婚前の約束「離婚時の慰謝料」
結婚時に交わした「離婚しても慰謝料は請求しない」という約束の拘束力
婚姻が成立する当然の前提として、当事者間に婚姻をするいしがなければならないとしている。
婚姻意思とは「無期限に夫婦関係を成立させる意思」と解釈する。
条件付きや期限を設けることは許されない。
「一方的に相手が別れたいといったら、無条件で相手はそれに従う」という
内容の約束はその条件付きということになる。
しかし、たとえ条件つきであっても、結婚しよういう当事者の意思は有効なので
条件のない婚姻として認められる。
本件のような取り決めを念書にしていても、結婚前の念書は無効であることを前提に考えなければならない。
【離婚の原因になった側は慰謝料は支払わなければならない】
念書が無効でアル以上その存在をタテにとって慰謝料の支払いを拒否することはできない。
そのうえで離婚の原因となった側に当然慰謝料を支払う必要がある。
ただし、このような念書があるために夫婦が勝手気ままに過ごしてきて
相手側にも問題があるとなれば直接離婚のひきがねになった側だけが
慰謝料を支払うことにはならないだろう。
ただし、この場合でも念書はの存在は無効である。
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