貴様だってニュータイプだろうに!!劇場版II

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デギンとギレンの会話




デギン 「しかしなギレン。100万の一般国民を疎開させるという事は
     これは軍人の無能を示す事だ」

ギレン 「わたくしに面と向かってよく仰る」

デギン 「ギレン! ワシとて公王制をひいた男だぞ。
     貴公の軍政の身を・・・」

ギレン 「ご覧を!」

デギン 「作戦などいい!」

ギレン 「我がジオン本国にとって、月とア・バオア・クーは最終防衛線です。
     それに対して地球連邦軍は、三つのコースから侵攻する事が考えられます。
     ここを突破されればジオンは裸同然です。
     その前にソーラシステムで侵攻する連邦軍艦隊を撃つ。

     このシステムはコロニーを使える為に、金も時間も掛からずに我がジオンの・・・」

デギン 「そこまでして勝ってどうするのだ、ギレン?」

ギレン 「サインを頂ければ幸いです。」

デギン 「やっておって今更・・・。」

ギレン 「デギン公王あってのジオン公国ですから。」

デギン 「で、どうするつもりか?」

ギレン 「せっかく減った人口です。これい以上増やさずに
     優良な人種だけを残す。それ以外に人類の永遠の
     平和は望めません。
     そしてその為にはザビ家独裁による人類のコントロールしか
     ありません。」

デギン 「貴公、知っておるか。アドルフ・ヒットラーを」

ギレン 「ヒットラー?。中世期の人物ですな。」

デギン 「ああ、独裁者でな。世界を読みきれなかった男だ。
     貴公はそのヒットラーの尻尾だな。」

ギレン 「私しが?」

デギン 「ワシはジオンの国民を、急ぎ纏める方便として公王制をひいた。
     ジオンの理想を実現する為にな。しかし・・・」

ギレン 「ヒットラーの尻尾の私しが独裁制に持ち込んだ。」

デギン 「キシリアとな。」

ギレン 「はい。絶対民主制は、連邦ごとき軟弱を生んだだけです。
     それでは人類は共食いになります。今度の戦争の様に。
     まっ、勝って見せます。ヒットラーの尻尾の戦いぶり、ご覧ください。」

デギン 「・・・ヒットラーは敗北したのだぞ。」


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