~怪我~




今日の午後部、5:10で切り上げた。病院へ行くため。
体育館を出る時、みんながいる部活が最後かもしれないって思ったら、
胸が苦しかった。。。。
「この怪我のせいで私は大会へ出れない。」
大会が2日前と迫った今、もうこのことは明確にハッキリしていた。
一礼をして、私は体育館を後にした。
バレーボールの音が響く中――・・・

そして私は「さぁ~病院へ」というカンジで校門へ出る。
母が迎えにきてくれた。
母は私が来たことに気付く。 
「・・・・・・――お母さん」
私は、ゆっくりとお母さんの元へ歩み寄った。
お母さんも私のほうへと車を・・・・・。
と、思うのもつかの間・・・・





「どかっっっっっ!!!!」




おかあが溝(みぞ)に落ちやがった。






「・・・・・・っっっ!!!」

私はビックリして言葉をうしなった。
バックしてくるからユーターンでもするのかなぁ~?と思ったら、
落ちるんだもん。
それでも、おかあは笑っていたよ。
私に満面の笑みを見せてニッコニコしていたさ。
簡単に溝からぬけれたからいいものの、
あのまま抜け出せなかったらどうするつもりだったのやら・・・・。
その後、母が笑顔でこう言いました。



「や~!簡単に登れてとかったよー!!」




           ホントだよ・・・・・。

さぁって、 この話、信じるか信じないかはあなた次第。


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