希望の綴り

火葬



火葬場の人に 喪主が小さい子を抱っこしてたら役目が果たせないだろう(-_-;)という様な事を言われた。
喪主が最後に棺の窓(顔だけ見える場所)を閉めないといけない!
割り切って火葬場に行ったはずだが いざとなると閉めれなかった。
お義兄さんに「閉めないとダメだ」みたいな事を言われて
意を決して閉めた様な気がする。
その後、すぐに実姉に抱きついて泣いてしまった。

そして再び 次男を抱っこした。
棺が火葬の場所へと入る時か?職員の人がドアを閉める時か?
突然次男が チューとしてきた。普段からテレビで チューの場面があるとまねをして良く私にしてきてたが!
火葬場で 誰もそういう事は、してないのに どうしたの?と
会社の人や親戚の人がいるのに・・??と思いながらも
2歳の子がする事は、誰もとがめないだろう!実際誰も何も言わなかった。
見ていた人もいなかったかもしれない?

火葬の最中 会社の人も居たが、どうしても過労死という事が頭から離れなかった為 憎しみしかなく 話掛ける事も出来なかった。
そして、ふとさっきの次男のチューは主人だったのかなぁ~と思った。
そうしたら なんとなく気持ちが軽くなった気がした。
何を伝えたかったのかは?? 『子供達を頼むぞ』と言いたかったのか?

病気で亡くなったのでは、無いのでさぞかし骨はしっかり残っているだろうと思っていたが・・・ 粉々に砕けた骨の状態で出てきた(*_*)
ある人が 火が強すぎたのだろうと言っていたが・・・
変わり果てた主人の姿 でも子供達はしっかり骨を拾ってくれました。
箸使いが下手な長男も 頑張って拾いました。
次男は、どうしていたかな?ちょっと記憶にありません。
あんなにがっしりした体の人が こんなに小さい壷の中に入ってしまった。
でも一つの仕事が終わった様な感触をうけた私でした。

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