゴロを後逸。記録は二塁打も打球に追いついてはいた。「あれがなければすんなりいったかもしれない。投手に申し訳ないです」と反省した。虎・マートン、3番座ってから打率・375「違和感なくやれている」 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神=延長十回、7回戦、DeNA5勝2敗、23日、横浜)マートンが一回に先制パンチをお見舞いした。一死二塁で井納の外角スライダーを振り抜き、右翼への適時二塁打。7試合ぶりの打点を挙げた。「チームの勝利に貢献するバッティングをしたいと思っているし、それがいい結果につながっている」。20日の巨人戦で今季初めて3番に座ってから4試合で打率・375(16打数6安打)と好調キープ。「アメリカ時代もずっと3番だった。違和感なくやれているよ」と笑顔で話した。
May 23, 2015
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ホームゲーム連勝中の好調DeNA好投能見が8回を筒香のタイムリー1点に抑える好投9回、井納が、いきなり、マウンドを降り。。。前のイニング、かなりボールが暴れだしたので何かあったのか。。。途端、ゴメスにフォアボール代走荒木が盗塁!逸らす間に三塁に!!!福留が犠牲フライ!!これで勝ち越し!その後のチャンスがつぶれいやな感じはしましたが能見だから大丈夫だろうと。。。しかし、先ほどのヒーロー荒木が筒香の強烈なファーストゴロを逸らし。。。無死2塁のピンチ。。。ロペスは抑えたもののバルディリスがレフト線にツーベース。。。また、サヨナラかも。。。しかし、能見はふんばりました!これに応え、10回マウンドに上がった安部が!1死から鳥谷にフォアボール!そして走って、さらにワイルドピッチで3塁に!もう安部はボロボロ。。。しかし、それを俊介が助けてしまう。。。スクイズ失敗の上に、3-1から真ん中を見逃しフルカウントからボールに手を出して三振。。。マートンもゴメスも、すでにベンチ。。。ここで、大和との勝負は逃げて、フォアボール先ほどミスの荒木。。。ここで、ストライクが入りません。。。とうとう満塁になって、先ほど犠牲フライの福留!いっぱいいっぱいの安部のボールをセンター前に!!この2点を福原が三人で切って能見に勝ち星がつきました!!!!1回表 【鳥谷】 レフトヒット 【俊介】 ピッチャー犠打 【マートン】 ライト線タイムリーツーベース DB0-1T 【ゴメス】 ショートゴロ 【福留】 ファーストファウルフライ1回裏 【石川】 サードゴロ 【飛雄馬】 レフト線ツーベース 【井手】 フォアボール 【筒香】 レフトフライ 【ロペス】 サードゴロ2回表 【上本】 セカンドゴロ 【新井】 空振り三振 【藤井】 ショートゴロ2回裏 【バルディリス】 セカンドゴロ 【荒波】 フォアボール 【高城】 ファーストゴロ 【井納】 空振り三振3回表 【能見】 センターヒット 【鳥谷】 セカンドゴロ ランナー鳥谷が二盗 【俊介】 空振り三振 【マートン】 サードゴロ3回裏 【石川】 レフトヒット 【飛雄馬】 キャッチャー犠打 【井手】 センターフライ 【筒香】 レフトタイムリーヒット DB1-1T 【ロペス】 サードゴロ4回表 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 見逃し三振 【上本】 見逃し三振4回裏 【バルディリス】 ショートゴロ 【荒波】 ピッチャーライナー 【高城】 ショートゴロ5回表 【新井】 サードゴロ 【藤井】 ショートゴロ 【能見】 空振り三振5回裏 【井納】 見逃し三振 【石川】 キャッチャーファウルフライ 【飛雄馬】 サードゴロ6回表 【鳥谷】 ショートゴロ 【俊介】 サードゴロ 【マートン】 ライト線ヒット ワイルドピッチ 【ゴメス】 ファーストゴロ6回裏 【井手】 セカンドフライ 【筒香】 ライト線スリーベース 【ロペス】 セカンドフライ 【バルディリス】 レフトフライ7回表 【福留】 センターフライ 【上本】 セカンドゴロ 【新井】 センターヒット (代走)森越 【藤井】 ショートゴロ7回裏 【荒波】 センターフライ 【高城】 空振り三振 【井納】 見逃し三振8回表 【能見】 セカンドゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【俊介】 ピッチャー犠打 【マートン】 空振り三振8回裏 【石川】 ショートゴロ 【飛雄馬】 空振り三振 【井手】 サードゴロ9回表 (投手交代)井納 → 田中 【ゴメス】 フォアボール (代走)荒木 ランナー荒木が二盗 【福留】 レフト犠牲フライ DB1-2T 【上本】 左中間ツーベース (投手交代)田中 → 長田 【代打・関本】 キャッチャーフライ 【藤井】 ショートゴロ9回裏 (守備交代)大和 センター 【筒香】 ライト線ツーベース 【ロペス】 サードゴロ 【バルディリス】 レフト線タイムリーヒット DB2-2T (代走)白崎 【荒波】 サードゴロ 【高城】 セカンドライナー10回表 (投手交代)長田 → 安部 (守備交代)黒羽根 キャッチャー 【代打・伊藤隼】 ファーストゴロ 【鳥谷】 フォアボール ワイルドピッチ 【俊介】 空振り三振 【大和】 フォアボール 【荒木】 フォアボール 【福留】 センター2点タイムリーヒット DB2-4T (投手交代)安部 → 小杉 【上本】 フォアボール 【関本】 ショートゴロ10回裏 (投手交代)能見 → 福原 【黒羽根】 セカンドゴロ 【石川】 ショートゴロ 【代打・後藤】 空振り三振マートン選手 1回表 ライト線へ先制タイムリーツーベースヒットアウトコースのスライダーを逆らわずに上手く打つことが出来ました。先制出来て良かったです。
May 23, 2015
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G倒V撃!“悩める主将”虎・鳥谷が決めた「横山に勝ちを」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)悩めるキャプテンが決めた!! 阪神は八回、13打席ノーヒット&3打席連続三振中だった鳥谷敬内野手(33)が決勝打を放ち、2-1で逆転勝利。宿敵巨人に今季4カード目にして初の勝ち越しを決めた。交流戦前、最後の甲子園を2連勝で飾り、さあ、22日から首位DeNA戦(横浜)だ!! 甲子園が、この瞬間を待っていた。たまりにたまった虎党の雄叫び。最高潮へと導くスイッチを主将が押した。大歓声に負けない、力強い打球音とともに、白球が芝の上を走る。みんながつないだ勝利へのバトンを、鳥谷がゴールへ運んだ。 「前の3打席を忘れて、何とか打ちたいと思いました。(前の打者の新井)良太が同点の犠飛を打ってくれて、楽な気持ちで入れました」 八回、1-1の同点とし、なお二死一、三塁。2012年4月4日のヤクルト戦(神宮)以来という3打席連続三振の屈辱を味わって、迎えた4打席目だった。巨人・マシソンの高め149キロを仕留め、一、二塁間を破る勝ち越し打。七回まで1安打の打線が、代打攻勢で追いついたワンチャンスを逃さなかった。 「終わってみれば、あそこで打ててよかった。本当は横山がいい投球をしていたから勝ちをつけたかったけど、チームが勝ててよかったです」 デビュー戦のドラフト1位・横山雄哉投手(新日鉄住金鹿島)が7回1失点。新人がプロ初登板初先発勝利を巨人戦で挙げれば球団初という快挙は援護できず。しかし2連勝で、今季4カード目で初のG戦勝ち越しを決めた一打は、自身にも貴重な1本となった。 実に14打席ぶりの快音、9試合ぶりの打点。打率は・226、得点圏打率も・172と低迷する。昨季まで11年間、平均打率・285、同得点圏打率・298の男には信じられない数字だ。1番で始まった今季は3番に戻り、前日から再び1番。チーム打率・227の貧打線の中で、不動の主将ももがいてきた。 脇腹を痛めているともいわれるが、苦しいときこそ、真骨頂。近い関係者との食事の席でポリシーを語っていた。「休む方法もあるけど、そのときはよくても後につながらない。1年が終わったときに強くならない」。求めるのは長いスパンでのパフォーマンスだ。試合前練習を終えた選手がひと息つくかたわら、そのままトレーニング室へ直行。「まだやるの!?」の声が漏れる中、必死に汗を流している。 そんな主将だからナインがついていく。お立ち台で新井が「男だと思いました」と称えた。和田監督も「苦しんでいたと思うが、元の姿になってくれるでしょう。キッカケになる1打席」と、大きくうなずいた。 「この1試合で終わらず、自分も1本で終わらずに貢献したい。あしたから首位(DeNA)が相手ですが、この勢いで3つ勝てるように頑張ります!」。お立ち台で鳥谷が誓った。借金は3。横浜で、交流戦前に借金を完済する。自身もチームも「完全復活」してみせる。 データBOX◎…阪神は巨人に開幕から4カード目で、初めて勝ち越した。昨年は3カード連続負け越しで終わっており、7カードぶりの勝ち越しとなった ◎…鳥谷が八回に14打席ぶりの安打を放った。今季の最長ノーヒットは19打席で、過去最長は2012年の24打席虎将の勝負手に応えた!新井、同点犠飛「一発で打ててよかった」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)犠飛には十分だった。0-1の八回一死満塁、代打・新井がマシソンの149キロ直球を中堅に弾き返す。上本がタッチアップで生還。代打4連発のアンカーが、待望の「1」をスコアボードに刻んだ。 「真っすぐが速い投手。一発で打ててよかった。たくさん活躍できていないので、しっかり練習して、頑張ります」 0-1の八回だった。先頭の福留が二塁内野安打で風穴を開け、マイコラスを降板させた。代走には上本。そして相手が山口を選択すると、和田監督は伊藤隼に代打・俊介。俊介が犠打を決めた後は、荒木に関本を投入(四球)。マシソンにスイッチとなれば鶴岡に狩野(死球)と惜しむことなく代打をつぎ込んだ。「ベンチから出ていく各選手が最高の仕事をしてくれた。良太もそうだし、俊介のバントにしても」と和田監督。新井には「上を向かずに、低い弾道を打つイメージでいけ」と直接アドバイスをして送り出していた。 初対戦だったマイコラスに対し、前日と同じオーダーを組んだが、七回まで伊藤隼のポテンヒット1本のみ。ここ5試合0→1→0→1→2点という貧打は、相変わらずだ。それでも、攻めのタクトで選手を鼓舞し、なんとか勝利をつかんだ。 逆転白星は15日の中日戦(ナゴヤD)以来。新外国人のサンティアゴが初勝利を挙げた試合だ。あのときも0-1の八回に試合をひっくり返した。この気持ちだ。この集中力だ。 きょうからは首位DeNA戦。新井は「勢いのあるチーム。しっかりと準備をして勝利に貢献したい」と力を込めた。本調子を欠く今だからこそ束になるしかない。全力疾走!虎・福留、逆転劇呼んだ内野安打「足もげそう」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)横山の黒星を消した八回の逆転劇。導火線に火をつけたのは福留だった。初対戦で打ちあぐねていたマイコラスから先頭で二塁強襲の内野安打。必死に走ってベースを駆け抜けた。 「なんとか出ようというか、ルーキーがあれだけ必死に投げていたのに、僕たちが何もしないわけにはいかなかった」 試合後藤井に「福留、全力疾走!!」と冷やかされた38歳のベテランは「足がもげそうだった。足がどっか飛んでいきそうだった」と笑っていた。阪神・俊介、1球できっちりバント成功「しっかり仕事ができた」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)俊介が仕事を果たした。1点を追う八回無死一塁で代打出場し、1球で投前犠打を決めた。「しっかり仕事ができて、こういう形になってよかった」。今季もチームとしてバント失敗が目立つなか、これで7回すべて成功。いぶし銀の働きで逆転勝利に貢献した。
May 21, 2015
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D1横山、7回1失点“鮮烈デビュー” 虎将も絶賛「次も使いたい」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)勝ち星という勲章はつかなくとも、“鮮烈デビュー”にふさわしい投球だった。プロ初登板初先発の横山が7回101球、6安打1失点の力投をみせた。 「チームが勝てたのが僕のなかでは一番。最初、緊張してましたが、初回が終わった後は、楽になりました」 0-0の五回二死二、三塁のピンチでは、大田に146キロを内角低めに投げ込み、空振り三振。思わず絶叫し、「ファームではそんなことなかったんですけど、(叫び声が)出ちゃいました」とはにかんだ。 即戦力ドラ1の期待を受けながら「左胸鎖関節の炎症」で新人合同自主トレから出遅れ、2軍暮らし。焦りもあった。ドラフト後は連日スポーツ紙の1面級だったが、キャンプが始まればD2位・石崎剛投手(新日鉄住金鹿島)やD3位・江越大賀外野手(駒大)らが1軍で猛アピールした。 「自分、最近新聞に名前も出ないですよね…」キャンプ中に思わずこぼれた言葉は、本音だった。人気球団の洗礼。突き落とされるような“疎外感”を味わった。それでも、屈辱からはい上がる経験は、これまでも何度もしてきた。 山形中央高では2年時に春夏の甲子園に出場したが、初戦敗退。プロ志望届を出したが、声がかからなかった。「野球、やめようかな」。両親に漏らしたこともある。そこから新日鉄住金鹿島の門を叩き、夢のプロ野球選手になった。 精神面の成長を地元・山形の父・康則さん(48)も証言する。高校から社会人に進む際の「不安そうな顔」が忘れられなかったが、今年1月、入寮を見送った山形空港で、別れ際のひと言に驚いたという。 「ワクワクする。楽しみしかないよ」 逆境にもめげず、つかんだ甲子園のマウンド。和田監督も、「きょうの投球をみせられたら次も使いたいという気持ちになる」と絶賛。次回は28日の楽天戦(甲子園)での登板が有力だ。 「自信にもなりましたし、課題はあるけど、どんどん勝負していきたい」 山形から駆けつけた両親や親類、そして虎党の目に、しっかりと焼き付けた背番号「15」。大きな一歩を踏み出した。 (山口大輝) 横山について阪神・中西投手コーチ 「直球に力があった。(右打者への)内角はカット気味で威力があった。カーブで緩急もつかえたし、7回を投げられたのは大きい。(次の機会は)当然、当然」★休みもらい応援 横山の父・康則さんは母・昌子さん(56)や親戚らとスタンドから声を枯らし、「ドキドキしましたね、やっぱり。仕事は(登板が)決まってすぐ休みをもらいました」と息子の活躍に目を細めた。前日20日に通話アプリ「LINE」で「自分のピッチングをして、頑張れよ」とエールを送ると、「頑張りまーす」と返信があったそうだ。横山 雄哉(よこやま・ゆうや) 投手。1994(平成6)年2月21日生まれ、21歳。山形県出身。小2から野球を始め、山形中央高では2年時に春夏連続で甲子園に出場(ともに初戦敗退)。2012年、新日鉄住金鹿島に入社。14年に行われた21UW杯では準優勝に貢献した。15年D1位で阪神入団。1メートル83、84キロ。左投げ左打ち。年俸1500万円。背番号「15」阪神・高宮、逆転呼び込む好リリーフで2勝目 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)高宮が好救援で今季2勝目を挙げた。2番手で八回に登板すると、スライダー、シュートを巧みに散らして1回ゼロ封。その裏の逆転を呼び込んだ。これで、3試合連続無失点。防御率2・53と安定した数字を残し、貴重な左のセットアッパーの役割をこなしている。虎・呉昇桓、G橋本リベンジK斬りもヒヤヒヤ13S「絶対抑えようと」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)虎党をヒヤヒヤさせたが、本人は涼しい顔だった。ピンチを作ってもホームベースは許さない。1点リードで迎えた九回二死二、三塁。呉昇桓(オ・スンファン)が、渾身の144キロ内角低め直球で代打・橋本を見逃し三振。今季13セーブ目をあげた。 「チームが勝ってよかったです」 先頭の長野に152キロ直球を右前打。Gの切り札、代走・鈴木尚が登場し、一瞬、あのときの悪夢が脳裏をかすめた。 4月19日-。同じ甲子園、同じ1点リードの九回、先頭の代打・高橋由に初球を安打され、代走・鈴木尚。代打・橋本に初球を中越え適時二塁打され、わずか2球でセーブに失敗。その日以来の巨人戦の登板だった。 「前回打たれてしまったので絶対に抑えようと思っていた」 韓国の至宝のプライドがうずく。しかし闘志は燃えたぎりながら、心は落ち着いていた。マウンドに来た西岡に「足が速いよ」と声をかけられ、けん制で警戒。代打・堂上は133キロフォークで空振り三振に斬った。 一死一塁から代打・高橋由には粘られて、多投したフォークを中前に運ばれた。だが、代打・阿部は149キロ直球で詰まらせ、一ゴロで二死二、三塁。最後は橋本にリベンジだ。 虎2年目を乗り切るための準備も着々。夏場に向けて甲子園のアルプス席の階段ダッシュに励み、昇降運動で下半身の強化を怠らない。昨年タイトルを獲得したメッセンジャー、マートン、ゴメスの成績がなかなか上がらない中、守護神まで足踏みはできない。 5月15日の中日戦(ナゴヤD)以来、6日ぶりの登板。「問題はなかった」というが、2安打を許し一打逆転の状況を作ったのは、大きな反省材料だ。「打たれたのは全部失投だった」。冷や汗と無縁のエンディングを虎党は待っている。 (大沢謙一郎)阪神・呉昇桓の前回巨人戦での救援失敗VTR 4月19日の甲子園。3-2の1点リードの九回に3番手として登板。先頭の代打・高橋に初球を中前打。続く、橋本への初球も右翼へ適時二塁打を浴び、わずか2球で同点に。今季初の救援失敗となり、試合も延長十一回に安藤が2点を奪われ、3-5で逆転負けした。鶴岡、連日の若トラ好リード「『1球も抜くな』とだけは伝えた」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、11回戦、巨人7勝4敗、21日、甲子園)鶴岡が横山を好リード。序盤は直球主体の組み立てでG打線をねじ伏せ、7回1失点の快投を支えた。「何で(評価されて)プロに入ったか。真っすぐだから。思い切って腕を振らせることだけを考えた。『1球も抜くな』とだけは伝えた」。前日20日も藤浪をプロ初完封に導くなど、ベテランが縁の下の力持ちになっている。
