容疑者室井慎次

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2006/07/17

総合点：４０点
ＨＴ点：

踊る大捜査線シリーズの劇場版番外編２作目となる作品です。
本編で、主人公青島刑事と名コンビ(?)の警視庁・室井管理官が、自分の指揮した事件でのミスを訴えられ、容疑者となってしまうお話です。

これまで、この作品以外にも主人公青島刑事が出演しない番外編として、テレビでのスペシャル（内田有紀出演の作品)がありましたが、それとあわせて、正直いってこの作品も駄作に近いと思います。（交渉人真下正義は見ていないのでは分かりません）

ただ内田有紀出演作品とは違い、こちらは劇場版。
沢山予算もあるだろうに。。。作りが安っぽいです。
車中でのシーン。。。窓からの映像は明らかにはめ込んだ映像です。。。
劇中出てくる新宿の町は全てセット・・・無駄遣いですね。
他にお金をかけるところはあったでしょ。。。

警察署の前には、ドラム缶２本で焚き火。
荒れた署内に、蹴ったら出てくる自販機、まるでダウンタウンにいるような容疑者の数々。
おいおい舞台は新宿だよ。日本だよ。
色々意識して作ったでしょうが、そんな新宿見たことないです。逆に違和感。

肝心のストーリーですが、今までの「踊る」のものとは展開がかなり違います。
傷つきながら勇気で事件を解決するのではなく、派手なアクションもなく、地味に室井管理官を取り巻く弁護士と弁護士の争い。
どちらかというと、テレビドラマ「HERO」のような感じです。
っといっても、「HERO」の方が全然面白い。
別にこのシリーズに派手なアクションは期待をしておりませんが、最後の最後での感動も今ひとつ。。。
でも、ちょっと「踊る」シリーズを意識して、事件より自分の地位を優先する官僚の争いや、室井管理官を取り巻く友情なんかもありますが、逆にそれが違和感。。。
単純に弁護士と弁護士の争いでよかった気がします。(それじゃ「踊る」関係ないか^^;)

サウンドはDTSでしたが。。。あまり感じなかったですね。

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