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テーマ: 本日の1冊(3751)
カテゴリ:
「湖底の家」  スチュアート・ウッズ
矢野浩三郎[訳]  文春文庫

湖底の家

(幾ら探しても画像が無いので
 自分で写真を撮ったため反射しました)



●ストーリー
新聞社を辞めて、生活に頓挫しかかっていたハウエルは
エリック・サザーランドが創り上げた美しいダム湖の町
にやって来た。フライドチキンで成功を収めたラートン

事だった。ピューリッツァー賞を取った事のあるハウエ
ルにとってゴーストライターになると言う事は、それま
での記者生活や自尊心を捨てる事になってしまう。
なかなか仕事に没頭できないでいる所に、この湖の底に
沈む村や以前の谷の住人達の謎めいた話が入って来て、
思わず謎解きに奔走してしまうハウエル。
訪ねた先の保安官事務所で、名前を変えて事務員として
働いている駆け出しの記者のスコッティに出会い、彼女
が保安官の麻薬取引を追い駆けている事を知る。
そしてハウエルが住み付いた丸太小屋には怪奇な現象が
次々と起きる。



スチュアート・ウッズの小説は「警察署長」が有名だが、
私はこの「湖底の家」の2作後に書かれた「パリンドロー
ム」がとても印象深くて特別な小説として心に残っている。
ウッズの作品は何冊が読んだが、作品毎にイメージが随
分違っている。この話は現実と幻影とが交差して、謎め

々な事が絡み合い、驚くほどに繋がっていた。なんと悲
しくも哀れな話しだろうか。そのくせ読後感は爽やかで
この事件でそれまでの生活に見切りを付けて新生活に漕
ぎ出していくハウエルのその後の生活を応援したくなっ
た。まあ、凄まじい絡み具合があまりにも上手く解決し
た事がハッピーエンドと言えるのか、都合が良すぎると
言えるのか。
ハウエルは良いけれど、これから先にスッティは徐々に
神経を蝕まれて行くのではないかと思わずにいられない。
でも、あっという間に読み終わらせる強い力を持った、
読み応えのある一冊だった。
ああ~~~~充実感!面白かった!!!
星三つ!(_≧Д≦)ノ彡☆




パリンドローム
注:パリンドロームとは 回文 の事。











もう一冊読んだのだが、
昨日の大掃除でどっかに行ってしまったのだ。。。ヽ(。_゜)ノ









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Last updated  August 4, 2006 03:08:05 AM コメント(8) | コメントを書く


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