極めて個人的な外界との繋がり

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雪村抱月

雪村抱月

June 12, 2005
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 約半年間、日記を書く事を、止めていた。その間に劇的に変わった事が幾つもあって、私自身はもとより、周りはもっと驚いている。


 半年前、それまでの世界観なり何なり、私を形作っていた物差しに、激震が走った。その原因は、この約6ヶ月の間に、私は将来を伴にしようとしたい人を見つけた事。それから、自分のやりたい事をどうしても譲れなかったので、転職する事になった(来月から新しい職場に移る)。最後は、勢い終の棲家まで見つけたから、今更ながら、よくもやったものだ、と思って苦笑する。なんらやる気がしないが、仕事では時間に追われ、流され、自分を見失わないようにする為に必死だった昨年の今頃とは、随分違っている。

 軽い鬱病は、快復している。まだ完治したとは言い難いと医者は言っているし、私自身がその事を自覚しているけれども、空が晴れていたらそれはそれで悲しく、曇っていたらうんざりして、雨が降っていたら泣き出したくなるような、要するにどうしてもマイナスに傾いていく精神状況からは、脱出した。

 だからこそ・・・なのだが、色んな因子が絡み合って相乗効果を成して、事象として私は、世界に色がある事を思い出し、自分は何をしたかったかを思い出した。仕事の合間の転職活動は、私にいろんな人に逢わせてくれた。三ヶ月くらいで終るだろうと、根拠もなく高を括っていたが、結局半年近く掛かった。もっとも年度末・年度始めの決算期は、事務所に縛り付けられていたが。
 先週末、運命的なものを感じると言っても良いほどの結果が、舞い込んできた。元々学校を卒業する時、ぜひとも行きたい会社に、この7月から行く事になった。5年越しに思いが適ったというと、ちょっと大袈裟だと思う。確かに就職活動をしていた時は、この会社から採用通知が来なかった事を、ずいぶん気にして落ち込んでいたけれども、今の事務所に入ってからは、そう日々思いを募らせていたわけでもない。「巨人の清原みたいだ」と誰かが言っていたけれども、それほどのものでもない・・・と思う。

 全く違う世界に飛び込む期待と楽しみがあるけれども、不安はまだ実感しない。もっと具体的なアクションがあってから、たぶん不安を感じると思う。切羽詰らない今では、それは想像の域を出ない。勤まるかどうかは、無責任のようだけれども、やってみないと判らない事である。それは、会社側も私も承知で合意に達した。互いにリスクを背負う事を選んだ。私は彼らの期待に応えたいし、彼らも期待して、私のような素人を採った。期待に応えることが出来なければ、私がその仕事に合わなかった事を意味するわけだし、会社としては私をクビにするまでのことである。
 ともかく、これまでよりもずっと必死になれる環境だというのは、揺ぎ無い。自ら選んだ道の責任を転嫁する事は出来ない。崖縁に立って、さて落ちない様にするための手段を考えている所である。

 半年の激動は、残りの半年にも余震を与え続けると思う。少なくとも、向こう一年間は、歓喜、悲鳴、驚き、落胆、尽力の日々が待っている。


 日記は、これから書けるときに書いて行こうと思う。日々の変化を自分の変化を。






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Last updated  June 12, 2005 07:02:45 PM
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