May 21, 2015
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ドラフト1位の横山が初登板!!最近のルーキーも活躍してますが、横山の投球を見ると、スケールが違うなって感じがしました。左で150km/h近い速球がビシバシ決まり、カーブも良かった!なんといっても、気持ちが強い!!これは、活躍しそうですね!!将来の左のエースになりそうな予感がします!マイコラスも良かったですね。。。あの縦のカーブは、なかなか打てないですね。。。速球との緩急がすごい。。。マイコラス、山口、マシソンの継投が仇となりましたね。。。福留執念の内野安打のあと、山口から代打俊介が送りバント、代打関本がフォアボール!代打狩野のところで、マシソン。。。満塁になるデッドボール!!満塁から良太がセンターへの犠牲フライで同点!!そして、三三振の鳥谷が、綺麗にひっぱって逆転!!!!呉昇桓がピンチを作るも、最後は橋本を三振!!次こそ、横山に勝ち星を!!!!!1回表 【大田】 セカンドライナー 【片岡】 セカンドフライ 【亀井】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 空振り三振 【西岡】 空振り三振 【マートン】 ファーストゴロ2回表 【坂本】 ライトフライ 【アンダーソン】 サードゴロ(エラー) 【井端】 ショートゴロ 【長野】 見逃し三振2回裏 【ゴメス】 ショートゴロ 【福留】 セカンドゴロ 【伊藤隼】 セカンドゴロ3回表 【相川】 ライトフライ 【マイコラス】 セカンドゴロ 【大田】 空振り三振3回裏 【荒木】 空振り三振 【鶴岡】 空振り三振 【横山】 ショートゴロ4回表 【片岡】 センターヒット ランナー片岡が二盗アウト 【亀井】 フォアボール 【坂本】 サードゴロ 【アンダーソン】 ファーストライナー4回裏 【鳥谷】 見逃し三振 【西岡】 キャッチャーゴロ 【マートン】 サードゴロ5回表 【井端】 フォアボール 【長野】 ライトヒット 【相川】 ファースト犠打 【マイコラス】 ショートライナー 【大田】 空振り三振5回裏 【ゴメス】 ショートフライ 【福留】 ショートフライ 【伊藤隼】 レフトヒット 【荒木】 セカンドフライ6回表 【片岡】 ファーストライナー 【亀井】 左中間ツーベース 【坂本】 レフトフライ 【アンダーソン】 左中間タイムリーツーベース T0-1G 【井端】 ショートゴロ6回裏 【鶴岡】 空振り三振 【横山】 セカンドゴロ 【鳥谷】 空振り三振7回表 【長野】 レフトヒット 【相川】 見逃し三振 【マイコラス】 ファースト犠打 【大田】 レフトヒット 【片岡】 セカンドゴロ7回裏 【西岡】 センターフライ 【マートン】 見逃し三振 【ゴメス】 空振り三振8回表 (投手交代)横山 → 高宮 【亀井】 センターフライ 【坂本】 ショートゴロ 【アンダーソン】 フォアボール 【井端】 ショートゴロ8回裏 【福留】 セカンドヒット (代走)上本 (投手交代)マイコラス → 山口 【代打・俊介】 ピッチャー犠打 【代打・関本】 フォアボール (投手交代)山口 → マシソン (代走)梅野 【代打・狩野】 デッドボール 【代打・新井】 センター犠牲フライ T1-1G 【鳥谷】 ライトタイムリーヒット T2-1G 【西岡】 レフトフライ9回表 (守備交代)大和 センター (投手交代)高宮 → 呉昇桓 【長野】 ライトヒット (代走)鈴木 【代打・堂上】 空振り三振 【代打・高橋由】 センターヒット (代走)寺内 【代打・阿部】 ファーストゴロ 【代打・橋本】 見逃し三振■2015/5/21 試合結果対巨人 11回戦 甲子園巨|000 001 000|1神|000 000 02x|2勝:高宮2勝0敗0SS:呉昇桓0勝0敗13S敗:山口1勝3敗1S巨:マイコラス-山口-マシソン神:横山-高宮-呉昇桓5/22の予告先発神:サンティアゴディ:山口 俊キャプテンの一打でGに勝ち越しファンの多くはあきらめかけていたかもしれない。7回を終わって0対1。初対戦の巨人先発・マイコラスに、わずか1安打に抑えられていたからだ。このままでは、初登板初先発で7回1失点の好投を見せたルーキー・横山に負けが付いてしまう…。しかし、そんな後輩を見殺しにするほど、冷たい先輩たちではなかった。8回、先頭の福留が二塁内野安打で出塁。「あれだけルーキーが必死に投げていたのに、僕らが何もしないわけにいかない。足がもげるかと思った(笑)」という激走で一塁セーフになり、球場の空気を一変させた。ここで、巨人ベンチはマイコラスから山口にスイッチ。対する阪神は代打攻勢に出た。まず、代打・俊介が1球で犠打を決めて一死二塁。代打・関本は四球を選んで一死一、二塁。巨人は3番手・マシソンを送り込んだが、もともとボールが暴れるタイプ。続く代打・狩野が死球をぶつけられ、一死満塁となった。すると、4人目の代打・新井良が1ボールからの2球目をセンターに高々と打ち上げ、同点の犠牲フライを放つ。「監督に『上を向かずに、低い弾道を打つイメージで』と言われた。真っすぐが速いピッチャーなので、一発で打ててよかったです」こうなると、もう押せ押せムードだ。きょうも3三振で、打席に入る時点で打率が.222まで落ち込んでいた鳥谷が、カウント2-1からの真っすぐを仕留めて右前へ。一気に勝ち越した。「本来は、先発の横山がいいピッチングをしていたので、何とか勝ちをというのがありましたけど、チームとして勝ててよかったです」ルーキーの負けを消し、カード勝ち越しを決めたキャプテンの一打。鳥谷は「やっているときは分からないけど、終わってみれば、あそこで打ててよかったです」とクールに振り返ったが、いや、めちゃくちゃ大きな一打だった。カード初戦を岩田で落としたのは痛かったが、2戦目は藤浪が1失点完封勝利。3戦目はルーキー・横山の力投とキャプテン・鳥谷の意地のタイムリーで連勝した。明日からの首位・DeNAとの3連戦に弾みが付くのは間違いない
May 21, 2015
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藤浪初完封!歴史を刻んだね!ってことで、サークルKで四紙購入しました!
May 21, 2015
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値千金の決勝打!阪神・ゴメス、藤浪に虎の子1点プレゼント (セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、20日、甲子園)甲子園が沸き立った。頼りの主砲が仕事を果たした。若き右腕の「完封返し」をアシストする値千金の決勝打。ゴメスは堂々と胸を張った。 「ボールかもしれないけど、ラッキーだった。藤浪がいい投球をしていたから、勝ててよかったよ」 両軍無得点で迎えた六回一死一、二塁の3打席目。一回の先制機での凡退を取り返そうと、アドレナリンが爆発した。3球目、外角低めのボールゾーンでも、関係ない。沈んでいくチェンジアップに両手を伸ばして、思い切りバットを振り抜いた。 「ああいう形(適時打)になって本当によかった」 痛烈な打球で左前に弾き返す待望のタイムリー。17日の中日戦(ナゴヤD)でソロ本塁打こそ放っていたが、適時打となれば11試合ぶり。5日の中日戦(甲子園)以来の勝負強い一打でチームを勝利に導いた。 気合十分の働きに関川打撃コーチも「1点しかとれていないから何とも言えないけど、打者は気が出ていた。ベンチから見ても熱いものが伝わってきた」とうなずく。前夜は完封負けを喫していただけに、打撃陣の雰囲気の変化に満足げだった。 G砲の活躍の裏には強力援軍の存在もある。昨年に続き、5月に入ってから実弟が来日した。元プロ野球選手のゴメスブラザーは最速152キロを誇った剛腕の持ち主。自身が春季キャンプに出遅れた今年も、自主トレ中に打撃投手を務めてくれた頼もしい相棒だ。 「あの打席は開きが早いよ」 「あれはセンター方向に打たないと」 日本に来れば、試合を見て弟ならではの懐をえぐる? アドバイスまでくれる。だが、この日ばかりは打のヒーローとなった兄も胸を張って、帰宅したに違いない。 「まだ、たくさん試合を残している。ゲーム差は考えずに1試合、1試合、戦うよ」 不調から、めまぐるしく打順が入れ替わる中、4番だけは不動。ゴメスは目の前の一戦に全力を注ぎ、白星を呼び込む快音を奏でていく。阪神・西岡、激走で藤浪援護「僅差のしんどい勝ち方になるから」 (セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、20日、甲子園)西岡が激走で大阪桐蔭高の後輩・藤浪を援護した。「(チームの)連敗が続いていると、1点差や僅差のしんどい勝ち方になるから」。六回一死から右前打。二進し、ゴメス左前打に快足を飛ばして、先制&決勝のホームを踏んだ。試合中はマウンドの藤浪に「本塁打に気をつけろよ」と声を掛ける一幕も。右腕の完封の影で、この男の存在も大きかった。最高の女房役や!虎・鶴岡、藤浪を好リード「すべてよかった」 (セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、20日、甲子園)鶴岡が14日のヤクルト戦の1失点完投勝利に続き、2戦連続で藤浪を好リード。初完封をアシストした。「すべてよかった。変化球じゃなくて真っすぐが違っていた。受けてても違った」。最高の女房役として、藤浪とともに連勝街道を突き進む。
May 20, 2015
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阪神・藤浪、プロ初完封&毎回奪三振!江夏氏絶賛「文句なし」 (セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、20日、甲子園)レジェンド級の快投や!! 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が宿敵巨人を2安打10Kに抑え、待望のプロ初完封勝利を挙げた。毎回奪三振での1-0完封は、虎では1970年の江夏豊氏(67)以来45年ぶり。チームの連敗を3で止め、4位に浮上させた3年目右腕に、観戦した江夏氏も「文句なし」と絶賛だ。九回から降り出した雨はまったく気にならない。祝福のシャワーが気持ちよかった。3年目でついに初完封。藤浪が満面の笑顔で甲子園のお立ち台にあがると、第一声で喜びを爆発させた。 「自分自身、正直シビれました!! 点を取られないことは気持ちがいい」 1-0。巨人打線を毎回の10奪三振でわずか2安打に抑えた。一回と五回は四球で走者を出したが、いずれも苦手の左打者に対して速球を外角に決め、併殺打に。二死から連打で一、二塁とされた四回も、変化球でアンダーソンを一ゴロに仕留めた。「ストレートが押し込めていたから変化球が生きた。相乗効果ですね」。最速155キロの直球にカットボールやカーブなどを組み合わせた緩急自在の投球で、六回以降は3人ずつで片づけた。九回、最後の亀井を二ゴロに仕留めると、右拳を握りしめ、雄たけびをあげた。 バックネット裏から熱い視線も感じた。往年のエース・江夏氏の姿が、そこにあった。春季キャンプで臨時コーチを務めた大先輩。キャンプ中、ブルペンで制球を乱し、本来の投球ができないとき、「あのピッチングで、よう2桁勝ったなと思う」と酷評も。春夏連覇を果たした大阪桐蔭高出身で、もてはやされることが多かったが、痛烈な言葉は今でも心に突き刺さっている。 だが、この日は違った。伝説の左腕の前で圧巻の投球を披露。「文句なし!! ナイスピッチングだね。力みがなかったよ。いい意味で自信にしてほしい」。今度は最高の褒め言葉をもらった。くしくも、毎回奪三振での1-0完封勝利は、阪神では江夏氏以来45年ぶりの快挙となった。 2試合連続の完投勝利で、両リーグトップの4完投目。今回は137球の熱投でプロ初完封も、「いつか(完封)できるとは思っていました。それがたまたまきょうだと思う」と言ってのけた。「粘って粘って、勝利に貢献できてよかった」。チームの連敗を3で止めた右腕に、和田監督は「きょうは藤浪に尽きますね」と最敬礼だ。 藤浪自身にとっても、待ちわびた巨人戦白星となった。1年目の2013年8月4日(東京D)に勝利して以来5連敗中だったが、実に654日ぶりのG倒星を挙げた。巨人に対してはセ・リーグの対戦相手で唯一、甲子園での白星がなかったが、これで“セ界制覇”を達成した。 「いいバランスで投げられたので、継続していきたい。これを続けてこそ意味がある」 前夜の完封負けの雪辱を果たし、チームは4位浮上。借金は4つ残るが、若きエースの快投が巻き返しのきっかけとなる。 (白石大地)データBOX ◎…「毎回奪三振&完封」は2014年4月4日のオリックス・金子千尋(vs西武、○3-0)以来。「毎回奪三振&1-0完封」は05年6月30日の巨人・上原浩治(vsヤクルト)以来、10年ぶり8人目(9度目)。阪神投手では1970年9月6日の江夏豊(vs広島)以来、45年ぶり2人目(3度目)。 ◎…巨人戦で「毎回奪三振&完封」は79年9月2日のヤクルト・松岡弘(○1-0)、89年6月29日の広島・大野豊(○4-0)に次いで26年ぶり3人目で、阪神では初。藤浪「明日は横山さんがしっかり投げてくれる」 (甲子園お立ち台) --九回もマウンドへ 「九回も上がる気満々でしたし、そのなかで抑えられてよかった」 --自分自身にささやいていたように見えた 「集中していたので覚えていません」 --手応えはあった 「ストレートの感触はよかった。