今、日米で首長選びが白熱化している。日本では9月の総裁選で新しい首相が決まる。現職の岸田首相が立候補するか否か不透明だがいずれにしても新しい総裁が選ばれる。
アメリカでは共和党のトランプ氏が各種の世論調査で現大統領のバイデン氏を3.1%引き離していてトランプ氏勝利の可能性が高まっていた。しかしバイデン氏が民主党候補を辞退して副大統領のハリス氏にバトンを渡してからハリス氏が追い上げており、今は1.2%位の差に縮まっている。トランプ氏は男性や白人に人気が高く50%以上の支持率を誇っている。ハリス氏は女性や黒人、ヒスパニックに人気が高く50%以上の指示を集めている。年齢層では45歳以上は50%以上がトランプ氏、18歳から29歳の若い層はハリス氏59%支持となっており、30~44歳でもハリス氏49%、トランプ氏45%とハリス氏は若者に人気があり、トランプ氏は45歳以上の年齢層に支持されている。
ハリス氏は、「私達はどのような国に住みたいのか、自由と思いやり、法の支配がある国か、それとも混乱と恐怖、憎悪の国か」をずっと問いかけている。
混乱と恐怖、憎悪はトランプ政権になると予想されることで、アメリカを野蛮国にする可能性がある。トランプ氏はアメリカファーストで世界政治の中でアメリカが有利になるような政策を推し進めていくことが予想される。一国の大統領なので自分の国が有利になるような政策を行うことは当然としても、周りの世界情勢をみながら他国の利益も配慮して世界平和に貢献していくことが求められるが、トランプ氏の視点は自国の利益に傾いており、世界のリーダー的役割が求められているアメリカ大統領には相応しくないと考えられる。トランプ氏の当選を阻止するべく、アメリカの常識派が大結集することを望んでいる。
あと3か月しかないが、民主党ハリス氏が大健闘して巻き返すことを祈っている。
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