東大寺二月堂修二会(しゅにえ)お水取り

東大寺二月堂  修二会(しゅにえ) お水取り/お松明


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/お松明




 ◆修二会(しゅにえ)

 3月1日から3月14日まで、東大寺の二月堂で「修二会(しゅにえ)」という法要が営まれ
 ます。

 「修二会」は、一般の人々に代わり世の中の罪をすべてかぶった僧侶が、東大寺二月堂の本尊
 に集まり、苦行を実践する祈願法要です。
 もともと、旧暦2月に行われ、2月に修する法要の会として、「修二会」と呼ばれるようにな
 り、東大寺「二月堂」もこれに由来しています。

 この法要は、一般には「お水取り」とも呼ばれ、天平勝宝四年(752年)に始められたと言
 われています。
 すなわち、2007年で1256回目となり、開行以来一度も欠かされたことがない行法「不
 退の行法」です。


東大寺 お水取り.jpg


   ━ ちょっとマニアックな話 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   『二月堂縁起』には、修二会について次のように記されています。

   天平勝宝三年、東大寺の実忠和尚(じっちゅうかしょう)が、笠置寺の竜穴の奥で
   菩薩たちが行っていた行法を観て、これを地上で実行したいと天衆に頼みます。
   しかし、天上界の一昼夜は人間界では400年に相当し、時間に限りのある人間界
   で実行するのは無理だと断られてしまいます。
   それならば、「勤行(ごんぎょう)の調子を速め、千返の行道を走ることで時間を
   短縮する」と天衆を説得し、行法の伝授を得た。

   これが、千年以上も続く修二会のはじまりです。

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 ◆「お水取り」と「お松明」

 修二会の行中、3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、有名な「お水取り」が行われます。
 これは、二月堂下の閼伽井屋(若狭井戸)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(お
 こうずい)」を汲み上げる儀式です。

 そして、この行を勤める僧を練行衆(れんぎょうしゅう)と言い、彼らの道明かりとして、大
 きな松明(たいまつ)に火がともされます。
 この時分になると、多くの信者や群衆が集まり、上堂、二月堂で11本のお松明の火の粉が舞
 います。
 一般の人々にとって、この行事こそがメインイベント。
 「お水取り」・「お松明」のクライマックスです。


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 【編集後記】

 毎年この時期になると、春を呼ぶ行事として、夜の東大寺に大松明の火の粉が舞う映像をテレ
 ビで見ることができます。
 残念ながら、私は「お水取り」を見学したことがありません。
 実際に近くで見た人によると、「お松明」の火の粉の量は相当なものらしく、髪はジリジリと
 焦げ、衣服も焼けて穴があくこともあるそうです。

 今年は、私たちの罪を一身に背負って苦行する僧侶に敬意をはらいつつ、テレビの映像を拝み
 たいと思います。

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