薬草2

ホグワーツ校非指定教科書


薬草 Herb 1


マンドレイク Mandrake
性  男
惑星 水星  Marcury
元素 火  Fire
神性 ヘカテー女神、ハトホル神
効用 防護、豊饒、財産、愛、健康
    家の戸棚にマンドレイクの根があれば、家を保護し、豊かに繁栄させます。
    寝ているときにベッドのベッドボードに吊るせば愛を引き寄せ、病気を小さくし、守り癒してくれます。
    マンドレイクのあるところ、悪魔の居場所はありません。
    根は悪魔を払うのに有効です。
    地面から抜かれる際に悲鳴を上げこれを聞くと死に至るとされます。
    犬などに抜かせたと伝えられています。

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特徴
古代のアラブ人、ゲルマン人はマンドラゴラという小さな男の悪霊がこの植物に住んでいると信じた。
その為、マンドレイクはマンドラゴラと呼ばれることもある。

エピソード
マンドレイクは人が近づくと縮み、それに触れると命取りになる。
これを引き抜こうすると叫び声をあげ、それを聞いた者は死ぬ。
そのため引き抜く際には、マンドレイクの周囲だけを掘り、犬と草を結んでその場を去る。
すると犬は主人を追いかけようとして草を引き抜き、そして死ぬ。
この犬の死は、マンドレイクに悪霊よけの力を付与すると言われる。

植物
有毒、多年生、ナス科。
薬草にも毒草にもなる。
根本が二またに分かれていて、人間のような姿をしている。
雌雄の区別があり、雄は逆ハート型の、雌は丸いオレンジの実をつける。


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ミント Mint Angelica
性  男
惑星 水星  Marcury
元素 風  Air
神性 プルートーン(冥界の神)、ヘカテー女神
効用 財産、性欲、健康、旅行、悪魔払い、防護
    ミンとは霊薬や混合薬として、ヒーリングに効きます。
    頭痛の時、頭に新鮮な葉をこすりつけると良いです。
    手首にミントを巻くと病気をしないとされています。
    旅行の魔法に用いたり、性欲を引き出すのに使います。
    邪悪な場所から逃れるのに、ミントの新芽と塩水を混ぜた物を使います。
    新鮮なミントは、祭壇に良き精霊を召喚するのにも用います。


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ライラック Lilac
性  女
惑星 金星  Venus
元素 水  Water
効用 悪魔払い、防護
    ライラックの植えてある所や、広がっている場所は、邪や不吉を祓います。
    更に、ニューイングランドのライラックは財産を邪から守ります。
    新鮮な花は家幽霊などを追い払う事が出来ます。


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ローズ Rose
性  女
惑星 金星  Venus
元素 水  Water
神性 ハトホル神、エロース神、キューピット、イシス神、アドニス、デーメーテル神霊気
効用 愛、霊力、ヒーリング、愛の占い、幸福、防護
    薔薇は愛の霊薬として用いられ、花の群生は特に感情に作用します。
    薔薇の花冠は、愛の魔法に用いられ、一輪の花は、祭壇の花瓶に入れて愛の魔法に使われます。

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特徴
ローズは「香りの女王」と呼ばれるほど、美しく高級感に満ち溢れたエレガントな香りがします。
古くから女性を魅了し続けてきたローズの香りは、
数あるエッセンシャルオイルの中で最も美しく、最も魅惑的なものと言ってよいでしょう。
「女王」の名前で呼ばれることが示唆する通り、アロマテラピーにおける精神面、身体面、美容面に対する特性も、
「最も女性的な領域」において強く作用します。
ローズ・アブソリュートはキャベッジローズ(Rosa Centifolia)から溶剤抽出法で得られるもので、
水蒸気蒸留法でダマスクローズ(Rosa damascena)より抽出されるものはローズオットーと呼ばれます。
ローズオットーがほぼ無色であるのに対し、ローズ・アブソリュートは美しく透き通るような赤色をしています。
アロマテラピーでお肌のマッサージに使う場合は、ローズオットーのほうがローズアブソリュートよりも好まれますが、
香りの面ではローズ・アブソリュートのほうが優れていると評価されます。
また、催淫作用と殺菌特性においても、ローズアブソリュートのほうがより勝っています。
ローズは極めて複雑な成分構成を持っています。
わかっているだけで300以上の成分が含まれており、
それらがエッセンシャルオイル(精油)全体の86パーセント程度を占めています。
残り約14パーセントは極めて多数の微量成分からなっており、この複合的な組成が、
ローズの優れた特性に関して極めて重要な役割を果たしていると考えられています。
精神面においては、悲嘆、嫉妬、恨み、激しい心の落ち込みなど
あらゆるネガティブな感情を癒す強い力があると考えられています。
人間関係の破綻によるショック、挫折による自信の喪失など、強い心理的ストレスに直面したときにも、
ローズ・アブソリュートの美しい香りは、あなたを優しく包み込んで癒してくれます。
女性の美しさに関わる面でも、ローズ・アブソリュートは優れた特性を発揮します。
ローズのエッセンシャルオイル(精油)を配合した高級化粧品がたくさんあるのもこのためです。
高価ですが、ごく少量でも十分に効果が期待できますので、低濃度で大切にキャリアオイルに希釈して使ってください。
お肌に対する効果と同時に、素晴らしい香りが至福のリラクゼーションをもたらしてくれます。
肌のタイプ、年齢を問わず使うことができるのも、優れた点の一つです。
ローズ・アブソリュートは、身体面においてもやはり「女性的な領域」において優れた特性を発揮します。
生殖器官に対して作用すると言われ、女性のリズムを整えるのを助け、
女性特有の様々なつらさや問題に際してあなたを優しくサポートしてくれます。
作用とてもが穏やかなこともローズ・アブソリュートの特長の一つです。
子供に対しても安心して使え、精神的に落ち着きのない子供に対しては、
芳香浴やアロマバス、マッサージで使用することもできます。
(但し、3才未満のお子様へのマッサージは控えてください。)
美しい香りのローズは、催淫作用を持っているとされるエッセンシャルオイル(精油)の一つでもあります。
ベッドルームの雰囲気作りにも使ってみてください。
ローズはこのように極めて優れた特性を持ちますが、
残念なことに偽和が容易にできるエッセンシャルオイル(精油)でもあります。
世界中で生産されている量より、化粧品業界や香料業界において消費、
使用されいる「ローズオイル」の総量が上回っており、
まがい物が「100%のローズオイル」として不当に流通している証拠となっています。
偽和は、共通の成分が含まれ、香りが似ているゼラニウムやパルマローザなどと混ぜ合わせるか、
もしくはそれらのエッセンシャルオイル(精油)から特定の成分を分離して加える方法で行われるのが通常です。
さらに酷い場合は、まったくの合成物質を加えてより安価に偽者の「ローズオイル」が作られています。
巧妙に作られたまがい物のローズオイルは、見分けるのが難しく、販売業者自身もそうとは知らずに
「100%のローズオイル」として販売しているケースが残念ながらあります。
100%のローズ・アブソリュートはローズオットーよりは融点は高いですが、やはり低温になると確実に固形化します。
もし冷蔵庫に入れても、固まらず液体のままであった場合は、極めて疑わしいと考えて間違いありません。
こうしたまがい物には残念ながら本物のローズオイルの持つ治療特性は一切期待できません。
低温で固まったオイルは、掌で温めて液体に戻してください。
他の多くのエッセンシャルオイル(精油)と異なり劣化しにくいオイルで、長期間品質が安定しています。
*正確には、溶剤抽出法で生産するオイルは「エッセンシャルオイル」ではなく「アブソリュート」です。
日本語では、アブソリュートも「エッセンシャルオイル」と呼ばれることが多いですが、英語では両者は区別されています。

