ユずのぺぇじ

ユずのぺぇじ

麻帆良バレンタインDey


 「あっ、ネギくん起きたえ?おはよ」
 「はい、おはようございます。木乃香さん」 
 「はい、ネギくんコレ・・」
 ネギは、木乃香から四角い、包みを貰った。
 「? 何ですか?これ?」
 「アリャ?知らへんの?今日はバレンタインやえ」
 「あっ、バレンタインですか。僕、魔法学校に通っている間おじいちゃんの 別荘に一人だったから、すっかり忘れてました。ところで、明
 日菜さんは?」
 「んー、明日菜は日直の仕事があるってさっき出てったえ。それよりネギくん、朝ごはんスクランブルエッグと、目玉焼きどっちがええ?」
 「あ、じゃあ・・・目玉焼きでお願いします」

             ー※ー※ー※ー

 「はい、ネギくん。イタリアン風目玉焼きブレックファーストおまちどー」
 「パク、 ん、美味しいです」
 木乃香は机に頬杖をつき、ニヤケながらネギが食べるのを見ていた。
 「ふふふ」
 「? どうしたんですか?」
 「ネギくん今日は大変やなぁ」
 「? どうしてですか?」
 「いや、ネギくんモテるから今日は持ちきれへんほどチョコもろうから」
 「えっ、いや、そんな・・僕そんなにモテませんよ!」
 ネギは、顔を赤くして少し怒りながら反論した。
 「やー、ネギ君がおこったぁ」
 「っ。もぉ、からかわないで下さいよぉ」 
 「それよりネギ君。急がな遅刻するえ」
 「へ? ・・・・ もう、こんな時間ですか!?急がないと、まだ歯も磨い てないし・・・」
 「ネギくぅん早くぅ~」
 「あわわわわわわ。ちょ、ちょっと待って下さい」

             -※-※-※- 

 玄関でネギは木乃香と別れると、ネギは、職員室に向かった。
 「ふぅ、間に合った」
 に取りに行った。
 「おはよう、ネギくん。職員会議に遅刻ギリギリだぞ?」
 「あっ、タカミチおはよう。タカミチはチョコいくつ貰った?」
 「それは秘密さ。それよりそろそろ会議が始まるぞ」
 「あっ、そうだった。それじゃあ、タカミチ」
 そういうと、ネギは自分の席に座った。

             -※-※-※-

 「そんなわけで皆の衆、今日も1日頑張ってくれたまえ」
 学園長の長ったらしい・・・もとい、ありがたいお話を最後に、職員会議は終わった。
 「さて、ホームルームの後は自分のクラスで授業だし、教科書とかも持ってこうかな?」
 そうつぶやくと、ネギは教科書やら、何やらをまとめて持って、席を立った。
 「ネギ先生」
 「あっ、シズナ先生、おはようございます」
 「はい。コレ」
 ネギは、シズナ先生からチョコを貰った。
 「あ、ありがとうございます」
 「ふふふ、今日も授業頑張ってくださいね」
 「あっ、はい」
             -※-※-※-

 「えと、今日は特にやる事ないし、ホームルームは適当に静かに読書でもしてもらうかな・・・?」
 そう言いながらネギは、ドアに手をかけた。
 ガラ・・・・
 「「「「「ネェーーギくぅーん」」」」
 「あゎゎゎゎ、何ですか!?」
 「ハイ、チョコ」
 「あっ、ありがとうございます。まき絵さん」
 「「「ネギくぅーん、コッチもー」」」
 「ありがとうございます。アキラさん、桜子さん、柿崎さん、釘宮さん、美空さん、明石さん、亜子さん。」
 バン!!!
 「わっ、いいんちょ、何?」 
 「ネギ先生、この先生の銅像型のチョコをぜひ」
 「わぁぁ、スゴイですねありがとうございます」
 「ところでネギくん」
 「はい、何でしょう?」
 「何で次英語なのに、先生の仕事の書類持ってきてるの?」
 「へっ?・・・・・あっ、間違えました。あの、とってくるので静かに待ってて下さい」
 そう言うとネギは走って教室から出て行った。
 「ネギくーん。早くねぇ~」





                                                        <続く(?)>

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: