貴様だってニュータイプだろうに!!劇場版II

貴様だってニュータイプだろうに!!劇場版II

●卒業●


■■■

★★★一時卒業編★★★


そして私は高校生になり
それ(ガンダム)以外の物にも興味を持ちました。

音楽・そしてバイク。
この二つが高校三年間の私を埋め尽くしていました。

当時は「アニメは子供の物」という社会通念がありましたから
「ガンダムがハンパなく好き」なんて口が裂けてもいえません。


(私)「昔さァ、ガンプラ作ったよなァ」(皆)「そうそう!朝から並んでさァ」
(私)「今考えればバカみたいだったよなァ」(皆)「ハハハハッ!!」


・・・この程度のジャブが精一杯でしたねェ。
これが、会話のなかで《ガンダム》という単語を織り込む最大限の努力です。
世の中(オモチャ業界)も、今のようにガンダムでハジケテいないし
しかたなく他の事に興味を持たなくてはいけないという
残酷なご時世でした。少なくとも私にとっては・・・

幸いバイクにはかなり引き込まれました。
皆、免許を持っていたので週末はお台場や船の科学館前に集まり
走りを楽しんでいました。
私の高校時代、お台場&船の科学館(略してフネカン)前は開発中で
建物なんか無く道路だけが完成し、走るには持って来いだったんですね。
デックスも、ビーナスフォートも勿論フジテレビだって無かった。

そんな道路だけのお台場で、アクセルを回しながらヘルメットの中で
叫びました・・・

「アムロ行きまーすッ!!」

信号待ちでバイクにまたがっている時には、頭の中でセイラさんが
ささやきました。

「あなたなら出来るわ・・・」

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そんな高校時代の夏休み。ある事件が起きました。
当然ガンダムに関した事件です。

ある意味その事件があってこそ、今の私、もっと言うと
もしかしたら今のガンダムブームがあるのかもしれないと思って
しまう程の事件でした・・・

続!









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