いなかの猫の天邪鬼部屋

第1話

OnAir~シーズン2・第1話~


*駅での再会の後~終わらない夜~


#一緒にソウルに戻る車の中で...

ギョンミン : (運転中)... ごめん。

ヨンウン : (ギョンミンを眺める)

ギョンミン : 君を泣かせた事。

ヨンウン : ...(マンションの前での、ギョンミン母と自分との関係がギョンミンに知られた時の事を思い浮かべて) あれは...。

ギョンミン : (ヨンウンの手をそっと握って) .......

ヨンウン : ....(ギョンミンを眺める)

ギョンミン :...愛してる。

ヨンウン : (涙を浮かべてむせび泣く) .....

ギョンミン : (ヨンウンをそっと見てつぶやく) ...また泣かせちまったな...


#仕事部屋

(門を開けて入って来るギョンミンとヨンウン。)

ギョンミン : 入らなくてもいい?(ヨンウンを見て) せっかくここに来たけど。

ヨンウン : (驚いて) あ、でも...私は置いて行くものがあるから入るのよ。あなたは..

ギョンミン : 俺は、置いて行くものはないから。探しに来たものはあるけど。

ヨンウン : ?

ギョンミン : (ヨンウンの手を取って引き寄せる) 君を探していた時、何度ここに来たか分からない。 君を見付けたらきっとここに連れて来ようと思ったけど...。(ヨンウンの顔をじっと見て) 今日は本当に中に入らないから...( ヨンウンの唇に軽くキス)...

ヨンウン : (幸せそうに涙を浮かべ、少ししてからギョンミンを離して) ..優しいんだから。

ギョンミン : (ヨンウンをじっと見て微笑んで) 俺は...自分を徹底した人間だと思ってたんだけどな。

ヨンウン : それって...?(顔を赤らめる)

(ギョンミン、指でヨンウンの顔をゆっくりと撫でる。キス。)

ギョンミン : (ヨンウンの目を見て) ...今逃げないという事は、君も俺と同じ事を考えていると思っていいか?

ヨンウン : .......(視線を逸らして) もし私が逃げても...結局はまた探しに来るんでしょ?....(笑顔)

ギョンミン : (一緒に笑顔になり、それから明るく笑う)


#寝室

(ベッドの上に並んで横になった二人。ギョンミンが腕にヨンウンを包んでいる。)

ヨンウン : (ギョンミンを見て) どうやって探したの?私を。

ギョンミン : (ヨンウンを見て笑顔) わざとらしいな。辛い愛を慰めるためにどこへ行くだろうか?ソ・ヨンウンはドラマ作家だからドラマの通りにすると思ったんだ。そうやって考えると、君の空々しい構成にも取り柄はあったという事だな。

ヨンウン : (可愛く目を泳がせて) もう。私をいじめてるの?

ギョンミン : (微笑んで) うん。

ヨンウン : (あっけない)...

ギョンミン : (愛らしく温かくヨンウンを見る) 他の男には、その空々しさを見せるなよ。俺にだけ見せろ。

ヨンウン : あのね、私は元々そんな常套的な人間じゃないのよ。

ギョンミン : 分かってるよ。それなのに、どうしてそんな常套的な場所へ行ったんだろうな。

ヨンウン : どういう意味?

ギョンミン : (ヨンウンを静かに眺めて) 俺に見付かりたかったんだろう?もし俺がそこに行かなかったら...どれほど自分ががっかりするだろうかと思って...

ヨンウン : (真顔で) ないわよ、そんな事は、

(ギョンミン、ヨンウンにキス)

ギョンミン : ありがとう。そこにいてくれて.. すぐに見付かるようにしてくれて..

ヨンウン : (微笑んで)...その通りだわ。もしかすると ...あなたが来るまでそこで待っていたかもしれない。ありがとう、すぐに見付けてくれて...

(再び長いキス ....................)

窓の外が徐々に明るくなって...........





(原作出処: sonkhj1116さんのブログ


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