絶好調とまではいかないけど、コーナーに投げ分けたことがいいピッチングにつながった」 --完投と完封では違う 「全然違いますし、点を取られないことは気持ちがいい」 --チームは連敗中だった 「チームがいい雰囲気でないなか、粘って粘って勝利に貢献できてよかった」 --いつか完封できると思っていた 「やっと3年目で初完封、それはそれとして、明日は横山さんがしっかり投げてくれると思うので、期待しといてください」 (囲み) --最後まで投げきった 「テンポも悪くなかったし、球数もそこまで多くなかったので、点をとってもらえたら、一人で投げきろうと思っていた」--九回はコーチ陣に何か言われたか 「最後まで気持ちを抜くなという話だけです」 --カーブもよかった 「(四回の)一、二塁でアンダーソンの場面では、鶴岡さんらしい配球だった。勇気のいる球だったので、有効に投げられた」 --巨人打線が初球に手を出してこなかった 「食いつきがよくないと思っていた。ストライク先行を心がけていたので気にしてなかった」 --1-0の展開 「自分自身すごく気持ちが入っていたし、1点をとってもらって、勝つんだという気持ちでした」 --途中、腕の振りを修正していた 「体が開くというか微妙な感覚ですが、しっかり修正できた」 --チーム状態がよくなかった 「チーム状態がよくないなかで勝ちたいと思っていた。勝つために自分の仕事ができた」 --打席でも気合が入っていた 「いつも気合を入れて入っている。大竹さんにタイミングが合っていた」阪神・藤浪が3年目でプロ初完封!「自分自身、シビれました」 (セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、20日、甲子園)中5日で巨人との伝統の一戦に先発した藤浪晋太郎投手(21)が、前日に9安打8得点を挙げた巨人打線を翻弄。2安打無失点、毎回の10奪三振でプロ3年目にして初の完封で、3勝目(4敗)を挙げた。 藤浪は一回一死から片岡に四球を与えたが、亀井を遊ゴロ併殺打で切り抜けると、二回、三回は3人ずつで斬った。四回に二死から連打で一、二塁とされたが、アンダーソンを一ゴロに打ち取り、得点を与えない。五回にも阿部、井端に連続四球と無死一、二塁のピンチを背負ったが、堂上を遊ゴロ併殺打に打ち取り、踏ん張った。これで勢いに乗ると、六回以降は一人の走者も出さない完全投球。150キロ台の真っすぐを中心に、スライダー、カットボール、フォークを織り交ぜ、9回137球で1点リードを守り切った。 九回から降り始めた雨の中、お立ち台にあがった藤浪は一礼をすると「自分自身、正直シビれました」と笑顔。「粘りながら抑えられてよかった。ストレートの感触は良かったですし、絶好調とは言わないですけども、なんとかしっかりコーナーに投げ分けられた」と振り返った。前回登板が完投、そしてこの日は完封勝利。藤浪は「点数を取られないのは気持ちいい。ぜんぜん違う」と喜ぶと、「3年目にしてやっと初完封勝利ができたけど、それはそれ。次のピッチングに繋げられるようにしたい」とファンへ誓った。マートン(2013年以来の3番で今季2度目の3安打)「コーチの助けが大きかった。たくさん練習もした」和田監督(藤浪に)「藤浪らしい投球を甲子園で見せてくれた。いい球が行きだして、自信を取り戻したのがフォームにも出ている」阪神・中西投手コーチ(藤浪に)「スライダーでストライクが取れていた」阪神・藤浪の母、孝行息子からのプレゼントに満面の笑み (セ・リーグ、阪神1-0巨人、10回戦、巨人7勝3敗、20日、甲子園)阪神・藤浪晋太郎投手(21)が宿敵巨人を2安打10Kに抑え、待望のプロ初完封勝利を挙げた。 藤浪の登板日には毎回のように球場に足を運ぶ母・明美さんは1点差のゲームに心臓をバクバクさせながら見守った。我が子のプロ初完封が決まり、ようやく表情を崩した。「本当によく頑張ったと思います。1点差で1発が出たら同点だったので、試合終了までドキドキしていました」。 21日には自身51歳の誕生日を迎える。長男は試合後、プロ初完封のウイニングボールを「両親にプレゼントしたい」と明言。孝行息子からの世界でたった一つの贈り物に「一番いいプレゼントをもらえて、うれしいです」と満面の笑みを浮かべていた。
May 20, 2015
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藤浪が前の試合の5回から、完全に覚醒しました!!ストレートとカットボールのキレがえげつない!!ありゃ、右でも左でも打てんわ!絶好調時のダルビッシュや大谷を見てるようでした。この調子で、広島にリベンジだ!!残りは、全部勝利!!最多勝と最多奪三振は、もらった!!!1回表 【大田】 空振り三振 【片岡】 フォアボール 【亀井】 ショート併殺打1回裏 【鳥谷】 セカンドゴロ 【西岡】 フォアボール 【マートン】 レフトヒット 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 ピッチャーゴロ2回表 【坂本】 見逃し三振 【アンダーソン】 セカンドゴロ 【阿部】 ショートフライ2回裏 【伊藤隼】 レフトフライ 【荒木】 空振り三振 【鶴岡】 見逃し三振3回表 【井端】 ピッチャーライナー 【堂上】 空振り三振 【大竹】 ライトフライ3回裏 【藤浪】 レフトヒット 【鳥谷】 キャッチャーファウルフライ 【西岡】 空振り三振 【マートン】 サードゴロ4回表 【大田】 空振り三振 【片岡】 ファーストゴロ 【亀井】 センターヒット 【坂本】 レフトヒット 【アンダーソン】 ファーストゴロ4回裏 【ゴメス】 ライトヒット 【福留】 ピッチャー併殺打 【伊藤隼】 見逃し三振5回表 【阿部】 フォアボール ワイルドピッチ 【井端】 フォアボール 【堂上】 ショート併殺打 【大竹】 空振り三振5回裏 【荒木】 ピッチャーゴロ 【鶴岡】 空振り三振 【藤浪】 センターフライ6回表 【大田】 見逃し三振 【片岡】 空振り三振 【亀井】 ファーストゴロ6回裏 【鳥谷】 キャッチャーファウルフライ 【西岡】 ライトヒット 【マートン】 ライトヒット 【ゴメス】 レフトタイムリーヒット T1-0G 【福留】 見逃し三振 【伊藤隼】 フォアボール 【荒木】 セカンドフライ7回表 【坂本】 空振り三振 【アンダーソン】 ファーストゴロ 【阿部】 ライトフライ7回裏 【鶴岡】 ピッチャーゴロ 【藤浪】 ショートゴロ 【鳥谷】 センターフライ8回表 (守備交代)大和 センター 【井端】 ショートゴロ 【堂上】 ショートゴロ 【代打・橋本】 空振り三振8回裏 (投手交代)大竹 → マシソン 【西岡】 ピッチャーゴロ(エラー) 【マートン】 レフトヒット (代走)上本 ランナー上本が二盗 【ゴメス】 空振り三振 【福留】 フォアボール 【大和】 空振り三振 【代打・関本】 レフトフライ9回表 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 サード 【代打・高橋由】 空振り三振 【片岡】 サードゴロ 【亀井】 セカンドゴロ■2015/5/20 試合結果対巨人 10回戦 甲子園巨|000 000 000|0神|000 001 00x|1勝:藤浪3勝4敗0S敗:大竹1勝2敗0S巨:大竹-マシソン神:藤浪5/21の予告先発巨:マイコラス神:横山 雄哉ゴメス選手 6回裏 レフト先制タイムリーヒット打ったのはチェンジアップ。うまく拾うことができたね。第一打席ではチャンスで打てなかったけれども、この打席ではランナーをかえすという仕事を果たすことができてよかったよ。藤浪初完封で連敗ストップ新しい藤浪がそこにいた。許したヒットはわずかに2本。2者連続四球や暴投もあったが、三塁を踏ませぬ投球で9回を1人で投げ切った。プロ3年目で初めての完封勝利だ。「テンポも悪くなかったし、1点取ってもらったら、絶対、一人で投げ切ろうと思っていました」味方の援護はわずかに1点。8回を投げ終わった時点で球数は121球だったが、首脳陣に迷いはなかったようだ。「8回を3人で無難に抑えて、余力もあった。1人、2人、出していたら継投も考えたけど」と中西投手コーチ。「とにかく、きょうはナイスピッチング!」と、いつもは厳しい同コーチが手放しで褒めるほどの好投だった。前回登板したヤクルト戦できっかけをつかんだ。5回先頭の成瀬の打席。直球のみで3球三振に打ち取ったのだが、その際、「キャッチャーの後ろまで突き抜けていくイメージにしたのが、いいリリースにつながった」と話していた。2試合連続でバッテリーを組んだ鶴岡は「アレを維持していた」と言い、「受けていて、真っすぐが違うなという感じだった」と振り返った。要所でカーブも有効に使った。「鶴岡さんらしい配球というか、勇気のいるボールですけど、有効に使えました」と藤浪。和田監督も「2人のコンビで勝ったゲーム。(鶴岡は)よく研究して、非常にいいものを引き出してくれた」と話しており、しばらくは、藤浪-鶴岡のコンビが続きそうだ。2試合連続の1失点完投勝利となった藤浪だが、完封勝利はプロ3年目で初。記念のウイニングボールは両親に渡すと言う。連敗を止めてくれた藤浪は、チームにとっても孝行息子だ。
May 20, 2015
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竜倒V撃!先輩虎助っ人・マートン、サンティアゴに白星プレゼント (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)「マートン包囲網」を破った。気持ちのこもった打球が地を這い、しぶとく、右前へ抜けた。1軍デビューの後輩、サンティアゴに白星を送る意地のV打。M砲が一塁塁上で手を叩き、久しぶりに白い歯をこぼした。 「マリオ(サンティアゴ)に勝ちがついて、よかったよ」 1点ビハインドの八回だった。西岡が同点打を放ち、押せ押せムードを作ったが、その後の無死二、三塁の勝ち越し機で3番・鳥谷、4番・ゴメスが連続三振。漂った不穏な空気を一蹴したのが、マートンだ。 追い込まれながら、2番手・又吉の4球続いたスライダーに対応。当たりはよくなかったものの、らしい流し打ちで、二塁ベース寄りを守っていた亀沢のグラブをかすめた。六回二死一、二塁の第3打席には中前に抜けるかと思われたゴロを捕球されていただけに、お返しの一打となった。 和田監督も「包囲網というかね。向こうも研究してきている中で最後は冷静になって反対方向にらしい安打だった」と納得の表情を浮かべた。 5月初、4月29日のヤクルト戦(神宮)以来、自身11試合ぶりのタイムリー。振り返れば、今季、背番号「9」がここまで放ってきた適時打の半数以上が六回以降に記録したものだ。後半戦に強い理由があった。 「今年から、五回が終わったら、栄養ゼリーを飲むようにしている。シーズンも長いから、スタミナのことを考えてね」 愛用品は株式会社明治のブランド「ザバス」のピットインエネルギージェル。69グラムで170キロカロリーもの高カロリーを補給でき、集中力を高めるカフェインも配合されている(一部商品)。一般のマラソンランナーが走行中に摂取するマストアイテムなのだという。 まだ、シーズンも38試合を終えただけ。マラソンでいえば、10キロを過ぎた程度だ。現状、打率・241、0本塁打と本来の力を発揮しきれていないが、巻き返しの時間はいくらでもある。 「いい試合でした」 思い描くのは栄光のラストスパート。まずは自身のギアをチェンジし、チームを上位集団に押し上げる。 阪神・マートン「サンティアゴに勝ちがついてよかった」 鮮やかに逆転 (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)阪神は八回にようやく打線が奮起した。中日の先発、小熊に七回までわずか3安打と完全に封じられたが、2番手の又吉を攻略した。好投のサンティアゴの代打で出場した新井が安打で出塁すると、代走の大和がすかさず二盗。西岡の二塁打で同点とし、2死二、三塁からマートンが右前へ勝ち越し打を放った。 鮮やかな逆転でサンティアゴに白星をもたらした。マートンは「いい勝利だった。マリオ(サンティアゴ)に勝ちがついてよかった」と安堵。和田監督は「出た選手がやってほしい仕事をやってくれた。その結果だと思う」と満足げに語った。(共同)チャンスにツヨシ!虎・西岡、将の期待応えた千金同点打 (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)二塁へスライディングしたあと右拳を大きく突き上げ、虎ベンチに向かって両手を挙げて喜びのポーズだ。西岡が気合の一打。沈黙していた打線を目覚めさせた。 「積極的に打ちにいった。とにかくサンティアゴになんとか勝ちをつけさせてあげたかった。それだけです」 八回だ。来日初登板の助っ人は1失点で7回を投げ終えると代打を告げられ、ベンチに退いた。打線は無得点。先頭の代打・新井が中前打で出塁し、打席に立った。代走・大和が二盗を決めて、無死二塁-。 「僕はバントだと思ったが…。(和田)監督からは、『おもいっきりいけ』と言われて」 指揮官のひと言が西岡のハートに火をつけた。又吉のスライダーを一閃。右越えの同点二塁打は、9試合ぶりのマルチ安打。二死後、マートンの右前打で勝ち越しのホームを踏むと、頭に浮かんだ。 これでサンティアゴに勝利投手の権利がついた-。 必死さが三塁を守る自分にも伝わってきた。不振のメッセンジャーの2軍降格で巡ってきた1軍のマウンド。1度限りの登板になるかもしれないなか、奮闘する姿に、「サンティアゴが1球1球、深呼吸しながら投げている姿をみて、なんとかしないといけないなと思った」。 だからピンチになると西岡は声をかけたり、マウンドに歩み寄って励ました。「彼が、忘れかけたモノをチームにもたらせてくれたな、という思いがある」と語気を強めた。サンティアゴの粘投を無駄にはしない。3連勝で、借金2。次はチーム一丸で、借金完済を目指す。 6日竜戦に続き…阪神・新井、口火を切った八回逆転竜倒劇! (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)新井が逆転への口火を切った。1点ビハインドの八回無死、代打で出場すると、又吉から中前打。6日の中日戦(甲子園)ではサヨナラ打を放った相手に対し、「(いいイメージとかは)全然ない。考えていない。与えられた仕事を頑張るだけ」と汗をぬぐった。元気印が打てば、虎も勢いに乗る。4度もけん制警戒なんの!虎・大和、自慢の快足で逆転劇アシスト (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)大和が自慢の快足を飛ばして、逆転劇をアシストした。「気持ちで走った。すごく大事な場面だったので」。1点を追う八回無死一塁から新井の代走で登場。4度のけん制をかいくぐり、二盗に成功。西岡の二塁打で一気に本塁を狙って同点のホームを踏んだ。 出場30試合目で決めた今季初盗塁。ここから4年連続2桁盗塁を目指す。
May 15, 2015
