今が生死

今が生死

2007.06.20
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カテゴリ: 付き合い

花言葉は「耐える愛」「移り気」である。
今日は信念を変えざるを得ない場合もあることについ書く。

私はアフリカのハンセン病等の人達のお役に立ちたいと思って医師になった。ところが、卒業後は研修医制度や、自分の勇気のなさなどで、その思いを実現できないできた。

しかし定年を契機にいろいろなしがらみから解かれ、いよいよ自分の思っていた進路に進みたいと思った。勇気も湧いてきた。しかし家族から猛烈に反対された。もとより自分一人でここまでこれた訳ではないので、お世話になった人とか、家族の意向を無視して自分勝手な行動はできないと思っていた。

家内と話し合ったが、私がかっこうをつけて英雄気取りでそんなことを言っているのではないことは理解してくれたが、体力のない私がアフリカ等の奥地で死んでしまうのではないかと心配して反対した。手書きハート

私としてはのたれ死んでも本望だと思っていたが、そうなれば家族を路頭に迷わせ苦しませることは目に見えているで、自分さえよければいいと出発するわけにはいかないと思った。

丁度そのころ骨髄バンクの話を聞いた。腎臓や角膜は死んだら提供することに登録しているが、骨髄は生きてる時に入院してかなり痛い思いをして骨髄に何箇所も針をさして骨髄を吸引するので、怖くて登録していなかった。

でもアフリカに行くと思えばなんでもないことだと思い、登録することにしたが、年齢制限があり、55歳までなので、提供することは出来なかった。

スマイル

アフリカも骨髄もだめなら国内の僻地でいいと思った。国内なら家族を説得できると思った。でもイザその場所を決めるとなると意外に難しく、情報を集めたりしていたがオファーがない所にのこのこ行く訳にも行かない。そんな時、県内のある病院からオッファーがあった。

アフリカではなく、それほどの僻地ではないかもしれない。しかし今まで心の変遷をしてきたことは無駄ではないと思う。その気持ちを新しい病院で発揮していこうと思っている。





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Last updated  2007.06.20 17:00:52 コメント(6) | コメントを書く


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