イタリア旅行(2)



ローマ時代のミラノの中心は、現在のドゥオモ(ミラ
ノ大聖堂)のすぐ南に位置していたことが、遺跡に
よって確認されている。 ということは、2000年以
上にわたって変わらずに、市街地が連続して存在
してきたことになる。 驚くべき事である。

後期ゴシック様式の大聖堂はミラノ公、ガレアッツ
ォ・ヴィスコンティの命により1386年に着工し、そ
の後1887年まで実に500年にわたって延々と建
設が続けられたという。

教会建築としては、ヴァティカンのサン・ピエトロ大
寺院に次ぎ、幅66m、長辺157mの巨大な規模
である。 大理石による2,245の彫像と135本の
尖塔で飾られた外観には圧倒される。 最上部に
掲げられた聖母マリアの黄金像は1765~69年
に取り付けられたもので、地上高は108.5mあ
り、まさにミラノの町のシンボルである。

さて、ドゥオモ(大聖堂)の内部であるが、荘厳の
一言に尽きる。 柱も床もすべて大理石で、重い
尖塔を支える工夫が随所に見られる。 内部が
暗いこともあってか、15~16世紀に造られた
ステンドグラスが特に人目を惹きつける。
古色蒼然たるパイプオルガンが現在も音を出す
と聞いて、驚嘆するほかはない。 

当然の事ながら、フラッシュ撮影は禁止されて
いる。 三脚が欲しいところだが、写真を撮りまく
るという雰囲気ではない。 シャッター音を気にし
ながら、なんとか10数枚撮影した。

外へでると、何故か開放感を覚える。 アーケー
ド入り口の商店街はすでにクリスマス・モードで
あるが、日本ほど派手ではない。 

ドゥオモ・ミラノ
  • DSCF1009.JPG


  • DSCF1011.JPG


  • DSCF1004.JPG


※追加画像は下記をクリックして下さい。

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