貴様だってニュータイプだろうに!!劇場版II

貴様だってニュータイプだろうに!!劇場版II

アムロとララァの交信(前半)



ララァ 「ア・ム・ロ」

アムロ 「ララァ!! ララァならなぜ戦う!」

ララァ 「シャアを傷付けるから!」

アムロ 「なに!?」

ララァ 「シャアを傷付けるいけない人!」

アムロ 「そんな馬鹿な!!」

ララァ 「その貴方の力が示している。貴方を倒さねば、シャアが死ぬ!」

アムロ 「シャア?そ、それが・・・」

ララァ 「貴方の来るのが遅すぎたのよ。」

アムロ 「遅すぎた?」

ララァ 「なぜ、なぜ今になって現れたの!? 
     なぜ、なぜなの? なぜ貴方はこうも戦えるの?
     貴方には守るべき人も守るべきモノも無いというのに!」

アムロ 「守るべきモノが無い?」

ララァ 「私には見える。貴方の中には、家族も故郷(ふるさと)も無いというのに」
アムロ 「だ、だったらどうだって言うんだっ! 守るべきモノが無くて
     戦ってはいけないのか!!」

ララァ 「それは不自然なのよ。」

アムロ 「では、ララァはなんだ?」

ララァ 「私は救ってくれた人の為に戦っているわ」

アムロ 「たった・・・それだけの為に・・・」

ララァ 「それは人の生きる為の真理よ。」

アムロ 「ではこの僕たちの出会いは何なんだ?!」

ララァ 「これは。これも運命なの?アムロ。」

アムロ 「ああ、そうだ。そうだと思う。これも運命だ。」

ララァ 「なぜ? なぜなの。これが運命だなんて酷すぎるわ。」

アムロ 「しかし。認めなくちゃいけないんだ・・・。ララァ。目を開けて」

ララァ 「そうなの?そうなのかしら? アムロの言う通りなの?」

        シャア 「ララァッ!!」
        セイラ 「アムロ!!」
        ミライ 「アムロ!! いけないわ!!」

ララァ 「でも何で、今、今になって。」

アムロ 「それが人の背負った宿命なんだろうな・・・」

        シャア 「ララァ! 奴との戯言(ざれごと)はやめろっ!!」






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