発達相談



発達に偏りと遅れがあって、発育も悪いこと。
たくさんの子どもを見てきたけれど、Bの遅れと偏りは、個人差の範囲内とは思えないこと。
専門家の診断を受けたほうが、この先の伸びがいいと思うこと。

「今ならまだ間に合うと思うのよ。市の発達相談にでかけてみたら?」

私もBを育ててきて、普通じゃないなと思うことだらけでしたが、検診や相談では「様子を見てください」でずっと終わっていました。今度はどうかな?とでかけた発達相談でも、やはり同じでした。

集団にいるときには適応の悪さが際立つBも、親と一緒に静かな部屋で大人と面談する時には、比較的落ち着いています。パニックも起こさないし静かなものです。

親が教えこんだので、簡単な挨拶もします。言われたことに返事もします。

面談の結果はやはり
「年の離れた末っ子ですし、ご家庭にお年寄りが多いですね。甘やかしてしまうことも多いんじゃないですか?もう少し様子を見て、変わったことがあったら来てください。」

変わったこと?気がむいたら一日中でも水を見ていて平気な子、言われなければ自分から食事もしない子、ちょっとした変化にも敏感で、極端に睡眠時間が短くて、気に入らないことが起きるときいきいわめいてなかなか落ち着かない子のどこが変わってないというのかわからなかったけれど、それ以上ここにいても仕方がないので、それきり行きませんでした。

小児科の主治医(専門は内科です)も検診の担当医も、発達相談の担当者もBを「問題なし」と判断しましたが、Bの行動や発達は素人の私が見ても十分おかしなものでした。

Bはアスペルガーじゃないかな?そんな気がしてきたのはその頃でした。

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