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なまけもものさとり方

なまけもののさとり方

                     ~タデウス・ゴラス著~(地湧社出版・山川紘矢・亜希子訳)


 どんなことを考えていようと、そんなことを考えている自分を愛してあげてください。愛するという気持ちがどういうものかわからなければそれをわからない自分を愛すればいいのです。


 心配したければ勝手に心配してもかまいません。でも、今のあなたの状態を愛せるようにならないと、あなたは今より高い状態にいくことはできないのです。


 今のあなたの状態になにも悪いところや、間違ったところはありません。単に
それは私たちに与えられている無限の可能性のうちの一つに、たまたまあなたがいる、ということだけなのです。


 現に自分がやっていることや考えていることを否定したり、批判したりそれに抵抗したりしないことです。それを超えれば良いのです。


 スペースであるということは、すべてのことを十分に意識しようと、すっかりオープンになって準備ができている状態のことなのです。


 さとりとは、現在の私たちの意識の限界を少しでも広げる体験のことです。完全なさとりとは、私たちは無限の存在であること、宇宙全体が生命をもっていることを知るということなのです。


 何かが分かった時には、それ以外のことについて自分は無知であるということを認めるということです。神聖な使命感を持ったならば、その裏側の罪とともに生き、その責任を受け入れて行くということなのです。

 愛が最も気高く、最も神聖な行為であるのは、愛がその中に常に愛でないもので包み込んでいるからです。


 どうすれば喜びとエクスタシーを永遠に続けて行けるかを、音楽は私たちに教えてくれています。どうしてそうなるかと言えば、私たちが惚状態を手放したくないと思っているからです。しかし、音楽を例えにとれば、次の音を聞くために、今鳴っている音を放してやれば、バイブレーションは刻々と変化して行き、私たちの喜びはずっと続いていくのです。

 あなたがネガティブな考え方に抵抗すると、たとえそれを自分の意識の中に持こまないように努力しても、それはあなたの人生に実現してしまうのです。人間は誰でも、今このままで完全なのだということを、肝に銘じてください。どんな意識のレベルでも、それぞれ完全で完成していて、どこかを変えなければならない理由は一つもないのです。


 この世が美しく安全な場所に見えるとすれば、あなたのバイブレーションはとも細かいのです。もし、世界が陰気で退屈で恐ろしいところに思えるならば、あなたのバイブレーションは粗いのです。ですから、あなたはバイブレーションの粗い自分を、もっと愛してあげる必要があるというわけです。


 あなたの目の前に悪いことが生じた時は、それから目をそらさずにできる限り、そのことをよく見てください。その出来事とともにあることが大切なのです。





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