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ええやん!虎・サンティアゴ、デビュー星で3連勝&3位呼んだ (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)第5の助っ人!? いや、救世主だ!! 阪神は不振のメッセンジャーに代わって、マリオ・サンティアゴ投手(30)=前ドジャース3A=が中日戦に来日初登板初先発。7回1失点で初勝利をつかんだ。チームは3連勝で、借金2ながら3位に浮上。ハングリーなプエルトリカンが、苦しむ虎を奮い立たせた。 恐れ入った。こう言ったら失礼だが、期待以上の好投だった。1軍デビューしたサンティアゴが7回7安打1失点で、来日初登板初勝利。もう「第5の助っ人」なんて呼ばせない。 「本当にうれしいよ。日本に呼んでもらえるチャンスをいただいて、そして初先発で初勝利を挙げて、チームに貢献できて…本当にうれしい」 揺れるツーシームを軸に、変幻自在の投球で凡打の山を築いた。一回無死一塁、「ハードシンカー」と呼ばれる143キロの高速シンカーで亀沢を空振り三振。三回一死一、二塁ではドミニカ共和国のウインターリーグで対戦経験のあるルナのバットを、鋭く曲がるスライダーで空を切らせた。「シンカーやチェンジアップを混ぜるのが自分のスタイル」。 五回に犠飛で先制されたが、最少失点で7回111球を投げきった。代打を出された八回に味方が逆転。虎助っ人では2008年のアッチソン以来、7年ぶりの初登板初先発白星をつかんだ。 「チームメートが『絶対打つ』と試合前からずっと言ってくれていた。そのままの形になった」 外国人枠4人の関係で2軍暮らしはわかっていながら、わずかなチャンスを求めて来日。開幕投手のメッセンジャーが2軍降格という、千載一遇の機会を生かした。 成功の秘訣はそばだ。3月の来日時はオーバーウエート。減量に取り組んだなか、取り入れたのがカロリーを考えた日本食だった。関係者が「そば以外食べるのを見たことがない」というほど。12年に韓国SKに所属していたこともあり、器用に箸を使いこなす。毎日ズズッとすする姿はもはや日本人!? 6キロのダイエットに成功した。 日本語の勉強も一生懸命だ。「おはよう」「お疲れさまです」はもちろん、最近ではマッサージを受けながら「イタタタタ~」と日本語で感情表現も。愛らしくひたむきな姿に、チームメートからは名前の「マリオ」にひっかけ「スーパー」の愛称で親しまれている。 当初は“投げ抹消”の予定だったが試合後に1軍に残ることが決定。中5日で21日の巨人戦(甲子園)へ回ることが有力となった。まさに自らの力で「次のチャンス」をつかみとった形だ。 「きょうは本当に、人生で一番大きな、最高の応援をいただきました。タイガースが優勝できるよう、できるだけ長く、全力でチームのために貢献したいです」 力強い言葉通り、チームを3連勝、3位浮上に導く快投。こんな男を待っていた。一緒に来日したフィアンセとは、12月に入籍予定。やるしかない。ハングリーな助っ人右腕が、まだ借金2の虎に新たな風を吹き込ませた。 (白石大地)データBOX ◎…阪神の3連勝は、3月27日~29日の中日戦(京セラD)の3連勝、4月26日の広島戦(マツダ)~30日のヤクルト戦(甲子園)の4連勝以来、今季3度目 ◎…阪神の3位は4月7日以来、38日ぶり ◎…阪神の外国人投手が来日初登板初先発で勝利を挙げるのは、2008年4月1日の広島戦でのアッチソン(6回2失点)以来、7年ぶり。01年以降では5人目マリオ・サンティアゴあらかると ★生まれと球歴 1984年12月16日生まれ、30歳。プエルトリコ出身。2005年にMLBドラフトでロイヤルズから16巡目(全体472位)で指名され、プロ入り。米マイナー通算156試合、36勝51敗4S、防御率4・04。12年は韓国SKに所属。今年3月に阪神入団。ウエスタン6試合で1勝2敗、同1・80 ★WBC準優勝 13年の第3回WBCで、プエルトリコ代表として準決勝の日本戦に先発。4回1/3を無失点で勝ち投手となり、準Vに貢献 ★好きな食べ物 とにかく肉。12日からの東京遠征では、同じプエルトリコ出身のヤクルト・ロマンと焼き肉へ ★あいさつ スペイン語圏のため英語は堪能ではない。「こんにちは」はスペイン語で「ブエノス・ディアス」 ★お隣さん オリックスのマエストリはマンションのお隣さん。プライベートも仲良し ★サイズ 1メートル88、95キロ。右投げ右打ち。年俸1500万円。背番号「41」阪神・サンティアゴ、来日初登板初勝利「全力で優勝に貢献する」 (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)阪神の新外国人、マリオ・サンティアゴ投手(30)=前ドジャース3A=が初先発し、7回7安打1失点で来日初登板初勝利を挙げた。チームは3連勝で3位に浮上した。 サンティアゴは、毎回ランナーを背負いながらも四回まで無失点の粘投。五回、連打で一死一、三塁のピンチを招くと、ルナに右犠飛を許し先制点を奪われた。それでも六回、七回を無失点に切り抜け、八回の攻撃で代打を送られ降板。するとその八回、代打・新井の中前打と代走・大和が二盗を決め、無死二塁のチャンス。続く西岡が右翼へ適時二塁打を放ち同点に追いつくと、二死二、三塁からマートンが右前適時打を放ち2-1と逆転に成功した。 ヒーローのサンティアゴは「チームが3位に浮上する勝利に貢献できた。日本に呼んでもらって、初先発で初勝利が出来て、チームに貢献できて本当に嬉しいです」と来日初勝利を喜ぶと、「全力で阪神の優勝に貢献できるように頑張ります」と今後の活躍を誓った。鶴岡(サンティアゴに)「我慢強く投げていた」阪神・中西投手コーチ(サンティアゴに)「持ち味を出したね。丁寧に投げていた」土井麻由実の若虎応援】サンティアゴ、ゴメス先輩のおかげでストレスフリー おめでとう、マリオ!! 隔週火曜日掲載のコラムで2軍の若虎たちの素顔を紹介しているフリーアナウンサー、土井麻由実さんが、鳴尾浜で取材してきたマリオ・サンティアゴ投手(30)の裏話を語ってくれた。鳴尾浜に行くと、いつもとびきりの笑顔で迎えてくれたサンティアゴ投手。初めての日本の生活にも、すっかり馴染んでいる様子でした。 というのも、ドミニカ共和国出身のゴメス選手が生活面など色々アドバイスしてくれて、時にはステーキハウスでご馳走してくれるなど「スペイン語圏の先輩」としてバックアップしてくれているからなんです。サンティアゴ投手のフィアンセもゴメス選手の奥さまと“ママ友”で、同じスペイン語を話せることが、ストレスフリーになっているんですって。 最初、覚えた日本語を聞くと「カムサハムニダ!(ありがとう)」。以前、韓国球団に所属していたから言葉がちょっとごっちゃになっちゃっていたけど、日本語も必死に勉強中です。「日本は礼儀を大切にする文化だよね。プエルトリコも礼儀正しい国なんだ」。母国に近い文化も、馴染めている要因かな。 「自分がこの国で何年も活躍できることを早く証明したい」というサンティアゴ投手の夢は「タイガースの日本一に貢献すること」。そしてプライベートでの夢は…。 フィアンセとベイビー(1歳5カ月)と一緒にUSJに行くことなんですって。1軍の先発投手は登板2日後に休みがもらえるから、17日がチャンスかもよ!? 「マリオって呼んでくれよ」と言っているのでファンのみなさんも球場で「マリオ!」と声をかけてあげてね。 (フリーアナウンサー)阪神・鶴岡、サンティアゴを好リード「我慢強かった」 (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)2試合連続でマスクを被った鶴岡がいぶし銀の活躍でキラリ。低めに球を集める配球でサンティアゴを好リードだ。「しっかりと低めに投げていた。我慢強かった」。1点差の九回二死一塁では二盗を試みた、大島を矢のような送球でアウトに仕留め、試合終了。今季1号を放ち、藤浪を完投勝利に導いた前日14日のヤクルト戦(神宮)に続き、存在感をみせた。阪神・呉昇桓、笑顔の0封12S「鶴岡さんに助けてもらった」 (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)九回から登板した呉昇桓が今季12セーブ目を挙げた。「最後は(捕手の)鶴岡さんに助けてもらいました」。二死から大島に右前打を許したが、鶴岡が大島の盗塁を刺して試合終了。13日のヤクルト戦は1失点したが、この日は走者を出しながらも無失点で抑えた。「きょうの1勝がチームにとって大きい」。笑顔でバスに乗り込んだ。阪神・福原、7戦連続無失点「3人で抑えたかったけどね…」 (セ・リーグ、中日1-2阪神、10回戦、阪神7勝3敗、15日、ナゴヤドーム)1点差の八回を託された福原が“3D”の猛攻を食い止めて、無失点でつないだ。「勝って良かった。3人で抑えたかったけどね…」。ルナ、ナニータを斬った二死からエルナンデスに不運な二塁打を浴びたが、高橋周を見逃し三振。これで連続無失点を7試合に伸ばし、安定した活躍をみせている。
May 15, 2015
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今日も又吉でした、ありがとうございます!!代打良太! センターヒット (代走)大和 ランナー大和が二盗!!西岡がライトオーバータイムリーツーベース!!!!!同点!!!!上本、短くもって、ちょこっとライト前ヒット!!!さらにランナー上本が二盗!!やりたいほうだい!!!!鳥谷、ゴメスが倒れて、いやな感じに。。。でも復活マートン!! 12塁間抜けた!!!!ライトタイムリーヒット逆転!!!!これで、粘りの投球サンティアゴの勝ちが残って、福原!呉昇桓!ヒットは打たれるものの、危なげなく最後は盗塁を鶴岡が刺しました!!!!阪神三連勝で三位浮上!!!!!来日初登板サンティアゴの絶妙のコントロールで初勝利!!!!このまま首位までいくぞ!!!!1回表 【西岡】 ピッチャーゴロ 【上本】 ショートゴロ 【鳥谷】 ライトフライ1回裏 【大島】 セカンドゴロ(エラー) 【亀澤】 空振り三振 【平田】 セカンドゴロ 【ルナ】 ショートゴロ2回表 【ゴメス】 ショートゴロ 【マートン】 空振り三振 【福留】 ショートゴロ2回裏 【ナニータ】 フォアボール 【エルナンデス】 レフトオーバーツーベース 【高橋周】 セカンドゴロ 【松井雅】 ショートゴロ ランナー松井雅が二盗 【小熊】 空振り三振3回表 【伊藤隼】 ファーストフライ 【鶴岡】 レフトフライ 【サンティアゴ】 セカンドゴロ3回裏 【大島】 ファーストヒット 【亀澤】 サード犠打 【平田】 フォアボール 【ルナ】 空振り三振 【ナニータ】 レフトフライ4回表 【西岡】 ファーストヒット 【上本】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 サードファウルフライ 【ゴメス】 センターフライ4回裏 【エルナンデス】 センターヒット 【高橋周】 ショート併殺打 【松井雅】 ライトオーバーツーベース 【小熊】 ピッチャーゴロ5回表 【マートン】 ショートゴロ 【福留】 ライトフライ 【伊藤隼】 センターヒット 【鶴岡】 フォアボール 【サンティアゴ】 セカンドゴロ5回裏 【大島】 見逃し三振 【亀澤】 ライトヒット 【平田】 ライトヒット 【ルナ】 ライト犠牲フライ D1-0T ランナー平田が二盗アウト 【ナニータ】 途中終了6回表 【西岡】 見逃し三振 【上本】 セカンドライナー 【鳥谷】 センターヒット 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 セカンドゴロ6回裏 【ナニータ】 ライトフライ 【エルナンデス】 ファーストゴロ 【高橋周】 ピッチャーゴロ7回表 【福留】 ライトフライ 【伊藤隼】 ファーストゴロ 【鶴岡】 空振り三振7回裏 【松井雅】 ショートゴロ 【代打・藤井】 ライトヒット 【大島】 ピッチャーゴロ 【亀澤】 フォアボール 【平田】 見逃し三振8回表 (投手交代)小熊 → 又吉 【代打・新井】 センターヒット (代走)大和 ランナー大和が二盗 【西岡】 ライトオーバータイムリーツーベース D1-1T 【上本】 ライトヒット ランナー上本が二盗 【鳥谷】 空振り三振 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 ライトタイムリーヒット D1-2T (投手交代)又吉 → 高橋聡 (代走)俊介 【福留】 ファーストゴロ D1-2T8回裏 (投手交代)サンティアゴ → 福原 【ルナ】 センターフライ 【ナニータ】 ピッチャーゴロ 【エルナンデス】 センターツーベース 【高橋周】 見逃し三振9回表 (投手交代)高橋聡 → 田島 【代打・狩野】 サードゴロ 【鶴岡】 セカンドゴロ 【大和】 ショートゴロ9回裏 (守備交代)坂 サード (守備交代)関本 ファースト (投手交代)福原 → 呉昇桓 【代打・小笠原】 サードファウルフライ 【代打・福田】 空振り三振 【大島】 ライトヒット ランナー大島が二盗アウト 【亀澤】 途中終了■2015/5/15 試合結果対中日 10回戦 ナゴヤドーム神|000 000 020|2中|000 010 000|1勝:サンティアゴ1勝0敗0SS:呉昇桓0勝0敗12S敗:又吉2勝2敗0S神:サンティアゴ-福原-呉昇桓中:小熊-又吉-高橋聡-田島5/16の予告先発神:能見 篤史中:大野 雄大逆転呼んだ『粘投』!粘り強い投球が終盤の逆転劇を演出した。阪神は新外国人サンティアゴが来日初登板初先発。ムービングボールが持ち味のサンティアゴは立ち上がり セカンド上本のエラーでいきなり先頭・大島の出塁を許すが、落ち着いて後続を打ち取る。2回裏には四球とエルナンデスの左越え二塁打で無死2・3塁のピンチだったが、上本の好守などでゼロに抑えた。3回にも大島の内野安打と平田・四球で一死1・2塁とされたが、ここも決定打を許さない。捕手・鶴岡の好リードも光った。中日先発・小熊は順調な滑り出し。1・2回を6球ずつで片付けるなど序盤は完璧な内容だった。ストライク先行の投球に対して積極的な打撃を見せる阪神打線だが、前半は上手く捉える事が出来ない。サンティアゴは4回も先頭打者出塁を許し、ここは併殺などで逃げたが、5回裏に先取点を奪われる。この回一死後、ヒットの亀澤を置いて3番 平田がヒットエンドランを決めて1・3塁。4番ルナは右犠飛を打ち上げて、中日が先手を取った。リードされた阪神は6回表 二死から鳥谷の中前安打とゴメス・四球で1・2塁とするが、5番 マートンは二ゴロに倒れ、追いつけない。セカンド亀澤やライト平田らバックの好守にも助けられた小熊は、7回( 87球)を投げて3安打3三振2四死球無失点の好投だった。サンティアゴは6回以外は毎回走者を得点圏に背負いながら、よく粘って最少失点に食い止める。7回(111球)7安打5三振3四死球1失点は、十分合格点を与えられる内容だったと言える。敗色濃厚の阪神だが、8回表に総攻撃をかける。代打・新井の中前安打と代走・大和が乾坤一擲の盗塁を決めて、無死2塁。1番 西岡は、中日2番手・又吉から右へ同点適時二塁打を放つ。上本が右前安打で続き、盗塁も成功させて無死2・3塁としたが、鳥谷・ゴメスは連続三振を喫し二死となる。マートンも追い込まれるが、勝負球が少し中へ入って右前へ勝ち越しの適時安打。阪神が2対1と逆転に成功する。阪神は必勝リレーに入る。8回は福原が二死後エルナンデスに二塁打を喫するが、7番 高橋周を見逃し三振に仕留める。9回裏には呉 昇桓が二死から大島に右前安打を許すも最後は鶴岡が二盗を阻止して試合終了。2対1で終盤のワンチャンスを生かした阪神が3連勝を飾り、3位に浮上した。中日・谷繁元信監督は、「1対0で勝たなくてはいけない試合だった」と悔しがる。阪神にすれば鮮やかな攻撃だった。勝負どころで大和・上本が盗塁を決めるなど8回表は打つ手打つ手が全て嵌った。 「(冷静な打撃で勝ち越し打を放ったマートンら)やって欲しい仕事を皆がやってくれた。(サンティアゴも)必死に良く投げてくれた」。試合後の和田 豊監督は、チーム一丸の勝利に満足そうな笑みを浮かべる。来日初登板が記念すべき初勝利となったマリオ・サンティアゴ投手は、「本当に嬉しい。ピンチでも併殺を取るべく野手を信頼して低めに集めるよう心がけて投げた。試合前からチームメイトが打つと言ってくれていたんだ。今日は(阪神ファンから)人生で一番大きな声援を受けたよ!」と話し、ヒーローインタビューで笑顔を見せていた。
May 15, 2015
