いなかの猫の天邪鬼部屋

ソ・ギョンア - モナコの女王

ソ・ギョンア - モナコの女王

'キム・シン'を心から愛していたが、ある瞬間、彼との幸福は悲しい夢になってしまった。
'シン'の家の崩落を見て彼を救うために極端な選択をする。自分を滅ぼしてでも'シン'を救うために選んだ道に立ち、'シン'の借金をひそかに返してやり、彼に決別を宣言する。そして違う生活の中で特異な人物'チェ・ドウ'に会う事になる。'ドウ'と'シン'の幾重にも重なった運命の歯車をついぞ知らないまま、彼女は二人の男の人生から除く事の出来ない女人になる。


世界の全ての男達が笑わせようとする女、男達の世界に渡って行く!

崩れた白狐の幸福
ソ・ギョンアは動物に比喩しようとすると、白狐に該当する。狐は比較的悪だくみをしてずる賢い人物に比喩する時、主に出て来る動物だ。
だが、ソ・ギョンアはそうではなかった。初期の彼女はむしろ狐より兎が似合うようだった。恋人キム・シンをいびったり怒ったりしていたが、彼を心から心配し、愛していた。
だが、キム・シンの家族がギョーザ波動によって崩落すると、やはり彼女とキム・シンとの仲は悪化する。
そうするうちに、キム・シンが放送局で騒動を繰り広げて刑務所に入って行く事になり、キム・シンの家族は私債業者を避けてどこかに引っ越してしまう。

自ら花柳界に飛び込む
ソ・ギョンアはキム・シンの家族を訪ねて歩き回り、遂に彼らがどこにいるのか知るようになる。だが、彼女は知らないうちに私債業者達をキム・シンの家族達に案内する事になった。
これに対する責任感のためだったのだろうか?ギョンアは私債業者に、キム・シンが負った借金はいくらかと言い、自分が返すと言う。
汚なくて悪い女になってもいいから金持ちの女になると言い、その過程でソ・ギョンアは刑務所にいるキム・シンを訪ねて行き、もう違う世界で生きると彼に別れを告げる。
こうして兎の姿を持っていたソ・ギョンアは、白い心に傷を負い、白い狐になって自ら闇の世界に渡って行った。

キム・シンとチェ・ドウ、二人の男の間の女
テンプロの世界で働き、ソ・ギョンアは出所したキム・シンと会う事になる。だが、彼女は以前キム・シンが知っていた純粋だったギョンアではなく、もう金の味を知り、この世界が好きになってしまったギョンアだった。ソ・ギョンアはこの世界が好きだと言い、彼に去る事を要求するが、依然として愛していた感情が残っていたため、彼に涙を見せる。
彼のギョンアだったし、今もそうなのにキム・シンが去った後、ソ・ギョンアは別の男チェ・ドウと出会う。キム・シンとは全く違う男、内面が全く透けて見えないような男、そんな彼にソ・ギョンアは少しずつ引き付けられるのを感じる。
だが、キム・シンとチェ・ドウは互いに敵で、ソ・ギョンアは不本意なまま二人の男の間の運命の渦に襲われた。

王妃でなく女王になろうとするギョンア
チェ・ドウと近付いて行く彼女は彼の一番弟子になり、株式界に目覚め、卓越した能力を発揮する。これによりチェ・ドウは彼女を事業パートナーに置こうと考える。もし自分が王で王国があったら彼の隣に似会う'王妃'はソ・ギョンアだと。
だが、ソ・ギョンアは決して王妃では満足しない女だった。彼女は'女王'が良かった。チェ・ドウをはじめとするどの男にも支配されず、世界を持ちたかった。
そうしたわけで、ソ・ギョンアはチェ・ドウの事業パートナーになり、彼女がエースに居た居酒屋のCEOになり、結局はチェ・ドウの妻になり、彼の新しい王国ネオモナコの王妃になる。

辛い真実、愛で彼を昇華する
チェ・ドウと結婚したソ・ギョンアは、チェ会長の執事として働いているキム・シンの兄嫁と偶然会う事になる。そして、彼女からチェ・ドウがキム・シンの家族に何をしたのかを聞く。キム・シンと本当に愛し合っていた時、彼女が花柳界に飛び込む前の純粋だった時、キム・シンをはじめとし自分もこんなふうに滅ぼされた元凶がまさにチェ・ドウだという事を知った彼女は、無念の涙を流す。
そして、彼女は一時、本当に一時、チェ・ドウが自ら崩れてしまう事だけを望む。そして、彼が居る王の座を占有し、自分が女王になろうとする。
だが、過去に一度真の愛を失っている彼女だ。
ひょっとすると彼女には無心で妹ウンスにだけ精神を降り注いでいたかもしれないチェ・ドウだったが、ソ・ギョンアはキム・シンに続いて彼を本当に愛していたのかもしれない。
彼女はチェ・ドウが警察に殺人未遂罪で追われる渦中にも会社を取りまとめる果断な姿を見せ、後には受け取られない彼の携帯電話に対して話す。自分があなたを愛していた事を知らないのかと…


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