エピソード
ローズ・アブソリュートはバラの花から溶剤抽出法で抽出されるものです。
ローズオットーの場合、水蒸気蒸留の際に熱が加わりますが、溶剤抽出法は熱が発生しないため、
一般にアブソリュートのほうがより優れた香りオイルが得られるとされています。
生産コスト的にもアブソリュートのほうが勝っているため、香水産業では広く使用されています。
ローズオットーをバラの花から水蒸気蒸留により抽出する方法は、
10世紀のペルシア(現在のイラン)の医師で偉大な科学者でもあった、アウィケンナ(イブン・シーナ)が
錬金術の実験をしている過程で偶然発見したと考えられています。
これが最初の水蒸気蒸留によるエッセンシャルオイル(精油)の抽出であったと言われることがありますが、
実際には蒸留に使われた可能性のある器具類が古い遺構からも発掘されており、
より以前から原始的な水蒸気蒸留が行われていたようです。
しかしながら、アウィンケナによって水蒸気蒸留の方法が確立され、当時のアラビア世界に広まった後、
ヨーロッパへも伝わって盛んに行われるようになったのは確かなところです。
中世のヨーロッパでは、ローズオットーは「不老長寿の妙薬」「若返りの薬」として扱われており、
特に肌を若々しく保つために、貴族の間で愛用されていました。
現在でも、高級化粧品や石鹸、香水、その他芳香商品の原料として広く利用されています。
但し、そうした商品の中には、実際には本物のローズオイルではなくパルマローザやゼラニウムなどで
偽和されたものが使用されているケースがあります。
アロマテラピーに使用する場合と異なり、香料として工業製品の原料用に使われるエッセンシャルオイル(精油)は、
必ずしも純度や真正が問われない場合もあることが、紛い物の「ローズオイル」が流通する背景にあります。
こうした100%真正でないものが、アロマテラピー用のものとして流通してしまうことがあるため、注意が必要です。

植物
ローズ・アブソリュートの抽出されるキャベッジローズ(Rosa damascena)は、モロッコとフランスが主産地です。
トゲのある落葉少低木で、香りと同様に美しいお馴染みの花を5月から6月にかけて咲かせます。
キャベッジローズはダマスクローズに比べて花弁の数が多く、
キャベツのようにも見えることからこの名前がついています。
太陽の光があたると、含まれているエッセンシャルオイル(精油)分が気化してしまうため、
原料となるバラの花は、最もオイルの含有量が高くなる早朝に花を摘み取られます。
ローズオットーの抽出されるダマスクローズ(Rosa damascena)は、ほとんどが ブルガリア、トルコで生産されていますが、
百年の栽培の歴史を持つブルガリア産出のローズオットーが最高品質のものとして有名です。
トゲのある落葉少低木で、香りと同様に美しいお馴染みの花を5月から6月にかけて咲かせます。
ダマスクローズは、キャベッジローズに比べて花弁の数が少ないのが特徴です。
太陽の光があたると、花に含まれているエッセンシャルオイル(精油)分が気化してしまうため、
最もオイルの含有量が高くなる早朝に花を摘み取り、すぐに水蒸気蒸留にかけられます。
こうすることで収油量を最大にすることができます。
1kgのエッセンシャルオイル(精油)を水蒸気蒸留で抽出するのに、約5000kgものバラの花が必要です。
1滴を得るのに、約50本の花が必要という計算になります。


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