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カテゴリ: 娘の不登校
今日の夕方にアップした日記は

個人攻撃になってしまった感があるので
一部変更しました。

今後はこういう事のないように注意します。





●ある集まりの会の感想●


ある不登校児の親の集まりに行った
感想を書きます。

ここに書いたものか悩みましたが



挨拶をされた方が、
料理を作っている最中にうっかり指を切った事を
「自傷行為」と言った事がひどく引っ掛かりました。

生きるために止むに止まれぬ思いで
自分の身体を傷付けずにはおれない程
追い詰められた人が手首や腕や首を切るのと、

うっかり怪我した事を
同じレベルで並べる事は
認識が甘過ぎるのではないかと思いました。


その思いをここに書くのはためらわれました。

でも、子供たちが生きるためにどれほど必死なのかを

後々気まずくなるかもしれない事を覚悟で
今日は書きました。


教育関係者だけではなく
世界中の大人が本気で考えて欲しいです。

生きるために闘わざるを得なくて


死ぬに死ねない、
生きるに生きれない、
行き場所がない、
居場所がない、
助けてもらえない子達。


注目して欲しくても出来ない。
同情してもらえない。
もうどうしようもなくて
心の傷を自分で見なくちゃいけなかったんじゃないかと
そう思います。



実は私も高校2年の時にリストカットしました。
人前では笑っていた16歳でした。

誰にも言えない。
誰も助けてくれない。

辛い事ばかりが降りかかって来て
友達にも裏切られ
どうして良いか分からなくなって
私は自分の心の傷を目に見えるものとして
確認せずにはいられませんでした。

どんなに頑張っても
誰も認めてくれない。

利用ばっりされて、
私が傷つく所を見て喜ぶ友達が
ワザと罠をかけて来た。

辛い気持ちを誰にもぶつけられない。
自分で慰めるしかない。
自分で助けるしかない。
生きていかなくちゃいけない。


泣きながら右手に安全カミソリを持ち、
左手首を力を入れて切りましたが
これが情け無いほど切れないんです。

何しろ安全カミソリですから。

惨めな気持ちと裏腹の間抜けな展開。
二箇所、三箇所と切りつけても
血が少し滴るくらいでした。


でも、自分の手首に付いた見える傷と血を見て
とても慰められた記憶があります。

「ああ、自分はこんなに傷ついている。
私の心は血を流すほどに傷ついている」

そう思って納得しました。
自分の心の傷を自分で確認して
さあ、これからはこの傷を頼りに
生きて行こうと思いました。


その時の血を拭いたガーゼを宝物にしました。
いつも見えるように、
本棚の上の皿に入れて置きました。

その後も惨めで悔しくて逃げ場がなくなった時に
リストカットをしました。

確か半年くらいの間に3度くらい切りました。
右手首も切りつけました。

自分で「痛ましい自分」と思いました。
誰にも慰めてもらえず、
同情してもらえないので、
自分で慰めと同情を与えました。


その血を拭いたガーゼを大事に眺めていたのに
ある日、母が勝手に「ゴミだ」と言って捨てていました。

自分を支える物だったのに。
人の気持ちなんか思いやりもしない母が
私の思惑なんか知るわけも無く
知っていても捨てたかもしれないけれど、
捨てられてしまって
ひどく心細くなりました。


夏の玄関先にやって来た
美しいウスバカゲロウも宝物として
同じ皿に乗せていました。

時々日にかざして
虹色に光る羽を眺めていたのに
それも母に捨てられました。

その頃に、
私は母に対して希望を持つ事を止めました。
そして外に出て行きました。

外にしか行きようが無かったのです。
そして不良と言われました。


泣きながら毎日を過ごしていた高校生時代。

後に仙台の大学に行き、
寮生活をしました。

22歳の頃、
仙台の人から「ぶりっ子」と言われました。

山形では「不良」で
仙台では「ぶりっ子」。

人の見る所なんていい加減です。
何を見ているのだろう?
どこを見ているのだろう?


だから自分がしっかり見ていないと
すぐに間違ってしまいます。

私は間違ってしまったのですが。


そんな私でも今は色んな事が見えて来て
何が大事かも少しずつ分かるようになりました。

だからリストカットする子達の苦しみが
どうしようも無い様が
良く分かってしまうのです。

それで怪我を「自傷行為」と笑いながら言った事に対して
ひどく心が反応したのでした。

責めると言うのではなく、これを期に
リストカットをしないと生きられない子達の思いを
本気で考えて欲しいと思いました。

もしも挨拶をした方がこれを読んで
気を悪くされたらゴメンナサイ。

でも出来たら本気で考えて頂きたいです。
笑って言う事ではないと思います。

私はあれから30年以上経った今でさえ
あの頃の事を思い出すと
淋しさに身を焦がし、
孤独感と惨めさとどうしようもない怒りを抱えて
泣くしかなかった思いが沸き立って来ます。

あれは笑いながら言う事ではないと思います。
やっと出しているSOSなんです。

本人は大した事無いよと笑っていても
心は泣いているのです。



リスカをせずにはいられない子達の元に
幾らかでも私の愛が届きますように。








・注 人によって事情や感情や思いは違います。
   ここに書いたのは私の経験です。
   詳しくは下に記したHPを参考にしていただければ幸いです。
   これはごく一部なんですが。


参考HP

★自傷とは★
http://homepage3.nifty.com/~mariko/jisho1.htm

★自傷行為関連英語学★
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/selfcut_english.htm

★自傷行為~自分を傷つける行為と心理~★
http://www.osaka-c.ed.jp/matsubara/kadai/26ki/kadair30.htm







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Last updated  January 27, 2006 09:20:12 PM
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