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最下位脱出や!虎・藤浪、投魂113球で復活の今季初完投 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)最下位脱出や! 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が9奪三振1失点の完投で、3月29日の中日戦(京セラD)以来、約1カ月半ぶりの白星をつかんだ。待望の2勝目で、自身の連敗を4でストップ。チームを4位に押し上げた。 最後の打者・中村を二ゴロに打ち取ると、グラブをポンポンと2度たたいた。これまでの鬱憤を晴らすように、マウンドで躍動だ。魂の113球。藤浪が46日ぶりの白星を今季初完投勝利で飾った。 「七、八回ぐらいから『絶対、最後までひとりで投げてやろう』という気持ちでいました」 全身から気迫があふれていた。二回、先頭・畠山に同点ソロを浴び、中盤まで悪癖の抜け球も目立った。五回の先頭・成瀬の場面で、リリースポイントを修正。「捕手の後ろに突き抜けるイメージで投げた」。五回以降は二塁すら踏ませず、最速155キロを計測。五回以降だけで7つの三振を奪った。八回二死一塁、畠山を低めの151キロで空振り三振を奪い、雪辱も果たした。 「ストライク先行でいけてよかった。序盤は力む場面があったけど、五回以降はいいバランスで、余計な力が入らず投げられた」 前回8日の広島戦(甲子園)で自己ワーストの7失点。練習では、セットポジションでのグラブ位置をベルト付近や胸元など試行錯誤した。この日はベルトよりやや上を選択し、「フィーリングです」。昨年9月12日の広島戦(甲子園)以来となる通算3度目の完投勝利で、自身の敵地連敗を6でストップ。神宮で初勝利。今季初めてだった鶴岡とのコンビは、昨季から5連勝だ。 「これだけ長い期間勝っていなくて、チームに迷惑をかけていたので、精神的に苦しいときがあった。早く勝ちたいという気持ちがあった」 開幕第3戦の中日戦で勝利して以来、白星から見放されていた。自己ワーストの6試合未勝利。精神的に追い詰められていただけに、勝ち星に安堵の表情を浮かべた。和田監督も「1勝というのもあるし、完投したのも本人にとって大きいんじゃないかな」と話した。 ♪私、恋をしている-。苦難のときを支えたのが、昨季途中から始めた趣味のアコースティックギターだ。「暇つぶしですけどね」と本人は言うが、大事なリフレッシュ方法のひとつ。正月に帰省した際には、実家でiPadを見ながら練習。春季キャンプの宿舎では、チームメートの前で“ミニライブ”を開いた。シーズンに入ってからも寮で弾いているという。「なかなか、うまくならないですよ」。そう謙遜するが、福山雅治のバラード曲「Squall(スコール)」が持ち歌になった。 「次が悪いピッチングだと意味がないと思うので、何とか2、3回といいピッチングを続けていきたい」 チームは連勝で4位タイに浮上。15日の中日戦(ナゴヤD)に勝つと、Aクラスに返り咲く。21歳が作った波に乗って、竜退治に向かう。 データBOX ◎…藤浪の完投は4月5日、5月2日の巨人戦(東京D)に続き、今季3度目(通算5度目)。過去2度は援護に恵まれずともに黒星。完投勝利は昨年9月12日の広島戦(甲子園)以来、通算3度目。チームでは4月26日の広島戦(マツダ)で完封した能見に続き、今季2人目の完投勝利。 ◎…阪神の4位は4月21日以来、23日ぶり。この時はDeNAと並び、9勝12敗だった。阪神・藤浪、完投で久々の白星「正直苦しかったです」 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)阪神・藤浪晋太郎投手(21)が、8安打1失点完投で3月29日の中日戦(京セラD)以来となる2勝目(4敗)を挙げた。チームは2連勝で4位に浮上した。 1点リードの二回、藤浪は先頭の畠山にソロ本塁打を浴び同点に追いつかれたが、四回二死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、五回以降は真っすぐが冴え、許した安打は3本のみという安定感抜群の内容で九回まで投げ切った。打線は五回、鶴岡が勝ち越しソロ。六回にも2点を追加して藤浪を援護した。 ヒーローの藤浪は、久々の勝利に「正直苦しかったです。はい」と安堵の表情を浮かべると、「自分自身に勝ちがつかない状況で、あまりいいピッチングができてなくて、チームに迷惑をかけていた。精神的に苦しい時期もあったが勝ててよかったです」と勝利を喜んだ。 四回二死満塁のピンチについては「1点ぐらいならいいかなと、逆に開き直った結果。センターの大和さんがうまく(打球を)つかんでくれて助かった」と守備陣に感謝。五回以降の好投には「自分のなかでストレートの感覚がよくなっていった。それが繋がった」と振り返った。和田監督(藤浪に)「何とか再生しないといけない投手。完投したのが本人にとっても大きい」西岡(先頭打者アーチで通算1000試合出場を飾り)「まだ2000もあるし、1試合でも多く出られるように努力したい」鶴岡(勝ち越しソロに、藤浪を好リード)「何とか勝たせてあげたいと思っていた」阪神・中西投手コーチ(藤浪に)「完投できたのがよかった。ここから勝っていってもらわないと」虎・藤浪の母「なかなか勝てなくて本人は辛かったと思う」 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)阪神・藤浪晋太郎投手(21)が9奪三振1失点の完投で、3月29日の中日戦(京セラD)以来、約1カ月半ぶりの白星をつかんだ。 今月10日の母の日、オフだった藤浪はカーネーションを持って堺市内の実家に帰省した。8日に7失点したばかりだったが、実家ではバラエティー番組を見ながらリラックス。家族で夕食を楽しんだ後、寮に戻った。母・明美さんは「なかなか勝てなくて本人は辛かったと思いますが、私たちにそんな素振りは見せませんでした」と振り返る。周囲に弱音を吐くことなく、しっかりと悔しさをマウンドで晴らした。鶴岡、虎移籍1号は“ビックリ弾”!本職でも完投・藤浪を好リード (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)どよめきに包まれた白球が飛び込んだのは、バックスクリーン右だ。打った鶴岡が、照れくさそうにダイヤモンドを一周する。“ビックリ弾”で決勝点をもぎ取った。 「抜けろと思った」 本人も本塁打は予測しなかった。ベンチに戻っても、驚いた様子は収まらない。1-1の五回先頭。今季初安打はなんと、勝ち越しソロだ。DeNA時代の2013年7月24日の中日戦(ナゴヤD)以来、2年ぶり。移籍後初の一発が貴重な場面で飛び出した。 スタメン2試合目で、4連敗中の藤浪との今季初コンビ。和田監督から白星が遠い右腕のリードを任された。ただ、バットは指揮官も予想外。「何とか再生しないといけない投手だから鶴岡に頑張ってもらったけど。まさか本塁打まで打ってくれるとは」と驚いた。期待以上の37歳は、マスクをかぶっても光った。 「(藤浪は)久しぶりだから探り探り。ブルペンで変化球がよかったので、そこは意識した」 多投させた左打者の外角へのスライダーがさえた。山田バッテリーコーチは「それも鶴岡の発想」と絶賛。キャンプ2日目に右ふくらはぎを痛めた。1軍復帰は5月まで遅れたが、スタメン2試合目で見事に存在感を示した。 30日に38歳を迎える今季、自主トレで例年以上に動いた。「新しいことは常にやりたい。38歳でも、せっかく野球選手だから」。挑戦したのは、ハードな毎日で体重を落とさない体質作り。毎年夏場に5~6キロ減るという。「体をいじめながら体重を維持する」と、1月から夏を意識した激しい練習で体を慣らした。 20代前半の選手と同じ量だけ砂浜を走った。「タイム走で若手を負かしてやる。うまくなりたい。打ったことないけど3割打ちたい」。“調整”を捨て、疲労まで抱えてキャンプイン。結果、離脱はあったが…。軽傷で済んだのは、鍛え抜いてきたからだ。 「晋太郎が頑張っていたから何とか点を取りたかった。でも、前の打席も後の打席も全然ダメだから、反省しないと」 謙虚なプロ20年目は、ここから開幕。出遅れた分まで暴れてみせる。 データBOX ◎…鶴岡の本塁打は阪神移籍後では初で、DeNA時代の2013年7月24日の中日戦(ナゴヤD)以来、659日ぶり。 ◎…昨季は藤浪と10試合バッテリーを組み、6勝1敗(3試合藤浪に勝敗つかず)と好相性。
May 14, 2015
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阪神・西岡、先頭打者ダ~ン!「打ったの、スローボールやろ?」 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)夕暮れの夜空に、虎の加速を宣言する白球が舞った。プレーボールからわずか4球。先頭の西岡が虎党が陣取る左翼席へアーチをかけた。 「先に点を取って『勝てる』という雰囲気を作りたかった。打ち方がいつもと違ったのは、見てもらえれば分かると思いますけど。風もいい方向に吹いていたしね」 カウント2-1から「狙っていた」という直球を仕留めた。ヤクルト・成瀬の内角よりの132キロを、普段より思い切って引っ張った。結果は理想通り、先制の2号ソロ。2年ぶり、通算19度目の初回先頭打者本塁打で前夜の流れを持ち込んだ。しかも、史上469人目の通算1000試合出場を達成。節目に自ら花を添えた。 「(記録は)試合中に広報から聞いて『そうなんや』って。節目で元気にやれてよかった。2000試合出ている人もいるし、できるだけ多く出られるよう努力します」 3月30日の今季1号も神宮。ロッテ時代の同僚である成瀬からだった。同じ初回に、VTRを見ているような弾道。またも1つ年下の左腕を打ち砕いた。 「打ったの、スローボールやろ?」 “西岡節”で後輩への愛情を示したが、同じジョークを2日前に本人にも告げた。練習中にあいさつに駆けつけた後輩を笑顔で迎えた。「おっ、スローボール!」。技巧派の成瀬をいじって談笑。ただ、冗談は本番でのアプローチにもしっかりつながるものだ。 「速い球がないので、変化球を待っても対応できる。『打たされるような打撃』をしないようにだけ気をつけた」 いじった後、本当に打つところはさすが。打線に復調の気配がみられたときだからこそ、切り込み隊長が元気なのは大きい。データBOX ◎…西岡の初回先頭打者弾は2013年5月18日のソフトバンク戦(甲子園)で摂津から放って以来、2年ぶり。通算19本目(阪神では2本目)。球団記録は真弓明信の38本でセ・リーグ記録。プロ野球記録は福本豊(阪急)の43本。 ◎…西岡はロッテ時代の09年にはパ・リーグ記録のシーズン8本の初回先頭打者弾を記録。プロ野球記録は高橋由伸(巨人)が07年にマークした9本。 ◎…西岡は通算(NPB)1000試合出場。阪神在籍時での達成者は昨年9月29日のDeNA戦(甲子園)の藤井彰人以来、34人目。内訳はロッテで817、阪神では183試合。ツインズ時代の71試合を含めると日米通算1071試合。阪神・西岡、成瀬から先頭打者弾「まだまだこれから」 (セ・リーグ、ヤクルト-阪神、8回戦、14日、神宮)阪神・西岡剛内野手(30)がヤクルト先発の成瀬から先頭打者弾となる2号ソロを放った。 西岡は一回、先頭で打席に入るとカウント2-1から132キロ高めの真っすぐをフルスイング。打球はぐんぐん伸びて阪神ファンの待つ左翼席へ飛び込んだ。「昨日連敗を止めて、今日の試合が大切になると思っていたので、何とか塁に出ようと思っていた延長が、ホームランになりました。試合も始まったばかりなので、まだまだこれからです」とコメントした。 西岡は今季1号を3月31日のヤクルト戦(神宮)で放ったが、同じく成瀬からだった。ツバメ撃ち落とした!阪神・大和、4連打締め満塁2点打 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)いきなりファウル2球で追い込まれても、ひるまなかった。ヤクルト・秋吉の3球目。内角高めの直球に大和が食らいついた。和田監督の現役時代を彷彿させるような、しぶとく鋭い打球が右前に弾んだ。 「何とか前に飛ばそうと思っていました。とにかく試合に出たときに、結果を出すだけです」 2-1の六回。ゴメス、マートン、福留の3連打でつくった無死満塁のチャンスで、右前へ2点打。4月1日のヤクルト戦(神宮)以来の打点。相手が成瀬をあきらめ、継投策を選択した直後で、伊藤隼ら代打陣を送られてもおかしくはなかったが、大和と和田監督との絆がそこにあった。 「ヤマト!」 試合前の練習中、中堅で他選手の打球を捕っていると、突然、呼ばれた。打撃ケージ裏にいた和田監督が近寄ってきた。大和も指揮官のもとへ小走りで向かった。 およそ3分間だった。濃密な時間のアウトラインを虎将が明かした。 「そろそろ目覚めてもらわんと。調子のことばっかりを気にして…。下は向いてないんだけど、モヤモヤしたところはあったから、そういうのは、われわれが取っ払ってあげないと」 開幕「8番・中堅」も打撃不振に陥った。首脳陣からすれば昨季ゴールデングラブ賞の守備力を捨ててまで、伊藤隼、江越、中谷らを起用せざるを得ない事態に陥った。 「何とか打てて、よかったです」 大和はホッとした表情をみせた。打率・184。ここから再出発だ。虎・ゴメス、11試合ぶりマルチ安打でノッてきた (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)大和の中押し2点打を演出したのは4番・ゴメスからだった。六回先頭で成瀬から中堅フェンス直撃。当たりが良すぎて一塁止まりとなってしまったが、その後、マートン、福留、大和と4連打。ゴメスは11試合ぶりのマルチ安打で、福留も7試合ぶり。マートンは2試合連続安打で得点に絡み、「ナイスゲーム」との問いかけに「サンキュー」と笑顔で引き揚げた。GM砲のバットが打線の流れを作ることに和田監督は「そういうのが少しずつ出てきたからね」とうれしそうだった。虎・上本が2戦連続マルチ 低迷していた打率も・244まで上昇 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)阪神・上本が2試合連続の2安打と好調だ。三回二死で右前打、七回一死は中前へ。いずれもライナーで素直にはじき返した。最近5試合は19打数7安打(打率・368)と元気。4月は2割前後で低迷していた打率も・244まで上昇し、本来の姿を取り戻しつつある。阪神、2戦連続2桁Hで4位浮上 和田監督「続けていきたい」 (セ・リーグ、ヤクルト1-4阪神、8回戦、阪神6勝2敗、14日、神宮)阪神は今季初の2試合連続の2桁安打で4位浮上。和田監督は「昨日あたりから活気も出てきた。これを続けていきたいね。今まで苦しんだんでね」と正直な気持ちを漏らした。 前夜は判定をめぐって2度抗議するなど、闘争心あふれる姿をみせていたが、この日は試合前にも“勝負”していた。 スタメンから外れる中谷、俊介、梅野、伊藤隼の4選手に今季初めて遠征中での早出特打を課し、自らも付き合っていた。平田ヘッド、関川、高橋両打撃コーチ、オマリー打撃コーチ補佐も付き添った。 神宮室内で午前10時から始まり、約1時間続いた。ドライといわれた姿勢はそこになかった。これまでの鬱憤を晴らすような2連勝の背景に、指揮官の闘魂があった。
May 14, 2015
