inti-solのブログ

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2024.10.23
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カテゴリ: 政治
自民に危機感、石破首相「悪夢のような民主党政権」と安倍氏が多用のフレーズで野党批判


演説内容も野党批判が色濃くなっている。首相は22日、愛知県豊田市での演説で「悪夢のような民主党政権と言うが、あの頃のことを覚えている人は随分減った」と指摘。同県小牧市での街頭演説では「あんな人たちにこの国を任せるわけにはいかん」とボルテージを上げた。
「悪夢のような民主党政権」のフレーズは、安倍元首相が多用したことで知られる。小泉選対委員長は栃木県小山市で「無責任な野党に政権を渡すわけにはいかない」と強調した。~

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石破は「党内野党」的な立ち位置の時期には、安倍の「悪夢のような民主党政権」というフレーズに批判めていことを言っていたこともありましたが、いざ自分が首相になったら、何も違わないことを言い出しているわけです。
自民党の総裁選に立候補した有力候補の中では、石破は比較的マシな部類だったと私は思いますけど、所詮は「自民党の有力者の中では」という注釈付きの「比較的マシ」に過ぎなかったわけです。極右ネトウヨ層という自民党にとっての「上得意」が喜ぶようなフレーズがあって、それを並べ立てて彼らに媚を売らなければ勝てそうにない、というわけです。
まあ、所詮は自民党の中の有力者、馬脚を現したなという感じです。

民主党政権がいろいろな面で期待外れだったことは私も賛同しますが、「悪夢」とまで言えるものだったかというのは、私は極めて疑問です。が、そこはひとまず措いて、一番の問題は、与党という地位、首相という地位は評論家ではない、ということです。12年も前の政権をどう評価するか、なんてことよりも、今、自分たちが何をやってきた、何をやっていくか、の方がよほど大事でしょう。
民主党政権が悪夢だったと、(私には異論はあるけれど)それはいいでしょう。じゃあ、今の自民党政権は悪夢じゃはないんですか?

石破は「悪夢の民主党」の根拠として普天間基地移設問題への迷走と、東日本大震災に対する対応の遅れを指摘したそうです。
確かに、普天間基地移設問題で、「最低でも県外」を反故にした民主党政権には強い不満はあります。しかし、最初から一心不乱に辺野古への移設を強行する自民党が、より良いとは、私にはそれ以上に思えません。
東日本大震災にしても、確かに民主党政権の対応がベストだったとは言いません。しかし、では自公政権のコロナ対応は、過去の政権を悪しざまに言えるほど非のない立派なものだったのか?ということも、ちょっとは考えてみたらどうなのかって思います。右往左往しませんでしたか?対応が後手後手に回ったり、チグハグなことをやったり、結果的に無駄なことをやったりして、国民の不満が激増したりしませんでしたか?

というわけで、こういうことはお互い様、どの党が与党であろうが、完全無欠のベストの対応なんて無理だ、という程度の自制はしたらどうなんだろうと思ってしまいます。いや、個別に小さい話をすれば、コロナの時、腹に据えかねたことはいっぱいありましたけどね、それを今持ち出しても、くらいのことは、私だって思います。

そして、なんと言っても物価高騰、円安、止まらぬ少子高齢化、裏金、モリカケ桜・・・・、12年前の、3年しか続かなかった政権の失敗をあげつらうなら、それ以外の期間ずっと政権を担当してきた自分たちの、今の政権運営が悪夢じゃないかどうかを振り返ったらどうなんだ、と思うばかりです。





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最終更新日  2024.10.23 19:00:09
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