ローズ・デウィット・ブカター
「私には自分の一生が、まるでもう終わってしまった出来事のように全て見通せてしまう……決して終わることなく繰り返されるパーティーに舞踏会、ヨット競争にポロの試合、いつも同じ偏狭な人達の、いつも同じ空疎なおしゃべり。私は断崖の上に独りで立ち尽くしているのに、誰も引き戻してくれない、気にも止めてくれない……いえ、気づいてさえくれない。そんな風に感じるの」
ケイト・ウィンスレット（ローズ・デウィット・ブカター）
ピーター・ジャクソンの「乙女の祈り」で、自分同様に感受性の強い級友への激しい感情からやがて殺人を犯す思春期の少女を演じて、各国で高い評価を受けた。アン・リーの「いつか晴れた日に」ではエマ・トンプソンと共演、気性の激しい妹マリアンヌ役でその才能を再び強く印象づけ、96年にはSAG及びBAFTAの各助演女優賞を受賞すると同時に、アカデミー賞にもノミネートされた。その後も、マイケル・ウィンターボトムの「日陰のふたり」では繊細さと強い信念を合わせ持つスー・ブライドヘッドを、ケネス・ブラナー版「ハムレット」では運命に翻弄されるオフェリアを、それぞれ見事に演じて絶賛された。現在はインディペンデント系の新作"Hideous Kinky"をモロッコで撮影中。
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