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西岡の先頭打者ホームランから始まった対成瀬毎回、立ち上がりは点が取れますが、追加点がなかなか取れない今日は、成瀬の調子も良いようで、西岡の一発だけそして、苦しむ藤浪は畠山に一発を浴びて同点ここからが違いました!藤浪とバッテリーを組む鶴岡が、移籍後初のホームラン!!そして、ゴメス!マートン!福留!三連打で成瀬をKO!!大和がセカンドの頭を超えて二点タイムリー!!5回裏、成瀬に投げたストレートから藤浪の投球が、がらっと変わりました!!ここからは、まったく危なげなく6三振!!藤浪が完投勝利!!西岡は、1000試合出場!!連勝続けるぞ!!!!1回表 【西岡】 レフトソロホームラン S0-1T 【上本】 ショートゴロ 【鳥谷】 空振り三振 【ゴメス】 ライトフライ1回裏 【山田】 セカンドフライ 【上田】 ショートヒット 【川端】 ショート併殺打2回表 【マートン】 ショートゴロ 【福留】 ピッチャーゴロ 【大和】 センターヒット 【鶴岡】 空振り三振2回裏 【畠山】 センターソロホームラン S1-1T 【雄平】 ファーストゴロ 【森岡】 ショートライナー 【松井】 空振り三振3回表 【藤浪】 空振り三振 【西岡】 サードゴロ 【上本】 ライトヒット 【鳥谷】 ライトフライ3回裏 【中村】 ショートゴロ 【成瀬】 空振り三振 【山田】 レフト線ツーベース 【上田】 サードファウルフライ4回表 【ゴメス】 セカンドゴロ 【マートン】 セカンドゴロ 【福留】 センターヒット 【大和】 ショートゴロ4回裏 【川端】 ファーストライナー 【畠山】 ライトフライ 【雄平】 セカンドヒット 【森岡】 ライトヒット 【松井】 デッドボール (代走)三輪 【中村】 センターフライ5回表 【鶴岡】 センターソロホームラン S1-2T 【藤浪】 セカンドフライ 【西岡】 見逃し三振 【上本】 フォアボール 【鳥谷】 ライトフライ5回裏 【成瀬】 見逃し三振 【山田】 ショートゴロ 【上田】 見逃し三振6回表 【ゴメス】 センターオーバーヒット 【マートン】 センターヒット 【福留】 センターヒット (投手交代)成瀬 → 秋吉 【大和】 ライト2点タイムリーヒット S1-4T 【鶴岡】 空振り三振 【藤浪】 空振り三振6回裏 【川端】 空振り三振 【畠山】 サードゴロ 【雄平】 空振り三振7回表 (投手交代)秋吉 → 中澤 【西岡】 ピッチャーゴロ 【上本】 センターヒット 【鳥谷】 レフトファウルフライ (投手交代)中澤 → 古野 【ゴメス】 レフトヒット 【マートン】 サードゴロ7回裏 【森岡】 センターフライ 【三輪】 空振り三振 【中村】 ショートヒット 【代打・今浪】 レフトフライ8回表 (投手交代)古野 → ロマン 【福留】 セカンドフライ 【大和】 空振り三振 【鶴岡】 ファーストゴロ8回裏 【山田】 空振り三振 【上田】 セカンドゴロ 【川端】 ライトヒット 【畠山】 空振り三振9回表 (投手交代)ロマン → オンドルセク 【藤浪】 見逃し三振 【西岡】 フォアボール 【上本】 センターフライ 【鳥谷】 ショートフライ9回裏 (守備交代)坂 サード 【雄平】 セカンドゴロ 【森岡】 レフトヒット 【三輪】 セカンドゴロ 【中村】 セカンドゴロ■2015/5/14 試合結果対ヤクルト 8回戦 神宮神|100 012 000|4ヤ|010 000 000|1勝:藤浪2勝4敗0S敗:成瀬1勝5敗0SHR:西岡ソロ2号、鶴岡ソロ1号、畠山ソロ9号神:藤浪ヤ:成瀬-秋吉-中澤-古野-ロマン-オンドルセク5/15の予告先発神:サンティアゴ中:小熊 凌祐大和選手 6回表 ライト2点タイムリーヒット打ったのはストレート。藤浪も頑張っていたし、追加点が欲しい場面だったので、何とか打てて良かったです。鶴岡選手 5回表 センター第1号勝ち越しソロホームラン(移籍後初)打ったのはストレート。何とか藤浪を援護出来て良かったです。あとはリードで藤浪を助けていけるようにしたいです。西岡選手 1回表 レフト第2号先頭打者ホームラン打ったのはストレート。昨日連敗を止めて、今日の試合が大切になると思っていたので、何とか塁に出ようと思っていた延長がホームランになりました。試合も始まったばかりなので、まだまだこれからです。
May 14, 2015
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阪神・岩田、“らしさ”全開で3連勝「粘らないと岩田稔じゃない」 (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)連敗ストッパーを託されて上がったマウンド。岩田は懸命に腕を振り、七回途中6安打3失点。再三、走者を背負いながらも“らしさ”全開で今季3勝目を挙げた。 「走者を出さないのが一番ですけどね。(粘れたのは)勝ちたいからです」 0-0の二回にいきなり試練が訪れた。二死二塁で西田を歩かせ、投手・新垣との勝負を選んだがまさかの左前打を許す。満塁となり山田を迎えたが、1ボール2ストライクと追い込むと、最後はこん身の直球で空振り三振に仕留めた。三者凡退は六回の1度だけ。粘りの投球に、お立ち台では「粘らないと、岩田稔じゃないと思うので」と胸を張った。 これで4月29日のヤクルト戦で今季初勝利を挙げてから自身3連勝。先発陣は藤浪が8日の広島戦で5回7失点なら、開幕投手のメッセンジャーが10日の同戦で6回5失点で2軍降格と、ピリッとしないのが現状だ。能見を含む4本柱の中でも背番号「21」が一番の安定感を誇る。 神宮では3年ぶりの白星。“鬼門”を克服しての好投でもあった。昨季は0勝2敗で防御率8・74。一昨年も0勝1敗と、2012年8月17日に勝利して以降は4連敗していたが、「そんなん気にしても仕方ない」と泰然自若でトンネルを脱出した。 「まだまだですけど、チームが勝ててよかった。野手の方にたくさん点を取ってもらったので感謝です」 チームの連敗も3で止めた。7年ぶりの自身2桁勝利へ。岩田の快進撃が止まることはない。 (山口大輝)データBOX ◎…岩田が今季神宮初登板で勝利。神宮での勝利は2012年8月17日以来、3年ぶり。以降、昨季まで4試合に先発したが4連敗。同球場では通算11試合登板、3勝8敗、防御率4・81と相性が悪い。中7日登板の虎・呉昇桓、苦しみながらも11S「連勝に変えたい」 (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)3点リードの九回、中7日で登板した呉昇桓は苦しみながらも11セーブ目を挙げた。「自分がしっかり投げて、監督やコーチがマウンドに来なくてもいいようにしたい」と苦笑い。先頭の山田に左越えソロを被弾し、一死後は川端に一塁線二塁打を浴びた。抗議の後にマウンドに立ち寄った和田監督から尻をたたかれて、2点を死守。「連敗が止まったので、連勝に変えたい」と気を引き締めた。虎将が激変!2度もベンチ飛び出し猛抗議「気持ちは入っていた」 (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)気がつけばベンチを飛び出していた。和田監督が激変した。打順変更、代打攻勢が次々的中するだけではなく、ジャッジをめぐって審判団に2度も詰めより、最後はなんと呉昇桓の尻をたたいた。 「チームがこういう状況で、もう一回、スローガンである『as One』というところで、ひとつになってね。うん。そういうスタートを切りたい試合だった。みんな気持ちは入っていたよ」 2-1の六回二死三塁。マートンが右翼ポール際に放った飛球がファウルと判定されると、抗議に走った。明らかなファウルでビデオ判定にすら持ち込めなかったが、その闘志が新垣を襲い、次の球で暴投を呼び込んだ。 さらに九回の守りでは、呉昇桓が先頭・山田にソロを浴びて2点差に迫られると、一死後、川端の一塁線を破る二塁打をめぐって、再び抗議に向かった。“軍配差し戻し”とはならなかったが、その足でマウンドに向かって「頑張れ」と守護神を激励した。これまでの腰の重さとは明らかに変わった。 試合後、スタンドからは「いいぞ、和田!」と声が飛んだ。勝負の4年目。この熱き姿を待っていた。ここから逆襲だ。
May 13, 2015
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重い空気吹き飛ばす!福留&梅ちゃん弾で33戦ぶり虎1試合2発 (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)待ってました、花火が2発。新垣の暴投で3点目がプレゼントされ、マートンがその流れの中で三遊間を破った直後だった。高めスライダーを右翼席にほうり込んだのは福留だった。 「2度目の対戦だったし、(新垣は)スライダーが多いイメージだった。体がうまいこと反応した。マートンが粘ってヒットを打って、いい流れだったし、結果、本塁打になってよかったよ」 4月11日の広島戦(甲子園)で黒田にお見舞いして以来、およそ1カ月ぶりの今季4号。15試合ぶりに6番に戻り、試合の流れを譲らなかった。 「最近、覚えた言葉がある。『継続は力なり』じゃないんだよ。『継続は…疲れる』! それがようやくわかったんだ」 福留はそう言ってケラケラと笑う。2013年に左膝手術。昨季は開幕直後に西岡と交錯し、鎖骨&肋骨を骨折しながらもプレーを続けた。充実した表情は虎3年目で初めてともいえるだろう。 三回先頭では梅野が「いい結果になってよかった」と先制2号ソロをバックスクリーン右に着弾させ、開幕3戦目、3月29日の中日戦以来となる1試合チーム2発。12試合ぶりに2桁となる12安打を放った攻撃陣の思いを福留が代弁した。 「打者とすれば何かをきっかけにしたい。チームも僕も、いいきっかけにしたい」 まだ107試合もある。チーム本塁打数14は両リーグ最低の虎打線だが、重い空気を吹き飛ばすのは、やっぱり本塁打が一番だ。(阿部祐亮)データBOX ◎…阪神が12安打。2桁安打は4月26日の広島戦(マツダ)で10安打して以来、12試合ぶりで今季6度目 ◎…阪神の1試合2本塁打は開幕3試合目の3月29日の中日戦(京セラD)でゴメス、福留の1号以来、33試合ぶりで今季2度目さすが代打の神様や!関本、千金タイムリーで虎連敗止めた (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)さすが代打の神様や! 阪神はヤクルトに1点差に迫られた直後の八回一死満塁で代打・関本賢太郎内野手(36)の中前適時打で貴重な6点目を挙げた。満塁での勝負強さは健在だ。チームの連敗は3で止まり、5位タイに。さぁこれから反攻するで! 相手に傾きかけた流れを、ひと振りで引き戻した。どんなに雰囲気が悪くなっても、結果を残すのが代打の神様。関本が貴重なタイムリーでチームを連敗ストップに導いた。 「甘いボールだったので、打ててよかった」 5-4の八回だ。直前の七回に3点を失い、1点差に迫られていた。ホームのヤクルトは押せ押せムード。相手の波に飲み込まれそうになる中、一死満塁で関本が打席に向かった。5番手のロマンは代わったばかりで制球が定まらない。カウント3-1。押し出し四球狙いの選択肢もある中、背番号3はストライクを取りにきた141キロの直球を見逃さなかった。コンパクトに振り抜かれた打球は中前へ抜けた。 「セキ(関本)のタイムリーはとても大きかったし、あのまま1点(リード)のままやったら、わからんかったけどね」。和田監督がそう振り返ったように、なんとしてもほしかった追加点を奪ってみせた。 4月14日の中日戦以来、自身今季2本目の安打だったが、ここぞのチャンス、とくに満塁での勝負強さはさすがだ。開幕2戦目の3月28日の中日戦でサヨナラ押し出し死球。さらに、今月6日の中日戦ではサヨナラ勝ちにつながる同点押し出し四球と、選球眼でもしっかり貢献していた。 「打ててなかったので、スッキリしなかった」。仕事は果たしても、心のどこかにモヤモヤしたものがあったが、今度はバットでも打点をたたき出し、ようやく爽快さを味わうことができた。 1打席に集中する姿は控え選手の見本になっている。狩野も関本の背中を見ているひとりだ。「代打に行くときのことはいろいろ聞きます。セキさんを見ていると、打席に向かうときだけ集中している」。切り札は、ベンチ裏では決して無駄な力を入れないという。出番の瞬間、一気に集中力を高めることで最大限のパワーを発揮する。存在感は他の代打陣にも好影響。この日の試合前には新井に話しかけ、打席の立ち位置について議論した。教えて見せて、周囲に気を配って。縁の下の力持ちも担う。 首位DeNAが勝利したため、負ければ7ゲーム差となり、データ的に優勝確率が「0%」になるところだった。過去5度の優勝のうち、最大のの逆転は1964年の6・5ゲーム差から。DeNAとは6ゲーム差のままだが、崖っぷちで踏みとどまり、広島と5位で並んだ。 「これがきっかけになればいい」と関本がうなずく。チームは12試合ぶりに2桁安打をマーク。チーム打率・230は12球団ワーストだが、代打の神様の一打が猛虎打線復活の合図となる。 (白石大地)データBOX ◎…関本は今季代打で17回起用され、13打数2安打で打率・154、0本塁打、4打点。昨季は54回起用で42打数10安打の打率・238、1本塁打13打点だった。通算では338回起用で、打率・238(273打数65安打)、7本塁打、56打点。 ◎…狩野は今季代打で18回起用され、16打数6安打で打率・375、0本塁打、1打点。阪神の代打起用回数5以上の選手では打率トップ。激変!阪神・マートン、因縁の神宮で打撃&“荒々しさ”戻った (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)激しい衝突に、ヤクルトベンチからナインが飛び出す。立ち上がった虎の助っ人は、迫力十分の視線でにらみ返す。両軍が入り乱れ、一触即発。ほめられたシーンではない。それでも、マートンが闘争心を取り戻したことは確かだった。 「いい勝ち方だったと思うよ」 スタメン復帰で即2安打はもちろん、見せ場は他にもあった。二回先頭で右翼線へ。外角の変化球に食らいついた。ポトリと落とすと、迷わず一塁を蹴った。クロスプレーで二塁をゲット。さらに注目は三塁へ進塁後だ。伊藤隼の右飛でタッチアップ。本塁で憤死したものの、ど迫力の体当たりで捕手・西田に突っ込んだ。 マートンとヤクルトには因縁のプレーだ。2013年5月12日(松山)で田中雅に鎖骨骨折を負わせた。さらに、9月14日(神宮)では相川との乱闘で退場した。あわや悪夢の再現。最悪の事態が避けられたのは救いだが、ここまで集中力を欠くシーンも目立ったM砲に、本能が戻ったことだけは朗報か。和田監督は「打席も走塁も気持ちが入って、集中力もあった」と、復活の気配を感じた。 10日の広島戦で今季初めてスタメンを外れた。復帰戦は外れる前の「6番」ではなく「5番」だ。指揮官は「マートンが5番に帰ってくるときが勝負。新たなスタート」と、連敗脱出のキーマンに託した。前日12日は居残り練習も敢行していた前向きな気持ちにかけて、本来の位置で起用した結果は「吉」と出た。 勇猛果敢な姿勢だけでなく、打撃も本来のものだ。第3打席でもみせた。六回二死三塁で、右翼ポール際へ大飛球を放った。わずかにファウル。抗議で中断し、次の球は新垣の暴投。それでも集中していた。次の球を左前打にして福留の2ランを呼んだ。 よくも悪くも“荒々しさ”が戻った背番号9。三塁側のファウルグラウンドで、ファンとハイタッチしながら引き揚げた。優しいスマイルも本当の姿。スコアボードに名前を連ね続けることが、虎党への最大のプレゼントだ。 (安藤理)マートンのヤクルト戦ホームタックルVTR ★2013年5月12日(松山) 1点を追う四回一死三塁。藤井の浅めの中飛で突入し、捕手・田中雅と衝突。両軍ベンチが飛び出し一触即発の状況に発展。突き飛ばされた田中雅は松山市内の病院で鎖骨骨折と診断された ★同年9月14日(神宮) 0-0の六回二死二塁。福留の中前打で突入。捕手・相川(現巨人)がマスクをつけたままブロックをするも飛ばされ、マートンに詰め寄り、球審は両選手を暴力行為で退場処分に。マートンはベンチで「WHY(なぜ)?」のポーズ阪神・鳥谷、通算103盗塁&2戦マルチ「連敗した分取り返す」 (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)鳥谷が1点リードの六回一死から三塁内野安打で出塁し、続くゴメスの打席で二盗に成功した。通算103盗塁は藤村富美男に並び、球団10位。その後、新垣の暴投で生還した。八回先頭では左中間に二塁打。「塁に出ることを考えていた。(連敗を)止めただけじゃなく連敗した分、取り返せるように頑張りたい」。2試合連続マルチ安打と上昇気流だ。阪神・狩野、今季初打点は千金犠飛「食らいついていきました」 (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)関本の適時打に続いて、八回一死満塁で狩野も中犠飛。代打攻勢で突き放した。「セキさんが打ってくれて楽に(打席に)入れた。初めて対戦する投手なので、食らいついていきました」。追い込まれてからロマンの低めの変化球を拾った。うれしい今季初打点。今季の代打成績は16打数6安打(打率・375)と、切り札の関本に負けない存在感だ。阪神・ゴメス、4試合&16打席ぶり安打に笑顔戻った! (セ・リーグ、ヤクルト5-7阪神、7回戦、阪神5勝2敗、13日、神宮)4番ゴメスにも笑顔が戻った。1点リードの八回無死二塁で右前打。これがチーム10本目で、12試合ぶりの2桁安打となった。適時打とはならなかったが、4試合&16打席ぶりに「H」ランプを灯した。新神戸駅で「打ちます」と東京行きの新幹線に乗り込んだだけに、有言実行といったところ。GM砲の巻き返しに乞うご期待だ。
May 13, 2015
