今が生死

今が生死

2008.11.11
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カテゴリ: 健康
介護施設に入っているお年寄りが、3人ほど相次いで高熱が持続しているとのことで、入院してきた。夜になると38度以上の発熱があるという。

検査してみたら、3人とも、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルス、EBウイルスのいずれか、または複数のウイルスが感染していた。高熱というとインフルエンザを考えるが、インフルエンザはいずれも陰性であった。

EBウイルスは伝染性単核症を発症し、高熱、リンパ腺腫脹、肝機能障害などが特徴で、キスなどで感染するため若者に多いとされてきたが、高齢者にも見られた。

ウイルス感染は発熱と同時に気道感染を併発することが多く、肺炎なども併発していたので、抗生物質の点滴などをしながら経過をみていたら、3日ぐらいで解熱して、明日一人が退院し、残りの人も近く退院の予定である。

発熱は、本人は勿論、家族も、医者も、看護師も大いに悩まされる症状だが、その原因として、これらのウイルスが関与していることが分かったことは、今後の診療に大いに役立つと思われた。





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Last updated  2008.11.11 20:44:49
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