緋ノ月 -■■衝動-

緋ノ月 -■■衝動-

淡雪


『淡雪』


綺麗な淡色の雪が舞う。
全てが空に堕ちていく夜。

泣き出しそうな笑顔で言ったよネ。
“僕が君を殺すから、君が僕を殺して。”
君は泣きながら笑って。

二人は並んで横になって
血塗れの手と手を重ね
もぅ言葉にならない言葉で…。


桜の下、二人だけの誓い。

“またネ。”


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