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今日も岩田はよく投げました!!!そして、あれだけ、岩田の時に打たなかった打線が今日は猛爆発!!梅ちゃんのソロホームラン!上本のタイムリーツーベース!鳥谷、ヒット、盗塁のあとのワイルドピッチで三点目!マートンヒットの後の福留のツーラン!!安藤が打たれて1点差になった次の8回表鳥谷ツーベース!ゴメスヒット!マートンは内野ゴロで1-2塁福留が粘って満塁代打関本がタイムリーヒット!!さらに、代打狩野が犠牲フライ!!福原は三人で閉め呉昇桓がホームランを打たれ、ランナーも出すも、最後は荒木を空振り三振!!!マートンもゴメスも福留も、かなり調子が良くなってきたような感じがします。このまま明日も!!1回表 【西岡】 左中間ツーベース 【上本】 ピッチャーゴロ 【鳥谷】 サードファウルフライ 【ゴメス】 空振り三振1回裏 【山田】 センターヒット 【上田】 ピッチャー犠打 【川端】 空振り三振 【畠山】 セカンドゴロ2回表 【マートン】 ライト線ツーベース 【福留】 セカンドゴロ 【伊藤隼】 ライトフライ2回裏 【雄平】 センターヒット 【荒木】 ピッチャー犠打 【西浦】 センターフライ 【西田】 フォアボール 【新垣】 レフトヒット 【山田】 空振り三振3回表 【梅野】 センターソロホームラン S0-1T 【岩田】 空振り三振 【西岡】 フォアボール 【上本】 レフト線タイムリーツーベース S0-2T 【鳥谷】 ライトフライ 【ゴメス】 ライトフライ3回裏 【上田】 ショートフライ 【川端】 ショートゴロ 【畠山】 レフトソロホームラン S1-2T 【雄平】 ショートフライ4回表 【マートン】 サードゴロ 【福留】 ファーストファウルフライ 【伊藤隼】 センターフライ4回裏 【荒木】 ショートゴロ 【西浦】 ファーストゴロ 【西田】 フォアボール 【新垣】 ピッチャーゴロ5回表 【梅野】 空振り三振 【岩田】 空振り三振 【西岡】 レフトフライ5回裏 【山田】 フォアボール 【上田】 ピッチャー犠打 【川端】 セカンドライナー 【畠山】 フォアボール 【雄平】 ショートフライ6回表 【上本】 セカンドフライ 【鳥谷】 サードヒット ランナー鳥谷が二盗 【ゴメス】 空振り三振 ワイルドピッチ ワイルドピッチ S1-3T 【マートン】 レフトヒット 【福留】 ライト2ランホームラン S1-5T 【伊藤隼】 ライトヒット (代走)大和 【梅野】 空振り三振6回裏 【荒木】 セカンドゴロ 【西浦】 サードゴロ 【西田】 空振り三振7回表 (投手交代)新垣 → 徳山 【岩田】 見逃し三振 【西岡】 セカンドゴロ 【上本】 空振り三振7回裏 【代打・飯原】 ピッチャーフライ 【山田】 レフト線ツーベース 【上田】 ライトヒット 【川端】 センター犠牲フライ (投手交代)岩田 → 安藤 ランナー上田が二盗 S4-5T 【畠山】 ライトヒット 【雄平】 レフトオーバー2点タイムリーツーベース 【荒木】 サードゴロ8回表 (投手交代)徳山 → 古野 【鳥谷】 左中間ツーベース 【ゴメス】 ライトヒット 【マートン】 セカンドゴロ (投手交代)古野 → 久古 【福留】 フォアボール (投手交代)久古 → ロマン 【代打・関本】 センタータイムリーヒット S4-6T 【代打・狩野】 センター犠牲フライ S4-7T (代走)俊介 (守備交代)藤井 キャッチャー (投手交代)安藤 → 福原8回裏 【代打・森岡】 見逃し三振 【西田】 セカンドフライ 【代打・田中浩】 ライトフライ9回表 (投手交代)ロマン → 秋吉 【代打・坂】 空振り三振 【西岡】 ショートファウルフライ 【上本】 センタースリーベース 【鳥谷】 サードファウルフライ9回裏 (投手交代)福原 → 呉昇桓 【山田】 レフトソロホームラン S5-7T 【上田】 空振り三振 【川端】 ライト線ツーベース 【畠山】 フォアボール (代走)三輪 【雄平】 セカンドゴロ 【荒木】 空振り三振福留選手 6回表 ライト第4号ツーランホームラン打ったのはスライダー。マートンが粘ってヒットで繋いでくれたし、相手のミスで貰った1点で終わることなく、いい形で得点出来て良かったです。上本選手 3回表 レフト線タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。追い込まれていたので、繋いでいこうと必死に食らいついていきました。梅野選手 3回表 センター第2号先制ソロホームラン打ったのはストレート。回の先頭だったので、塁に出ることだけを意識していました。それがいい結果になって良かったです。■2015/5/13 試合結果対ヤクルト 7回戦 神宮神|002 003 020|7ヤ|001 000 301|5勝:岩田3勝1敗0SS:呉昇桓0勝0敗11S敗:新垣1勝2敗0SHR:梅野ソロ2号、福留ツーラン4号、畠山ソロ8号、山田ソロ5号神:岩田-安藤-福原-呉昇桓ヤ:新垣-徳山-古野-久古-ロマン-秋吉5/14の予告先発神:藤浪 晋太郎ヤ:成瀬 善久
May 13, 2015
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阪神・岩崎、快投6回2失点「テンポ良く投げることできた」 (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)岩崎が20日ぶりの1軍マウンドで6回4安打2失点の快投。今季初勝利はお預けとなったが、飄々と打者を斬る本来の投球をみせた。「すごくよかったわけではなかったですけど、テンポ良く投げることができた。こういう投球を続けていきたい」。4月16日の中日戦(ナゴヤD)では四回途中4失点でKOされ、翌日に抹消。2軍では制球と直球を磨いて戻ってきた左腕に、和田監督は「しっかりとゲームを作って後ろにつないでくれた」と及第点を与えた。阪神・安藤、1回ピシャリ!主軸を三者凡退に仕留める (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)八回から3番手で登板した安藤は平田、ルナ、ナニータの主軸を三者凡退に仕留めた。「何が起こるかわからない。それが野球なので」。本来は勝ちパターンで起用されている右腕が執念のリレーでつなげた。中西投手コーチは「アンちゃんは中6日空いてたし、あした(7日)も休みだったから」と起用の理由を語った。阪神・福原、11球斬り2勝!頼もし5試合連続無失点 (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)福原が好救援で今季2勝目を手にした。「本当に良かった。先発も安ちゃん、遼馬もよくがんばってくれていた」。1点ビハインドの九回に4番手で登板。福田、エルナンデス、谷繁をわずか11球で三者凡退に斬り、サヨナラ劇をアシストした。これで5試合連続無失点とし、頼もしい限りだ。データBOX ◎…中継ぎ投手を3人以上起用し、無失点リレー(先発投手を除く)をしたのは4月30日のヤクルト戦(甲子園)以来、今季6度目。同試合では松田-高宮-福原-呉昇桓の継投。チームは4勝2敗。阪神・鶴岡、今季初昇格で好リード!ベテランが新たな風 (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)今季初めて昇格した鶴岡が「8番・捕手」でスタメン出場。先発・岩崎の真っすぐを有効に使う好リードで6回2失点。松田、安藤の無失点リレーをアシストした。バットでは2打数無安打だったが、37歳のベテランが虎投に新たな風を吹かせた。虎・関本、同点押し出し四球!代打打率・091も存在感みせた (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)悲鳴と歓声がめまぐるしく入れ替わった九回裏の攻防で、関本の表情には余裕すら漂っていた。“代打の神様”の選球眼が、サヨナラ勝利への流れを作った。 「必死や、必死! 気持ちだけでした」 1点ビハインドの九回二死満塁。3番手・又吉に代わった直後。投球練習など、打席に立つまでに時間が空いたが、集中力を切らさなかった。 「全然、大丈夫。どっちみち、抑える(力のある)ピッチャーやから」 フルカウントから、最後は内角に大きく外れた直球に左手で小さくガッツポーズ。土壇場で同点に追いつく押し出し四球。新井の劇打につなげた殊勲のベテランを、和田監督も「(良太は)よく打ってくれたし、その前の関本が持ち味を出してよく選んでくれた」とたたえれば、平田ヘッドコーチも「あれがセキの持ち味。つなぎの四球が大きかったよ」と労った。 昨季、関本は66打席で13四球を選んだ。出番は試合終盤。ベンチから戦況を見つめながら、相手投手の球筋や配球を目に焼き付ける。普通ならそこで終わりだが、神様は違う。「(打席に入れば)ストライクを振るだけ。ただ、(それまでに審判の)癖とかは多少、頭に入ってるよ」。優れた選球眼は優れた観察眼からも生み出される。勝敗を分ける1打席にかけるからこそ、微細な情報にも注意を払う。 開幕2試合目の3月28日の中日戦(京セラD)では、無死満塁から押し出し死球でサヨナラ勝利をつかんだ。今季代打成績は11打数1安打(打率・091)3打点とふるわないが、数字には表れない存在感が、そこにはある。 同じ右の代打の新井がヒーローになった。“神様”も負けていられない。次こそは-。代打・関本コールを虎党も待ちわびている。 ★関本の今季サヨナラ押し出し死球VTR 3月28日の中日戦(京セラD)。0-0の延長十回に無死満塁の場面で代打で初登場。初球から積極的に振り、祖父江にプレッシャーをかけた。そして8球目、すっぽ抜けた直球が左前腕部に直撃。チームでは2012年以来3年ぶりとなる押し出し死球でのサヨナラ勝ちという珍事となった。データBOX ◎…関本は今季代打で15回起用され、打率・091(11打数1安打)、0本塁打3打点4四死球。昨季は54回起用で打率・238(42打数10安打)1本塁打13打点11四死球だった。通算では336回起用で、打率・236(271打数64安打)7本塁打55打点61四死球。選球眼信じた!虎・福留、サヨナラ呼ぶ四球でしっかりつなぎ役 (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)竜の守護神のボール球に手を出さなかった。2試合連続無安打も四球で出塁。福留が歓喜のホームインを果たした。 「(ヒーローは)打った良太ですよ」 自身は多くを語らず、サヨナラ打を放った新井を称えた。 1-2の九回二死一塁で相手投手が福谷に交代。福留は制球に苦しむ右腕の荒れ球をしっかりと見極めた。3ボールからフルカウントに持ち込まれたが、ファウルで1球粘った後、高めの浮いた152キロの直球にバットはピクリとも動かなかった。 3度目の対戦となる先発・バルデスの巧みな投球に手こずる中、2点ビハインドの七回に必死さを出した。一死走者なしで2球目に珍しくセーフティーバント。ファウルとなったが、苦しい状況を打開したい気持ちが表われていた。 その後、カウント1-2から見逃し三振に倒れた。低めの直球を自信を持って見送ったが、判定はストライク。不満そうに首をかしげると、ベンチに戻ってからは吉本球審に向かって鬼の形相で何かを叫んだ。不信感を抱えたまま迎えた九回の打席。先月、38歳になったベテランの選球眼が今度は上回った。 続くマートンもフルカウントから四球で出塁した。主軸がしっかりとつなぎ役に徹し、サヨナラ勝ちに貢献。ともに無安打に終わったが、虎の5、6番が存在感を示した。阪神・ゴメス、シフト破った7戦連続安打!頼れる主砲が躍動 (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)ゴメスが九回二死から中前打を放ち、サヨナラ劇の起点となった。見逃せばボール球の外角変化球をとらえた打球は、三遊間を狭める“ゴメスシフト”をあざ笑うかのように、広く空いた二遊間へ。7試合連続安打を4打席目に決めた。シフトについては「自分としてはどうしようもないからね」と話していたが、頼れる主砲が躍動した。虎・鳥谷、難敵バルデス攻略!8戦ぶり今季8度目マルチ (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)鳥谷は難敵バルデスから2安打を放ち、攻略した。一回には二塁手のグラブを弾く内野安打。六回二死一塁の場面で左中間にはじき返したが、上本の本塁憤死でタイムリーとはならなかった。8試合ぶりの今季8度目のマルチ安打で打率は・250とした。キャプテンのバットが湿りがちな打線のキーになる。
May 6, 2015
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良太、代打反撃弾&九回劇打!阪神が奇跡サヨナラでGW連勝締め (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)ミラクル劇勝や! 阪神・新井良太内野手(31)が九回二死満塁から、中前へサヨナラ打を放ち、試合を決めた。八回に代打本塁打で反撃のノロシを挙げ、最終回は二死走者なしからの逆転劇。2連勝で2カードぶりの勝ち越し。ゴールデンウイーク最終日の甲子園が、今季マックスの歓喜に包まれた。大はしゃぎの仲間を見て、天高くヘルメットを放り投げた。歓喜のペットボトルシャワーが心地よかった。ゴールデンウイーク最終日。敗戦ムードから勝利に導いたヒーローは新井だ。不振を極めた男がドラマチックにサヨナラ打をかました。 「最高です! 一応、二死満塁(なら回る)とわかっていましたが、まさかこんな風になるとは思っていなかったです」 興奮冷めやらぬ、お立ち台。振り返ったのは、1点を追う九回だ。二死走者なしから、ゴメスの中前打を皮切りに3連続四球で同点にすると、球場のボルテージは最高潮。巡ってきた打席に「足はガクガク」。小指1本分、グリップを余らせて食らいついた。3番手・又吉に追い込まれながら、執念の打球を中前へ。右拳を突き上げた。 劣勢の風向きを変えたのも、自身25打席目での一発だ。八回に代打で登場し、難敵バルデスから左中間へ今季1号ソロ。ベンチ前では、キャプテンの鳥谷に抱きついた。 「とにかく自分のスイングをしようと思った。トリさんが喜んでくれてうれしかった」 2年前は開幕4番を務めたが、今年は代打が主戦場。試合前の時点で打率はジャスト1割(20打数2安打)。2軍降格の危機にも陥っていた。苦しいとき、支えになったのは尊敬する先輩。本拠地での試合後は決まって、背番号「1」を追って、室内練習場に足を運んだ。ときに助言も仰いだ大きな背中にようやく報いることができた。 グラウンド外でも救世主になった。衝撃の事件は2月の高知キャンプ中に起きた。安芸市内で安藤と寿司をつまんでいると、異変に気づいた。「焦げ臭い…」 すると、鬼気迫る表情で女性が店内に駆け込んできた。 「火事なんです、助けてください!」 箸を止め、外に出た。近くの飲食店から煙が漏れていた。「小火になっていたから、何かできないかと」。火災の場所はわかりづらい路地裏。急いで大通りに走った。 「こっちですから!!」 サイレンを聞き、1メートル88の体で曲がり角を示して、身ぶり手ぶりで消防車、救急車を誘導した。幸い、人命に関わることはなかったという。誰かのためになりたい-。その思いはユニホームを脱いでも変わらない。男気あふれる行動で悩んでいる後輩を食事に誘えば、どこまでも熱く語る。 「目はぎらついているか? 俺もだけど、下手くそはスマートにやろうとしてはいけない。元気に声を出すしかない!!」 そんな姿勢を和田監督は改めて評価。「打てないときでもベンチで一番声を出すのが良太。チームにとっても大きな本塁打でサヨナラ安打だった」と目を細めた。 「きょう来てくださっているタイガースファン、僕のファンのために打ちました!」 狂喜乱舞のスタンドへ晴れ舞台から絶叫した。今季3度目のサヨナラ勝ちで借金は「2」となり、4位の中日とゲーム差なし。開幕からなかなか波に乗れなかった虎だが、元気印の活躍が今度こそ起爆剤になる。 (小松真也)サヨナラ打を浴びた瞬間、マウンドに座り込んだ中日・又吉 「バルデスに勝ちをつけたかった。抑えるつもりで投げているのに、抑えられない」データBOX ◎…新井のサヨナラ打は12年9月2日の広島戦(甲子園)で、1-1の延長十一回に今村から2ランを放って以来、通算3本目。 ◎…新井の代打本塁打は昨年4月23日の中日戦(ナゴヤD)以来、通算3本目。 ◎…チームの今季のサヨナラ勝ちは3月27、28日の中日戦(京セラD)でしており、3度目。カード勝ち越しは2カードぶりで、今季3度目。 ◎…二死走者なしからの逆転サヨナラ勝ちは2009年4月30日の横浜戦(甲子園)以来。0-2の九回二死走者なしから、今岡、平野、関本、鳥谷、金本の5連打で勝利した。阪神・良太「最後に打てて本当良かったです」 (セ・リーグ、阪神3x-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)劇的なサヨナラ打を放った阪神・新井良太内野手(31)は大歓声を浴びたお立ち台で「最高です!!」と絶叫。今季は結果が出ない中で「苦しい」と心境を告白し、「僕の立ち位置はやるしかない。自分が出たときは数多くチームに貢献したい」と熱く語った。 (お立ち台) ――手荒い祝福を受けてどうですか 「(大歓声に出迎えられ)最高です!!」 ――追い込まれた打席での心理は 「あっという間に追い込まれて、やばいやばいって感じだったんで…でも最後に打てて、本当良かったです」 ――これまで苦しんだ分いいことがありましたね 「(周囲を見渡し)まだまだ今日だけなのでこれにおごることなく、やっていきたいと思います。こんな全然結果が出ていない時でも周りの方々、首脳陣含め、皆さんが声を掛けてくださったので本当感謝してます」 ――こんな試合めったにないですね 「(汗を拭って)ちょっと興奮がおさまらないですね」 ――新井さんにとってのGWは 「これからバンバン働いて、こういう活躍ができるように、またがんばっていきたいと思います!」(記者囲み) ――サヨナラの場面は食らいついてく気持ちだった 「(まだ興奮した様子で)本当にそういう感じです。食らいつく、食らいつく…それだけです」 ――結果が出ていないなかで大きかった 「それでも、使ってくれる監督、たくさん声をかけてくれたコーチの方々、トリさんとか選手の方も声をかけてくれたんで、それに応えられてよかった」 ――本塁打のあとベンチ前で鳥谷と抱擁 「トリさんも打てていないなかで、毎日のように試合が終わってから、一緒に打っていたんで。トリさんが喜んでくれてうれしかった」 ――本塁打は変化球をイメージしていた 「スライダーでしたね。(間を置き)イメージしていたというか…とにかく自分のスイングをしよう、それだけですね」 ――結果が出ない中で苦しさは 「苦しい…(上を向いて考えを巡らした後)どうですかね。それはつきもの。僕の立ち位置はやるしかない。自分がでたときは数多くチームに貢献したい」 ――兄・新井貴浩(広島)の活躍は刺激になる 「それは、あまりないですね」 ――連絡は 「ない、ない(即答)。(その後、記憶を辿るが…)ごめんな!(と話題が提供できず謝って、報道陣が爆笑)」阪神・新井、九回二死から劇的サヨナラ打「興奮おさまりません」 (セ・リーグ、阪神3×-2中日、9回戦、阪神6勝3敗、6日、甲子園)阪神が土壇場の九回、二死走者なしから新井良太内野手(31)の中前打でサヨナラ勝ちをした。ゴールデンウイークを劇的な勝利で締めくくった。 阪神は1-2の九回、中日先発のバルデスに簡単に二死とされるが、ゴメスが中前打を放ち、中日は完投目前のバルデスに代え守護神の福谷をマウンドへ送る。しかし、福谷が大誤算。連続四球で二死満塁となり、又吉に代えたが、代打・関本に押し出し四球を与え同点。なおも二死満塁で、八回に1号ソロを放っている新井がカウント0-2と追い込まれながらも、中前へしぶとく運んだ。 「最高です。本当よかったです」とお立ち台で新井は振り返ったが、足が震えていたという。開幕から不振で打率は1割台。緊張する場面での打席の上、「あっという間に追い込まれ、やばいやばいという感じでした」と興奮気味。 和田監督は「ベンチで1番声を出していたのが良太なんです。うれしいと思いますよ」と話した。 「これからもおごることなくやっていきたい。結果が出てなくても、周りが声をかけてくれて本当に感謝してます。興奮おさまりません。ぼくのファンのために打ちました!ばんばん働いて頑張っていきたいと思います」と阪神ファンに向けて今後の活躍を誓った。関本(九回に代打で同点の押し出し四球)「必死や必死。気持ちだけです」阪神・関川打撃コーチ(新井に)「大仕事をしてくれて、本人もうれしいと思うし、こっちも助けられた」阪神・中西投手コーチ(岩崎に)「真っすぐも、バランスもよかった」
May 6, 2015
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バルデスをまったく打てず、これは、もうだめかと諦めてました。。。代打良太のホームランが8回に出て1点差岩崎の好投、そして、松田、安藤、福原の完璧なリリーフ流れはできていました。。。9回二死まで追い込まれながらも、また良太まで回るかも。。。あと、一人なってランナーなしからゴメスが、ショートゴロになってもおかしくないあたりでしたが、サード側に守っていたためセンターに抜けこれで、打ててなかったバルデスをキャッチャーに入っていた谷繁監督が抑えの切り札福谷に交代この福谷がストライクが入らない。。。福留がフルカウントからフォアボールの後、谷繁がパスボールランナー二三塁ここでマートンもフルカウントからフォアボールを選びます。又吉に交代するも、又吉もストライクが入らない。ツーストライクから代打関本はバットを止めて粘り、フォアボール!押し出し同点!!本当に良太まで回りました!!フォアボール、パスボール何でもサヨナラ。。。しかし、あっさりツーストライクに追い込まれます最後も外角低めに逃げるボール球に手を出しますが、無理やり体勢を崩して、センターへ!!外野を抜けてサヨナラ勝ち!!!!感動しました!!今年、まったくいいところがありませんでしたがこの勢いで、アニキに負けず、レギュラーをもぎ取れ!!!1回表 【大島】 ショートゴロ 【荒木】 セカンドフライ 【平田】 サードゴロ1回裏 【西岡】 フォアボール 【上本】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 セカンドヒット 【ゴメス】 ピッチャー併殺打2回表 【ルナ】 空振り三振 【ナニータ】 レフトヒット 【福田】 レフトフライ 【エルナンデス】 空振り三振2回裏 【福留】 レフトフライ 【マートン】 空振り三振 【俊介】 センターヒット 【鶴岡】 ファーストゴロ3回表 【谷繁】 空振り三振 【バルデス】 サードファウルフライ 【大島】 デッドボール ランナー大島が二盗 【荒木】 センタータイムリーヒット T0-1D 【平田】 ショートゴロ3回裏 【岩崎】 セカンドフライ 【西岡】 セカンドゴロ 【上本】 ショートゴロ4回表 【ルナ】 空振り三振 【ナニータ】 セカンドゴロ(エラー) 【福田】 センターフライ 【エルナンデス】 ピッチャーゴロ4回裏 【鳥谷】 ショートゴロ 【ゴメス】 ショートゴロ 【福留】 レフトフライ5回表 【谷繁】 レフト線ツーベース 【バルデス】 ピッチャーゴロ 【大島】 ショートフライ 【荒木】 センターフライ5回裏 【マートン】 ファーストゴロ 【俊介】 ショートゴロ 【鶴岡】 ファーストファウルフライ6回表 【平田】 レフトソロホームラン T0-2D 【ルナ】 セカンドゴロ 【ナニータ】 センターフライ 【福田】 サードゴロ6回裏 【代打・狩野】 見逃し三振 【西岡】 ショートフライ 【上本】 ショートヒット 【鳥谷】 レフトヒット (投手交代)岩崎 → 松田7回表 【エルナンデス】 センターヒット 【谷繁】 ピッチャー犠打 【バルデス】 レフトヒット 【大島】 ショートフライ 【荒木】 見逃し三振7回裏 【ゴメス】 サードゴロ 【福留】 見逃し三振 【マートン】 サードゴロ8回表 (投手交代)松田 → 安藤 【平田】 セカンドファウルフライ 【ルナ】 ライトフライ 【ナニータ】 サードファウルフライ8回裏 (守備交代)堂上 サード (守備交代)松井佑 レフト 【俊介】 ショートゴロ 【代打・新井】 左中間ソロホームラン T1-2D 【代打・梅野】 ファーストファウルフライ 【西岡】 サードゴロ9回表 (投手交代)安藤 → 福原 【福田】 ライトフライ 【エルナンデス】 空振り三振 【谷繁】 ライトフライ9回裏 【上本】 サードゴロ 【鳥谷】 レフトフライ 【ゴメス】 センターヒット (代走)大和 (投手交代)バルデス → 福谷 【福留】 フォアボール パスボール 【マートン】 フォアボール (投手交代)福谷 → 又吉 【代打・関本】 フォアボール T2-2D 【新井】 センタータイムリーヒット T3-2D■2015/5/6 試合結果対中日 9回戦 甲子園中|001 001 000|2神|000 000 012x|3勝:福原2勝0敗0S敗:福谷2勝2敗6SHR:新井ソロ1号、平田ソロ4号中:バルデス-福谷-又吉神:岩崎-松田-安藤-福原先発岩崎投手 6回 2失点今日はテンポよく投げていくことを心掛けてマウンドへ上がりました。1点目は2アウトからランナーを出してしまい、2点目は不用意にストライクを取りにいったボールをホームランにされてしまい、2失点とも防げた失点だったと思います。詰めが甘かったです。みんなを笑顔に。良太の活躍で劇的サヨナラ「新井良太デー」と言っていい。中日先発・バルデスを打ちあぐね、2点のビハインドがどんどん重くなっていた8回。一死から代打に出た新井良が、1ストライクからのスライダーを仕留めて、左中間スタンドに放り込んだ。開幕からずっと一軍にいるが、これまでに打ったヒットは開幕3戦目の内野安打と、4月25日に広島・黒田から放った二塁打だけ。その二塁打も決していい当たりではなかった。試合開始前の時点で打率は.100。「自分のスイングをしようと。それだけ」で入った打席で、最高の結果を出した。ベンチに帰ると、尊敬する先輩・鳥谷と抱き合って喜んだ。「トリさんも最近、打てていなくて、試合後に毎日、一緒に打っていたので」日々の努力が実を結んだ。1点差としたことで、相手ピッチャーのプレッシャーは間違いなく変わったはずだ。9回表を4番手・福原が3者凡退に抑えると、その裏、阪神に流れが来た。上本、鳥谷は簡単に打ち取られたが、野球はツーアウトから。ゴメスが中前打で出塁すると、中日は120球を超えていたバルデスから福谷にスイッチした。しかし、制球が定まらず、福留、マートンに連続四球。満塁となり、中日ベンチは3番手・又吉を送り込んだが、代打・関本が冷静に四球を選び、押し出しで同点に追い付いた。こうなると、もう押せ押せだ。きょう2度目の打席に、いつもよりバットを短く持って入った新井良は、2球連続見逃しで2ストライクと追い込まれたが、「より食らい付く気持ちが出た」と、2球ファウルで粘ったあとの5球目、外角の変化球にまさに食らい付いて、中前に運んだ。「(結果が出ないときも)使ってくれた監督と、たくさん声を掛けてくれたコーチの方々と、選手も、トリさんとかすごく声を掛けてくれていたので、それに応えられたのが一番うれしいです」こう言える選手だからこそ、みんな新井良を応援したくなるのだろう。関川打撃コーチは試合後、こう言った。「本当によく打った。練習では悪くなかったけど、試合で打てなくて、本人が一番しんどかったと思う。それでも頑張っていたのを、神様が見ていたんだろうね。打てなくてもベンチで声を出していたし、決して腐っていなかった。こういう仕事をしてくれて、こっちも助けられたよ」打率1割でもファームに落とされなかった理由は、こんなところにある。
May 6, 2015
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虎将、打順改造で連敗止めた!「気分転換も含めて入れ替えた」 (セ・リーグ、阪神4-2中日、8回戦、阪神5勝3敗、5日、甲子園)和田監督が打順を改造した。1番・西岡、2番・上本、3番・鳥谷-。西岡、上本を入れ替え、連敗を3で止めた。 「西岡が非常に状態がいい。上本がここ何試合か(2試合連続無安打)調子を落としていたので気分転換の意味も含めて打順を入れ替えた」 1~3番の並びは今季6パターン目。初めて昨秋のクライマックス・シリーズ、日本シリーズでの順番に戻した。 上本は2安打1四球。5試合ぶりのマルチ安打に選手会長は「(打順については)特に何も…」と言葉少なだったが、指揮官は「(調子が)戻りそうな打席が多かった」とうなずいた。 3番・鳥谷は、七回に9打席ぶりの安打となる右翼線三塁打。ここ7試合で21打数2安打(打率・095)。打率・242と苦しんでいるが、和田監督は「あの1本でキッカケをつかんでほしい」と願った。 「きのう(4日)で30試合、節目となる時期は過ぎた。とにかくマイナス(借金)を1日も早く(消す)」 状態優先で打線を組んでいくことを示唆した指揮官の、眼力と決断力が試される。虎・西岡、ライナー好捕!平田HC「しっかり守っていくことが大事」 (セ・リーグ、阪神4-2中日、8回戦、阪神5勝3敗、5日、甲子園)15試合ぶりに1番に復帰した西岡は4打数無安打。始球式を務めた友人、井岡一翔の前でバットは不発だったが、好投していた大阪桐蔭高の先輩・岩田を守備で援護した。同点の六回。先頭のルナの強烈なライナーをジャンプして、好捕。気合のガッツポーズも飛び出した。平田ヘッドコーチは「しっかり守っていくことが大事」と評価した。阪神・伊藤隼、2試合ぶり先発でチャンス拡大打「いい形に」 (セ・リーグ、阪神4-2中日、8回戦、阪神5勝3敗、5日、甲子園)2試合ぶりに先発出場した伊藤隼が、七回二死二塁から右前打。一、三塁とチャンスを拡大させた。直前の暴投で一走・マートンが二進しており、「マートンが、いい走塁をしてくれたので(本塁へ)返すつもりで打った。結果的にいい形になりました」。その後、二死満塁から岩田が3点三塁打を放っただけに、充実感でいっぱいだった。マートン“改心”走塁!虎将も納得「集中力あった」 (セ・リーグ、阪神4-2中日、8回戦、阪神5勝3敗、5日、甲子園)マートンが心のスイッチをようやく入れた。こんな姿を誰もがみたかった。1-1の六回。二死から三遊間を破ると、続く伊藤隼への2球目、捕手の松井雅が弾いた瞬間にスタートした。二塁を陥れ(記録は暴投)、岩田の決勝三塁打へとつなげた。 M砲は試合後、足を止めることなく、通訳が「きょうは(取材)なしでいいですか」と報道陣に断りながら、クラブハウスへ消えていった。 3日の巨人戦(東京D)後にカメラマンに対し「Stupid(ばか野郎)」と声を荒らげるなどイライラを募らせたこともあり、さまざまな思いがあったのだろう。そんなゴタゴタ劇の中でみせたアグレッシブなプレーだからこそ、和田監督も光を口にした。 「いろいろなことがあるけど、きょうに関しては“らしい集中力”があった。それができれば、ああいう走塁も随所にみられるようになってくる。それをどれだけ続けられるか」 試合前練習中には、指揮官と直接面談が行われていた。中堅フェンス沿いで、およそ10分。内容について、和田監督は「2人の話だから公言しない」としたが、その効果は確実にあった。 四回一死一塁でも遊撃内野安打を放っており、4月29日のヤクルト戦(甲子園)以来、5試合ぶりのマルチ安打。オマリー打撃コーチ補佐はフォームについて「これまでは始動が遅く、いいポイントで捕まえられてなかったが、徐々によくなっている」と目を細めた。 まだ打率は・250。本塁打0。巻き返しはここからだ。虎・ゴメス、6試合連続安打となる同点打「いいスイング」 (セ・リーグ、阪神-中日、8回戦、5日、甲子園)1点を追いかける阪神は、一回に4番のマウロ・ゴメス内野手(30)の適時打で、すぐさま追いついた。ゴメスは連続試合安打を6とした。 一回に先発・岩田が1点を献上したその裏、2番・上本が中前打で出塁すると、鳥谷の二ゴロの間に二進し二死二塁。ここで打席には5試合連続安打中と好調をキープしているゴメス。中日・山井の3球目、140キロの真っすぐを打ち返し、右前へ同点の適時打を放った。ゴメスは「外寄りのボールに対してコースに逆らわず、いいスイングで打ち返せたね」とコメントした。
May 5, 2015
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