ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Comments

ふゆゆん @ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ うっかりしておりました。 どうやら一般人…

Favorite Blog

映画『タイタニック』 New! あけみ・さん

端渓硯 New! pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん
December 24, 2022
XML
カテゴリ:
『博士を殺した数式』ノヴァ・ジェイコブス著
-The Last Equation of Isaac Severy-
原題直訳:「アイザック・セヴェリーの最後の式」
高里ひろ=訳 早川書房 2020年6月15日発行


博士を殺した数式 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ノヴァ・ジェイコブス ] ​​
【中古】 博士を殺した数式 / ノヴァ・ジェイコブス, 高里 ひろ / 早川書房 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】

〈著者紹介〉
カリフォルニア州ロサンゼルス在住の作家。

アカデミーが主宰するニコル脚本フェローシップも受け取る。
2018年に発表された本作は、著者デビュー作でありながら、
〈ウォールストリート・ジャーナル〉で2018年度のベスト
・ミステリーズに選出、2019年度のアメリカ探偵作家クラブ
賞最優秀新人賞にもノミネートされ、今後の活躍に注目が集
まる作家である。


■あらすじ
シアトルで潰れかけの書店を営むヘイゼルのもとに、
養祖父のアイザック・セヴリーが自殺したとの知らせが届く。
ところがヘイゼル宛ての遺書には、天才数学者であるアイザックが
命を狙われていて、極秘の”方程式”をある人物に届けてほしい

理系が苦手なヘイゼルに、なぜ遺書は託されたのか。
数学の世界に放り込まれた素人探偵が方程式をめぐる殺人事件に
翻弄されつつ、祖父の死の真相に迫る暗号謎解きミステリ。


■感想(ネタバレ注意)

気楽に読めて面白かった~♪

天才養祖父(血縁はなし)から託された手紙を基に、
幼い頃や家を出るまでの思い出を辿り、少しずつ謎に迫って行く様子が
まあちょっとどうして解けたのかはよく理解できなかったけれど、
思い出をヒントに謎解きの視点で人を見たり、思い出を紐解いたり、
自分の書店の事で苦しみながら頑張ったヘイゼルには拍手を送りたい。

さて、読後一か月半が経って、ちゃんと感想を書こうと思ったら、
なんと犯人や細かいディティールが思い出せない(笑)
バックにどんな陰謀や利得が絡んでいたかはあちこち思い出して来た。
でもヘイゼルがどうやって謎を解いたのか思い出せない(笑)

幼い頃に最悪な環境から兄と共に養護施設に行き、里親から虐待され、
最悪の中で里親の両親に引き取られてようやく平和が訪れたヘイゼル。
30歳で書店オーナーになっている事が凄い。
働いていた書店オーナーの遺産を引き受けたんだったかなー。
書店経営の苦しみを恋人に打ち明けられず、
店の奥で寝泊まりしていたヘイゼル。
人を頼るのが上手じゃない。

恐怖の対象である里親が刑務所から出所する事を
妹に言い出せずに抱え込む兄グレゴリー。
グレゴリーは妹よりもっと人を頼れない頑張り屋の刑事。
出自や虐待された苦しみを、グレゴリーが全部一人で背負っていたのが気の毒。
ヘイゼルはグレゴリーの苦しみを理解できたのだろうか?

全体的に粘着性や陰湿さはなくて、湿度の低いカラリとした読後感。
数学がふんだんに使われているが、数学に詳しくなくてもなんとなく
からくりが分かるように書いてある。

BSプレミアムで「リーマン予想」「abc予想」「ポアンカレ予想」等々の
数学と数学者の番組を、分からないなりに観ている
因数分解・連立方程式・証明問題(あくまでも中学生くらいの)が
大好きだった私には数学がらみと言うだけでワクワクしながら読んだ♪

ラストの上手く行き過ぎ感があるけど、苦しみ苛まれた分だけ
ヘイゼルには幸せになって欲しいのは共感できる。
これが最悪ラストだったら印象が全く違ってしまうから、
これで良かったとしておこう。
最期にお兄ちゃんについて一言欲しかったなぁ。
ああ、事件の最中の精神状態が沢山出て来るのに、
終結してからがあっさりしていたために
何か腑に落ちていないものがあるのかもしれない。

全体的に、虐待されていた主人公と兄の割には
強烈な苦しみは残らない、読みやすい話だった。
うーん、好きな人がお祖父ちゃんとお兄ちゃんくらいのせいか、
他の人の人間性が見えて来ないので、特別な一冊ではなかった。
欲を言えば、幼い頃に虐待を受けた人が養祖父母に癒されたとしても
こんなにさっぱりと生きられるのだろうかと感じていて、
終わり方にもうひとつ深みが欲しかったかなあ。

米で2018年3月に出たばかりの本で、2019年のエドガー賞にノミネートされ
た若い女性作家なれば、これからが期待大。
今の所はこれ一冊しか出ていない。



-2022年9月中旬読了-





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 24, 2022 11:39:15 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: