「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2022.03.25
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​​​ヨハネス・フェルメールの住んだデルフトの生活が描かれた風景画と同時期に描かれた光を浴びた女性の肖像画を見てみましょう手書きハート

ヨハネス・フェルメール
​Johannes Vermeer​

フェルメール作 『小路』​ 1658年〜1659年​

ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer
(1632-1675)


1632年10月31日?〜1675年12月15日?(43歳没)

 Jan van der Meer van Delft
ヤン・ファン・メール・ファン・デルフト

オランダ(ネーデルランド共和国)の画家。

バロック期を代表する画家のひとり。

フェルメールの現存作品は32点〜37?点のみ。

身長=165cm〜170cm(憶測)


『窓辺で手紙を読む女』 1657年頃​

油彩 カンヴァス 83.0cmx64.5cm

ドイツ「ドレスデン国立美術館」所蔵。


左にある窓から差し込む光が、



壁にも表現されている。


光を変幻自由に描くフェルメールらしさが、

この作品以降、際立っいく


絵の手前には、

カーテンとカーテンレールが描かれている。

当時、

オランダの家庭では、

保護を目的に絵にカーテンをかけていたが、

それが画面の前に実際にあるかのように描くことで、


見る者を驚かせ、

視線を集める仕掛けとして使っている。



窓ガラスに映る女の額まで

丁寧に描かれていることにも注目したい。


ほかの作品に比べて、

見下ろしている視点であるため、

画家が立って描いたとする見方もあり、




​画家の身長​ を算出したところ

​165cm〜170cm​ だったとの結果も出ている


ヨハネス・フェルメール
​Johannes Vermeer​

​​ View of Houses in Delft,

Known as “The Little Street"

oil on vanvas,c.1660

『小路』 1658年〜1659年​


油彩 カンヴァス 53.5cmx43.5cm

オランダ「アムステルダム国立美術館」所蔵。

(現地・英文解説文)

This is an unusual painting in Vermeer's oeuvre,
これはフェルメールの絵の中で珍しい絵です。

and remarkable for its time as a portrait of ordinary houses.
この当時、普通の家を描くことは注目に値する。

The composition is as exciting as it is balanced.
構図のバランスが素晴らしいです。

The old walls with their bricks,whitewash,
レンガのある古い壁、漆喰、

and cracks are almost tangible.
亀裂はほとんど目に見えています。

The location is Vlamingstraat 40-42 in Delft,
場所は、デルフトのVlamingstraat 40-42番地です。

Vermeer's aunt Ariaentgen Claes lived in the house at the right,
フェルメールの叔母の ​Ariaentgen Claes が右の家に住んでいた。​

with her children,
彼女の子どもたちと、

from sround 1645 until her death in 1670.
1645年頃から、1670年に亡くなるまで。


ヨハネス・フェルメール
​Johannes Vermeer​

フェルメール作 『小路』​ 1658年〜1659年​




道端で遊ぶ子どもや縫物をする婦人の姿など、

穏やかな日々の生活が丁寧に描かれており、

17世紀のデルフトの街を

散策しているような気持ちにさせられる。


ヨハネス・フェルメール
​Johannes Vermeer​

フェルメール作 『小路』​ 1658年〜1659年​


描いた場所は特定させられていないが、

一説によると、

1982年に取り壊された

デルフト市内のある建物がこの絵にそっくりだという。


(現地・解説文には住所まで明らかになっていますが。)


『デルフトの眺望』1659-60

​ハーグ・マウリッツハイス美術館 96.5cmx115.7cm


『デルフトの眺望』 とともに、

2点しか残されていない 【風景画】のうちの一枚 です


フェルメールの『小路』に描かれた風景は、


当時のネーデルラント・・・

現在のオランダとベルギーを含む地域を旅していると

フェルメールの『小路』を思い出します


オランダ・アムステルダムの・・・


レンブラントの家を見ると・・・



窓と緑の戸板までが、まったく同じですよね〜



これは、フェルメールよりも26歳年上のレンブラントの家ですが・・・



屋根の形は、違います


むしろベルギーの方が階段屋根が多かったようです。


(参考文献:朝日新聞出版/フェルメールへの招待より)
(写真撮影:ほしのきらり)


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最終更新日  2022.03.25 10:28:43
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