希望の綴り

翌日


早目に起き、洗濯を始めた。洗濯機を回しながら、泣いた 何でこんなになってしまったのだろう?
チビが、いるから泣いてばかりもいられなかった。
オムツの交換や、ご飯も食べさせないといけない。旦那を亡くした奥さんをするより、母親でいないといけなかった。

訪問客は、沢山来るし・・・哀しむ暇なし!
学校の先生方も来てくれた。
校長先生が「子供たちは、どうしてますか?」と聞いてくれたので、「長男が、やけにはしゃいで?」と言ったら、「悲しみの裏返しなのでしょうね?」と言われた。
小2から小3になる時の春休みだった まだ小さい男の子だった。
先生の言っていた事は、本当だった。
その日の夜、次男と長女が先に寝て、長男だけが起きていた。
突然私のひざ元で泣き始まった。あ~この子は、ちゃんとお父さんの死が、解っていたんだ! 長男には、「お父さんは、○○が、ちゃんと話が出来るようになって安心して逝ったと思うよ」後は、長女にかけた言葉と同じ事を言った。

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