今が生死

今が生死

2025.12.01
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カテゴリ: 野菜作り
庭の一角にある畑で穫れた大根

それまで野菜つくりを指導してくれていた義兄が3月に亡くなってしまい自分達だけで9月のお彼岸の頃スコップで土を耕し、白菜の苗を植え、大根の種を播いた。毎日水を遣りながら見守ってきたら、大根が芽を出し葉が茂ってきた。でも見た所大根の根はまだ細く、食べられる状況ではないと思っていたが、一昨日、妻から「関西に住んでいる息子のお嫁さんの誕生日に色々な菓子や漬物、煮物などを箱に詰めて送ってやるので、大根を抜いてみて」と言われた。とても送ってやれるものではないと思ったが試しに抜いてみたらこんなに立派に育っていた。妻は早速箱に入れようとしたが他のものが沢山詰まっていて思ったより大きくなっていた大根はそのままの形では入らず小さく切って甘漬物にして袋に入れて送った。その漬物を私もお相伴させて頂いたがかなり美味しかった。
義兄が直接野菜を作ってくれたり、コーチしてくれた頃は野菜が育つのは当然のことのように思っていたが、自分達だけで作るとなると、まともに生えてくるだろうか、実るだろうかという思いにいつも駆られてきた。
今度このように立派な大根を見て、自然の力の偉大さを思った。未熟者が種を播いても、うろ覚えの義兄の教えのように耕し、肥料をやれば、こんなに立派な大根が実るのだなと思った。
私達は今下り坂の人生を歩んでいるが、大根や白菜を見ると生き生きと登り坂で輝いている。若くてはちきれんばかりの白菜や大根の生気を頂いて、萎びた細胞に活気を与えようと思った。





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Last updated  2025.12.01 22:53:10 コメント(3) | コメントを書く
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