　簿記検定は、日商(１～４級)、全経(上級、１～４級)、全商(１～３級)の３つがあります。これに、国家試験(受験科目)としての公認会計士試験と税理士試験があります。
日商とは、日本商工会議所主催で、全経とは、全国経理学校協会主催、全商とは、全国商業高等学校協会主催です。
主催者の違いにより、レベルも相当違います。大体、次のようになります。

種　類　と　レ　ベ　ル

レベル/
種類

レベル
１

レベル
２

レベル
３

レベル
４

レベル
１０

レベル
５０

日商

４級

―――

３級

―――

２級

１級

全経

４級

３級

―――

２級

１級

上級

全商

―――

３級

―――

２級

１級

―――

科目と
程　度

初　歩
商業簿記

入　門
商業簿記

個人商店
商業簿記

会社会計
商業簿記

会　　計
(２級は商
業簿記)
工業簿記

商業簿記
会計学
工業簿記
原価計算

指導時間

3H*3日

3H*5日

3H*10日

3H*20日
各１０日

3H*4ヶ月
最低時間

学習時間

3H*3日

3H*5日

3H*10日

3H*20日
各１０日

3H*6ヶ月
最低時間

合格の
必要性

無い

受験料
が高い

出題傾向が
一定なので
最も合格
しやすい

簿記の
基本資格
２級が上位
１級２科目

難しい
資　格

時間や
状況

ここは最大 3H*10日で、これ以降は
下の級の時間を加算していきます。

税理士
受験資格

(注) 指導時間は、結構ハイレベルですが、学習時間は、それぞれの能力により異なりますが、教わった事をその日のうちに必ず全部学習するだけです。

上記表のレベルは、階段に例えてあります。繋がっている所は、それほど差は無く、つまずきも少ないでが、差が大きい所は、それだけ大きく、つまずきも大変多くあります。
日商３級から日商２級に進んで、これに合格し、さらに日商１級に進んで、つまずく方が多いですので、この表を十分研究してください。
公認会計士試験と税理士試験は、大学卒業程度ですので、レベル５０の日商１級と全経上級と同じですが、税理士試験は、科目合格制で、原価計算を含みません。
試験時間も、それぞれこれら検定とは異なりますので、量も多いです。

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